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Yamareco

記録ID: 1377848
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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

フスブリ山(木地屋〜北面新規ルート開拓)

2018年02月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:38
距離
20.9km
登り
1,379m
下り
1,345m

コースタイム

日帰り
山行
9:23
休憩
0:15
合計
9:38
2:46
134
スタート地点
5:00
5:00
90
白池
6:30
6:30
120
1280m台地
8:30
8:30
89
1600m大雪原
9:59
10:14
16
10:30
10:30
42
1600m大雪原
11:12
11:12
28
1280m台地
11:40
11:40
44
白池
12:24
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
マイカーで木地屋まで。
除雪最終地点は進入禁止&駐車禁止となっているので手前の邪魔にならない場所を選んで駐車する。
なお携帯電話の電波はない。
コース状況/
危険箇所等
■木地屋〜白池
・林道はできるだけショートカットする。
・白池横の林道はほぼフラットなので帰りのためにしっかりトレースを付けた方が良い。

■白池〜1280m台地
・かなりの急斜面なのでルートファインディング技術と急斜面でのスキーの取り回し技術が必要。
・1280m台地からウド川へ入ったが穴ぼこだらけで歩きづらかったため台地をそのまま歩いた方が楽かも。

■1280m台地〜フスブリ山
・台地を越えたらウド川伝いに沢を詰めてフスブリ山手前の尾根を登るのが楽。
・フスブリ山は吹きさらしなので地獄装備は必須。

■スキー滑走
・上部は快適に滑走できるが1600m大雪原〜1280m台地までは斜度がないため下りラッセルとなる。
・1280m台地〜白池手前までは急斜面の崖滑走となるためルート取りに注意する。
・白池周辺はフラットな林道歩きとなるためヒールフリーで下りラッセル。
・下部は林道ショートカットで滑走可能。
・下りでシールを使う箇所はない。
今回は木地屋から北面新規開拓ルートでフスブリ山を目指します。
2018年02月11日 03:00撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
2/11 3:00
今回は木地屋から北面新規開拓ルートでフスブリ山を目指します。
白池ほとりの休憩小屋のテラスで一休み。
2018年02月11日 05:18撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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2/11 5:18
白池ほとりの休憩小屋のテラスで一休み。
標高1280mの台地に登り上げる急斜面が核心部。
崖だらけで凍ってたら滑落必至。
2018年02月11日 06:18撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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2/11 6:18
標高1280mの台地に登り上げる急斜面が核心部。
崖だらけで凍ってたら滑落必至。
YSHR先生が先頭で難斜面を切り開く。
2018年02月11日 06:21撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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2/11 6:21
YSHR先生が先頭で難斜面を切り開く。
難関をクリアしたら癒しのブナの森が広がっていた。
2018年02月11日 06:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 6:42
難関をクリアしたら癒しのブナの森が広がっていた。
しらびその森も。
2018年02月11日 06:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 6:49
しらびその森も。
台地から外れてウド川を詰めます。
今年は雪が多いのに落とし穴だらけで気を使った。
2018年02月11日 07:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 7:42
台地から外れてウド川を詰めます。
今年は雪が多いのに落とし穴だらけで気を使った。
途中から地獄の様相に。
2018年02月11日 07:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 7:54
途中から地獄の様相に。
木の陰でひと休み。
ここらで地獄装備に換装。
2018年02月11日 07:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 7:56
木の陰でひと休み。
ここらで地獄装備に換装。
森の精霊
2018年02月11日 08:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 8:03
森の精霊
森の悪魔(▽皿▽メ)
2018年02月11日 08:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 8:27
森の悪魔(▽皿▽メ)
標高1600mの大雪原まで来た。
2018年02月11日 08:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 8:32
標高1600mの大雪原まで来た。
太陽も少し顔を覗かせる。
こんな素晴らしい場所があるなんて。
2018年02月11日 08:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 8:39
太陽も少し顔を覗かせる。
こんな素晴らしい場所があるなんて。
猿ヶ馬場山の山頂にも似たしらびその森を登っていく。
2018年02月11日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 9:24
猿ヶ馬場山の山頂にも似たしらびその森を登っていく。
地獄五丁目だけどラッセル楽しい〜
2018年02月11日 09:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 9:30
地獄五丁目だけどラッセル楽しい〜
天気が良かったら最高の展望が楽しめそう
2018年02月11日 09:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 9:27
天気が良かったら最高の展望が楽しめそう
山頂部の台地までやってきた。
ここの雰囲気も最高。
2018年02月11日 09:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 9:52
山頂部の台地までやってきた。
ここの雰囲気も最高。
YSHR先生登頂!
2018年02月11日 09:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 9:59
YSHR先生登頂!
自分もフスブリ山初登頂!
近いだけあってちょっと蒲原山にも似てる感じ。
2018年02月11日 10:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 10:06
自分もフスブリ山初登頂!
近いだけあってちょっと蒲原山にも似てる感じ。
こんな広い雪原が山頂部に広がっているんです。
2018年02月11日 09:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 9:59
こんな広い雪原が山頂部に広がっているんです。
滑走開始!パウダー最高!
2018年02月11日 10:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 10:22
滑走開始!パウダー最高!
せっかくの地獄なんだからパウダーくらい楽しまないと。
2018年02月11日 10:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 10:23
せっかくの地獄なんだからパウダーくらい楽しまないと。
ツリーラン最高!
2018年02月11日 10:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 10:29
ツリーラン最高!
ラッセルの苦労が報われる
2018年02月11日 10:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 10:29
ラッセルの苦労が報われる
精霊の森をゆく
2018年02月11日 10:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 10:29
精霊の森をゆく
来る時は全貌が見えなかったけどウド川にはこんな大穴が空いていた!!
2018年02月11日 10:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 10:43
来る時は全貌が見えなかったけどウド川にはこんな大穴が空いていた!!
癒しの森を滑走
2018年02月11日 10:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 10:53
癒しの森を滑走
台地からの崖の下りは帰りも核心部。
2018年02月11日 11:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 11:23
台地からの崖の下りは帰りも核心部。
白池。
この時期のこの景色を見て名付けられたのだろうか。
2018年02月11日 11:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 11:39
白池。
この時期のこの景色を見て名付けられたのだろうか。
しかしフラットな林道の下りラッセルはしんどい。
2018年02月11日 11:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 11:47
しかしフラットな林道の下りラッセルはしんどい。
9時間半のアドベンチャーでした。
お疲れ様でした!
2018年02月11日 12:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/11 12:28
9時間半のアドベンチャーでした。
お疲れ様でした!
撮影機器:

