また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1133536
全員に公開
山滑走
白山

白山中宮道・試練の19時間

2017年05月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
YSHR その他1人
GPS
--:--
距離
30.2km
登り
2,958m
下り
3,090m

コースタイム

日帰り
山行
17:19
休憩
1:36
合計
18:55
1:37
2:00
146
4:26
4:26
127
6:33
6:50
43
7:33
7:33
170
10:23
10:40
3
10:43
10:43
36
11:19
11:30
148
13:58
14:10
61
15:11
15:20
28
15:48
15:55
200
湯谷1186で登り返し
19:15
中宮温泉
23.30 820m  中宮温泉待ち合わせ
0.20 830m 市ノ瀬発
1.37 1255m 別当出合着
2.04 1255m 別当出合発
4.26 2005m 甚の助小屋
6.33 2455m 室堂
7.33 2702m 白山山頂
8.00 2702m 白山山頂発
9.35 1890m 間名古手前鞍部
10.23 2123m 間名古の頭
10.43 1960m 三俣峠
11.19 1850m ゴマ平小屋
11.48 1600m 鞍部
12.54 1774m 地図上1774m
13.58 1533m しなのき平小屋
15.11 1549m 湯谷頭
15.48 1186m 湯谷1186m
16.54 1500m 湯谷登り返し
17.11 1300m 登山道合流
19.15 820m  中宮温泉
天候 晴れ・強風
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
中宮道は1500mで雪は切れ出した。
中宮道下部は登山道ところどころ不明で板の担ぎは枝に引っかかり難儀する。
その他周辺情報 中宮温泉くろゆり荘は良心的で居心地の良いお勧めの宿 白山の守り人乾さんが館主 自慢の山菜料理と秘湯の宿
前日中宮温泉くろゆり荘に家族で宿泊、深夜23時に宿を出て名人と落合、一台ここにデポ、もう一台で市ノ瀬に向かう
2017年05月06日 14:48撮影 by  iPhone 7, Apple
1
5/6 14:48
前日中宮温泉くろゆり荘に家族で宿泊、深夜23時に宿を出て名人と落合、一台ここにデポ、もう一台で市ノ瀬に向かう
くろゆり荘の部屋の窓からは中宮の絶景が見える。新緑が綺麗
2017年05月06日 14:57撮影 by  iPhone 7, Apple
5
5/6 14:57
くろゆり荘の部屋の窓からは中宮の絶景が見える。新緑が綺麗
中宮温泉は胃腸に良い秘湯、宿の食事は温泉水がふんだんに使われている。もちろん源泉掛け流し100%
2017年05月06日 15:12撮影 by  iPhone 7, Apple
9
5/6 15:12
中宮温泉は胃腸に良い秘湯、宿の食事は温泉水がふんだんに使われている。もちろん源泉掛け流し100%
笑顔が素敵な館主乾さん 白山北部縦走路の手入れを一人で行う白山の守り人 宿の食事は乾さんが取る山菜がふんだんに味わえる
2017年05月06日 18:39撮影 by  iPhone 7, Apple
15
5/6 18:39
笑顔が素敵な館主乾さん 白山北部縦走路の手入れを一人で行う白山の守り人 宿の食事は乾さんが取る山菜がふんだんに味わえる
中宮温泉から名人と二人で市ノ瀬に移動して深夜0時過ぎ板を担いで別当出合まで歩く。
2017年05月07日 01:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
5/7 1:06
中宮温泉から名人と二人で市ノ瀬に移動して深夜0時過ぎ板を担いで別当出合まで歩く。
朝のカチカチ斜面、甚之助上部の急斜面はダブルアックス
2017年05月07日 04:59撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
8
5/7 4:59
朝のカチカチ斜面、甚之助上部の急斜面はダブルアックス
甚之助から上部はカチカチ山でアイゼン歩行で歩く、エコーラインに上がると白山が見えた
2017年05月07日 05:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
14
5/7 5:50
甚之助から上部はカチカチ山でアイゼン歩行で歩く、エコーラインに上がると白山が見えた
エコーラインから室堂まではスキーで行く
2017年05月07日 06:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/7 6:04
エコーラインから室堂まではスキーで行く
弥陀ヶ原はまだ雪原、はくさんには強風が吹きつけ雲が絶え間なくかかる
2017年05月07日 06:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
5/7 6:18
弥陀ヶ原はまだ雪原、はくさんには強風が吹きつけ雲が絶え間なくかかる
日が出ても強風で寒かった
2017年05月07日 06:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/7 6:30
日が出ても強風で寒かった
室堂が見えた。もう営業を始めている
2017年05月07日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/7 6:38
室堂が見えた。もう営業を始めている
祈祷殿 鳥居はまだかなり埋まる
2017年05月07日 06:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
5/7 6:55
祈祷殿 鳥居はまだかなり埋まる
室堂センター 周囲の除雪中 もう宿泊者はいるようでした
2017年05月07日 06:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
5/7 6:56
室堂センター 周囲の除雪中 もう宿泊者はいるようでした
雲海がスンバラシイ
2017年05月07日 06:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/7 6:58
雲海がスンバラシイ
おおー飛行機雲が白山にかかる
2017年05月07日 07:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
5/7 7:01
おおー飛行機雲が白山にかかる
YSHRと飛行機雲
2017年05月07日 06:54撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
5
5/7 6:54
YSHRと飛行機雲
素敵な飛行機雲だった
2017年05月07日 07:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
5/7 7:02
素敵な飛行機雲だった
さあ山頂ロックオン
