記録ID: 1344354
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無雪期ピークハント／縦走
奥多摩・高尾
槇寄山〜浅間峠 念願の笹尾根縦走で登り納め
2017年12月29日(金) [日帰り]
kyom4
- GPS
- 06:00
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 857m
- 下り
- 1,108m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
数馬周辺の道路脇に駐車 （無料駐車場があるとガイドブックにあるのですが、発見できず） 上川乗発12：44（西東京バス）で駐車場所へ戻りました 乗車時間約20分、料金は390円 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山道、標識が良く整備され、踏み跡も明瞭です 登山口が車道の行き止まりのお宅の玄関の脇にあるのが分からず 最初に迷い、30分近く時間をロスしました 山中に入ると、要所要所に丁寧に標識があり、 全く心配はありませんでした 特に危険箇所もありません |
| その他周辺情報 | 数馬の湯 http://spa-kazuma.com/ |
写真
少しずつ明るくなって行きますが、尚も標識を確認しながら歩きます
急斜面の畑の脇を行き、雑木林の中に入ると、小さな祠があり、踏み跡はそこで途切れていました。仕方なく引き返し、最初のカーブまで下りました
12/29 6:42
急斜面の畑の脇を行き、雑木林の中に入ると、小さな祠があり、踏み跡はそこで途切れていました。仕方なく引き返し、最初のカーブまで下りました
この標識を見落としていました。なんと登山道は行き止まりの家の玄関横でした。早朝、見ず知らずの方のお住まいに侵入するような気がして憚られ、まさかの登山口。歩行開始早々に大失敗、時間を25分もロス(T_T)
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12/29 7:04
この標識を見落としていました。なんと登山道は行き止まりの家の玄関横でした。早朝、見ず知らずの方のお住まいに侵入するような気がして憚られ、まさかの登山口。歩行開始早々に大失敗、時間を25分もロス(T_T)
ようやく空が開け、日も昇って来ました。しかし、30分近いロスがずっと尾を引くのではないかと気になります。計画通りの時刻のバスに乗って駐車場に戻りたいので…
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12/29 7:12
ようやく空が開け、日も昇って来ました。しかし、30分近いロスがずっと尾を引くのではないかと気になります。計画通りの時刻のバスに乗って駐車場に戻りたいので…
数馬上からの登山道と合流。こちらから登った方が道迷いせずに来れたかもしれません。まさか、登山口で迷うとは不覚でした！
三頭山でしょうね！
槇寄山からだと近いのでは？往復一時間位でしょうか？地図で確認すると約四時間、想ったより遠くてびっくり！
槇寄山からだと近いのでは？往復一時間位でしょうか？地図で確認すると約四時間、想ったより遠くてびっくり！
「国定忠治」所縁の地だったのですか？知りませんでした(*_*;名月赤城山の台詞を思い出します
西原峠に到着
計画より30分遅れ。少しずつ遅れを取り戻して行かないとバスに間に合いません(;_;
計画より30分遅れ。少しずつ遅れを取り戻して行かないとバスに間に合いません(;_;
富士山アップ！
一年間、見守って頂き有難うございました。来年も色々な山からあなたの美しい姿を眺められたら嬉しいです(^^♪
一年間、見守って頂き有難うございました。来年も色々な山からあなたの美しい姿を眺められたら嬉しいです(^^♪
今年もなんとか無事に山歩きが楽しめ、充実した一年でした。こうして登り納めに素晴らしい散歩道を歩け、しみじみ幸せを実感(^^♪
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12/29 8:31
今年もなんとか無事に山歩きが楽しめ、充実した一年でした。こうして登り納めに素晴らしい散歩道を歩け、しみじみ幸せを実感(^^♪
このコースは日本山岳耐久レースのコースだったのですね(*_*)過酷なレースは自分には想像もつきませんが、そのコースをマイペースで辿れることは喜びです。
12/29 8:38
このコースは日本山岳耐久レースのコースだったのですね(*_*)過酷なレースは自分には想像もつきませんが、そのコースをマイペースで辿れることは喜びです。
数馬峠に到着「かずま」という読み方もちょっと難読かもしれませんが、この名前に何故か懐かしさを憶え、惹かれていました。田部重治「数馬の一夜」は短編ですが、作者の山と現実との間で揺れ動く心情が垣間見え、しみじみ感動的。孤独に山に向き合いながら、奥多摩の自然の中で癒しを得て、明日からの残された人生に潔く立ち向かっていくのだとの決意が感じられ、自分にも共通する老いの迷いを断ち切る勇気を分けてもらえた気がします。
