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Yamareco

記録ID: 1120238
全員に公開
山滑走
剱・立山

剱岳周回(馬場島起点・立山川-剣沢-大窓)

2017年04月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
YSHR その他3人
GPS
--:--
距離
27.5km
登り
3,149m
下り
3,147m

コースタイム

日帰り
山行
10:41
休憩
1:15
合計
11:56
0:01
240
4:01
4:01
42
4:43
5:03
63
6:06
6:20
37
6:57
7:10
96
8:46
9:00
91
10:31
10:45
72
11:57
馬場島
0.00   760m 馬場島発
1.50 1390m 東大谷出合
4.43 2350m 室堂乗越
6.06 2780m 剣御前小屋
6.57 1600m 近藤岩
8.46  2050m 池ノ平小屋 
8.56 1525m 大窓出合
10.31 2255m 大窓 
11.36 1000m 取水口
11.57   760m 馬場島  
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
立山川は雪が多くて室堂乗越まで問題なし
剣沢も雪が多くて近藤岩まで雪割れなし
大窓は雪庇多数、今にも落ちそうなものあり
白萩川も雪多しタカノスワリの通過も問題なし馬場島まで雪は繋がっていた
予約できる山小屋
剱澤小屋
暗闇の中深夜0時馬場島スタート
2017年04月30日 00:03撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
4/30 0:03
暗闇の中深夜0時馬場島スタート
立山川下部はデブリの嵐
2017年04月30日 00:46撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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4/30 0:46
立山川下部はデブリの嵐
標高2000m付近に昨日の新雪が雪崩れていた。
今日は気温が上がるので雪崩に要注意!
2017年04月30日 03:55撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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4/30 3:55
標高2000m付近に昨日の新雪が雪崩れていた。
今日は気温が上がるので雪崩に要注意!
室堂乗越まで4時間半、ようやく白んで来た
2017年04月30日 04:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 4:43
室堂乗越まで4時間半、ようやく白んで来た
劔御前手前、奥大日に日が射す
2017年04月30日 06:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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劔御前手前、奥大日に日が射す
立山にも日が射す、雷鳥沢のテントはまばら
2017年04月30日 06:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 6:09
立山にも日が射す、雷鳥沢のテントはまばら
劔御前到着6時間でした。風が強くて誰もいなかった
2017年04月30日 06:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 6:10
劔御前到着6時間でした。風が強くて誰もいなかった
劔を見ながら滑走の準備
2017年04月30日 06:14撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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4/30 6:14
劔を見ながら滑走の準備
劔を見ながらYSHRのマンダムな滑り
2017年04月30日 06:24撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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4/30 6:24
劔を見ながらYSHRのマンダムな滑り
劔沢も貸し切り、新雪だった
2017年04月30日 06:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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劔沢も貸し切り、新雪だった
名人が
2017年04月30日 06:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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名人が
大魔人が
2017年04月30日 06:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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大魔人が
さぶが
2017年04月30日 06:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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さぶが
新雪万歳!
2017年04月30日 06:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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新雪万歳!
YGHRもこなを巻き上げ快適な滑り
2017年04月30日 06:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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YGHRもこなを巻き上げ快適な滑り
出たー さぶジャンプ
2017年04月30日 06:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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出たー さぶジャンプ
劔沢下部に大きなデブリがあった
2017年04月30日 06:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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劔沢下部に大きなデブリがあった
どこまでも快適な劔沢
2017年04月30日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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どこまでも快適な劔沢
平蔵谷に登山者が数名
2017年04月30日 06:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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平蔵谷に登山者が数名
近藤岩まで滑り降りて、さあ池の平へ登り返すぜ
2017年04月30日 07:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 7:31
近藤岩まで滑り降りて、さあ池の平へ登り返すぜ
左手に三の窓雪渓
