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Yamareco

記録ID: 1107875
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山滑走
槍・穂高・乗鞍

オートルート後半(神岡-新穂縦走)ワンディ

2017年04月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
YSHR その他3人
GPS
--:--
距離
39.6km
上り
3,111m
下り
3,027m

コースタイム

日帰り
山行
13:19
休憩
1:51
合計
15:10
0:20
112
2:12
2:25
149
4:54
5:00
140
7:20
7:30
118
9:28
9:50
14
10:04
10:20
99
11:59
12:15
106
14:01
14:20
41
15:01
15:10
20
15:30
0.20 1000m  神岡町和佐府発
2.12 1455m 飛越トンネル
3.52 1842m  旧道合流
4.54 1996m  寺地山
7.20 2661m  北ノ俣岳
9.28 2839m  黒部五郎岳
10.04 2345m  黒部五郎小屋
11.59 2841m  三俣蓮華岳
12.57 2500m  双六小屋
14.01 2480m 大ノマ乗越
15.01 1400m ワサビ平小屋
15.30 1100m  新穂高
天候 快晴 強風
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
飛越林道は除雪なく6kmの歩き
左俣林道は新穂までスキー可能デブリも多し
和左府から6kmの林道を2時間弱かけてようやく飛越トンネルへ雪は多く1.5mはありそう
2017年04月16日 02:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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和左府から6kmの林道を2時間弱かけてようやく飛越トンネルへ雪は多く1.5mはありそう
北ノ俣岳登りで夜が明けた
2017年04月16日 06:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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北ノ俣岳登りで夜が明けた
振り返れば寺地山
2017年04月16日 05:54撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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振り返れば寺地山
稜線に出ると薬師岳が
2017年04月16日 07:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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稜線に出ると薬師岳が
さらに先には槍さんが
2017年04月16日 07:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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さらに先には槍さんが
北ノ俣岳ロックオン
2017年04月16日 07:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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北ノ俣岳ロックオン
北ノ俣岳手前から薬師岳をバックに
2017年04月16日 07:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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北ノ俣岳手前から薬師岳をバックに
北ノ俣岳ゴール
2017年04月16日 07:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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北ノ俣岳ゴール
北ノ俣岳から黒部五郎へ
2017年04月16日 07:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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北ノ俣岳から黒部五郎へ
中俣乗越トラバース大作戦
2017年04月16日 07:47撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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中俣乗越トラバース大作戦
スキーは偉大なり
2017年04月16日 07:47撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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スキーは偉大なり
中俣乗越まであっという間でした
2017年04月16日 07:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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中俣乗越まであっという間でした
中俣乗越からシールで五郎へ
2017年04月16日 08:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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中俣乗越からシールで五郎へ
左手には赤牛岳が
2017年04月16日 08:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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左手には赤牛岳が
五郎さんへ
2017年04月16日 08:23撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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五郎さんへ
ガチの山スキー軍団が行く
2017年04月16日 08:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ガチの山スキー軍団が行く
五郎が近い、新雪で登りやすかった
2017年04月16日 08:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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五郎が近い、新雪で登りやすかった
山頂までもう少し
2017年04月16日 09:24撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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山頂までもう少し
着いたゼベィビー! YSHR 五郎一番乗り 
2017年04月16日 09:26撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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着いたゼベィビー! YSHR 五郎一番乗り 
皆の衆も五郎に到着
2017年04月16日 09:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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皆の衆も五郎に到着
五郎から行くぜ ベィビー
2017年04月16日 09:50撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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五郎から行くぜ ベィビー
皆果敢に攻める!
2017年04月16日 09:50撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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皆果敢に攻める!
兄ちゃん 特攻隊!
2017年04月16日 09:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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兄ちゃん 特攻隊!
カールは快適なり
2017年04月16日 10:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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カールは快適なり
どこまでもマンダムなり
2017年04月16日 10:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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どこまでもマンダムなり
