ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1553448
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳大雪渓〜悪天候のなかの一瞬の絶景に救われました

2018年08月11日(土) 〜 2018年08月12日(日)
 - 拍手
napiee その他4人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
30:13
距離
16.5km
登り
1,950m
下り
1,335m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:20
休憩
1:16
合計
7:36
7:36
7:39
77
8:56
8:56
6
9:02
9:32
150
12:02
12:40
20
13:00
13:05
125
15:10
2日目
山行
5:50
休憩
0:30
合計
6:20
7:40
22
8:02
8:03
51
8:54
8:58
49
9:47
9:51
35
10:26
10:26
29
10:55
11:00
39
11:39
11:40
58
12:38
12:38
7
12:45
12:46
55
13:41
13:55
5
14:00
ロープウェイ自然園駅
天候 雨のち一瞬だけ晴ほとんどガスガス
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
【往路】8/10(FRI)
バスタ新宿15:05 - 20:18白馬八方(アルピコ白馬線,往復8,520円)
(白馬ホテルグローリアス前泊6,480円)
タクシー6:30 - 6:50猿倉荘(アルピコタクシー全員で5,060円)
【復路】8/12(SUN)
栂池高原16:10 - 21:43バスタ新宿(中央道渋滞で実際は22:35着)
コース状況/
危険箇所等
【猿倉荘―白馬山荘】猿倉荘から白馬尻小屋までは広くて歩きやすい登山道です。尻小屋から15分程登ると大雪渓歩きの開始です。踏み固められてステップが明確ですが、軽アイゼンは装着すべきだと思います。上部は既に秋道になっており、雪渓歩きの時間は1時間程です。秋道はガレが殆どですが危険箇所はなかったと思います。

【白馬山荘―白馬大池山荘】歩きやすくてとても気持ち良い稜線です。おすすめ。

【白馬大池山荘―天狗原】ゴーロ帯で今回のルートの中では最も歩きにくいエリアでした。今回は岩が濡れている箇所が多く、滑って尻餅をついたり、膝をぶつけてもがいている人を散見しました。飛び石が苦手な方は通過に予想以上に時間が掛かるかもしれないので要注意です。また,乗鞍岳から下の樹林帯では蚊がとても多かったので,虫除けがあると鬱陶しく無くて良いと思います。

