フスブリ山(木地屋〜北面新規ルート開拓)
- GPS
- 09:38
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,379m
- 下り
- 1,345m
コースタイム
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 9:38
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
除雪最終地点は進入禁止&駐車禁止となっているので手前の邪魔にならない場所を選んで駐車する。 なお携帯電話の電波はない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■木地屋〜白池 ・林道はできるだけショートカットする。 ・白池横の林道はほぼフラットなので帰りのためにしっかりトレースを付けた方が良い。 ■白池〜1280m台地 ・かなりの急斜面なのでルートファインディング技術と急斜面でのスキーの取り回し技術が必要。 ・1280m台地からウド川へ入ったが穴ぼこだらけで歩きづらかったため台地をそのまま歩いた方が楽かも。 ■1280m台地〜フスブリ山 ・台地を越えたらウド川伝いに沢を詰めてフスブリ山手前の尾根を登るのが楽。 ・フスブリ山は吹きさらしなので地獄装備は必須。 ■スキー滑走 ・上部は快適に滑走できるが1600m大雪原〜1280m台地までは斜度がないため下りラッセルとなる。 ・1280m台地〜白池手前までは急斜面の崖滑走となるためルート取りに注意する。 ・白池周辺はフラットな林道歩きとなるためヒールフリーで下りラッセル。 ・下部は林道ショートカットで滑走可能。 ・下りでシールを使う箇所はない。 |
写真
感想
今週末も地獄予報だがYSHR先生とご一緒させていただくことになった。
2日ほど前にYSHR先生からLINEでルート図が送られてきた。(いつもそんな感じ)
今回の行き先はフスブリ山と言っていたがスタート地点が木地屋となっている。
「ん?木地屋?普通は北野集落では?」と思って聞いてみると新ルート開拓とのこと。
先生も初めてのルートということだったので行く前からワクワクしていた。
そして前日の夜に木地屋に向かって車中泊。
雪を期待していたが現地では雨が降っていた・・・マジか。
朝2時に起きて支度をしているとYSHR先生がやってきた。
前日降っていた雨は夜のうちに雪に変わっていた。よかった。
この時期の木地屋は蒲原山とか一難場山とかのアプローチで使われるため割とメジャーだが、さすがにスタート時点では我々以外の車はなくいつも通り静かな出発となった。
少し歩いて標高が上がると前日の雨も雪だったようで最初からラッセルが待ち受けていた。
まあ雨でシールやウェアが濡れるより寒くてラッセルきつくても雪の方が数倍いい。
暗い上に降雪で遠くが見通せないので2人でGPSを確認しながら慎重に登っていく。
まして今回は新規ルートなのでなおさら慎重にならざるを得ない、が、それが楽しい。
白池を過ぎてから1280m台地に登る際の急斜面が核心部となった。
地形図の見た目以上に急斜面で崖が目の前に立ちはだかる。
YSHR先生を先頭に狭い急斜面を切り返し雪庇を切り崩してなんとか台地に登り詰めた。
そして苦労した後にはご褒美が!
台地にはブナやしらびそを主役とする癒しの森が広がっていた。
のんびりペースで癒しの森を進みつつ、右に流れるウド川へのアクセスポイントを探した。
何とか台地からウド川に降り立ったものの所々に水が出ており思うように進むことができない。
大雪の今年でもこの状態となると通常の年はもっと状態は悪いのかもしれない。
結果的には早めにウド川へ降り立つより1280m台地をそのまま登った方が効率がよかったかもしれない。
こういう気付きもチャレンジして初めてわかることであり、新規ルート開拓の楽しみのひとつだと納得した。
1500mあたりを過ぎると沢の雪切れもなくなり安定して歩けるようになった。
そして1600mまで来ると再び大雪原が広がる。
晴れていればさぞかし良い景色が楽しめるのだろうが逆にホワイトアウトになると簡単に遭難できそうな場所である。
改めてGPSのありがたみを感じた。
あとは最後の尾根をラッセルしてフスブリ山登頂!
天気が良ければ白馬乗鞍岳の絶景が拝めるらしいが今回は真っ白。
また次回のお楽しみに残しておこう。
帰りはパウダー食べてサクッと下山!といきたいところだがフラットな斜面や林道が多く下山もラッセル中心に;;
車まで戻ると占めて9時間半が経過していた。
結果的にはガッツリタップリのアドベンチャーで大満足の山行となった。
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