岩手山
- GPS
- 05:43
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,468m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:29
天候 | 快晴 樹林帯は無風で暑い 樹林帯より上は朝のうちは風が冷たく上着が必要だったが、じきに気温が上がり不要に。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは大変明瞭。馬返しの名に恥じぬ急登が続く。旧道と新道の両方をそれぞれ登り・下りで利用したが、旧道のほうが急な露岩帯を歩くこともあるのでしんどいかもしれない。新道は、ほぼずっと樹林帯歩き。どちらも登山道は大変狭いので、すれ違いが難しいことが多い。山頂付近は火山礫が堆積していて歩きにくいところもあるが、距離は短いし、傾斜もそほど急ではないのでなんとかなる。 |
写真
感想
岩手遠征2日目。天気予報は良さそうだがどうなるか。2日目はダブルヘッダーというか、2カ所の山に登る予定。初めは岩手山。
早朝に一番上の駐車場に到着。まだ時間が早いせいか、クルマの数は少ない。気温は10℃くらいで肌寒い。食事とトイレを済ませて行動開始。どうせ暑くなるからと思い、準備中に来ていたウィンドブレーカーは脱いでザックに入れる。今回選んだ馬返しルートは、登山口と山頂の標高差は1300メートル以上もある。最近距離は長くとも、標高差のある山行はしていなかったので体がもつかどうか。駐車場からしばらくは樹林帯歩きが続き、じきに新道と旧道の分岐が現れる。どっちでも良かったのだが、登りはとにかく旧道で行くことに。狭い登山道を上るが風がなく、蒸し暑くてたまらない。徐々に汗が滲みはじめ、すぐに滴るほどに。6月も後半になると、夏とほぼ同じということか。馬返しの名のとおり、とにかく急な坂道が続く。天気は抜群に良く、快晴の青空が樹間から見えるが、そのために大変暑い。合目の表示をいくつも見送り、しばらくすると樹林帯の外に出た。風でもあれば良いのだが、あいにく全く死んでいて、これまでは樹木に遮られていた直射日光にさらされることに。暑くてたまらない。足下も、初めは普通の登山道だったが、徐々に火山のそれになっていき、火山礫がゴロゴロして歩きづらくなっていた。高い気温、直射日光、急登、歩きにくい足場と、ペースを落とす条件だけがそろった感じだ。焦っても仕方ないので確実に進む。天気が良く、樹林帯の外に出ると景色が良いのは幸いだった。七合目で大休止し、水分と栄養を補給。汗でほとんどはげてしまったと思う日焼け止めを塗り直す。このあたりからは上を見上げれば岩手山の山頂方向が見られるようになり、少し風も出てきたのでだいぶ過ごしやすくなってきた。やはり灼熱の山は避けたい。急登が終わるとほとんど平坦なところを少し歩いて八合目の避難小屋に到着。かなり大きく立派な避難小屋。うろ覚えだが、夏場は管理人が入っていたと思う。避難小屋の前には水場があり、あふれている。冷たくて美味しい水で少しだけ生き返る。このあたりからは風が吹き抜けて寒いのでウィンドブレーカーを羽織る。ここから10分ほど歩くともう1つ避難小屋があらわれるが、八合目のものと比べると小規模。というかこちらが普通の避難小屋と言えるだろう。ここからはいよいよ山頂へ向けての最後の登り。火山礫が堆積していて歩きにくい足場だが、富士山のように延々続くわけでもない。登り終えるとお鉢に上がる。快晴なのでお鉢の中も大変よく見える。灼熱の中、大汗を絞って登った甲斐があった。お鉢を一週回るように登山道がついているのでそれを利用する。お鉢に上がると風はさらに強く冷たくなり、手の先がかじかむくらいだった。止まると寒いので写真以外は止まらずに先に進む。お鉢に上がれば最高点までは標高差も少ないので、最後ひと登りして山頂に到着。梅雨の時期なのに快晴の山頂を引き当てた。風は山頂付近はそれほど強くなく、ウィンドブレーカーを着ていればなんとかなる程度。周囲を見渡して写真を撮る。この時間、登山者の姿はほとんどなく、山頂付近も到着時は数名いたが、しばらくすると自分だけになった。この天気で山頂貸し切りは贅沢だった。次の登山者が到着するまで満喫する。15分ほど山頂に滞在した後に下り始める。結局登山者はもう1人増えただけだった。下りはお鉢の半分を回るが、中で降りるルートがあったので、完全な周回コースは取らなかった。下りに入っても登山者はまばらだったが、八合目の避難小屋付近まで来ると一気にたくさんの登山者とすれ違うようになった。今日は誰もこの山に来ないのかと思ったが、やはりそうではなくて、単に出足が遅かっただけのようだった。しかし、朝6時前でもあれだけ暑かったのだから、それからさらに日も気温も登った後となると、相当な暑さになったと思われる。自分はとにかく暑さに弱いので、この時期はとにかく朝早く出ることを心がけている。それ以外に暑さから逃れる方法はないと思うので。避難小屋で再度水分を補給して下るが、続々と登山者が登ってくる。登りは旧道を使ったので、帰りは新道にしたが、こちらのほうが多いのか?と思われるくらいの数が登ってくる。もう新道・旧道と呼ばずに、富士山のように登り・下り専用としてしまったほうが、すれ違いに気を遣わずに済むし、すっきりすると思うのだが、そうもいかないのだろうか。旧道もそうだったが、新道も多くの花が咲いていて、特にシラネアオイは満開というか、かなりの数が咲いていた。こんな数これまで見たことがないくらい。花好きのひとにはたまらないルートかもしれない。狭い登山道ですれ違いを気にしながらも順調に下ると、再度暑さを感じるように。樹林帯で風はほぼないし、天気快晴で気温も上がっているので暑いのはもう避けようがなかった。時折止まって水分を補給し、熱中症にならぬよう気をつけて下る。それにしても登りの登山者は多くて、駐車場付近まで下ってもこれから登る人とすれ違うくらいだった。6月で日の長い時期なので、十分山頂まで届く時間とは思うが、この暑さのなかをよく登っていくと思う。出発から約5.5時間で無事駐車場に到着。標高650メートル程度なのでほぼ地上の暑さのように思えた。これで終わりなら楽なのだが、今日はセカンドレグがあり、最低限の体のケアだけで次の山に向かう。
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