2017年04月30日 07:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 7:21
左手に三の窓雪渓
八峰がドーン
2017年04月30日 08:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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八峰がドーン
池の平付近はスベスベ
2017年04月30日 08:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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池の平付近はスベスベ
池の平の池付近で八峰とYSHR
2017年04月30日 08:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 8:25
池の平の池付近で八峰とYSHR
池の平小屋鞍部までもうちょい
2017年04月30日 08:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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池の平小屋鞍部までもうちょい
池の平小屋から小黒部谷へ
2017年04月30日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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池の平小屋から小黒部谷へ
大窓出合まで500mの滑り
2017年04月30日 08:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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大窓出合まで500mの滑り
そろそろ太陽が上がり気温が上昇
2017年04月30日 08:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 8:55
そろそろ太陽が上がり気温が上昇
大窓出合から最後の登り650m
2017年04月30日 09:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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大窓出合から最後の登り650m
気温が上がり右岸岸壁から雪崩の嵐
2017年04月30日 09:38撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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4/30 9:38
気温が上がり右岸岸壁から雪崩の嵐
雪崩が轟音とともに落ちて来る
2017年04月30日 09:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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雪崩が轟音とともに落ちて来る
生きた気がしなかった
2017年04月30日 09:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 9:34
生きた気がしなかった
轟音を立て落ちて来る。安全な場所から撮影
2017年04月30日 10:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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轟音を立て落ちて来る。安全な場所から撮影
さぶが右岸に寄り過ぎ落ちて来た雪崩に巻き込まれ50m流されて止まった、若さが出た。
2017年04月30日 10:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 10:17
さぶが右岸に寄り過ぎ落ちて来た雪崩に巻き込まれ50m流されて止まった、若さが出た。
大窓の雪庇群
2017年04月30日 10:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 10:24
大窓の雪庇群
名人、大魔人が攻略、直前で名人が滑落
2017年04月30日 10:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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名人、大魔人が攻略、直前で名人が滑落
大魔人が突破
2017年04月30日 10:27撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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大魔人が突破
YSHRも無事突破
2017年04月30日 10:29撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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YSHRも無事突破
大窓の雪庇が落ちて来たらひとたまりもない
2017年04月30日 10:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 10:38
大窓の雪庇が落ちて来たらひとたまりもない
今にも落ちそうな雪庇もあった。大窓登りはロシアンルーレット
2017年04月30日 10:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 10:49
今にも落ちそうな雪庇もあった。大窓登りはロシアンルーレット
小窓尾根をバックに快適な大窓雪渓
2017年04月30日 10:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 10:55
小窓尾根をバックに快適な大窓雪渓
無事滑走して大窓を振り返る
2017年04月30日 11:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 11:19
無事滑走して大窓を振り返る
タカノスワリも高巻きせず通過
2017年04月30日 11:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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タカノスワリも高巻きせず通過
取水口までスキー楽勝
2017年04月30日 11:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 11:42
取水口までスキー楽勝
どこまでもスキーで行くのが流儀
2017年04月30日 11:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 11:50
どこまでもスキーで行くのが流儀
ゴール、試練と憧れの12時間でした
2017年04月30日 12:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/30 12:10
ゴール、試練と憧れの12時間でした
伊折からの剱岳、もう春ですねー 今日も完全燃焼、生きててよかった!
2017年04月30日 12:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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伊折からの剱岳、もう春ですねー 今日も完全燃焼、生きててよかった!

