日光白根山
- GPS
- 09:25
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 9:25
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
日曜日ということもありトレースはしっかりあった。登り始めは木の根や凍結に注意が必要。 |
写真
感想
□2021追記□
後日、彼が遭難したことを知りました。
登りでジーンズの外国人の方と少し一緒になり、彼が無事に下山出来るか不安だったので一緒に下山するつもりでいました。しかし、山頂付近で待っているといつまで経っても戻って来ない。見失いました。慌てて探すと彼の後ろ姿が少しだけ見えました。その様子から菅沼方面に向かったと思われました。
数日後、記録をアップした数時間後にヤマレコの的場代表から直メールが届きました。彼は行方不明者となっていました。
彼の行方を探す人たちが私の記録を直ぐに見付けたのです。しかし、ヤマレコを始めて数日しか経っていない私がSNSを通じたメールを読むわけがなく、県警→ヤマレコ代表→私のアドレスへの的場代表からのメールとなりました。私がそれに気が付くのは職場のお昼休みで、直ぐに次の仕事があって、内容を確認したのはその日の夜になってからでした。栃木県警に連絡をして担当者と深夜までお話をしましたが、既に遭難から4日が過ぎておりもう駄目だろうと思っていました。
大雪で・・
捜索はまだ始まっていませんでした。
眠らないまま、翌日は仕事の後に職場の新年会があり、酒も飲まずに戻ることを決めました。私が捜すのが良いかもしれない。
私は
登りで彼と少しお話しをして写真を撮りました。彼の装備から、冬期通行止めを誤認している可能性が大きいような気がしました。何度も思い過ごしかと思ってロープウェイへ向かったと自分に言い聞かせました。
彼が装備を変更して北へ向かうのを目にした時彼は戻れないと云うことを感じました。でも追えなかった。これから大吹雪になる。
何にもまして重要なことは、何にもまして言葉にはし難いものである。
冬季通行止となっている金精峠付近でドイツから駆けつけた彼の知人によりそれは発見されました。私が県警に伝えた情報が、少しだけお役に立てたようです。
マーチン・ホフマンさんのご冥福を心からお祈りします。
□aiman40□
■以下当時の記録全文■
日光白根山には今シーズン必ず登ろうと思い天気を確認していました。この日は快晴が予想され積雪や気温も考えて、今しかないと思い、日光に向かいました。翌日からは寒波が来るとみられていたので、しばらくは誰も登れないだろうと思いテンションが上がりました。
スタートこそは30分程遅れたものの、その後は難なくコース上を歩け、雪質も良く、今回の山行中は誤ったトレースもほぼ見受けられませんでした。途中、五色沼へ向かう古いトレースはありましたが当日のものではなく、帰路ではほぼ消えていました。気が付くと計画通りのタイムになったのでゆっくりと写真を撮って帰ることにしました。
避難小屋からしばらく歩くと急斜面があり、山男ならまっすぐ登るだろうと思いアイゼンとピッケルで進みました。途中、下の方から結構なペースで登って来る登山者が見えたので、写真を撮ると手を振られたので、こちらも手を振り返しました。
急斜面を登りきるとちょうどその男性もすぐ後から到達しました。疲れていたので道を譲ると、Take me photo please? と言われ、カメラを渡されました。よく聞き取れなかったのでネイティブではないと思いましたが写真を撮りO.K.? One more? と訊くと、O.K. アリガト、と言われたのでそこで会話は終わりました。
装備はまともだったのですが服装がジーパンに厚手の綿のシャツ、薄手のジャンパーだったので非常に気になりました。
その後日本に来た思い出にと思い、彼をフレームに入れて後方から山頂の写真を撮りました。もともとヤマレコにアップするつもりだったのでいつか発見するだろうという遊び心でした。
その後も彼をフレームに入れて遠くからいくつか写真を撮りました。下山のルートでは迷い易い場所もあるので必要なら一緒に歩こうかと思っていました。
彼のすぐ後に山頂に到達しましたが既に彼はいませんでした。不思議に思って周囲を見ると山頂の北側にいました。
ルート標識を確認していたのでトレースがなくても北に進むと思われました。私がカメラを構えるともういなくなっていたので彼のトレースだけが写りました。
私が日光の湯本へ戻る際も見える場所では振り返り奥白根山や五色沼を撮りました。私が以前迷った事がある男体山方面から湯本温泉方面へ左折するポイントではトレースがないか写真を撮りました。
その際、特におかしなところはなかったので、ゆっくり下山しました。
P.S.じぁあね、ホフマンさん😂。あなたの分も日本の良い山登ってくるわ。
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