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Yamareco

記録ID: 1389464
全員に公開
山滑走
塩見・赤石・聖

厳冬期・赤石岳 山頂滑降

2018年02月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
16:55
距離
27.4km
登り
3,112m
下り
3,098m

コースタイム

日帰り
山行
15:32
休憩
1:22
合計
16:54
0:02
79
1:21
1:21
97
2:58
3:00
238
6:58
7:08
125
9:13
9:31
15
9:46
9:47
10
10:18
10:44
17
11:12
11:12
9
11:21
11:32
23
11:55
12:03
132
14:15
14:16
76
15:32
15:34
81
16:55
16:55
1
16:56
ゴール地点
天候 曇小雪強風
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道の松川ICで下車し大鹿村役場方面へ。
国道152号線から県道253号線に入りいけるところまで。
ただし途中の林道は凍結箇所や落石があるためスタッドレス、4WDは必須で車高も高い方が良い。
コース状況/
危険箇所等
■ゲート〜広河原小屋
・林道ゲートから小渋川の河原まではうっすら積もった雪の上を歩いていく。
・小渋川の河原に下りてからは20回以上の渡渉が待ち構える。浅いところを選んでも深いところで膝上くらいの水量があるので胴長靴必須。

■広河原小屋〜舟窪
・尾根取付は積雪少なく倒木も多いため夏道を辿る。
・2000mくらいからスキーが使えたが強烈なモナカ雪でモナカの下はグラニュー糖のようなサラサラ雪でシールがほとんど効かず、先週のトレースが唯一の救いとなる。
・全般的に南アルプスらしい密林であるため歩けるルートは限られる。

■舟窪〜赤石岳
・舟窪〜稜線途中までシール登行したが以降はアイスバーンとなったためアイゼンでシートラーゲンとした。
・稜線はコンディションにもよるが基本的に3000m級なので地獄対策を万全に。(この日は地獄2丁目くらいの風が吹き付けていた)

■スキー滑走
・総じて南アルプスだけあって木々が濃くスキー滑走には適さない。
・赤石岳山頂部、小赤石岳の肩〜2000m地点くらいまで滑走可能。
・広河原小屋までツボ足で下山。その後河原を渡渉地点まで滑走し、ウェーダーに履き替えてシートラでゲートまで下山した。
先週敗退した赤石岳・・・今回こそは!と再チャレンジすることに。
ゲート前フラッシュで路面白いが雪はまったく無い
2018年02月25日 00:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
2/25 0:04
先週敗退した赤石岳・・・今回こそは!と再チャレンジすることに。
ゲート前フラッシュで路面白いが雪はまったく無い
渡渉20回以上のこのルートが普通に登山道だというのが未だに信じられない(san)
2018年02月25日 00:00撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
6
2/25 0:00
渡渉20回以上のこのルートが普通に登山道だというのが未だに信じられない(san)
こういうことだそうで(san)
2018年02月25日 00:00撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
7
2/25 0:00
こういうことだそうで(san)
遺跡のようなトンネルを越えていく
2018年02月25日 00:19撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8
2/25 0:19
遺跡のようなトンネルを越えていく
広河原上より尾根台地へ
2018年02月25日 03:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
2/25 3:03
広河原上より尾根台地へ
雪はカリカリモナカ
2018年02月25日 03:06撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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2/25 3:06
雪はカリカリモナカ
尾根の取付からしばらくはシートラで
2018年02月25日 03:13撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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2/25 3:13
尾根の取付からしばらくはシートラで
尾根への取付きはこんな感じ
2018年02月25日 03:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/25 3:20
尾根への取付きはこんな感じ
比較的開けた樹林を進む
2018年02月25日 05:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/25 5:25
比較的開けた樹林を進む
進路を塞ぐ樹林
2018年02月25日 06:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/25 6:04
進路を塞ぐ樹林
やっと樹林帯から解放
2018年02月25日 06:57撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 6:57
やっと樹林帯から解放
先週の敗退地点

前回より3時間くらい早いペース。
2018年02月25日 07:03撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
5
2/25 7:03
先週の敗退地点