感想

今日はGW前半の目玉剣岳ワンディ周回(大窓)だ。三の窓、小窓、大窓どれも手強いが大窓は最も累積標高差があり3200mの試練となる。僕は今回で6回目である。毎回これが最後と言い聞かせている。今日は昨日新雪があり更に大幅に気温が上がる。雪崩に要注意だ。できれば午前中に終了したいと思っていた。メンバーは名人、大魔人、さぶの四人、皆体力バンバンの強者なのでかなりハイペースになるだろう。

昨夜22時に自宅を出て馬場島へ車を走らせる。23時半に着くとすでに皆スタンバイしていた。深夜0時にスタート、馬場島から雪は繋がっていてスキーで歩き出す。久しぶりに雪は多くて嬉しくなる。雪も多くて問題なく立山川を進んで行く。昨年は雪がなくて渡渉できなかったが今年は楽勝だ。暗闇の中デブリで凸凹の斜面をガシガシ進む。立山川はやはり雪崩の巣であり深夜の時間帯しか怖くて歩けない。

1800mを超えると新雪があった。10−20cmくらいはあっただろうか、日が当たると下駄に注意だ。昨日の新雪は至る所で雪崩ていた。白馬の大雪渓事故と同じ、気温が上がる時間帯はやはり危険すぎる。ただ新雪のおかげでシールはよく効いて室堂乗越までスキーで登り上げた。ようやく白んで来た。風は強いので防寒態勢とした。昨日明日と天気は悪いので雷鳥沢のテントはまばらだった。この時間登山者も少なく寂しい限りだ。

剣御前小屋が見えた。小屋まで雪は繋がっていて朝日が眩しかった。小屋前には誰もいなかった。ここまで標高差2000mを6時間かかった。新雪をまとった剣岳がスンバラシイ!やはり王者に相応しい。剣沢は貸切でテントもなかった。この時期剣沢で新雪を楽しめるのはいつ以来だろうか。皆交互に先頭を代わり剣を入れて写真を取り合う。やはりここに来ないとシーズンは終われない。快適な雪を思う存分楽しんだ。平蔵谷、長次郎谷には登山者が数名登っていた。デブリは小さかった。これからでかいのが一杯来そうな雰囲気。剣沢も雪は多くて近藤岩まで全く雪割れはなかった。あっという間に登り返し地点の近藤岩に着いた。まだ7時前だった。

気温は低いので池ノ平小屋までは雪崩の心配はなさそうだ。しかし気温が上がり今日も名人は下駄に泣いていた。ちゃんとワックス+アイロンと言ったでしょう。池ノ平小屋に着いて八峰を見てマンダムな気分になった。さあここから500m滑って700m登り返せばもう着いたも同然だが大窓の登りは気温も上がりやばそうだと思った。池ノ平小屋から小黒部谷に滑り込んであっという間に大窓出合に見上げる大窓はやはり雪庇がたくさん、登りで落ちて来たらアウトだろう。

さあラスト700mの登り気は抜けない。安全なルートを探り登ろう。右岸の岸壁から予想通り雪崩が頻発して落ちて来た。ゴゴー、すざまじい音を立てて雪崩が落ちてくるが距離を取っているから大丈夫、皆固まると危険なので僕は最後尾で距離をあけて進むことにする。相変わらず岸壁から雪崩は落ちまくっている。早く大窓にたどり着きたい。残り100mの地点で前を行くさぶが危険なルートどりをしているのが気になっていた。案の定、雪崩が起きて巻き込まれて流された。若さが出た。まあ僕は最後尾で何かあればすぐ駆けつけれたので安心して流されるのを見ていた。50mぽど流されて止まった。さぶビビりまくっていた。あのコースどりはマズイでしょう。さぶに説教した。

さあ先頭の名人は最後の雪庇の乗越に苦労していた。まあ大丈夫だろう。名人、大魔人と無事に乗越、僕が続いた。さぶも無事大窓に着いてこれでもう着いたも同然だった。大窓には今にも落ちそうな巨大な雪庇があった。次の雨で間違いなく落ちるだろう。下からは全く亀裂は見えなかったがこれが落ちたらと思うとビビりまくった。

さあ大窓雪渓を下ろう。新雪でデブリだらけだったが針の穴に糸を通すようにルートを探って行く。やればできる。あっという間に滑り降りて雪の多い白萩川を快適に滑って行く。ここも雪割れはあまりなくて快適だった。タカノスワリもブリッジが多くて問題なく取水口まで行けた。ここからも馬場島まで雪は繋がっていて一度も板を脱がずに滑り込んだ。試練と憧れの碑の前で記念写真を撮って無事終了。12時前にギリギリ滑り込み。過去最速記録だった。今日も完全燃焼。これで思い残すことなくチャリ旅に出れる。

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