2017年05月07日 07:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/7 7:05
さあ山頂ロックオン
山頂直下にて やっと別山の雲が取れた
2017年05月07日 07:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/7 7:28
山頂直下にて やっと別山の雲が取れた
別山とYSHR
2017年05月07日 07:20撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
3
5/7 7:20
別山とYSHR
名人ゴール!山頂周辺は雪は消えた
2017年05月07日 07:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
5/7 7:41
名人ゴール!山頂周辺は雪は消えた
YSHRも続いてゴール
2017年05月07日 07:35撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
11
5/7 7:35
YSHRも続いてゴール
開山1300年毎月お参り 5月も終了
2017年05月07日 07:36撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
9
5/7 7:36
開山1300年毎月お参り 5月も終了
さあ御前峰から中宮道20kmの旅が始まる
2017年05月07日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
5/7 8:06
さあ御前峰から中宮道20kmの旅が始まる
御前峰直下はカチカチ
2017年05月07日 08:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/7 8:09
御前峰直下はカチカチ
剣が峰にも雲がかかる
2017年05月07日 08:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/7 8:12
剣が峰にも雲がかかる
御前峰をバックに名人が滑る
2017年05月07日 08:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
5/7 8:15
御前峰をバックに名人が滑る
白山バイバイ!この先僕たちをお守りください
2017年05月07日 08:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/7 8:16
白山バイバイ!この先僕たちをお守りください
さあ中宮道が見える。まずはお花松原へ
2017年05月07日 08:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
5/7 8:18
さあ中宮道が見える。まずはお花松原へ
貸切の広大な斜面
2017年05月07日 08:14撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
7
5/7 8:14
貸切の広大な斜面
面ツル快適斜面が続く
2017年05月07日 08:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/7 8:21
面ツル快適斜面が続く
このロケーションはクセになる
2017年05月07日 08:16撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
9
5/7 8:16
このロケーションはクセになる
お花松原まで滑って白山を振り返る
2017年05月07日 08:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/7 8:26
お花松原まで滑って白山を振り返る
マンダムな景色でした
2017年05月07日 08:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/7 8:26
マンダムな景色でした
お花松原からの登り返しは雪が切れた
板を傷つけないで歩く秘伝忍者歩き
2017年05月07日 08:44撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
8
5/7 8:44
お花松原からの登り返しは雪が切れた
板を傷つけないで歩く秘伝忍者歩き
雪が切れた登山道でもシール歩行
2017年05月07日 08:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
5/7 8:52
雪が切れた登山道でもシール歩行
中宮道から白山を振り返る
2017年05月07日 09:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/7 9:03
中宮道から白山を振り返る
中宮道は稜線東を快適に巻いていく、雪は豊富
2017年05月07日 09:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/7 9:14
中宮道は稜線東を快適に巻いていく、雪は豊富
中宮道の大雪原を行く
2017年05月07日 09:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/7 9:17
中宮道の大雪原を行く
稜線東を行けば細かなアップダウンは全て回避
2017年05月07日 09:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/7 9:21
稜線東を行けば細かなアップダウンは全て回避
広大な斜面を快適に滑って行く
2017年05月07日 09:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/7 9:38
広大な斜面を快適に滑って行く
名人も楽しそう
2017年05月07日 09:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/7 9:39
名人も楽しそう
間名古の頭手前の鞍部まで一気に滑り降りれた
2017年05月07日 09:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/7 9:39
間名古の頭手前の鞍部まで一気に滑り降りれた
間名古の頭への登り返し
2017年05月07日 10:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/7 10:11
間名古の頭への登り返し
間名古登り返しは最高のビューポイント
2017年05月07日 10:15撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
5
5/7 10:15
間名古登り返しは最高のビューポイント
間名古直下からの白山
2017年05月07日 10:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/7 10:24
間名古直下からの白山
間名古の頭ピークにて やったぜ名人
