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Yamareco

記録ID: 1076558
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

快晴の西穂高岳

2017年03月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:49
距離
9.9km
登り
1,102m
下り
1,102m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:43
休憩
1:06
合計
5:49
10:18
10:30
9
10:39
10:39
38
11:17
11:17
14
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11:35
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12:23
12:30
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13:59
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8
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18
14:55
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22
スマホの山と高原の地図アプリにてGPSログ取得。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高ロープウェイ 新穂高温泉駅

・第1・第2ロープウェイ連絡(新穂高温泉〜西穂高口) 往復2,900円
※6kgを超える荷物がある場合荷物券(往復600円)が必要
※モンベルカード提示で300円割引
※コンビニでJTBの割引チケット購入可能。往復2,300円!

冬季時刻表(12/1〜3/31)
・始発(第1ロープウェイ)9:00
・終発(第2ロープウェイ)16:15
http://shinhotaka-ropeway.jp/price/#eigyou
コース状況/
危険箇所等
・まず第一に天候を十分チェックして登山の判断をする。晴れの日でも強風の場合、立っていられないぐらいの風が吹くので要注意。
・日帰りするためにはタイムマネジメントが重要。引き返すリミットをしっかり決めておく。ただし、いざとなれば山荘泊するぐらいの気持ちを持って臨んだ方が良い。いずれにしても最悪の場合(下山時のロープウェイ運休など)も考えて予備日は設けておく。
・ルートについては先行者がいる場合はそのルートを眺めて問題なさそうならついていけば良いが、必ず正しいルートとは限らないので自分でも確かめながら登らないといけない。
・先行者がいない場合は自分でルートファインディング、場所によってはラッセルしなければならなくなるので、上級者以外は日帰りはかなり難しいと思われる。
その他周辺情報 温泉は新穂高温泉、平湯温泉など多数あり。
高山方面から平湯に向かうと、この信号でいつも笠ヶ岳がお出迎えしてくれます。神々しい。
2017年03月04日 07:52撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 7:52
高山方面から平湯に向かうと、この信号でいつも笠ヶ岳がお出迎えしてくれます。神々しい。
さて、いつもの登山口。
今年の雪は平年並みかな?去年、一昨年が少なかった。
2017年03月04日 09:28撮影 by  SO-01J, Sony
3/4 9:28
さて、いつもの登山口。
今年の雪は平年並みかな?去年、一昨年が少なかった。
雪の回廊。
2017年03月04日 09:28撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 9:28
雪の回廊。
目指す西穂の稜線。いい天気!
2017年03月04日 09:31撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 9:31
目指す西穂の稜線。いい天気!
いつ来ても良い。
2017年03月04日 09:39撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 9:39
いつ来ても良い。
西穂山荘までいいペースで登ってくる。にぎわってる!
2017年03月04日 10:18撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 10:18
西穂山荘までいいペースで登ってくる。にぎわってる!
丸山へと向かう。
2017年03月04日 10:27撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 10:27
丸山へと向かう。
丸山から独標手前までひたすら登る。
いつもながら結構きつい。でも直線で登れる分、夏道よりは楽かな。
2017年03月04日 10:40撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 10:40
丸山から独標手前までひたすら登る。
いつもながら結構きつい。でも直線で登れる分、夏道よりは楽かな。
独標に立ち止まらず先へと進んでピラミッドピーク。
このペースなら山頂まで行けそう。
2017年03月04日 11:43撮影 by  SO-01J, Sony
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独標に立ち止まらず先へと進んでピラミッドピーク。
このペースなら山頂まで行けそう。
大好きな笠ヶ岳。きれい。
2017年03月04日 11:43撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 11:43
大好きな笠ヶ岳。きれい。
3時間弱で登頂。過去最短かな?
ちょうど先行者が下山されたので山頂独り占め!
2017年03月04日 12:23撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 12:23
3時間弱で登頂。過去最短かな?
ちょうど先行者が下山されたので山頂独り占め!
来た道を振り返る。焼岳の後ろに乗鞍。
2017年03月04日 12:23撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 12:23
来た道を振り返る。焼岳の後ろに乗鞍。
奥穂高へと続く稜線。
2017年03月04日 12:23撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 12:23
奥穂高へと続く稜線。
槍ヶ岳も撮っておかないとね!
2017年03月04日 12:30撮影 by  SO-01J, Sony
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槍ヶ岳も撮っておかないとね!
ここから眺める笠ヶ岳は最高だ。
しばし絶景に見とれる。
2017年03月04日 12:30撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 12:30
ここから眺める笠ヶ岳は最高だ。
しばし絶景に見とれる。
後続の方に写真を撮ってもらう。
10分ほどの山頂滞在で下山。
2017年03月04日 12:31撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 12:31
後続の方に写真を撮ってもらう。
10分ほどの山頂滞在で下山。
途中、色々とありましたが、とりあえず下ります。
2017年03月04日 13:18撮影 by  SO-01J, Sony
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途中、色々とありましたが、とりあえず下ります。
振り返る。
2017年03月04日 13:18撮影 by  SO-01J, Sony
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振り返る。
何度見ても美しい。
2017年03月04日 13:48撮影 by  SO-01J, Sony
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何度見ても美しい。
厳しいからこそより美しいのか。
2017年03月04日 13:48撮影 by  SO-01J, Sony
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厳しいからこそより美しいのか。
今回、上高地方面を全然見てなかったので最後に。
2017年03月04日 13:48撮影 by  SO-01J, Sony
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今回、上高地方面を全然見てなかったので最後に。
今回は順調なペースで西穂ラーメンを食べる余裕がありました。
2017年03月04日 14:19撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 14:19
今回は順調なペースで西穂ラーメンを食べる余裕がありました。
無事登山口へ。
外国語が飛び交う満員のロープウェイ。
2017年03月04日 15:18撮影 by  SO-01J, Sony
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無事登山口へ。
外国語が飛び交う満員のロープウェイ。
ロープウェイから西穂。
今日もありがとうございました。
2017年03月04日 15:47撮影 by  SO-01J, Sony
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3/4 15:47
ロープウェイから西穂。
今日もありがとうございました。

