白山(3月も16時間の試練だった)
- GPS
- --:--
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 2,369m
- 下り
- 2,341m
コースタイム
- 山行
- 14:54
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 16:00
2.00 640m 百万貫岩
4.00 830m 市ノ瀬
7.00 1240m 別当出合
8.24 1500m 中飯場
10.07 1970m 甚ノ助ヒュッテ
11.21 2320m エコーライン稜線
11.53 2470m 室堂
12.51 2702m 白山山頂
13.10 2702m 白山山頂発
14.00 1240m 別当出合
14.23 830m 市ノ瀬
16.30 510m 白峰ゲート
天候 | 晴れのち曇り 上部は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
白山公園線は白峰ゲートから2kmまで除雪は進んだ。 今年の雪は多い、白峰から別当出合までの16kmの林道はデブリ多数、これから気温が上がるとますますリスクは高くなる。登りの通過は気温の低い深夜帯が安全、下りの時間帯はデブリが落ちてくる場面も目にした。 |
写真
感想
開山1300年記念の毎月奥社お参りに今日出かけてきた。3月になればもうラッセルもないしチャリも使えると余裕をかましていたが、2月同様今日も試練だった。2月の反省からしっかり三時間睡眠をとって深夜11時に自宅を出た。
白峰ゲート前には除雪車が止まっていた。さてどこまで除雪されているかな。チャリにまたがりゲートスタート、しかし道路はシャーベット状の雪が残り押し歩きの連続しかも1.5kmで除雪終了。チャリはほとんど役立たずだった。まあ人生こんなものだ。さて今日はファットスキーで参戦。昨日一昨日の降雪で板は沈んだ。しかもベチャ雪で摩擦は大きく足にくる。百万貫まで1時間半を要した。
雪は徐々に増えて行く。白峰から市ノ瀬まで新雪10−30cmだった。市ノ瀬から残り6kmの林道歩き、チビラッセルは続く。別当出合まで16kmたっぷり6時間半かかった。雪は先月と同じくらいだった。一本橋を渡ると雪はさらに増えて行く。新雪は山頂まで30−60cmくらいであった。ファットなのでそれなりのラッセルが続く。もうすっかり夜が明けて周囲は明るい。中飯場のトイレも雪で埋まっている。ここを過ぎると朝日が差してきた。この時期の新雪と太陽は下駄の予兆。なるべく日が当たらない雪面を選んでラッセルして行く。
雲は徐々にとれ青空が広がった。マンダムな景色だ。今日も頑張って良かった。ラッセルはきついが今日も無制限一本勝負で必ずピークを踏んでお参りする。甚之助小屋も二月と同様ほぼ埋まっていた。ここから上は風が強くなってきた。氷化斜面を避けクトーでガシガシ登って行く。エコーラインに出ると風はさらに増して行く。弥陀ヶ原に出ると久しぶりの地獄一丁目になった。顔を上げられない、下を向いて歩こう。
さあ室堂だ。祈祷殿の大鳥居は2月以上に完璧に埋まっていた。ここからも風との戦いだった。行くしかない。この先も凍った斜面が次々出てくるがジグソーパズルのように氷を避けて行く。さあ山頂だ。すぐに奥社に向かってお参りした。今日も無事に自宅まで帰らせて下さい。願い事もたくさん胸に秘め心を込めてお参りした。奥社の陰でシールを剥ぐともう何も怖いものはなかった。
あとは無事に帰るのみ。氷とシュカブラに足を取られないように注意した。弥陀ヶ原まで降りて今日は別当谷に飛び込んだ。しかしモナカ雪が続いたのでしばらくで観光新道大斜面に戻ってあとは重い雪を別当出合へ。この時期の新雪は北面以外は最悪で試練の滑りとなった。単独なので雪崩には注意した。
別当出合下の林道に合流するとあとは自動運転で市ノ瀬へ、しかしここから先は重い雪の手漕ぎだ。まあ甘くはない訳です。誰も来ないはずです。頑張るのみ。もう気力だけの世界。除雪は今日 1日で500m伸びて2kmまで進んでいた。この先随分時間はかかりそう。しかも林道はデブリの嵐、登りの通過は気温の低い深夜でないと危険だと思う。
なんとか3月のお参りも無事終了してもう4月以降はラッセルはないだろう。
白山と直接は関係無いことなのですが、山スキーでは下りでちょっとした登り返しがあることが少なくありません。
斜面が急だったり標高差がある場合はシールを貼り直しますが、ちょっとしたボコ程度ならそのまま乗り越えたいところです。
ディアミールならカカトのロックをはずして歩くことができますが、TLT の場合はカカトを浮かせるためには一旦前をはずして脱いでしまわなければなりません。
これが非常に面倒で、特殊なツールを自作してカカトのロックだけをはずしている方もいらっしゃるようですが、YSHR 先生はどうされているのでしょうか。
ご教示いただけると幸いです。
チョツトしたポコを作らないように登りは完璧にルート工作します。これに尽きます。どうしようもない場合は正攻法で面倒ですが外すしかないと思います。残雪期なら多少の登りはシールなしでも登れます。
お返事ありがとうございます。
やはりはずすしか無いのですね。何か裏ワザをお持ちではないかと思ってご質問させていただきました。
どうもありがとうございました。
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