感想

今週末も地獄予報だがYSHR先生とご一緒させていただくことになった。
2日ほど前にYSHR先生からLINEでルート図が送られてきた。(いつもそんな感じ)
今回の行き先はフスブリ山と言っていたがスタート地点が木地屋となっている。
「ん?木地屋?普通は北野集落では?」と思って聞いてみると新ルート開拓とのこと。
先生も初めてのルートということだったので行く前からワクワクしていた。

そして前日の夜に木地屋に向かって車中泊。
雪を期待していたが現地では雨が降っていた・・・マジか。
朝2時に起きて支度をしているとYSHR先生がやってきた。
前日降っていた雨は夜のうちに雪に変わっていた。よかった。

この時期の木地屋は蒲原山とか一難場山とかのアプローチで使われるため割とメジャーだが、さすがにスタート時点では我々以外の車はなくいつも通り静かな出発となった。
少し歩いて標高が上がると前日の雨も雪だったようで最初からラッセルが待ち受けていた。
まあ雨でシールやウェアが濡れるより寒くてラッセルきつくても雪の方が数倍いい。

暗い上に降雪で遠くが見通せないので2人でGPSを確認しながら慎重に登っていく。
まして今回は新規ルートなのでなおさら慎重にならざるを得ない、が、それが楽しい。
白池を過ぎてから1280m台地に登る際の急斜面が核心部となった。
地形図の見た目以上に急斜面で崖が目の前に立ちはだかる。
YSHR先生を先頭に狭い急斜面を切り返し雪庇を切り崩してなんとか台地に登り詰めた。
そして苦労した後にはご褒美が!
台地にはブナやしらびそを主役とする癒しの森が広がっていた。
のんびりペースで癒しの森を進みつつ、右に流れるウド川へのアクセスポイントを探した。
何とか台地からウド川に降り立ったものの所々に水が出ており思うように進むことができない。
大雪の今年でもこの状態となると通常の年はもっと状態は悪いのかもしれない。
結果的には早めにウド川へ降り立つより1280m台地をそのまま登った方が効率がよかったかもしれない。
こういう気付きもチャレンジして初めてわかることであり、新規ルート開拓の楽しみのひとつだと納得した。

1500mあたりを過ぎると沢の雪切れもなくなり安定して歩けるようになった。
そして1600mまで来ると再び大雪原が広がる。
晴れていればさぞかし良い景色が楽しめるのだろうが逆にホワイトアウトになると簡単に遭難できそうな場所である。
改めてGPSのありがたみを感じた。

あとは最後の尾根をラッセルしてフスブリ山登頂!
天気が良ければ白馬乗鞍岳の絶景が拝めるらしいが今回は真っ白。
また次回のお楽しみに残しておこう。

帰りはパウダー食べてサクッと下山!といきたいところだがフラットな斜面や林道が多く下山もラッセル中心に;;
車まで戻ると占めて9時間半が経過していた。

結果的にはガッツリタップリのアドベンチャーで大満足の山行となった。

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