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Yamareco

記録ID: 1076262
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

編笠山。下見に行くもあっさり挫ける

2017年03月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:26
距離
9.3km
登り
1,199m
下り
1,195m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:55
休憩
0:29
合計
6:24
6:09
6:10
11
6:21
6:21
38
6:59
6:59
164
9:43
10:08
73
11:21
11:22
24
11:46
11:46
11
11:57
11:57
15
12:14
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
葛西IC 3:10頃 → 高井戸 3:30頃 → 小淵沢IC 5:10頃 → 富士見高原スキー場P 5:30頃

富士見高原スキー場Pまで凍結や雪はなし(降雪状況で変わるのでご確認を)

登山者用駐車場は、スキー場を右手に見ながら登っていき、富士見高原ゴルフ場入口すぐ手前の左側にある(B-2駐車場)

駐車場にトイレはないが、スキー場のトイレが1カ所登山者用に開放されている。駐車場入り口の案内板に書いてある
コース状況/
危険箇所等
編笠山は蓼科山に似ている。八ヶ岳連峰の北端と南端にありながら、標高も山のあり様も似ている。ひたすら登ってひたすら下る山だ。頂上直下まで急登が続き、樹林帯を行く。樹林帯を抜けると風が吹き付け、岩の登山道を上がっていく(編笠山の方が岩が多く登りずらい)。頂上の展望はすこぶる良い点も似ている

駐車場〜杯流し:
駐車場から富士見高原ゴルフ場の入り口を右に進む。しばらく行くと登山道入り口があり登山ポストがある(私はコンパスで届け出)。さらに進むと、林道と3回クロスしながら登山道を進む。比較的緩やかな登りを進むと、杯流しの沢へ下る。このすぐ手前で、西岳ルートへ進む分岐が左に進む。足元を見て登っていると、自然とこちらに行ってしまう。杯流しまでは分岐がいくつかあるので注意が必要

杯流し〜樹林帯終わり:
杯流しを過ぎると雪面の下が凍っている。チェーンアイゼンや軽アイゼンの装着が安全。樹林帯を行くと雪が深くなる。この日は降雪の後のようでトレースが消えていた。途中で本格的アイゼンを付け、それにワカンを装着したが、結果的にはチェーンアイゼンのままでよかった。赤リボンを頼りに進む。結構な急登になるが、迷うとか危険な箇所はない。ワカンは急登で外した

樹林帯終わり〜山頂:
大きな岩のゴーロ帯が続く。軽アイゼンや本格的なアイゼンだと歩きにくい。チェーンアイゼンが歩きやすいと思う。私は12本爪のアイゼンで歩いたが、登りも下りも気を使った

山頂〜青年小屋:
この日はトレースが消えていた。ルートが思い出せず、適当に進んでみたが、膝やその上まで踏み抜いた。その先の岩ゴロを考えると・・・、心が挫け即ピストンに変更決定(笑)なお、下山途中で避難小屋あるいはテン泊の多くの方とスライドしたので、3月4日の日曜日はトレースがしっかりあるでしょう
その他周辺情報 コンビニ:
東京方面からの場合、小淵沢ICを下りてすぐにセブン、そのすぐ後にローソンがある。それ以外はない

日帰り温泉:今回は道の駅で土産物を買う予定があったので延命の湯を利用。もみの湯に似た鉄分を含んだ温泉(循環)
八峯苑・鹿の湯:600円、0266-66-2131、10時−21:45、
スキー場のすぐ横にあり便利
http://happoen.jp/hotspa/higaeri.html

延命の湯:市外820円、0551-36-6111、10時−23時。道の駅こぶちざわの一番奥にある
http://www.spatio.jp/hotspring/

もみの湯:500円(17時以降300円)、0266-74-1729、10時−21:30、
http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html