装備

個人装備
長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック

感想

夏休みに家族と福島旅行に行った際に登山をして以降、職場の異動があったり、地域の行事が立て込んで山にいけないまま、年を越してしまっていた。
年明けからも毎週、長男のジュニアスキーの引率などでなかなかチャンスがなかったが、ようやくスケジュールが開いて、かつ天気が良い日が巡ってきた。

毎年、登り始めは地元の200名山・大日ヶ岳が恒例だったが、絶好の天気!
こうなったら選択肢は西穂しかない!

相変わらずロープウェイは始発便から満員。どうやら台湾の方のツアーのようだ。
なんとか、第2ロープウェイの始発に乗車できたので、渋滞回避のため降りるなり、そのまま登山開始。(登山届はヤマレコのCOMPASS連携で提出済み)

空は快晴。テンションがあがるのをこらえて、西穂山荘までは張り切りすぎず、若干抑え気味に登ることにする。いつも張り切ってここで飛ばしてしまうので後半バテるのを防ぐため。

雪はさらさらふわふわだが、トレースがついてある部分は固く踏まれてあるので歩きやすい。

樹林帯で景色はないが、もう何度も通った道なのでアップダウンは感覚でわかる。
後ろから後続の方が来ても抜かされないように!などと思わず、先を譲る。
汗がじわっとにじむぐらいのペースで西穂山荘へ。

冬山としては大勢の人で賑わっている西穂山荘へは立ち寄らず、ヘルメット、アイゼンをつけて先へと進む。予定としては独標手前までは長い休憩を取らないようにと思っていたからだ。

いつものとおり、西穂山荘から稜線に出ると風が強い。耳や手がかじかむ。
しかし、歩けないほどでもなく、ダブルストックへ先へと進む。

稜線にあがれば、青空の下に丘のように立ちふさがる独標手前までの登りが見える。

延々と続く登り。一歩一歩いくしかない。いつもどおり。
数歩のぼって息を整える。その繰り返し。

きついのには変わりないが、まだまだ筋力的には余裕がある。
登山は半年ぶりであるが、毎週スキーの引率をすることで筋力が維持できているのかも。

独標手前の岩場でストックをしまってピッケルに変える。ついでにウィダーインゼリーを食べる。

さて、ここからが冬山本番。
5年前、初めて冬の独標に登った時を思い出す。
あの時、独標直下のツルツルの雪壁を緊張しながら登った。あれから冬山をいくつか登ったけれど、あれが一番厳しかったように思う。

