剱岳(降雪直後の岩と雪の殿堂へ・早月尾根)
- GPS
- 10:37
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,368m
- 下り
- 2,352m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トータル150台程度駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【馬場島〜早月小屋】 ・とにかく急登だが危険箇所はない。 ・標高1200mを過ぎた辺りから徐々に雪が出てきた。 ・早月小屋は冬季閉鎖中。 【早月小屋〜剱岳】 ・予想外に雪が多かったため早月小屋でアイゼンを装着した。 ・山頂に近づくにつれて急登、岩場、凍結箇所が多くなるためアイゼン・ピッケル(ウィペット)必須。 ・2800mくらいまで前泊者のトレースがあったがそこから上は激ラッセル&ルーファイ必須な状態だった。 ・ラッセルは深いところで30cm〜50cmくらい。 |
写真
感想
そろそろ山スキーシーズンということで気合注入の意味を込めてYSHR先生に同行させてもらうことにした。
しかしこの3連休は予想以上に雪が少ない・・・ダメ元で乗鞍で滑ろうかという話も出たがこちらも期待薄。
ならば、ということで降雪直後のキラッキラの新雪を楽しもうと剱岳を目指すことになった。
朝2:00に馬場島で待ち合わせということだったので前日のうちに現地入りして車中泊。
1時に起床して諸々準備完了。
2時前には全員揃って出発することができた。
先生も大魔人さんも兄ちゃんも基本的にスキーでしかご一緒することがないので約半年振りの再会となった。
スタート直後は普通に夏道を歩いていくことになる。
かなりの急登のはずだが夜中で景色が見えないのでひたすら足下を見ながら登っていくしかない。
早出(夜中だけど)は涼しいし中途半端に景色が見えるより楽に感じる。
1200mを越えたあたりから少しずつ雪が増えていき、1600mくらいから本格的な雪道となった。
車中泊しながら強い雨音が聞こえていたが、上部ではそれが雪だったのだろう。
久し振りの新雪の感触を確かめながら早月小屋に到着。
そこは予想以上の降雪量だった。
岩も凍っていたし上部の急登も心配だったので早々にアイゼンを装着。
しばらくは前泊者のトレースをありがたく使わせてもらう。
2700mあたりで先行者が引き返してきた。
早月小屋の手前でテン泊していた大学生の2人組だった。
我々と同じく夜中から歩いておきながら山頂は踏めなかったらしい・・・これからもう一度一緒に行こう!と冗談半分で言ってみたが下山するとのこと。
これだけラッセルを頑張ったのだからご褒美をあげたかった。
そこから先は大学生と別れて4人で道を切り開いていく。
兄ちゃんは足が攣ったとかでパフォーマンスが上がらない。
しかたないので3人でラッセルしながら高度を上げていった。
スキーのラッセルなら喜んで引き受けるがツボ足は勘弁してほしい。
新雪の急登は大魔人さんが膝下ラッセルで頑張ってくれた。
もう夏道は完全に隠れてしまっている。
核心部は最後の岩場の急登だった。
ここはYSHR先生が先行して道を切り開く。
凍った急斜面なのでアイゼンの前爪とウィペットだけが頼りだ。
慎重に核心部を通過すると別山尾根と合流して山頂に登頂!
もちろん貸切。
360度の展望に加えて遠く富士山まで望むことができた。
無雪期の早月尾根は正直それほど好きではないが、雪が積もると全く別の表情に変わっていた。
厳しくも美しい山・・・剱岳!
次は残雪期にスキーで来たいと思った。
さあ、初滑りはいつになるか!?
寒波よ来い!
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