チーズケーキ:
家族が好きなので八ヶ岳チーズケーキ工房でチーズケーキを購入
http://www.tsuguya-hd.com/a4chirasi/tool-yatsugatake/
「道の駅こぶちざわ」のすぐ近く。ローソンの隣り
杯流しで間違えた場所。左へ登る道は西岳のルートへ行く道。真っ直ぐ進んで沢へ下りる
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杯流しで間違えた場所。左へ登る道は西岳のルートへ行く道。真っ直ぐ進んで沢へ下りる
杯流しへ下るとすぐにこの標識がある。これに出会わなければ道間違い
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杯流しへ下るとすぐにこの標識がある。これに出会わなければ道間違い
いい天気です。先行者とは抜きつ抜かれつ。このすぐ前に先頭のカップルがいて、新雪にトレースを付けてくれた
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いい天気です。先行者とは抜きつ抜かれつ。このすぐ前に先頭のカップルがいて、新雪にトレースを付けてくれた
振り返って南プス。左から千丈、甲斐駒、北岳。今年南アに行きたい
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振り返って南プス。左から千丈、甲斐駒、北岳。今年南アに行きたい
樹林帯を抜け岩の世界に。終始先頭を行ってくれた仲の良いカップル。見習わなくては
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樹林帯を抜け岩の世界に。終始先頭を行ってくれた仲の良いカップル。見習わなくては
御嶽は薄い。肉眼ではもっとクリアだった
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御嶽は薄い。肉眼ではもっとクリアだった
富士も同じ
入笠山の奥に中ア
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入笠山の奥に中ア
言われなくても頑張ります
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言われなくても頑張ります
あと少し。この少し先にダッシュの看板が
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あと少し。この少し先にダッシュの看板が
編笠山頂に到着。左から阿弥陀、中岳、赤岳。標柱の右にギボシ、権現
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編笠山頂に到着。左から阿弥陀、中岳、赤岳。標柱の右にギボシ、権現
もう一つの山頂標柱。2524mが痛ましい
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もう一つの山頂標柱。2524mが痛ましい
ベールに包まれたようでちょっと残念
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ベールに包まれたようでちょっと残念
阿弥陀、中岳、赤岳の美しいライン。中岳の奥に横岳
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阿弥陀、中岳、赤岳の美しいライン。中岳の奥に横岳
ギボシと権現岳。吊り尾根が何とも言えない。吊り尾根の右に権現小屋も見える
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ギボシと権現岳。吊り尾根が何とも言えない。吊り尾根の右に権現小屋も見える
権現と小屋のアップ
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権現と小屋のアップ
実はギボシへのアプローチを下見に来た
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実はギボシへのアプローチを下見に来た
こちらから見ると、ギボシ山頂直下のトラバースはとても一歩が踏み出せそうにない。尾根を行くにもどうすりゃいいんだ?
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こちらから見ると、ギボシ山頂直下のトラバースはとても一歩が踏み出せそうにない。尾根を行くにもどうすりゃいいんだ?
赤岳へのアプローチも大変そうだ
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赤岳へのアプローチも大変そうだ
阿弥陀。冬季はこちら側のアクセスは厳しいな
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阿弥陀。冬季はこちら側のアクセスは厳しいな
中岳の奥に横岳
こちらは東西天狗
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こちらは東西天狗
2週間前に登った蓼科山
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2週間前に登った蓼科山
これを眺められたことで良しとしよう
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これを眺められたことで良しとしよう
青年小屋へはトレースなし。ちょっと進んでみたが、膝上まで踏み抜く。西岳周回はあっさり諦める
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青年小屋へはトレースなし。ちょっと進んでみたが、膝上まで踏み抜く。西岳周回はあっさり諦める
風は比較的マイルドだが、さっさと下りる
風は比較的マイルドだが、さっさと下りる
1900mまで一気に下りる。100mごとに標識がある
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1900mまで一気に下りる。100mごとに標識がある
富士見高原ゴルフコース入口。登山道入り口は右手の道へ進む
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富士見高原ゴルフコース入口。登山道入り口は右手の道へ進む
そのすぐ下に登山者用駐車場。写真中央左奥は鋸岳と甲斐駒。さぁ、温泉につかって帰ろう
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そのすぐ下に登山者用駐車場。写真中央左奥は鋸岳と甲斐駒。さぁ、温泉につかって帰ろう

感想

行きたい山は数あれど、どこもイマイチの天気。晴れ予想の八ヶ岳に出かける。これで3回連続八ヶ岳。1か月前に赤岳から硫黄へ周回、2週間前には北端の蓼科山へ、そして今回は南端の編笠山

キレット越えの縦走が夢で、編笠→ギボシ→権現→キレット→赤岳のルートにあこがれている。そこで下見がてら編笠山→青年小屋→西岳の周回を企画。青年小屋の冬季避難小屋の下見と、時間が許せばギボシのトラバースあるいは尾根越えを近くまでアプローチして調査すべくでかけた

