礼文島南部トレッキング(桃岩展望台コース・礼文林道コース・礼文滝コース)
- GPS
- 07:00
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 719m
- 下り
- 722m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:59
水平距離、累積標高(+, -)
21.9km、+883m, -900m
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
バス
船 飛行機
札幌⇨稚内 高速バスはまなす号 http://www.hokto.co.jp/b_wakkanai.htm 稚内⇨礼文島 (香深)ハートランドフェリー http://www.heartlandferry.jp/timetable/ 礼文島 宗谷バス(フェリーターミナル⇨知床BS) http://www.soyabus.co.jp/app-wp/wp-content/themes/Souyabus-child/pdf/routebus/rebun_r.pdf 復路:礼文島(香深)⇨利尻島(鴛泊) ハートランドフェリー 翌日は利尻山登山 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はなく、全体を通して歩きやすい。 礼文滝コースは、海岸に落ちる滝の迫力を感じることができ、簡単な渡渉やトラバースはあるが、山慣れていれば変化のある楽しいコースと思った。 以下、特記事項を列記します。 ・礼文島南端の知床(名前が少しややこしい)から桃岩展望台までは、アップダウンの少ないトレッキングコース。小さな子供連れファミリーや、御老体も沢山歩かれていた。 ・花は盛りの時期の合間で少ないと高山植物監視員の方がおっしゃっていたが、まだまだ十分楽しめた。花の種類が多いのでビックリ。 ・さすが、『花の浮島』と言われるだけに、半端ない感じ。 ・礼文林道コースは、更にアップダウン少なく、山登ラー的には物足りないかも。砂利道の林道(車道)が続くので、少々飽きやすいが、礼文滝コースへのアクセスなので仕方ない。 ・途中、レブンウスユキソウ群生地があったが、幾分固まって咲いてるなあ、と思っているうちに通り過ぎてしまった。もっと注意してれば群生地らしき場所があったのかもしれない。 ・礼文滝コースは、なかなか変化のあるワイルドで楽しいコース。静かな樹林帯を抜けると、少し下って、沢沿いの気持ちいいコースとなり、三回程簡単な渡渉や、細いトラバースはあるものの慎重に行けば問題ない。圧巻は、礼文滝。海岸へほとばしり落ちる滝を見ながら、ロープを握って海岸へ降りる。波打ち際から見上げる礼文滝は秘境感がある。滝の上の水たまりにはカモメが沢山浮かんでいて、風を見ながら次々離陸していた。 ・香深井からファミリーターミナルまでバスの時間に合わないので1時間強歩く。利尻山のガスが取れ、クッキリ青空と海に浮かぶ利尻山(島)を眺めながらノンビリ海岸線歩き。 |
その他周辺情報 | 利尻島(鴛泊)フェリーターミナルから徒歩20分の、ゆーにファミリーキャンプ場前の利尻富士温泉(500円)を利用。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
時計
タオル
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感想
利尻山に登る前日に時間があったので、礼文島の南部をトレッキング。
北端のスコトン岬や、礼文岳にも行きたかったが、バス時間が合わず、唯一、レンタバイクの手はあったが、また次回に。
知床BSから、なだらかな斜面を登っていく。花が次々と出てくるので、前に進めない、笑。すぐ「北のカナリアパーク」という映画撮影地の看板が出てくる。時間の関係で行かなかったが、なだらかな緑の緩斜面。振り返ると街の向こうに青い海が広がり絶景。利尻島も近くに見えているが山頂はあいにく雲の中。
登山道の刈り込みをしている青年がいた。声をかけると地元の方らしい。おかげさまで快適に歩くことができます。礼を行って先に進む。花が更に増えて来る。
レブンなんとか、とか、リシリなんとかというんだろうなあ。エゾグンナイフウロとレブンウスユキソウくらいしか分からなかった。花の看板を撮ったので後で照合してみよう。
元地灯台に到着。断崖と海の絶景が楽しめる。礼文岳の山頂はガスの中だが、元地海岸や島の南部の山々が見渡せる。
更に稜線に上がるとこんもりとした桃岩が見えてくる。