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12/29 8:49
数馬峠に到着
「かずま」という読み方もちょっと難読かもしれませんが、この名前に何故か懐かしさを憶え、惹かれていました。田部重治「数馬の一夜」は短編ですが、作者の山と現実との間で揺れ動く心情が垣間見え、しみじみ感動的。孤独に山に向き合いながら、奥多摩の自然の中で癒しを得て、明日からの残された人生に潔く立ち向かっていくのだとの決意が感じられ、自分にも共通する老いの迷いを断ち切る勇気を分けてもらえた気がします。
「かずま」という読み方もちょっと難読かもしれませんが、この名前に何故か懐かしさを憶え、惹かれていました。田部重治「数馬の一夜」は短編ですが、作者の山と現実との間で揺れ動く心情が垣間見え、しみじみ感動的。孤独に山に向き合いながら、奥多摩の自然の中で癒しを得て、明日からの残された人生に潔く立ち向かっていくのだとの決意が感じられ、自分にも共通する老いの迷いを断ち切る勇気を分けてもらえた気がします。
ここも富士山の展望台。気持ちの良さそうなベンチもあり、のんびり富士山を眺めたくなりますね♪
笛吹峠
「うずしき」と読むそう。この辺は「人里」を「へんぼり」と読んだり、難読地名が多いです(*_*)
「うずしき」と読むそう。この辺は「人里」を「へんぼり」と読んだり、難読地名が多いです(*_*)
笹原
笹尾根の名はこんな笹原の広がる雰囲気からつけられたのでしょうか？
笹尾根の名はこんな笹原の広がる雰囲気からつけられたのでしょうか？
おっと丸山を通り過ぎてしまいそうになりました。寄って行きます！
以前、テレビ番組で長寿の村として山梨県棡原（ゆずりはら）集落が紹介され、難読地名でもあり、どこにあるのか調べようと思いながら、それきりになっていました。昨日、上野原から上川乗に向かう途中に見た、笹尾根南斜面の日だまりの村だったのですね！感慨深いです！
12/29 10:00
以前、テレビ番組で長寿の村として山梨県棡原（ゆずりはら）集落が紹介され、難読地名でもあり、どこにあるのか調べようと思いながら、それきりになっていました。昨日、上野原から上川乗に向かう途中に見た、笹尾根南斜面の日だまりの村だったのですね！感慨深いです！
周りが伐採され、北側の展望が開けています。浅間尾根が見えていると思いますが、浅間嶺は右？三角点は発見できなかったものの、富士山の大展望の印象的な山でした。眺めていると、数馬からの登山道で浅間嶺に至る浅間尾根コースも歩いてみたくなります♪
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12/29 10:27
周りが伐採され、北側の展望が開けています。浅間尾根が見えていると思いますが、浅間嶺は右？三角点は発見できなかったものの、富士山の大展望の印象的な山でした。眺めていると、数馬からの登山道で浅間嶺に至る浅間尾根コースも歩いてみたくなります♪
巻かずに登るようです。疲れて来てちょっと辛いですが、最後の登りと言い聞かせ、ゆっくり登ります。
尾根をこのまま行くと、懐かしい熊倉山、生藤山、三国山に至るのですね！登った日は結構積雪があり、軽アイゼンのお世話になりました。結局、熊倉山と浅間峠の間は未踏破のまま残ってしまいました。歩いてみたくなりましたが、往復1時間半は帰宅時刻にも響いてくるので今回は諦めます(;_;
12/29 11:24
尾根をこのまま行くと、懐かしい熊倉山、生藤山、三国山に至るのですね！登った日は結構積雪があり、軽アイゼンのお世話になりました。結局、熊倉山と浅間峠の間は未踏破のまま残ってしまいました。歩いてみたくなりましたが、往復1時間半は帰宅時刻にも響いてくるので今回は諦めます(;_;
日当たり良く、ぬくぬくしたベンチ。人影もなく、静かです。出会った登山者は、トレランの訓練をしている様な感じの単独の男性三人のみでした。
12/29 11:29
日当たり良く、ぬくぬくしたベンチ。人影もなく、静かです。出会った登山者は、トレランの訓練をしている様な感じの単独の男性三人のみでした。
杉の植林帯の中に祠が安置されていました。今回の山旅の安全を感謝して、お参りしました。
ちょっと危なそうな木橋。補強はしてある感じですが、ご注意ください！
「関東ふれいの道」石標発見。上川乗まで後僅か。楽しみにしていた縦走も後少しで終了、ちょっぴり名残惜しい気がします。
車道脇がガードレールで区切られ、縦列で五台程は停められそう。最初はここに駐車し、槇寄山へという縦走も考えたのですが、こちらからだと登りが長く、時間も多少長くなり、逆にしました。
12/29 12:16
車道脇がガードレールで区切られ、縦列で五台程は停められそう。最初はここに駐車し、槇寄山へという縦走も考えたのですが、こちらからだと登りが長く、時間も多少長くなり、逆にしました。
登山口標識
登山口でロスした時間も取り戻し、尾根歩きも満喫し、無事帰還しました。有難うございました!(^^)!
