1月の三ノ沢岳
- GPS
- 06:50
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 598m
- 下り
- 572m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トラバース多いので注意。 新雪・アイスバーン・モナカ・ややザラメと雪質は様々。 |
写真
感想
駒ヶ根ロープウェイを使って木曽駒に登ると、どうしても目に入ってくる、三ノ沢岳のかっこいい姿。いつか登ると決心し、夏、残雪期(4月)と登ってイメージをつかみました。冬期はロープウェイの下り最終が15:55となり時間との勝負です。自分の体力・技術では日帰りは難しいと思い、千畳敷ホテルの冬期プランを使って日の出とともにスタートすることにしました。
前日、上りの最終ロープウェイに乗る客は自分含めて3人だけです。なぜかダブルストックを持ってきたのですが、当日朝になって、使う場所無いじゃん、と気づいてホテルに置いてきた。
・極楽平まで
極楽平まではサギダルの頭よりにコースをとるのが良いようですが、身体が楽な方に流れてしまい、気が付くと夏道よりに登ってしまいます。修正しながら、雪庇をさけていきます。半分くらいはアイスバーン。ここ数日はまとまった積雪が無いとはいえ雪崩リスクはゼロではないので注意しながら。斜面上部はピッケルをしっかり刺し、アイゼンの前爪を使いました。
・三ノ沢カール〜2676m地点
三ノ沢カールは、春は山スキーで賑わっていましたが、今は雪が少ない上にガリガリです。できる限りショートカットで稼ぎたいところですが傾斜にビビり、意識的に迂回するよう歩きました。その先のナイフリッジは春のイメージでそのまま通過しようと思ったのですが早々に断念、岩場の下をトラバースしてきます。こちらはこちらで緊張感ありましたが、アイゼンへの荷重と3点支持を守ればなんとかいける。三ノ沢側に滑落するなら、上松側よりはいいか?と甘いことを考えながら。
・2676m地点〜ケルン
ナイフリッジ以降も連続してトラバースです。技術のある人なら雪稜を辿れるのかな?
・ケルン上部
アイスバーン気味のガチガチ雪面。アイゼンは効きます。転倒したら気持ちいいくらい滑っていきそう。
・頂上稜線
比較的歩きやすい雪面です。ニセピーク手前に急斜面がありますが、ここを辿るのは危険と判断し左へトラバースし直登気味にニセピークを巻く。
・頂上
さすがに春と比べて視界がよく、知っている限りの山が見えます。数日前だと思われる独標尾根側からのトレースがありました。そのまま独標尾根を降りられたのでしょう。頂上から見ると、恐ろしそうなリッジが並んでいます。とても無理だな・・あれは。
・下山〜ナイフリッジ
下りのトラバースは、怖い。何の保証にもなりませんが自分のトレースがある分だけ少し心強い。
・三ノ沢カール〜極楽平
午後になり日が当たってもアイスバーンは変わらず。アイゼンのすべての爪に体重をかけていきます。
・千畳敷へ下降
意外とここで苦戦。アイゼンの刺さる雪面を探してキョロキョロ。前向きで降りるのは恐ろしく、後ろ向きでなんとかクリア。
今年も例によって雪が少なく、厳冬期という感じがしなかったのですが1-2月に三ノ沢岳に登るという目標はクリア。とても充実した登山となりました。帰りは健康ランドで飲みまくり一人祝杯。
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