2017年05月07日 10:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
13
5/7 10:29
間名古の頭ピークにて やったぜ名人
間名古から白山をバックに
2017年05月07日 10:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/7 10:40
間名古から白山をバックに
間名古から先は長い
2017年05月07日 10:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/7 10:41
間名古から先は長い
ゴマ平小屋までかなり長いトラバースで進む
2017年05月07日 10:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/7 10:44
ゴマ平小屋までかなり長いトラバースで進む
ようやく中間点のゴマ平小屋
2017年05月07日 11:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
11
5/7 11:23
ようやく中間点のゴマ平小屋
ゴマ平小屋から下は雲もなく青空がスンバラシイ
2017年05月07日 12:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/7 12:40
ゴマ平小屋から下は雲もなく青空がスンバラシイ
1774の登りからは白山中宮道がよく見える
2017年05月07日 12:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/7 12:47
1774の登りからは白山中宮道がよく見える
1774からの滑り この辺りブナやダケカンバが素敵だった
2017年05月07日 13:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/7 13:25
1774からの滑り この辺りブナやダケカンバが素敵だった
1774の下り斜面は快適だった。向こうに笈ヶ岳が見える
2017年05月07日 13:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/7 13:27
1774の下り斜面は快適だった。向こうに笈ヶ岳が見える
シナノキ平小屋手前で雪が切れ強引に滑る
2017年05月07日 13:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/7 13:33
シナノキ平小屋手前で雪が切れ強引に滑る
シナノキ平小屋到着 この辺りから雪は途切れる
2017年05月07日 14:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/7 14:03
シナノキ平小屋到着 この辺りから雪は途切れる
藪も増えて来たが行くしかない
2017年05月07日 14:30撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
3
5/7 14:30
藪も増えて来たが行くしかない
シナノキ平小屋からしばらくで登山道を外れて正面 湯谷頭を目指す
2017年05月07日 14:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/7 14:33
シナノキ平小屋からしばらくで登山道を外れて正面 湯谷頭を目指す
湯谷頭が近い
2017年05月07日 14:42撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
4
5/7 14:42
湯谷頭が近い
湯谷頭手前からの展望
2017年05月07日 15:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/7 15:13
湯谷頭手前からの展望
湯谷頭とYSHR
2017年05月07日 15:14撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
3
5/7 15:14
湯谷頭とYSHR
湯谷頭ピークにて最高の展望台 中宮道から加賀禅定道まで一望
2017年05月07日 15:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
5/7 15:23
湯谷頭ピークにて最高の展望台 中宮道から加賀禅定道まで一望
YSHR先頭で湯谷をガンガン落ちて行く
2017年05月07日 15:39撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
4
5/7 15:39
YSHR先頭で湯谷をガンガン落ちて行く
いざ湯谷へ 果たして行けるか? いや行けなかった
雪が切れ1180m から登り返しの試練だった
2017年05月07日 15:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/7 15:46
いざ湯谷へ 果たして行けるか? いや行けなかった
雪が切れ1180m から登り返しの試練だった
登山道に藪漕ぎで合流して滑ったラインを振り返る。
右が本谷、左が滑った左俣 中間地点で雪が消えていた
本来は本谷が良いそうだが湯谷頭から雪が繋がらずこの日はどちらもNG
2017年05月07日 18:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
5/7 18:04
登山道に藪漕ぎで合流して滑ったラインを振り返る。
右が本谷、左が滑った左俣 中間地点で雪が消えていた
本来は本谷が良いそうだが湯谷頭から雪が繋がらずこの日はどちらもNG
試練の登山道歩き この時期背負ったスキーが木に引っかかりとても難儀した。兼用靴の歩きも辛い
2017年05月07日 18:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
5/7 18:28
試練の登山道歩き この時期背負ったスキーが木に引っかかりとても難儀した。兼用靴の歩きも辛い
ようやく中宮温泉まで1kmを切った。かなり疲れ顔の名人
2017年05月07日 18:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
14
5/7 18:50
ようやく中宮温泉まで1kmを切った。かなり疲れ顔の名人
最後の徒渉、先のドボンした僕を見てうまく渡った名人は万歳!
2017年05月07日 19:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
14
5/7 19:00
最後の徒渉、先のドボンした僕を見てうまく渡った名人は万歳!
暗がりの中くろゆり荘が見えて感無量
乾さんが迎えてくれてご好意で温泉に入れて頂いた
くろゆり荘万歳! 是非皆さんも
2017年05月07日 19:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
17
5/7 19:10
暗がりの中くろゆり荘が見えて感無量
乾さんが迎えてくれてご好意で温泉に入れて頂いた
くろゆり荘万歳! 是非皆さんも

