記録ID: 1510317
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
刑部沢から番屋のコル(1489m)、1624m地点・赤柴山(1634.5m三角点峰)・1530m地点、コブキ沢右岸尾根 栃木・福島県境の藪を漕ぐ
2018年06月24日(日) [日帰り]
fumifumiffy
その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 15:17
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 13:23
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 15:17
5:02
58分
スタート地点
6:00
6:18
45分
刑部沢最終堰堤上
7:03
7:06
85分
970m二俣
8:31
8:31
148分
1250m辺り沢形消滅地点
10:59
10:59
10分
県境稜線1500m辺り
11:09
11:53
61分
番屋のコル(1489m)
12:54
12:54
16分
反射板跡
13:10
13:12
66分
1264m
15:23
15:23
66分
1530m地点
16:29
16:33
112分
1328m地点北の鞍部
18:25
18:53
14分
コブキ沢の支沢
19:07
19:07
72分
コブキ沢林道
20:19
ゴール地点
画像からなので大体。半端な所で結構休憩してます。
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大川林道-コブキ沢林道(小淵沢林道)-刑部沢林道-刑部沢最終堰堤上 大川林道からコブキ沢林道、刑部沢林道分岐までは特に問題なし。 刑部沢林道は笹の間に道があり笹藪漕ぎはしなくていい。しかし次第に荒れてきて崩れた個所も。低い雑草の間の踏み跡を辿ると最終堰堤前へ。右岸の踏み跡で堰堤を左から高巻くが足場が細くて緊張する。堰堤上で木と法面の間を潜り抜けた。堰堤上は河原があり休憩できる。 ・刑部沢最終堰堤上-900m二俣(右へ)-970m二俣(左へ) -1150m二俣(左の支沢へ) --1190m二俣(右へ)-沢形消える(1250m辺り・ネマガリの激藪へ) 平凡な渓相ですぐの二俣を右へ。しばらく進むとナメや小滝で少しは楽しめるがハイパーVだと滑る。深い淵は一部へつったりしつつ地味沢をいくと2段滝がかかるが左のルンゼから巻ける。 小滝で出会う970m二俣は左へ。すぐに4mくらいのスダレ滝が出てくるが水流右を登れる。すぐ先の小滝を越えるともう滝らしい滝はなく源流の雰囲気。 1150m二俣は本流の右俣がボサっているのを嫌い左の支沢へ。すぐに水が枯れてしまうが木の下から冷たい綺麗な水が湧き出ておりここで水を汲む事を勧める。 水は涸れるがその先藪の中の踏み跡を北へ進むと水のないガレ沢を横切る。1190m二俣の左俣だろうか。さらに藪を突っ切ると1190m二俣の右俣につくがボサっている上に水流も細い。そのうち水も涸れ1250m辺りで沢形もなくなり番屋のコルに向けて背丈を越すネマガリダケの藪を漕ぐことになる。 ・1250m辺り-県境稜線1500m辺り-番屋のコル(1489m) みっちりとつまったネマガリダケをひたすら漕いで行く。尾根ではないため獣道も拾えずきつい。1340mくらいで一瞬藪のない場所に出られた。 2時間20分ほどネマガリと格闘すると県境稜線辺りに出る。尾根センターへ移動すると踏み跡あり。ネマガリが覆いかぶさっているが足元がスカスカなので姿勢を低くしていると分かる。番屋のコルへ踏み跡を辿りつついくがたまに見失う。藪が少し低くなるが番屋のコル周辺は背丈を越すネマガリダケに埋もれている。 ・番屋のコル(1489m)-反射板跡-1624m-赤柴山(1634.5m三角点峰) 番屋のコルから少し南西へ進むと反射板があったころの名残、地形図の破線である踏み跡がネマガリダケに覆い隠されている。最初は福島側に寄っていると見つけられる。踏み跡を時折見失いつつ1530m辺りまでいくと藪が腰高になる。こうなると尾根センターから少し栃木側の薄い笹藪で獣道か踏み跡を利用できるようになりはかどる。展望を楽しみつつ反射板跡までは番屋のコル手前から約一時間。 その先1624m地点を越えてしばらく、反射板跡から20分程度灌木とネマガリの入り乱れたきつい藪漕ぎとなるが突如として藪が薄くなり小ピークの手前辺りから獣道も拾える。その先は栃木側を歩いて行けばそこまで酷い藪漕ぎではない。 赤柴山手前の1620m級小ピークを下ると急に刈り払われた道が現れ喜ぶがすぐに終点。山頂手前の藪は濃いが10分足らずの藪漕ぎで赤柴山山頂に立てる。 ・赤柴山(1634.5m三角点峰)-1530m地点-コブキ沢右岸尾根1328m地点北の鞍部 しばらくは獣道を利用できる薄い藪だが15分ほど下るとジャングルに。 栃木側へ行くと灌木がないのでまだましだがネマガリが半端に胸から顔の高さでトラバース気味に行き少し横向きに傾斜がある所まで下りてしまうと歩きにくくなる。 尾根センターは灌木とネマガリが混ざるがネマガリの笹目に沿って進めるだけましか。1530m地点付近は藪が薄くその先獣道も拾えて歩きやすい。 コブキ沢右岸尾根へと入っていくとネマガリがきつくげんなりするが1490mくらいまで下りて行くと心なしか藪密度が少し下がる。やがてネマガリの中に道のようなものが拾えたりして捗る。ただし支尾根に向かうようなものもあったので注意。 次第に藪の高さも低くなり1328m地点北の鞍部は藪も薄く休憩場所に最適。 ・1328m地点北の鞍部-1328m地点東の1300m辺り-コブキ沢右岸尾根1270辺りから東に派生する支尾根 -支沢 -コブキ沢 -コブキ沢林道 -大川林道 1328m地点への登り返しは踏み跡もあったが登り返したくないという理由で尾根の左をトラバースしてみる。しかしきつかったので1328m地点を巻いた先で尾根に戻った。コブキ沢右岸尾根に戻ると尾根右側に明瞭な作業道が続き歩きやすい。 1270辺りから東に派生する支尾根で下っていくと局所的にネマガリが濃い部分もあるが概ね下る分には障害にならない。ただし急。 末端が細尾根になり急な斜面を補助ロープで支沢側に下りた。ここだけは20mロープがあった方が良い。 支沢からコブキ沢に下りると河原で歩く分には支障がない。 やがて堰堤手前から左側にある林道に合流。堰堤先で崩壊していたがそこを通過するとその先の林道は落石はあるもののヘッデン歩行でも歩く分には支障なく大川林道に合流した。大川林道も歩く分には支障がない。熊だけには注意。 詳細・感想は下記 http://fu32miffy.livedoor.blog/archives/17148961.html |
写真
感想
ここ数年、年1で裏那須藪開きと勝手に称して大峠から大川峠まで三ノ倉先は道のない栃木・福島県境を日帰りでちびちびと繋いでいる。
2016年は栃木側から大倉山南尾根(西沢右岸尾根)を無駄に藪漕いで登り大峠まで繋いだ。
2017年は三倉山から三ノ倉、大倉山まで歩いて三ノ倉に戻り番屋のコルまで藪漕ぎ。ネマガリ藪を林道まで突っ切り音金集落へ下った。
今回はその続きと言う事で栃木側、刑部沢から番屋のコルへアクセスし赤柴山先へと県境を繋ぐ事を試みた。同行者は藪仲間のチェルシーさん。
詳細はコース状況及びブログ参照(http://fu32miffy.livedoor.blog/archives/17148961.html)。
感想としては県境の藪はまあ歩ける。結構獣道も拾えるし。やはり問題は県境への出入りで。車二台使えるなら福島側から大峠へ行き一気に赤柴山を越えて1530m地点からコブキ沢右岸尾根で林道に下りて栃木側に帰るのが楽だと思う。ただし藪慣れした健脚の人に限るが。最後はきっとヘッデン歩き。
番屋のコルからエスケープするなら間違いなく福島側へ下りるべきだ。下記参照。
http://fu32miffy.livedoor.blog/archives/17143968.html
無雪期赤柴山に行きたいのであればコブキ沢林道から1624m地点へ登り赤柴山・1530m地点・コブキ沢右岸尾根と行くのが楽かもしれない。
ここの県境に出入りする藪は心に来るし全身がかゆくなるので続きは秋か来年のこの時期になるだろう。
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