今回は、トレースもしっかりしていて難なく独標登頂。
順調なペース、独標は素通りして先へと進む。
独標からの小ピークの連続は岩場に雪と氷が張り付いていて、少し嫌な感じ。
慎重に歩みを進める。

独標をすぎた稜線上はそれほど風も強くない。
スムーズに先へと進む。
ピラミッドピークで少し休憩して山頂アタック。

西穂山頂直下の雪壁も先行者のトレースですんなり登ることができ無事登頂!
ちょうど先行者は下山開始したのでしばらく山頂は独占状態となる。

さらに先へと続く奥穂への稜線にはうっすらとトレースがある。その先にはジャンダルムと穂高の峰々。西穂の標識の向こうには雪をまとった笠ヶ岳。
振り返れば焼岳と乗鞍。はるか遠くに白山。

名だたる高峰たちが青空の下で光り輝いている。やはり冬山はやめられない。
後続のソロの方が登っていらっしゃったので写真をとってもらう。
そのあと2人組の方が登ってきて「やったー」と感激の声。
登頂の握手を求められて、もちろん握手。その気持ちわかる!

しかし、狭い山頂なのでそうそうに退散することにする。
下山開始数分。
山頂直下の雪壁で先行者が滑落したとのこと。その場面は見ていなかったのですが、降りてみると150mぐらい下まで滑落して、そこから登ってくる登山者の姿。山頂手前ですれ違った人だ。

もうひとりの先行者の方が心配そうに見守っているので話をすると、「動いているので大丈夫かとは思うけど、登ってくるのを見届けてみます」とのことだったので、「私は念のため、山荘に報告します」と行って先に下山開始。
ただ、20分ぐらい進んで振り返ると、滑落された方は元のルートまで戻ってきているたのがわかった。無事に下山も開始している。ほっとする。

その後、独標付近まで下山するとヘリがやってきた。
どうも先ほどとは別の登山者が滑落したようであった。
事の詳細はわからないが、やはり山、特に雪山は厳しい。自己責任とはいえ、周りに迷惑をかけるリスクはいつも付きまとう。他人事とは思ってはいけない。
ともかくも無事を祈るだけ。

独標に到着し、しばし休憩。
すると、西穂山頂直下で滑落者を待っていた方が追い付いてきた。
「大丈夫だったみたいです」「よかったですね」「ヘルメットをしていたのが良かったみたい」といった会話を交わす。その方も、目の前で滑落していかれた姿をみてかなりびっくりしたようであった。

独標からの下りを降りてしまえば、それほど危険な箇所はない。
ただ、若干、足腰に疲労があって思うように足が進まない。
景色を清涼剤にして気持ちを奮い立たせて西穂山荘へ。

時間を見るとロープウェイの最終時刻には余裕がある。
西穂ラーメンみそを注文。久しぶりの西穂ラーメンを堪能。

そして下山。
再び、外国語の飛び交うロープウエイから西穂を眺めながら「今日もありがとう」と心の中でつぶやいた。





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コメント

お久しぶりですね(^O^)/
 お疲れ様でした。
 去年の夏以来、ずっと更新されていなかったので心配していました。
久しぶりの登山がいきなり冬の西穂とはnao somaさんらしいです。
スキーによる筋力維持もすごいですね。
 滑落事故の話はニュースで見ました。2人とも救助されてよかったですね。
先月、身近な山で相次いで不幸な滑落事故があったばかりなので思い出してしまいました。
 これからもレコ、楽しみにしています。
ウチの長男ももうすぐ中学生になり。友達と遊んでいる方が楽しいようでなかなか山に付き合ってくれません…(^_^;)
2017/3/7 10:22
Re: お久しぶりですね(^O^)/
ikimasseさん、御無沙汰しておりました!

秋から冬にかけて仕事とプライベートの用事で山にいけずじまいで、ヤマレコも見ない日々が続いておりました・・・。溜まりに溜まったストレス発散には西穂は最高です(笑)

うちの長男には「中学になったら岩場だ!剱だ!槍ヶ岳だ!」と言い聞かせております。

今年は沢山レコがあげられるよう頑張りたいと思います!
ikimasseさんのレコも楽しみにしておりますよー。
2017/3/7 21:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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