展望コースの最高点からは辺り360度の絶景。なだらかなお花畑の中をルートが続いていて、のどかな感じ。
この辺から対向の方が増えてくる。同じフェリーの方々もちらほら。ターミナルから桃岩展望台登山口へのバスに乗られたのかな。
お花畑の中のルートを進むと桃岩展望台。目の前に桃岩が見えて、踏み跡も見えるが分け入り口が分からない。登山ルートは無いから仕方ない。
一旦車道に降りて暫く下って左折で林道コース。林道とはまさに砂利道の車道だから山登らー的には単調だが、レブンウスユキソウ群生地や、礼文滝コースへのアクセス路なので仕方ない。
レブンウスユキソウ群生地は、チラホラ見え始めたので、そろそろかな?と思っているうちに過ぎてしまったようだ。注意力散漫だったのか、よく見てれば良かった。
その先左折で滝コースへ。
最初、薄暗い樹林帯だか、しばらくで小高い丘の上に出る。
滝コースの沢沿いルートが見えている。少し下って沢沿いのルート。三回程短い渡渉や、細いトラバースもあるが、慎重に行けば問題ない。渓谷の風情もあり、なかなかいい雰囲気のコースと思った。海岸が見えてくると滝は近い。落差30m以上あると思われる滝を見ながら、ザレた脇のルートをお助けロープで補助しながら海岸に降り立つ。ここは滝コースでしか来られない場所。ゴウゴウと落ちる滝と誰もいない海岸を独り占め。ちょっと大袈裟かもしれないが、最果ての秘境に来た感がある。
さて、ランチしたら戻りましょう。
稜線までは登りだが、標高差200m程だからCTより早く戻れる。
また林道を行き、8時間コース分岐から沢沿いに下って香深井。
バスがいい時間にないから1時間強歩く。
海岸線をノンビリ歩いていくと、利尻山の雲がスッキリ取れてくる。
山頂付近はかなりの急角度。少しアルペンチックな雰囲気もある。
快晴の中、正面に利尻山(島)を眺めながら、贅沢な海岸歩きでフェリーターミナルに戻った。
利尻島までのフェリーでも、終始 利尻山が綺麗に見えている。
近づくにつれ、山頂直下の赤い崩壊が見えてくる。
明日はあそこを通過できるだろうか。
利尻山編に続く
コメント
この記録に関連する登山ルート
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こりゃまた、東京からの移動も含めて効率的なプランですね。
夜行便+夜行バス+始発フェリーとは考えましたね(^-^)
拙者も数年前に礼文島に行きましたが、1.5日あったので、今回の桃岩+礼文滝に、礼文岳でした。
最も印象に残ったのは礼文滝。
雨が降りそうな中、民宿の女将さんに勧められるがままに行ったら、意外にも立派な登山道でびっくり。
オマケに雨が本格的になってきて、海から吹き上げる風が沢筋を通り抜けるため、強風に煽られながら漸く滝に辿り着きました。
ご指摘のウスユキソウの群生地は、拙者もあまり目にしないまま通り過ぎました。
桃岩コースから見える利尻岳は、洋上の富士山のようで、花々を見ながら楽しく歩いて、バスに乗れなかったので海岸歩きしていたら、宿泊客を迎えに行く民宿のクルマに乗せてもらって香深まで戻ったことを思い出します。
拙者もスコトン岬方面はまだでして、8kmコースをいつか歩きに行きたいです。
半袖隊長
隊長、メッセージありがとうございます。
この往路は以前pikachanさんがやらててたアプローチで、私は当時目から鱗で真似させてもらいました。最近、夕活とかで早朝から勤務すれば早めに出れるので年休減らずにすみますしね
礼文滝コースはホントよかったですよね。
民宿の女将さんがお勧めとはやはり当たりだったのですね
沢沿いのコースから渡渉やトラバースを経て辿り着いた海岸に滝、というのはなかなか無い組み合わせで私も感動しました。しかし雨と風の中行かれたとは あそこを吹き上げる風は容易に想像できます
隊長はやはり礼文岳も行かれたのですね
私も行きたかったのですが、バスがいい時間にないうえ、朝は雲が低くて眺望ゼロだな、と思ったので次回にしました。8時間コース、スコトン岬とセットで私もまた次回ですね、行く機会が難しそうではありますが・・・。
桃岩コースを下りながら見る利尻岳は、私はガスでダメでしたが、かなり良さそうですね。羨ましいです。
ところで、隊長は、もう調子は大丈夫なのでしょうか。
しっかり治されて、また以前のようなガッツリレコ読ませてくださいませ
猛暑低山友の会会長!涼しそうな所まで出かけましたね〜。
お花も固有種が多そうで中々お目にかかれなそうな花ばかりですね。
次回は利尻山編ですか???楽しみです
ヒグマとかいないのですか?
