木和田尾から藤原岳へ+聖宝寺もみじ祭り【見納めの紅葉は雪景色の中で】
- GPS
- 07:20
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,186m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 7:15
天候 | 曇り 時々雨(山頂部は霰) 【気温】 巡視路入口:3℃ 頭陀ヶ平:−1℃ 山荘:−1℃ 聖宝寺:5℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2018年に東海総体の登山競技が行われる一環でしょうか、 道標の設置が旧ピッチで進んでいるようです。 (道標荒らしの被害に遭わない事を願います。) |
その他周辺情報 | 聖宝寺のもみじ祭り:11月18日〜26日 ヨガ、コンサートなどのイベントも計画されています。 土・日や祝日は17:00〜21:00にライトアップされます。 |
写真
感想
鈴鹿山中の紅葉も今週が見納めだろう。
木和田尾の紅葉ピークは過ぎたようだが、どんな様子だろう?
前日の雨と早朝の冷え込みで、ひょっとすると紅葉と霧氷が同時に
見られるかもと期待して簡易パーキング・ふじわらへ向かう。
紅葉狙い第5弾の朝は雨だったが、僅かな雲の切れ間を見て出発する。
巡視路でNo,204鉄塔に上がると紅葉した丸尾の奥に見える
焼尾山には思いもしなかった雪が!
子向井山の鞍部を過ぎてしばらくすると、足元がうっすらと積もった
雪で白くなってきた。11月中旬に雪景色が見られるとは
思わなかったが、稜線では霧氷を見られるかもと期待が高まる。
終盤を迎えたとはいえ、初めて経験する鮮やかな紅葉と雪景色の
取り合わせにテンションが上がり、気づけばもうR201鉄塔の建つ
主尾根に合流だ。
雲に覆われ展望も無く冬本番の様な気温だが、新雪の感触を
楽しみながら県境稜線に上がり、頭陀ヶ平に出ると小さいながらも
期待通り霧氷が出来ていた。
ゆっくり楽しみたいが、鈍色の空では霧氷も映えず、横殴りの霰に
打たれながらの長居はつらい。
早々に県境稜線へ下ると、風が遮られ体温が戻ってホッとするが、
やがて漫然と広がった尾根になるのでルートを慎重に見極めて進む。
今回は尾根通して天狗岩へ出るつもりだったが、上がるべき尾根を
過ぎてしまったようなので、浅い谷間を過ぎた地点で霧氷の斜面を
強引にショートカットして天狗岩北側の台地に出る。
雪に埋もれた岩場を天狗岩の突端に出ると、先行者の足跡が有ったが
人影は何処にも見られず、全く展望も利かない。
藤原岳の最高点を踏んだと言うだけで早々に下り、カレンフェルトの
広い稜線を下り藤原山荘へ逃げ込むと中は人に溢れていた。
荒れた天候の日は小屋の有難味を実感する。湯気が立ち込め温かい
室内でゆっくり食事を摂っていると、視界の利かない展望丘に
向かう気持ちは失せてしまった。台地を彷徨って展望丘へ上がる
予定だったが今日はこのまま下ろう。
多くの人に踏まれた泥濘の道を慎重に八合目まで下り、裏道へ入る。
荒れた谷の右岸沿いの急斜面が、一旦緩んで小さな平坦地に出ると
紅葉が残る六合目だ。
裏道はこの先も緩むことなく急な下りが続くので、少し休もう。
再び深い谷の左岸斜面に絡んだ道から、枯れた谷底で右岸へ移り、
しばらくして滝の水を集めた沢に下ると以前は長命水と呼ばれた
水場となり、実質登山道は終点だ。
豊富な水でストックや靴底の汚れを洗い流して、堰堤を乗り越え
しばらくして右手を見下ろすと見事に色づいたモミジが見えた。
下山後の楽しみ、もみじ寺と呼ばれる聖宝寺の境内だ。
鳴谷滝を見物した後「もみじ祭り」が開かれている境内に入ると