ところが降雪があったようで、編笠山頂から青年小屋へのルートがイマイチ分からない。記憶を頼りに進んでみたが、踏み抜きまくって心が折れる。その先のギボシへはもっとラッセルを強いられるだろう

編笠山から望遠で雪のギボシの厳然とした姿を眺め、山頂直下のトラバースは踏み出せそうもないし、山頂への尾根へも私の技術では上がれそうもない。権現へつなぐには天女山から三ツ頭を超えていくしかないか・・・。無雪期にもう一度登ってしっかりと調査し直すとしよう

さて、西岳の尾根道を眺めても特にそそられるわけでもなく、あっさりと青年小屋から西岳への周回を諦める。最近、こういうのが多い。2週間前の蓼科山も午前中登山で終わってしまい、午後の山行を取りやめて温泉へ直行した。今回も温泉と渋滞のない中央道、早々に家に帰ってのアルコールが頭をよぎり、たった20−30分の下りのラッセルすらやめてしまう。これはいかん・・・

行きたい山々が天気が悪いので、次善の策として晴れそうな山を選ぶ。その結果、3回連続の八ヶ岳。家から2時間から2時間半でアクセスできる手軽さ。そもそもすぐに八ヶ岳を選択する安易な方向に流れてしまっている。その結果、気の抜けた山行になって恥ずかしい

ちょっと立て直そう。まずは気合から・・・

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コメント

そんなときもあります
気がのらない時ってありますよね。
虫の知らせじゃないですがもしかしたら体調が悪いのを察知してるのかもしれませんし、気がのらない時無理しても踏ん張り効かないと思います。
心意気っていろんな条件が揃って初めて抱けるものなんじゃないでしょうか?
私もハード目な山行終えてからしばらく気がのらないことが多々あります。

雪化粧した八ヶ岳オールスターズ見ることができただけでも良かったのではないでしょうか。
雪のあるうちに気力、体力ともに充電でき、一つ二つでも行きたい山行ければいいシーズンだと思います。

私の年明けの山行は雪が無い高尾、陣馬、雲取山なんかも入ってます
年初の予定だともっとガツガツ冬山三昧だったはずだったのですがこればかりは仕方ないですね。
雪溶けまでに4つの山登りたいなぁと思ってますが二つ登れれば御の字かもしれません…
2017/3/4 22:08
Re: そんなときもあります
tomhigさん、温かいコメありがとうございます
確かに何かの知らせかもしれません。最近、心身ともちょっと疲れているのかなという感じもしています

次回の山行では、山は残雪期に移っているでしょう。残雪期にやりたい山は、頚城山塊や東北の山などいくつもあります。そしてその頃は還暦。気合を入れ直して頑張ります!
2017/3/5 8:38
山に行っているだけ気合十分です
編笠山、お疲れさまでした。
昨年末に子供と登ろうとしましたが、子供の調子が上がらず、山頂まで行かずに引き返しました。
山頂からは八ヶ岳のいい展望ですね。

周回をあきらめたとのことですが、往復4〜5時間の車の運転も含め、雪山に行っているだけで気合十分だと思います。
私は最近ぱったりと山から遠ざかっています。
ここ1か月、平日は早朝から夜まで、休日もずっと仕事で、この週末は少し落ち着いたのですが、山に行こうという気になれませんでした。
雪山好きには数少ない、せっかくの休日の晴天なのですが。
私も気合を入れて、高尾山にでも行ってみます。
2017/3/5 10:17
Re: 山に行っているだけ気合十分です
eurekapapaさん、コメありがとうございます
ご指摘の通り、深夜あるいは早朝から出かける往復4−5時間の車でのアクセス、気合がないとできませんね。でも実のところ、これが苦痛です。山に行きたし、されどアクセスつらし・・・です

往復4−5時間で行ける山は限られます。私の場合は、八ヶ岳、赤城や谷川連峰で、那須や日光あたりが限界でしょうか、いずれにしても日帰り弾丸登山が苦痛になってきています。年も年だし、そろそろ別の山のスタイルを追求する必要がありそうです

本日は絶好の登山日和です。ぜひ近場の山で気分転換してきてください
2017/3/5 11:23
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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