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Yamareco

記録ID: 1107408
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

オールナイト登山【石尾根・七ツ石山等】&緊急下山

2017年04月14日(金) 〜 2017年04月15日(土)
 - 拍手
ハッシー その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
12:43
距離
26.8km
登り
2,010m
下り
1,808m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:21
休憩
2:15
合計
12:36
21:06
36
22:24
22:24
35
22:59
22:59
56
23:55
0:02
9
0:11
0:11
24
0:35
0:35
12
0:47
0:53
20
1:13
1:13
37
1:50
1:50
23
2:13
2:21
18
2:39
2:58
51
5:08
5:08
24
5:32
5:32
7
5:39
5:53
12
6:05
6:26
30
6:56
7:04
47
7:51
8:03
53
8:56
9:19
4
9:23
9:23
18
9:41
9:46
3
9:49
ゴール地点
 ※コースタイムは,同伴者が倒れるほどバテて(強い息切れ,歩行困難,眠気,ひざ痛等。)しまい,休憩や待機を繰り返したため,極めてスローペース歩行となっていることから,ほとんど当てにならない。ただし,鷹ノ巣山までは,通常登山において,参考にして差し支えない。
 ※ログ上,歩くペースが「速い」となっているが,これは,考えられず,実際は,極めて遅い。
天候 晴れ(強風)
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:JR奥多摩駅 (21:00)
帰り:鴨沢バス停 (10:16) → 【バス】 → JR奥多摩駅
コース状況/
危険箇所等
危険個所はない。JR奥多摩駅前に登山ポストあり。
午後9時,JR奥多摩駅前。ここから,登山開始。
帰宅者ばかりである。これから登山しようとする者なんて・・・。
2017年04月14日 21:05撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6
4/14 21:05
午後9時,JR奥多摩駅前。ここから,登山開始。
帰宅者ばかりである。これから登山しようとする者なんて・・・。
石尾根縦走路入口。JR奥多摩駅から,徒歩約40分。
2017年04月14日 21:45撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/14 21:45
石尾根縦走路入口。JR奥多摩駅から,徒歩約40分。
残雪が目立ってきた。
2017年04月15日 00:12撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
4/15 0:12
残雪が目立ってきた。
夜の登山道。ヘッドライトがなければ,真っ暗闇。
2017年04月15日 00:48撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6
4/15 0:48
夜の登山道。ヘッドライトがなければ,真っ暗闇。
古い道標
踏み跡から少し外れた所に設置されていた。昔は正規の道だったのか。
2017年04月15日 00:54撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/15 0:54
古い道標
踏み跡から少し外れた所に設置されていた。昔は正規の道だったのか。
長い登りを続けて,ようやく鷹ノ巣山。ここまで,約5時間かかっている。
石尾根の難題はクリア。しかし,同伴者が・・・。
2017年04月15日 02:17撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/15 2:17
長い登りを続けて,ようやく鷹ノ巣山。ここまで,約5時間かかっている。
石尾根の難題はクリア。しかし,同伴者が・・・。
鷹ノ巣山避難小屋前の温度計。摂氏6.5度。強風のため,体感温度は,真冬並み。
2017年04月15日 03:00撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/15 3:00
鷹ノ巣山避難小屋前の温度計。摂氏6.5度。強風のため,体感温度は,真冬並み。
石尾根は,熊が出ます。高丸山付近で出没したとのこと。熊鈴要持参。
2017年04月15日 03:01撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/15 3:01
石尾根は,熊が出ます。高丸山付近で出没したとのこと。熊鈴要持参。
中央に光っているのは,多分,奥多摩大橋。
2017年04月15日 03:43撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/15 3:43
中央に光っているのは,多分,奥多摩大橋。
大きなアップダウンをこなして,日陰名栗峰。
同伴者ダウンのため,ここで,長時間休憩。巻き道使えばよかったか。
2017年04月15日 03:53撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
4/15 3:53
大きなアップダウンをこなして,日陰名栗峰。
同伴者ダウンのため,ここで,長時間休憩。巻き道使えばよかったか。
(もう1つの看板)大きなアップダウンをこなして,日陰名栗峰。
同伴者ダウンのため,ここで,長時間休憩。
2017年04月15日 03:54撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
4/15 3:54
(もう1つの看板)大きなアップダウンをこなして,日陰名栗峰。
同伴者ダウンのため,ここで,長時間休憩。
夜が明けてきた。秩父方面。
2017年04月15日 05:19撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/15 5:19
夜が明けてきた。秩父方面。
日の出
2017年04月15日 05:31撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/15 5:31
日の出
七ツ石神社
相変わらず,崩壊間際のようなたたずまいである。
2017年04月15日 05:38撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/15 5:38
七ツ石神社
相変わらず,崩壊間際のようなたたずまいである。
七ツ石山手前の大きな岩。七ツ石山の名称の由来となったのか,7つほどの大きな岩がある。
2017年04月15日 05:40撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
4/15 5:40
七ツ石山手前の大きな岩。七ツ石山の名称の由来となったのか,7つほどの大きな岩がある。
七ツ石山。明るい時間に登頂したのは,久しぶり。
2017年04月15日 05:42撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
4/15 5:42
七ツ石山。明るい時間に登頂したのは,久しぶり。
七ツ石山。明るい時間に登頂したのは,久しぶり。
2017年04月15日 05:42撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5
4/15 5:42
七ツ石山。明るい時間に登頂したのは,久しぶり。
雲取山が見える。肉眼であると,かなり近く感ずる。
2017年04月15日 05:43撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6
4/15 5:43
雲取山が見える。肉眼であると,かなり近く感ずる。
富士山
2017年04月15日 06:04撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/15 6:04
富士山
ブナ坂
※同伴者ギブアップのため,ここから鴨沢ルートで緊急下山。
2017年04月15日 06:07撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
4/15 6:07
ブナ坂
※同伴者ギブアップのため,ここから鴨沢ルートで緊急下山。
鴨沢ルート下山後の駐車場。満車かつ路上駐車もある。
2017年04月15日 09:27撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
4/15 9:27
鴨沢ルート下山後の駐車場。満車かつ路上駐車もある。
撮影機器:

装備

個人装備
防寒着 長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル カメラ 着替え 熊鈴
備考 同伴者の力量を事前によく確認し,登山計画を立てる必要をあらためて感じた。

感想

 今回は,オールナイト登山(夜間登山)として,JR奥多摩駅を起点とし,石尾根を経由した雲取山登山を計画した。計画上,秩父の三峯神社に下山するものとしていた。このルートは,年末年始オールナイト登山を始めとして,私が何度も歩いたことのある馴染み深いルートであり,雲取山までのルート(石尾根等)については,全て,真夜中の状態を記憶している。

 しかしながら,今回は,その計画を大幅に変更し,緊急下山せざるを得ない状態となった。その理由は,次のとおりである。

 私は,今回の夜間登山を個人山行(プライベートで行う山行)として,日本山岳会の所属部署に対し,当該山行の同伴者を募集した。そこで,1名の同伴者を得た。当該同伴者は,日本山岳会の支部の者であるところ,私とは面識がなく,私は,その者の登山に対する力量(体力,実績,スキル・・・。)を全然把握していなかった。しかし,私は,当該山行の内容を登山計画書により詳細にし,これとともに必要な装備や力量を当該同伴者に示した。当該同伴者は,これを認識した上で,山行に臨んだ。

 当日は,強風ながら天候に恵まれ,しばらくは,スムーズに歩行を進めることができた。しかし,登山開始3時間経過後くらいから,同伴者は,急激な息切れをもよおし,ペースが上がらなくなった。その上,下りの歩行も困難となったことから,私は,同伴者の意見を聴きながら,多くの休憩機会を設け,極めてスローペースで歩行を進めた。それでもなお,ほとんど歩行ができない状態となったことから,私は,同伴者の意見を聴いた上で,私の判断で,当初の計画を大幅に変更し,七ツ石山の登頂後,緊急下山をすることを決定した。

 エスケープルートは,多くの登山者でにぎわう緩やかな鴨沢ルートである。なお,当日は,早朝の我々の下山者に対し,200名くらいの多くの登山者が登ってきており,狭い登山道におけるすれ違いに苦慮し,かつ,「こんにちは。」合戦があり,大変疲れた。

 同伴者は,ひざの痛みを訴え,ストックを使いながら,痛々しく歩行をした。

 何とかふもとに到達し,帰路につくことができた。

 なお,道自体は,これまでの記録にあるとおり,フラットな土道であり,アップダウンも概ね緩やかであるので,歩行自体に難儀することはない。ただ,ふもとに近づくにつれて気温が上がり,この日は快晴でもあったことから,非常に暑かった。1700m台地点では残雪があるほどなので,こうして一気に下山する場合には,気温差による体調不良には気をつけたい。

 今回の緊急下山等となった事態は,第一義的には,私が同伴者の力量を事前によく確認しておらず,その上で,ハードな石尾根夜間登山を決行したことが原因として考えられる。次に,同伴者の責任(過信,確認不足)である。

 夜間登山は,多くの利点があり,多くの得難い経験が得られるものと考えており,今後も積極的にしたいと思っている。しかし,夜間登山には相応のリスクがあり,このように初級者を相手にした山行については,特に慎重かつ入念な計画を要するだろう。事故につながるヒヤリハットである。

 そのような登山であったものの,下山した後は,JR奥多摩駅前の食堂において,軽くではあるが,今回の山行の感想を述べあいながら,美味しい食事とビールを楽しんで帰路についた。

 このようにして,今回の山行は,反省するべき点を強く感じたものとなり,今後の安全で楽しい登山のための課題となった。

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