前回より3時間くらい早いペース。
快適な沢を進む
2018年02月25日 07:03撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 7:03
快適な沢を進む
風が強くなる前に地獄装備に換装
2018年02月25日 07:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 7:36
風が強くなる前に地獄装備に換装
森林限界
2018年02月25日 07:36撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 7:36
森林限界
荒川前岳
2018年02月25日 08:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 8:19
荒川前岳
雪面が硬くなる
2018年02月25日 07:52撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 7:52
雪面が硬くなる
まだ行けるが
2018年02月25日 07:53撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 7:53
まだ行けるが
つぼ足アイゼンで稜線をめざします。
2018年02月25日 08:04撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 8:04
つぼ足アイゼンで稜線をめざします。
高曇り。
悪沢岳は次に挑戦したいがこの積雪量だと無理なのでチャンスを待とう
2018年02月25日 08:18撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 8:18
高曇り。
悪沢岳は次に挑戦したいがこの積雪量だと無理なのでチャンスを待とう
眼下には荒川小屋
以前テン泊周回した時に素泊まりさせていただいた思い出の小屋です(san)
2018年02月25日 08:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 8:56
眼下には荒川小屋
以前テン泊周回した時に素泊まりさせていただいた思い出の小屋です(san)
稜線

風がめちゃ強い!地獄2丁目。
2018年02月25日 08:29撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 8:29
稜線

風がめちゃ強い!地獄2丁目。
こんなに雪が少ないとは
2018年02月25日 09:42撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 9:42
こんなに雪が少ないとは
硬い急斜面はアイゼンとウィペットを確実に効かせて登る
2018年02月25日 09:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 9:41
硬い急斜面はアイゼンとウィペットを確実に効かせて登る
小赤石岳
以前夏に来た時とは全く様相が違う・・・当たり前だけど(san)
2018年02月25日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 9:44
小赤石岳
以前夏に来た時とは全く様相が違う・・・当たり前だけど(san)
さあ赤石岳へ
2018年02月25日 09:58撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 9:58
さあ赤石岳へ
赤石岳 待ってなさい!的な。
2018年02月25日 09:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 9:43
赤石岳 待ってなさい!的な。
山頂まであと少し・・・視界が心配

丁度ガスってきましたね・・・(san)
2018年02月25日 10:11撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 10:11
山頂まであと少し・・・視界が心配

丁度ガスってきましたね・・・(san)
赤石岳山頂

めっちゃうれしい(san)
2018年02月25日 10:18撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 10:18
赤石岳山頂

めっちゃうれしい(san)
名人さん、念願かなっておめでとうございます(san)
2018年02月25日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 10:21
名人さん、念願かなっておめでとうございます(san)
自分もリベンジ果たせて嬉しいっす!(san)
2018年02月25日 10:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 10:22
自分もリベンジ果たせて嬉しいっす!(san)
赤石岳避難小屋。
白山の山小屋と違って全然雪で埋まっていない
2018年02月25日 10:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 10:23
赤石岳避難小屋。
白山の山小屋と違って全然雪で埋まっていない
さあスキーを履いてピークからいきます!
2018年02月25日 10:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 10:43
さあスキーを履いてピークからいきます!
準備オッケー!
2018年02月25日 10:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 10:44
準備オッケー!
名人さんGO!
2018年02月25日 10:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 10:46
名人さんGO!
ガスり始めの山頂から滑走

斜面が見えなくて厳しい状況
2018年02月25日 10:44撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 10:44
ガスり始めの山頂から滑走

斜面が見えなくて厳しい状況
ガスに追われて
2018年02月25日 10:44撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 10:44
ガスに追われて
雪庇に落ちないように・・・
2018年02月25日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 10:47
雪庇に落ちないように・・・
ガスに追いつかれ雪面がわかりづらいがゆっくり滑れば問題なし
2018年02月25日 10:44撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 10:44
ガスに追いつかれ雪面がわかりづらいがゆっくり滑れば問題なし
滑走中に雷鳥発見!
2018年02月25日 11:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 11:37
滑走中に雷鳥発見!
メスの雷鳥も。つがいでした。
2018年02月25日 11:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 11:37
メスの雷鳥も。つがいでした。
沢ルートを滑走。雪面は固め
2018年02月25日 11:46撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 11:46
沢ルートを滑走。雪面は固め
良い雪探して滑ります
2018年02月25日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 11:48
良い雪探して滑ります
時にはパウダーも
2018年02月25日 11:47撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 11:47
時にはパウダーも
名人さんのテール滑り
2018年02月25日 11:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 11:49
名人さんのテール滑り
風をしのげる樹林帯まで戻ってホッと一息。
2018年02月25日 12:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
2/25 12:40
風をしのげる樹林帯まで戻ってホッと一息。
尾根の下部はシートラで下ります
2018年02月25日 13:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 13:48
尾根の下部はシートラで下ります
尾根取付まで降りてきたけどココからが長い・・・
2018年02月25日 14:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 14:01
尾根取付まで降りてきたけどココからが長い・・・
広河原小屋付近の小渋川にて
明るいと雪が少ないのがわかります。
2018年02月25日 14:16撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 14:16
広河原小屋付近の小渋川にて
明るいと雪が少ないのがわかります。
背負って降りる苦労を考えると下ろし立ての板でも傷つけないように慎重に滑ります
2018年02月25日 14:19撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 14:19
背負って降りる苦労を考えると下ろし立ての板でも傷つけないように慎重に滑ります
石も手前で踏み込んでジャンプ
2018年02月25日 14:22撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 14:22
石も手前で踏み込んでジャンプ
ウエーダーなしで渡渉出来る所は滑れる所まで滑ります
2018年02月25日 14:26撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 14:26
ウエーダーなしで渡渉出来る所は滑れる所まで滑ります
スキー滑走終了。
ウェーダーに換装して長い長い渡渉の始まり。
2018年02月25日 14:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
2/25 14:50
スキー滑走終了。
ウェーダーに換装して長い長い渡渉の始まり。
渡っても渡っても終わらない・・・
2018年02月25日 15:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 15:22
渡っても渡っても終わらない・・・
過去にスキー担いでここを渡った人がいたのだろうか?
2018年02月25日 15:25撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 15:25
過去にスキー担いでここを渡った人がいたのだろうか?
途中には美しい氷瀑も。
2018年02月25日 15:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2/25 15:27
途中には美しい氷瀑も。
<今回下山時の河原>
積雪少なすぎ
2018年02月25日 16:22撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 16:22
<今回下山時の河原>
積雪少なすぎ
【参考】<2008年2月24日偵察時>
これくらい積雪が有れば楽しめたのに
2008年02月24日 12:41撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
6
2/24 12:41
【参考】<2008年2月24日偵察時>
これくらい積雪が有れば楽しめたのに
達成感が疲労を吹き飛ばし笑顔でゴール
2018年02月25日 16:54撮影 by  Canon EOS Kiss Digital X, Canon
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2/25 16:54
達成感が疲労を吹き飛ばし笑顔でゴール

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 日よけ帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め サングラス ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

先週の日曜日、同じルートで赤石岳を目指したが激ラッセルと慣れないルートのため時間切れで敗退を喫していた。
その後YSHR先生からも「モチが足りん!」とか「次はないぞ!」とか「金沢に帰って来れないよ!」とか脅・・・いや励ましていただき、今回リベンジする運びとなった。
もちろん先生に言われたから渋々やるというわけではない。
渡渉の感じも分かったし、ルートの要領も得た今、2回目となる今回は敗退する気は毛頭なかった。

当初日曜日の天気予報ががイマイチで決行するかどうするか最後まで危ぶまれたが、結果的には予定通り名人さんとリベンジすることとなった。(前回ご一緒させていただいたmaoyukiさんはご一緒できなくて残念でした;;)

今回は時間無制限一本勝負!ということで夕方には現地入りして0時スタート。
食料としてはゼリー15個ほど、おやき2個、イチゴ大福8個、おにぎり3個、パン1個などシャリバテ対策も万全だ。ちょっと重いけど。

まずは小渋川の渡渉から。
片道20回以上の渡渉は相変わらずえげつないがさすがに2回目ともなると慣れてきてサクサク進むことができた。
午前3時過ぎには尾根の取付地点となる広河原に到着。計算どおり。
ここから前回敗退地点となる舟窪までがやたら早かった。
前回は11:30頃までかかった舟窪の到着時刻がなんと7:00!
出発が1時間早いわけだが、それにしても3時間以上も短縮した計算だ。

これならいける!

名人さんとモチベーションを高めながら未知の斜面〜稜線へ突入した。
しかしここはさすがに3000m峰。
容赦のない風が常時吹き付ける。視界はあるので地獄2丁目2番地といったところか。
ピークを目指そうとする我々のモチベーションを試しているのか。
しかしこちらも生半可な気持ちで来ている訳ではないしこれくらいの地獄は折込済みだ。
アップダウンの多い尾根筋でルートもわかり辛いが幸いなことに過去に夏道を歩いた経験があったので迷わず赤石岳山頂まで歩き通すことができた。

山頂で写真を撮り合ったらいよいよ滑走だ。
ダメ元で山頂まで板を担いできた甲斐があって山頂〜小赤石岳の鞍部までしばらく滑走することができた。
ピークから滑走するのはやっぱり気持ちいい。
そこから小赤石岳の肩まで担いで再び舟窪を目指して滑走。
カリカリモナカでそれほど楽しめなかったが厳冬期の南アルプスの名峰「赤石岳」を滑走しているという事実そのものに意味がある。
舟窪でようやく地獄の風から開放されてホッと一息。
その後は先週同様にモナカの密林をだましだまし滑走して下部はシートラで安全第一を考えながら下山した。

河原は滑れるだけ滑ったら最後は長い長〜い渡渉をこなして無事下山!
ゴールした時は前回と違ってやり遂げたという達成感で清清しい気持ちだった。

バカバカしいチャレンジだとは分かっているが、山スキーの素晴らしさや可能性を再発見できた、そんな素晴らしい山旅だったと思う。

山スキー万歳!

山スキーを始め、だいぶ慣れた頃から自宅甲府盆地から見える3000m前後の山頂を踏んで、日帰りで滑りたいという思いから30代前半から始めた企画でした。

これは、Blogをやってない僕の中で記録を確認するのが、手間なので書き出します。
富士山、北岳は以前から5月前後に
2003年 4月17日 甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根〜黄蓮谷滝が出て登り返し)
2004年 3月27日 間ノ岳(荒川〜三ツ爆〜尾無尾根〜細沢カール)
2005年 4月19日〜 赤岳(大門沢経由)、横岳、硫黄岳(海ノ口別荘地から)
2006年 4月15日 仙丈ヶ岳(夜叉神ゲート〜広河原経由〜)
2008年 3月19日 塩見岳(塩川小屋〜三伏峠〜三伏沢下経由)

が、いろいろな問題で休止中でしたが、再び10年ぶりに体力もまずまずチャンス到来しかし、南アは北陸の大雪とは無縁の雪不足、側から見ると馬鹿げているのは承知僕も本当は北陸方面のパウダーを楽しみたい、しかし地元から眺められる山々は親しみが有り、僕の中では初の厳冬期南ア挑戦、滑りは楽しくはないが挑戦してみました。

渡渉がどの位有るのか、暗闇だと渡渉してからその先の状況が100m弱しか解らないので無駄な渡渉が増える、広河原小屋からの尾根の取付きシールで登るラインの確認
尾根上積雪状況つぼ足かシール歩行で進めるか、今まで歩いたことの無い、発ルートななで、前の週の土曜に偵察日曜に赤石岳を目指したが、積雪が少なく藪藪やっと沢に出て開けた思ったが、11:30この先どうなっているのな解らないので無理はせず時間切れ、2500m敗退。

今週も天気はまずまず、また挑戦することに、先週偵察にも付き合ってくれた、
maoyukiさんには申し訳無いが、Sanchan33さんと挑戦することにした。
今回、0時発とし先週より積雪も減りシール歩行でのスタートは出来ず、蒸れるが履き替えの手間を考え、ウェーダーを履き板、スキー靴を背負い肩にずっしり重みに耐え歩き出す。橋を渡り河原へここも雪が減りつぼ足、しばらく歩き渡渉が始まり先週のトレースが残っているので順調に、シール歩行開始地点やっと肩の重荷から解放されペースも上がり、3時間ちょっとで尾根取付きまでこれた。ここから今回は前回の失敗からつぼ足、ここも先週のトレースが残っているのでペースは速い、しばらく進み先週と同じところからシール歩行開始ここもトレースが残っているが雪面が硬くスリップするので早々にスキーアイゼンを装着それでもスリップするところは新たにトレースを作り進む、それでも多少スリップしても使えるところは、先週のトレースを
使った方が体力温存出来る。順調に藪尾根を抜け先週敗退地点、6:56着、先週より1時間早く出たが、3時間半ほど速いこれで山頂に行けるとモチベーションも上がり硬い雪面向きによって多少パウダーの沢を登りしばらく登り森林限界雪面は硬くなりシールで登れ無いことは無いが、踏み込むと体力消耗しペースが落ちるので板を背負う、稜線に出ると雪は少なく夏道が出ている所もちらほら、アップダウンが有り板をデポしようかかんがえたが、Sanchan33さんが持って行こうと言ってくれたので、山頂から滑れなくても写真映えするので、しばらく稜線を進むと山頂から滑れる事が良かったデポしなくて、天気は下り坂強風薄っすらガスが聖岳悪沢岳が見えなくなってきた、10:15赤石岳山頂着薄いガス視界はまずまず写真を撮り強風を避け支度をし
山頂からの滑走写真数枚撮り、南アといえど3000mの稜線の強風は凍傷になりそうな寒さ急いで降る、樹林が出てくると寒さも落ち着き写真を撮りあい下り、暑いのでダウンを脱ぎ、12時藪樹林の試錬滑り雪はモナカで雪面は荒れているので、先週より少し早めにつぼ足で下山、14時過ぎ尾根取付き、河原を滑りウエーダーデポ地点少しでも楽しようとウェーダーを首に掛け滑れる所まで下り、最後の試錬ウエーダーで板とスキー靴を背負い渡渉開始、16時56分明るいうちにゲート着お疲れ様でした。
こんな山スキーとしては楽しめない企画に付き合ってくれた、Sanchan33さん
maoyukiさんありがとうございます。

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コメント

登頂おめでとうございます!
ME-JIN Sanchan33 登頂おめでとう。
前回のトレースが残っていること、登頂できることを祈ってました。
山スキーに向いてる山かどうかなんて関係ない。
山に雪がついてるから山スキーヤーとして挑む、それで十分じゃないか。
君たちに拍手、山スキー万歳!
2018/2/26 22:54
Re: 登頂おめでとうございます!
maoyukiさん、ありがとうございます!
できれば3人でリベンジを果たしたかったです。
先週のmaoyukiさんの偵察があってからこその登頂だと思っています。
あれがなければ今回の17時間に加えて更に4〜5時間くらい要していたでしょう。
最高にアホらしくて最高の思い出になる山行でした!
2018/2/27 6:23
気合の登頂おめでとうございます!
凄すぎます!ME-JIN Sanchan33様、そして影で支えたmaoyuki様、おめでとうとしか言いようがない!自分は時間に余裕がない生活で誤魔化していますがこのモチベーションを見習わないといけないね。地元の山を愛する真の山スキーヤーの姿を見ました。山スキー万歳!
2018/2/27 7:03
Re: 気合の登頂おめでとうございます!
JUNDrさん、ありがとうございます。
先週の敗退のおかげで達成感&感動も倍増し今回の登頂が更に印象深いものになりました。
パウダー狙いの山スキーももちろん楽しいですが、たまにはこういう野心的な山行も良いものですね。
2週に渡る苦行(笑)によって赤石岳がより身近に感じられるようになり今となっては愛着すら沸いています。
本当に良い思い出作りになりました。
2018/2/27 19:30
㊗厳冬期赤石岳滑降
MEI-JINさん。Sanchan33さん.厳冬期赤石岳スキー滑降おめでとうございます。
5年前の正月に小渋川から赤石岳に登ってますが、ラッセルが厳しく日帰りできるなんて思いもよりませんでした。おまけになんとスキーまで。
3年前の厳冬期悪沢岳にアプローチをスキーで登ってますが、林道も下りラッセルで、往復69km4日もかかりました。お二人or maoyukiさんと三人ならサクッと日帰りできちゃうかもしれないですね。
2018/3/1 14:41
Re: ㊗厳冬期赤石岳滑降
Neuronさん、こんばんは、ありがとうございます。
南アルプスの山スキーは北や白山とは異質な辛さがありますね。
悪沢も興味はありますがしばらくはまともな山スキーを楽しみたいと思います(笑)
今回の赤石岳はスキーで行きましたがもしかするとスノーシューで登るのが一番パフォーマンスが良いかもしれません。
やってみないとわかりませんが。
ただ山スキーヤーとしてはやっぱりスキーで行ってナンボですね!
2018/3/1 21:20
凄すぎます!本当に素晴らしい!
ME-JINさん、Sanchan33様、登頂おめでとうございます。
ME-JINさんとmaoyukiさんはご無沙汰しておりますが、何事も目標に向かってがむしゃらに突き進むのは素晴らしいですね。
見習いたいですね・・・あっぱれ山スキー!
2018/3/1 18:09
Re: 凄すぎます!本当に素晴らしい!
ktn92さん、ありがとうございます。
先週、今週と名人さんが長年温め続けていた企画に乗せてもらい美味しい思いをさせていただきました。
登る前は山行の辛さを考えるとちょっとブルーになったりしますがやり遂げた後の達成感は最高です。
山スキー万歳!
2018/3/1 21:21
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