黄や赤のモミジが見頃を迎えていた。
常連さんに聞くと今年の色づきは今一つらしいが、
さすがにもみじの名勝だ。鮮やかな紅葉が池や庭園に映えて美しい。
観光客に交じってゆっくりと庭園を散策して長い石段を下る。
山口を目指して戻る途中で左手に眺める淡い紅葉の谷は坂本谷だ。
昔、御池岳を目指して歩いた谷の入口を無性に見たくなった。
あやふやな記憶を頼りに辿り着いた坂本谷は、見上げるような堰堤が
築かれ登山道とは全く無縁の景色に変わっていた。
コメント
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こんばんは。
日曜日は名古屋市内も寒く、藤原や竜など鈴鹿北部の山々は眺めることができたのですが、御在所方面は黒い雲に隠れていました。
冬の始まりはこんな景色が多く、そんな時大概、山は霙か冷たい雨です。onetotaniさん大丈夫かな?なんて思い、山を見てました。
雪と紅葉、写真で見る分にはきれいですがさぞかし寒かったことでしょう。お疲れさまでした。
聖宝寺の紅葉、相変わらずきれいですね。45年以上前に初めて藤原に登った時感動しました。あの頃は坂本谷からも登るコースがあったと記憶してます。たしか裏登山道と言っていたのでは?
鈴鹿の山も少しずつ変わってきてるんですね。
sugi-chanさん 今晩は。
晩秋から一足飛びに冬本番の様な天候になりました。
霧氷は期待しましたが、雪景色とは思いもしませんでしたが、
紅葉を雪景色の中で眺められて幸運でした。
視界も悪く、横殴りの霰にあっさり予定を省略して藤原山荘から
下りましたので、下山後はゆっくりできました。
聖宝寺で紅葉を楽しんだ後、思いついて坂本谷を間近で
眺めてきました。すっかり様子は変わってしまった景色を
見ながら、よく通った当時を思い出していました。
ここ数年、正月になっても、雪が少ない年が
多かった鈴鹿の山ですが、今年は早くも
真っ白ですね。早くも霧氷が見れるとは
嬉しい誤算ですね。本当、足りないのは
青空だけですね。
坂本谷、僕は一度も体験がないのですが
巨大なダムを見ますと、上のほうは
とても元の姿ではないのでしょうね。
花が多い道らしいだけに
残念に感じる部分もありますが
地元の方の、安全な生活には欠かせないと
思いますと、複雑な気持ちですね。
komakiさん 今晩は。
もう初冬だなと思いながら尾根を上がって行くと、
早くも雪景色に変わりまるで冬本番を迎えたような
眺めでした。
秋の名残の紅葉と、冬を先取りした雪景色。
吹き付ける寒風に鼻水をすすりながら、季節の変わり目を
感じて歩いてきました。
聖宝寺コースも復旧後、多くの方が歩かれたおかげで
落ち着いた道が戻って来ましたが、坂本谷の上流は
荒れるに任せ、下流には高い堰堤が築かれ
もう登山道として戻る事は無さそうです。
貴重な花の保護としては良かったのかも知れませんね。
削られた袴腰も含めて、変わりゆく藤原岳を思い知らされた
山行でした。
onetotaniさん
こんにちは
本日養老越しに見える鈴鹿の山々はすっかり真っ白
日曜も鈴鹿は雪だったみたいですね。
聖法寺の紅葉と山の上の霧氷と雪と秋と冬を2倍楽しまれて良かったですね
kazu97さん 今晩は。
天気の変わり方から霧氷は期待できましたが、
まさかこの時期に雪とは想像もしませんでした。
展望も悪く、横殴りの風に煽られる厳しい天候でしたが
秋の紅葉、冬の雪景色と揺れ動く二つの季節を
同時に楽しめる貴重な一日を経験でしました。
いよいよ鈴鹿も雪の山に変わる季節になり、
楽しみも膨らみます。
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