五郎小屋に向けて
2017年04月16日 10:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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五郎小屋に向けて
小屋が見えた
2017年04月16日 10:01撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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小屋が見えた
小屋手前の快適斜面、新雪万歳!
2017年04月16日 10:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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小屋手前の快適斜面、新雪万歳!
五郎小屋も埋まってた
2017年04月16日 10:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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五郎小屋も埋まってた
小屋を出て、三俣蓮華の登り
2017年04月16日 10:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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小屋を出て、三俣蓮華の登り
下駄が来た!名人半泣き シールはワックスを塗ってアイロンまでかけておきましょうね
2017年04月16日 10:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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下駄が来た!名人半泣き シールはワックスを塗ってアイロンまでかけておきましょうね
三俣蓮華へ行くしかない
2017年04月16日 11:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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三俣蓮華へ行くしかない
三俣蓮華 ゴール 着いたぜ親子!
2017年04月16日 12:00撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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三俣蓮華 ゴール 着いたぜ親子!
三俣蓮華を少し降りて雪庇を崩してトラバースラインへ
2017年04月16日 12:23撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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三俣蓮華を少し降りて雪庇を崩してトラバースラインへ
トラバースラインの先に岩稜帯が
しかしうまく僕がルートを切り開いた
2017年04月16日 12:30撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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トラバースラインの先に岩稜帯が
しかしうまく僕がルートを切り開いた
三俣蓮華でシールを剥いで大ノマ出合まで一気の巻き滑り
2017年04月16日 12:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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三俣蓮華でシールを剥いで大ノマ出合まで一気の巻き滑り
槍を見ながらスキーでヤリまくる
2017年04月16日 12:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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槍を見ながらスキーでヤリまくる
双六谷も快適なり
2017年04月16日 13:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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双六谷も快適なり
大ノマ乗越、最後の登り返し
2017年04月16日 14:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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大ノマ乗越、最後の登り返し
無事大ノマ乗越へ
2017年04月16日 14:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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無事大ノマ乗越へ
さあフィナーレだ、兄ちゃんが行く
2017年04月16日 14:15撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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さあフィナーレだ、兄ちゃんが行く
先輩が行く
2017年04月16日 14:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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先輩が行く
小池新道は面ツル
2017年04月16日 14:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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小池新道は面ツル
マンダムと言わずしてなんと言おう
2017年04月16日 14:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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マンダムと言わずしてなんと言おう
先輩もかっ飛ばす
2017年04月16日 14:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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先輩もかっ飛ばす
下部はデブリランド
2017年04月16日 14:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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下部はデブリランド
デブリを避けて
2017年04月16日 14:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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デブリを避けて
自然の脅威
2017年04月16日 14:31撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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自然の脅威
これからの小池新道はデブリの嵐
2017年04月16日 14:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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これからの小池新道はデブリの嵐
無事左俣林道到着
2017年04月16日 14:38撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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無事左俣林道到着
振り返ると奇跡の一本木 どうやって川の中で育ったの?
2017年04月16日 14:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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振り返ると奇跡の一本木 どうやって川の中で育ったの?
左俣林道もデブリの嵐
2017年04月16日 14:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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左俣林道もデブリの嵐
わさび小屋も雪多し、新穂まで快適な林道滑りでした。
しめて15時間、今日も完全燃焼ドス!
2017年04月16日 15:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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わさび小屋も雪多し、新穂まで快適な林道滑りでした。
しめて15時間、今日も完全燃焼ドス!