登山口でロスした時間も取り戻し、尾根歩きも満喫し、無事帰還しました。有難うございました!(^^)!
昨日、上野原から県道33号線を走り、上川乗の信号まで後少しという場所で登山口を通過しているのに、登山口どころか駐車スペースの存在にさえ気付けませんでした(T_T)
12/29 12:17
昨日、上野原から県道33号線を走り、上川乗の信号まで後少しという場所で登山口を通過しているのに、登山口どころか駐車スペースの存在にさえ気付けませんでした(T_T)
檜原街道
もう道は様変わりしているとは思いますが、田部重治も歩いた道なのでは？
もう道は様変わりしているとは思いますが、田部重治も歩いた道なのでは？
今や達成感に浸りながら標識を眺める余裕(^^♪いつまでこんな風に幸せな山旅が出来るのか分かりませんけれど、来年も歩けますように♪
12/29 12:24
今や達成感に浸りながら標識を眺める余裕(^^♪いつまでこんな風に幸せな山旅が出来るのか分かりませんけれど、来年も歩けますように♪
いつまでこんな完璧な空が続くやら、帰宅するのが惜しくなってしまいます
今回、この温泉にも是非寄りたかったのです。昨日まで四日間もお休みで、ひょっとしたら駄目かもと諦めかけていました。
都民の森方面
温泉は地元の方や、観光客で賑わっていました。大晦日、正月も営業するようです。
温泉は地元の方や、観光客で賑わっていました。大晦日、正月も営業するようです。
感想
2006年発行の昭文社「関東の山あるき100選」を購入して10年。
今年、関東百名山を終えた時点で、この本に紹介されている
未登頂の山が「仏果山」と「笹尾根」の二座になりました。
機会を見て、この最後の二座をセットで登ろうと、計画。
とうとう、年も押し詰まり、登り納めになりましたけれど
ささやかな集大成ともいえる、記念すべき登山になったと思います。
昨日は仏果山を周回し、思わぬ「霜柱の花」に出会えて大満足でした。
最後の山となる「笹尾根」は足の負担を減らす意味でも
本の紹介通り、バス利用としましたが、
バスの通過時刻までに下山出来るかという不安があります。
その為、まだ足元の暗いうちに、登山を開始。
しかし、登山口で迷うという、まさかのとんでもないミスをして
30分のロスタイムを抱えて歩き始めました。
けれども、緩やかな起伏の気持ちの良い自然林の中を
楽しんで歩くうち、いつの間にか遅れを取り戻しており
時間の拘束というハンディにめげず、縦走を楽しむ事が出来ました。
日本百名山に登っていた頃には、三頭山から伸びる尾根を東に辿ると
自然林の残された気持ちの良い尾根があって、それが笹尾根と呼ばれ
日本山岳耐久レースのコースになっていることも知らず
田部重治が奥多摩の自然を愛し、西沢渓谷に彼の記念碑があることも
彼が雑誌「山と渓谷」の名付け親であることも、
今朝自分の出発した出発した数馬に泊まり、
「数馬の一夜」という短文の中で、人生の岐路に立ち、
決断を迫られていながら、今はただ下山することが仕事なのだと
淡々と思いを述べていることも、知りませんでした。
何も知らずに登るより、年月を重ね、少しずつ知識を得るに従い
登山を味わいながら登るようになれたのは
自分にとって、いささかの進歩かと思います。
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