andounouenさん、メッセージありがとうございます。
猛暑低山友の会メンバーとしては、ちょっとズルしちゃいましたね
汗ダラダラは体に悪いので、会の目指すところに反して自然クーラーを浴びに行ってきちゃいました
礼文島は花の浮島だけあって、花の閑散期(らしい)でも沢山咲いていましたよ。
それも、見たこともない高山植物がその辺の低地に咲いてるのは、あっちならでは、と思いました。
離島にはクマはいないそうですよ。
なので、鈴鳴らしてる方は皆無に近かったです。
ちなみに利尻レコも昨晩深夜にアップしたので、よかったら見てやってくださ〜い。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1211772.html
ShuMaeさん、おはようございます。
千歳から夜行バスという手があったとは。 利尻礼文は、稚内で1泊してから行く手しか無いと思ってました。こりゃいいですね。
礼文は本当に花が綺麗。だいぶ前に1度行ったのですが、この時はスコトン岬からの周遊と、この桃岩コースでした。とっても懐かし〜感じです。標高0mでも、高い山の草原を歩いているような感覚になります。
結構バスもあるんですよね。次回来るときは、礼文岳、レブンアツモリソウを見てみたいです。利尻はどしゃ降りでひどかったので、いつかはリベンジしたいな〜。
山行お疲れ様でした。
kuboyanさん、こっちにもありがとうございます。
札幌から夜行バス作戦は、私もレコ友(=pikachanさん)の技を盗ませてもらいました
登山口に8:50到着とは、千葉から奥多摩より早いくらいでしたね
やはり礼文+利尻、既に歩かれていましたか、サスガです。
花の浮島らしくホント標高低いとこでも、いわゆる高山植物が沢山咲いていたのはビックリ
私も次回は(機会あれば)、スコトン岬とか是非行ってみたいですね〜、レブンアツモリソウも
礼文綺麗ですね
暑寒別に登った後、礼文も考えたのですが、ちょうど迷走台風の頃で島に閉じ込められたら、洒落にならないと思い断念。
天塩岳に転進しました
でも礼文岳は残念ですね〜
大昔、礼文岳には登った事があるのですが、ガスガスで自分ももう一度礼文岳には行きたかった。
しかし、相変わらず凄いベースですね
momohiro先輩、お忙しい中コメントありがとうございます。
北海道の縦走のレコ拝見しましたよ〜、いつもながら、あちこちガッツリやってらっしゃるな〜、と感心していました
礼文はいいところでしたよ〜。アップダウンはそれほどでもないのですが、最果ての秘境感が半端なかったです。私は都合によりガスの礼文岳はパスしてしまいましたが、南部だけでも堪能できました。
確かに台風で離島は厳しいですよね、昔、奄美で2日間缶詰になった何するでもなし宿でボケーっとみたいな記憶が蘇ってきました
ペースはどそうでもないです、単に山と高原地図のCTが以前より更に甘くなった、かと。
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