感想

土曜は夜9時半に自宅を出て神岡に向かった。兄ちゃんと名人は新穂で落ち合い、兄ちゃん号を新穂にデポして名人号で神岡の和左府に向かう。僕は神岡の道の駅で拾ってもらう。深夜11時半道の駅で名人号に乗って九十九折林道を山の村へと移動する。今日の参加者は名人、僕、横浜から兄ちゃんと先輩(山スキー部OB)の四人である。

和左府の集落外れに着くと林道の除雪はなく50cmほどの積雪であった。ここから飛越トンネルまで6km、標高差450mである。雪はカチカチで歩きやすかった。ハイペースでガンガン行く。林道は長い、距離も標高差も市ノ瀬-別当出合とほぼ同じである。林道は3箇所ほどデブリがあった。1箇所はとても大きな全層雪崩で車は1ヶ月以上入れないと思った。長い長い林道を歩いて2時間弱でようやく飛越トンネルが見えてきて安堵した。ここでも1m以上積雪はありそうだ。GWの入山はまず林道歩きに耐えなければならないだろう。

雪は多いので右手の沢から快適に稜線に上がれた。雪が多いと楽だ。小さなポコは簡単に巻いて無駄なアップダウンを避けた。暗闇の中ペースは上がる。気温は高くてウェアーは脱いで下着一枚で十分だ。旧道に合流してからも雪が多いので歩行は楽だった。寺地山を過ぎて少し降ってしばらくで避難小屋付近に着いた。もう明るくて北ノ俣岳方面から朝日が昇って来ていた。当初稜線には雲がかかっていたが徐々に晴れて快晴になった。

標高2200m辺りからは新雪があり雪面はスベスベであった。氷も隠れて登りやすかった。雪が多いので北ノ俣岳の登りも緩くて這松も隠れて快適だった。7時間かけて北ノ俣岳に着くと360度の絶景これから進む黒部五郎、はるか三俣蓮華まで見えた。振り返れば薬師岳がドドーン、今日も北アは貸切だろう。北ノ俣岳でシールを剥ぐと中俣乗越まであっという間の快適なトラバース、スキーは偉大なり。ここでまたシールを付けて黒部五郎岳へ登りここも雪は多くて快適にクトーを効かせて登ることができた。山頂からはまた絶景だ。水晶岳や鷲羽岳が手に取るように見える。山頂でシールを剥いで雪庇の切れ間からカールに突入。ここの滑りは今日のハイライト、スベスベの新雪は快適だった。兄ちゃんは果敢に山頂下の急なルンゼに飛び込んでいた。

カールに自在にシュプールを描いてあっという間に五郎小屋に着いた。もう日も上がり暑くなって来た。ここから三俣蓮華までまた500mの登り返しだ。日が上がり新雪下駄に注意と思っていたら名人猛烈な下駄で半泣きであった。僕はシールワックスを入念にかけてアイロン掛けの万全の備え、下駄はなかった。稜線まで上がると風は強くなって来た。プチ地獄だがこの時期の風はさほど冷たくない。稜線もまだ這松は皆無で快適な登り、三俣蓮華のピークは爆風だった。今年は雪が多いのでここでシールを剥いで大ノマ登りまでスキーで行けると判断した。

三俣蓮華から鞍部まで降って雪庇を崩してトラバース斜面に入った。巻いて巻いてルートを伸ばして快適に滑って行く。双六小屋をパスして双六谷へ入りあっという間に大ノマの登り返し地点へ歩けば何時間もかかる工程だがスキーならあっという間であった。さあ最後の200mの登り、まだ皆元気だった。軽く登り返して大ノマ乗越に着くと正面には槍穂がドドーン、小池新道は上部は面ツル、下部はデブリを避けての滑りだった。貸切の大斜面を好き放題に滑ってあっという間に左又林道に合流した。

左又林道はデブリも多いがデブリは柔らかくて通過は楽だった。林道も雪は多くてゲートまで問題なく滑り込むことができた。しめて15時間の長旅であった。ここで兄ちゃん号に乗り込み僕は神岡で降り、あとは和左府の名人号を回収して解散になった。皆さん気をつけて帰宅して下さい。

このコース日本屈指のワンディコースで辛いが毎年行きたくなるまさに山スキーのためにある贅沢コースだ。快晴の1日に一気に抜けたい。

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