感想

GW前半は剣岳大窓周回さらに青森ロングライド750kmを終え以前から是非と宿泊したかった中宮温泉くろゆり荘でまったりしようと思った。しかし折角ここに来るなら中宮道ワンディに行くしかない、名人と中宮温泉合流の約束、午後から宿に入り温泉と美味しい料理に舌鼓、仮眠後深夜23時に乾さんのBig Day弁当(でかいおにぎりだった)を食べいざ市ノ瀬へ向かう。

市ノ瀬は厳冬期が嘘のように雪がなくなっていた。車も数台、ここから板を担ぎズックで歩きだす。S字カーブあたりで雪が出てきた。1時間ちょいで別当出合に雪解けは早い。一本橋には板が渡されもう緊張感はない。石畳は雪はなくこの上で雪が豊富になり以降スキーで歩けた。

1600mくらいまでは雪は腐っていたが、それより上はカチカチ山になっていた。甚之助は6割方埋まっている。ここでアイゼンに履き替えエコーラインを目指す。雲が湧き風が強い、今日の気象条件は冬に戻ったごとし、エコーラインに上がると日が昇り正面に白山が見えた。雲が激しく流れている。

弥陀ヶ原はまだ雪原、室堂に着くと小屋は開いていた、除雪して営業を始めたようだ。小屋影で休んで山頂を目指す。カチカチだが氷はないのでクトーで登れた。雪のない山頂は久しぶりだった。すぐに奥社でお参りを念入りにした。前泊者が数名登ってきている。

さあお参りしたら旅の始まりだ。山直下の氷化斜面を慎重にこなしてまだ凍った翠が池へここからお花松原への大斜面は面ツル快適だった。お花松原まで下って振り返るとマンダムな景色が広がっていた。ここから少し登り返す。

登り返して中宮道は稜線東の大斜面を快適に飛ばす。あっという間に間名古の頭手前の鞍部に来た。ここから間名古の頭に登り上げると白山からの中宮道が一望できる。

先は長い急ごう、長いトラバースをこなして下るとゴマ平小屋であった。ここからも快適に先の鞍部まで下る。鞍部から1774の登り返しを終えるとシナノキ平小屋への快適な斜面、右手には笈ヶ岳が見える。

シナノキ平から下は雪が切れ出す。しばらく登山道を歩き今回の目玉湯谷頭から湯谷を滑って中宮温泉へ行く作戦。今年は雪が多いので行けるだろう。これが試練の始まりだった。

湯谷頭の絶景は素晴らしかった。ここからは白山を中心に加賀禅定道、中宮道、楽々新道など北縦走路が一望できる素晴らしい場所であった。苦労して来た甲斐がある。この時期限定是非おすすめだ。さあ頭から湯谷へ、ダメなら登り返す余力は残っている。スキーを担いでの登山道歩きはごめんだと思った。

快適に湯谷を下ると1200mで滝が出た。何とかクリアーするもこれはいかんだろう。協議の末400m下って下でハマる前に登り返すことにした。登り返したが登山道への藪漕ぎ合流、それからの登山道歩きは思いの外時間がかかり中宮温泉に着いたのは19時過ぎ乾さんが心配して見に来てくれた。下山後くろゆり荘で汗を流して市ノ瀬へ車を回収しに戻った。

市ノ瀬出発から中宮温泉下山まで19時間と過去最長だった。冬季水晶岳ワンディを上回る過去最長記録を更新した。

今年のGWも熱く終わった!完全燃焼なり

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:5340人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

山滑走 白山 [日帰り]
白峰ゲート〜市ノ瀬〜室堂〜白山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 白山 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら