縫道石山・大尽山(東北百名山) 恐山を訪ね下北半島へ


- GPS
- 08:45
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 1,048m
コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:35
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
むつ市から国道338号線を西進 「川内」で県道46号線に入り、約13kmで左折 川内ダムを過ぎ、国道338号線手前で右折し道なりに行くと 登山口の標識と駐車場(10台位)があります 【大尽山】 むつ市から「むつ恐山公園大畑線」で約12km カーブは多いですが快適な観光道路 未舗装の広い駐車場があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
【縫道石山】 登山道、標識共に良く整備され特に危険箇所はありませんが 山頂付近は切り立った岩場ですので、足元にご注意ください 【大尽山】 入口に大きな案内板、標識もありますが、大尽山の文字はなく ちょっと籔が茂り出していて不明瞭ですが、歩き出すと平坦な一本道 更に広い林道に合流して進むと、登山口の標識があります 登山口から螺旋状に緩く付けられた登山道を登り 峠に着くと、いきなり急登を強いられ山頂です 特に危険箇所はありません |
その他周辺情報 | 恐山菩提寺内の温泉 拝観料500円払い、境内に入ると無料で入浴できます |
写真
ガイドブックを読んでいたにも拘わらず、最初ここが登山口と分からず、菩提寺駐車場まで行って戻って来ました。入口も籔っぽく、大尽山登山口の表示は全くありませんのでご注意ください!
感想
昨年「恐山に行きたい!」との友人のリクエストに応え、
前回の東北百名山巡り(いつの間にか温泉巡りがメイン)に引き続き、
下北半島北端の縫道石山、恐山を皮切りに南下する計画を立てました
長野市から下北半島までの移動に一日かかり、前泊せざるを得ません。
自分たちの到着後すぐ、大勢の東洋系外国人観光客でロビーは一杯!
翌日早朝にはまたバスに乗り込み、いずこともなく去って行きました。
むつ市街地の左程大きくはないビジネスホテルと思われるのに
こんなに外国人観光客が来ていることに驚きました。
それにしてもどんな観光地を巡るのか興味のあるところです!
話は横道にそれましたが、自分たちも縫道石山登山口目指し早朝、出発。
地図上では本州の北端、大きく感じない下北半島ですけれど
走ってみると、なかなかの距離、むつ市のホテルからたっぷり一時間!
道はほぼ平坦で、快適なドライブウェイを楽しみながら
10台位余裕で泊まれそうな未舗装の駐車場に到着しました。
車のドアを開けると、虻の大群が待ち構えていて
一斉に車の中に突入してきましたから、大パニック!
大慌てでドアを閉め、しばらく様子を見ていると、少し静まり
支度を整えて出発しましたが、付近に川の流れる様子もなく不思議です。
緩やかにブナ林を登り、尾根に出ると、
樹林帯の間に縫道石山の一種異様な山頂がぬっと姿を現しました。
一旦下って登り返し、徐々に主尾根に近づく急坂は
次第に岩場となって行きます。
尾根は針葉樹林帯に隠されているので、出て見ないと分からないのですが
予想外の奇岩の連続する岩尾根なのにびっくり(*_*;
切り立った一枚岩の様な山頂は、展望をほしいままにする大展望台♪
雲に覆われていた周囲の山々も次第に姿を現し、
麓の青々と茂る牧草地も見えて来たのも本当に幸運♪
貸切状態の素晴らしい展望台を後にするのは残念でしたが
またむつ市近郊まで戻り、大尽山登山口まで距離があるので下山開始。
登山口の虻も、下山時には殆どいなくなっていたのも、ほっとしました。
再び快適なドライブウェイを走り、恐山への車道を走ります。
カーブは多いものの、二車線ある舗装道路は快適な観光道路でした。
恐山菩提寺の広い駐車場が見える湖岸に大尽山の登山口があり
ガイドブックで登山口の様子を読んでいたものの、分かりにくかったのは
入口が道路からかなり奥で、籔に覆われていたせいもあります。
標識にも大尽山の名前は記されていませんのでご注意ください。
湖岸に沿って平坦で真っ直ぐな林道をほぼ一時間、
途中でカモシカさんを目撃するという嬉しいハプニングもあったりして
ようやく大尽山登山口の標識に辿り着きました。
湿原の泥濘を心配していましたが、全くその心配はありませんでした。
登山口からの螺旋状に峠までの巻き道は
そんなに急坂ではないのですが、随分長く感じました。
午後の蒸し暑さと疲れもあったかと思います。
峠の一体地蔵を参拝してからのブナ林の急登が本日最大の難関。
疲れの上にいきなり急登に、気持ちが萎えましたが
山頂に飛び出して見渡す宇曽利湖の湖水の美しさ、
周囲の山々の大展望にすっかりその辛さは吹き飛んでしまいました。
平坦道は、下山もなかなかはかどらず、ようやく登山口に到着。
菩提寺は閉門時刻が迫り、観光客もごく僅かになっていました。
時間がないのが残念でしたが、こんな晴天は滅多にないと思われる程
晴れ上がった空とカルデラを囲む山々と湖水の美しさは格別で
自然の創造を改めて畏敬の念を持って眺め、眺望を満喫。
釜伏山は、恐山菩提寺から見ると外輪山の一角をなしているのが印象的。
山頂の自衛隊のレーダー基地が、釜伏山の山頂の見逃しようもない目印、
宇曽利湖の対岸の山々の連なりの間に頭をのぞかせているのです。
レーダーがなければ、むつ市街地から見上げた時も
印象には残らない山だったでしょうし
菩提寺からはもっと釜伏山とは分からなかったでしょう。
恐山の悠久の歴史と皮肉な人間社会の現実を感じざるを得ませんでした。
午後の樹林帯は日蔭と言えども蒸し暑く、体がだるくなり
やはりブナの芽吹きの頃か、紅葉の頃が最適かと思います。
菩提寺の宿坊に泊まり、散策も兼ねた登山が良いのではないでしょうか。
温泉でのんびりし過ぎてしまい、閉門時間を過ぎ、慌てて寺を後にし、
吹越烏帽子の登山口に近い、六ヶ所村の民宿に向かいました。
明日は吹き越烏帽子と戸来岳に登る予定です。
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