北岳[広河原口]
- GPS
- 25:15
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 1,708m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:45
- 山行
- 1:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:35
天候 | 1日目 くもり、2日目曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市営芦安駐車場は無料。 第3駐車場は路線バス発着所、第2駐車場は乗合タクシー発着所。 運よく第2駐車場に停めることができた。 乗合タクシーは1台(9人乗り)で利用者協力金込みで1,200円/人。 路線バスは利用者協力金込みで1,130円/人。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・広河原〜大樺沢二俣 沢沿いで登りが続く。一部ガレ場がある。 ・大樺沢二俣〜八本歯のコル(左俣コース) 雪渓を見ながら急登が続く。 ・八本歯のコル〜吊尾根分岐 丸太の階段が断続的に続く。丸太が平に加工されていないため滑りやすい。 ・吊尾根分岐〜北岳山頂 何カ所か丸太の階段がある。山頂手前のガレ場は急登で疲れた足に追い打ちをかける。 ・北岳山頂〜肩の小屋 岩稜急登のため下山時は滑落に注意。 ・肩の小屋〜小太郎尾根分岐 広い尾根道で歩きやすい。 ・小太郎尾根分岐〜白根御池小屋(草すべり) 草原状の急登をジグザグに下りていく。 ・白根御池小屋〜広河原 樹林帯の中をひたすら下りていく。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ(2枚)
ハードシェル(又はレインウェア)
ソフトシェル
ズボン
靴下(2枚)
手袋
帽子
靴
ザック
サブザック
サングラス
ヘッドランプ
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ、 ウォークマン、 ポケットティッシュ
ボディシート
ハブラシ
ゴミ袋
昼飯
水(ハイドレーションにスポーツ飲料 500mlの水ペットボトル×2本くらい)
行動食
※後で水場の水を入れれるようにペットボトル1〜2本。<br />※水は北岳山荘でも北岳肩の小屋でも100円/ℓで購入可であり白根御池小屋では無料となっていることから持って行く量は最小限。<br />※お酒は白根御池小屋で購入可<br />※風呂はないので着替用Tシャツとボディーシート持参 等
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共同装備 |
地図
ファーストエイドキット
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感想
五竜岳は小屋が満室、皇海山は先日の台風により林道通行止めのため、去年、天候悪
化により断念した北岳に登ることにした。
ただ、今年は1月に高尾山縦走と5月に筑波山に登っただけであり(山行計画は何度
も行っている山なのでボサってしまった)、最近の仕事の忙しさから不摂生が続いて
体も重くなっている今日頃の状況であるのに、今年初のちゃんとした登山で山岳標高
日本第2位を誇る高峰「北岳」に登るなど無謀チャレンジとも思いながらも、行きた
い気持ちが優先して決行してしまった。
お盆真っ只中というのに高速道路は拍子抜けするぐらい渋滞がなく、予定より早く3
時には芦安駐車場に到着した。
車のなかで仮眠をとり4時に目が覚めると既に乗合タクシーが止まっており、運転手
に確認したところ、荷物を載せて待っててもらえれば5:00に出発するとのことから、
慌てて仕度して荷物を乗合タクシーに乗せた。
しかし、しばらくすると何台かの乗合タクシーが来たので、後発便で間に合ったこと
を知り、初めからそう説明してくれれば慌てて用意しなくても済んだのにと思った。
乗合タクシーは10台来たらしく、1台あたり9名乗車が可能なことから朝一で90人の
登山者が広河原に向かったことになる。
自分たちの乗った乗合タクシーが先頭車両であったため広河原には最初に到着した。
道中、運転手の話では八本歯コルの階段は急で滑るため、頻繁に滑落者が発生してい
ることから、当該ルートは登りで通過し、下山では通らないほうが賢明とのアドバイ
スがあった。
もともと今日のコースは、宿が白根御池山荘のため時計周りで北岳を登ろうと予定し
ていたことから、八本歯コルは登りで通過するため問題ないと感じた。
広河原をスタートして大樺沢二俣の分岐まではまあまあ順調。体はすごく重いが地図
のコースタイムよりは少し早く登れている。
しかしこの分岐で大きな失態をしてしまう。
八本歯のコルへ向かい登りはじめたつもりが、途中で道が右方向に曲がったので、お
かしいなと思い、下山してきた団体さんのガイドに確認したところ、今歩いている
コースは右俣コースだという。
大分登ってきてしまったが八本歯コルは下りでは通りたくなく、また、ピストンもつ
まらないと思い大樺沢二俣の分岐まで引き返すことにした。
時間的に20分は登ってきてしまったので、40分はロスしてしまった。
左俣コースは左手に雪渓を見ながら急登を登って行く。ときより雪渓より吹く風が冷
たくて気持ちいい。
八本歯のコルに着くころには脚の疲労がピークで何度もつりそうになる。一度つって
しまうとクセになり、この先の歩行に影響がでると思い、何度も休みながら気を付け
て歩いた。
だが、北岳の登山道は登る一方で下りや平らな箇所がないため、八本歯コルあたりの
断続的に続く丸太梯子には1段上がるごとに足に追い打ちをかけ、吊尾根分岐点に着
くころは限界に達していたが、なんとか気力で登っていた。
そうして12時を少し回ったところで無事山頂到着。
山頂に立てたことはとてもうれしいが、視界はガスに覆われて白い景色のなか。
晴れていれば東に富士山、南北に南アルプスの高峰たちの姿を確認できたはずである
のに全く何も見えない状況である。
山頂で20分粘ってみたが、一向に晴れる様子はないので、止む無く下山することに。
下山の途につき少し歩いたところで雷鳥の親子?が見送ってくれた。「また来い
よ。」と。
その後下山していくと小太郎山のガスがとれ、きれいな稜線が見えた。
とても歩きたくなるような稜線であるが、往復で約3時間もかかり、足の痛みも限界
のため、しばし眺望し心の記憶に留めて下山した。
草スベリを順調に下山すると、夕方3時には本日の宿となる白根御池小屋に着いた。
部屋に案内されると、ジュリエッタくんはフェスの疲れと高山病のため、すぐに布団
に入り熟睡していた。
一人ですることもないので、着替えを済まし外に出て、うまい空気と景色をつまみに
生ビールを楽しんだ。
17時の夕飯ではこれまで道中ほぼいっしょに歩いてきたMameekoさんをお誘いした。
いつもなら夕食を食べ終えるとすぐに部屋に帰って横になってしまうところである
が、食事後も食堂に残り20時の消灯まぎわでいろいろと話ができてとても楽しいひと
時を過ごすことができました。ありがとうございました。
是非、また生ビールをご馳走させてくださいね。
20時に消灯となり、ジュリエッタくんは昼寝をしたので寝れないらしく音楽を聴いて
いたようであるが、自分は床に入るや熟睡。
朝は5時に目覚ましをかけたが、まわりが慌ただしく出発準備をする物音で起こさ
れ、4時過ぎには起床した。
ちょうど起きてしまったので出発準備を整え、5時に朝飯をいただき、5時半には宿を
出発することとした。
中央高速道路と首都高の恐ろしいくらい長い渋滞にはまる前に、少しでも早く移動し
て空いているときに通過したいと思い、広河原8時出版の乗合タクシーで帰ることに
した。
白根御池小屋から広河原までは樹林帯の登山を下山していく。木の根やぬかるみがあ
るため滑らないように注意しながら慌てず下山したが予定より20分早く約1時間半で
下山した。
広河原に着くと乗合タクシーが既に待っていた。荷物を車に載せ出発時間まで待って
いると、定員の9名が揃ったということで定刻の8時より少し早く出発した。
このため8時頃には芦安駐車場に戻ってくることができた。
近場の温泉は9時から営業とのことから、少しでも早く移動したいため、今回は温泉
に入らず駐車場を後にした。
それが功を奏したのか、中央自動車道も首都高も目立った渋滞はなく通過できたこと
から約4時間で自宅に到着した。
さて、夏が終わる前にもうひと山行きたいな。今度はゆる山にしよう。。。
ジュリエッタくん、Mameekoさんお疲れ様でした。
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