【天狗原―栂池山荘】上部は引き続きガレですが、下部は階段等で整備されています。

その他周辺情報 栂池温泉・栂の湯:栂池ゴンドラリフト山麓駅からすぐ。1Fがお土産物屋,2Fが温泉(休憩スペースあり)になります。私が行った時間では空いてました。バス停までも徒歩3分位なので,ギリギリまでのんびり出来ます。入浴料700円がモンベルカード提示で500円になります。
ファイル
【後日の参考用】当日の天気と気温の予報
(更新時刻:2018/10/27 13:12)
ソロだったら間違いなく帰ってたと思いますが,今回は団体戦な故,多数決に負けて雨の中の山行,スタートです。
2018年08月11日 07:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/11 7:14
ソロだったら間違いなく帰ってたと思いますが,今回は団体戦な故,多数決に負けて雨の中の山行,スタートです。
カメラを出す気にはならないままに大雪渓前の白馬尻小屋に到着。
2018年08月11日 08:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/11 8:58
カメラを出す気にはならないままに大雪渓前の白馬尻小屋に到着。
小屋から15分ほどで大雪渓入口。チェーンスパイクを装着して出発です。
2018年08月11日 09:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/11 9:53
小屋から15分ほどで大雪渓入口。チェーンスパイクを装着して出発です。
大雪渓は青空と両側にそびえる緑の山があってこそ絵になるんだな,というのが良く解るガスの中の美しくない大雪渓。
2018年08月11日 10:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/11 10:30
大雪渓は青空と両側にそびえる緑の山があってこそ絵になるんだな,というのが良く解るガスの中の美しくない大雪渓。
大雪渓を抜けて秋道に入っても大雨ニュースの中継のような写真しか撮れません。
2018年08月11日 11:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/11 11:48
大雪渓を抜けて秋道に入っても大雨ニュースの中継のような写真しか撮れません。
ここで晴れ男パワー発揮か!?ベールを脱ぐ杓子(しゃくし)岳方面の絶景。
2018年08月11日 13:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8
8/11 13:16
ここで晴れ男パワー発揮か!?ベールを脱ぐ杓子(しゃくし)岳方面の絶景。
お馴染みハクサンフウロも陽を浴びる。
2018年08月11日 13:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/11 13:35
お馴染みハクサンフウロも陽を浴びる。
青空の下に雲海とハイマツ,横には急峻な山,これぞアルプスの風景。
2018年08月11日 13:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
10
8/11 13:40
青空の下に雲海とハイマツ,横には急峻な山,これぞアルプスの風景。
クルマユリ。実は初めて見ました。
2018年08月11日 14:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7
8/11 14:00
クルマユリ。実は初めて見ました。
ヨーデルが聞こえてきそうな美しき風景。
2018年08月11日 14:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/11 14:06
ヨーデルが聞こえてきそうな美しき風景。
本日のお宿に到着。その先には白馬岳山頂。
2018年08月11日 15:11撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/11 15:11
本日のお宿に到着。その先には白馬岳山頂。
もはや山小屋を超越した大規模旅館のような白馬山荘。
2018年08月11日 15:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
8/11 15:13
もはや山小屋を超越した大規模旅館のような白馬山荘。
夕食も美味しかったです。
2018年08月11日 17:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/11 17:26
夕食も美味しかったです。
こんな凄いレストランまであります。アフターディナーも楽しめました。
2018年08月12日 06:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/12 6:46
こんな凄いレストランまであります。アフターディナーも楽しめました。
翌朝です。ペルセウス座流星群期待で夜中に起きて外を見てガッカリ,朝も変わらずdeガッカリ。
2018年08月12日 06:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/12 6:46
翌朝です。ペルセウス座流星群期待で夜中に起きて外を見てガッカリ,朝も変わらずdeガッカリ。
こんな状況なのでスイッチが入らず,朝食後もレストランでマッタリ。「どうやったらケーキが美味しそうに撮れるか」なんて現実逃避を皆でしてました。
2018年08月12日 06:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/12 6:55
こんな状況なのでスイッチが入らず,朝食後もレストランでマッタリ。「どうやったらケーキが美味しそうに撮れるか」なんて現実逃避を皆でしてました。
重い腰を上げ,出発。程なく後立山最高峰ゲットです。ここから立山が見られる天気の時にまた来ます。
2018年08月12日 07:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/12 7:58
重い腰を上げ,出発。程なく後立山最高峰ゲットです。ここから立山が見られる天気の時にまた来ます。
悪天候時のアイドルと言えばこちら様。お母さんといっしょ。
2018年08月12日 08:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
12
8/12 8:13
悪天候時のアイドルと言えばこちら様。お母さんといっしょ。
前を見ると悲しくなるので,足下だけを見て歩き続けます。コマクサ。
2018年08月12日 08:23撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5
8/12 8:23
前を見ると悲しくなるので,足下だけを見て歩き続けます。コマクサ。
メジャー処を続けます。ハクサンイチゲ。
2018年08月12日 08:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/12 8:43
メジャー処を続けます。ハクサンイチゲ。
花が大の字だからミヤマ「ダイモンジ」ソウなんだそうな。
2018年08月12日 08:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/12 8:47
花が大の字だからミヤマ「ダイモンジ」ソウなんだそうな。
晴れそうで晴れないままに三国境到着。
2018年08月12日 08:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/12 8:58
晴れそうで晴れないままに三国境到着。
朝日岳方面。晴れたら絶景間違いなし,のポテンシャルを感じることは出来ました。
2018年08月12日 08:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/12 8:49
朝日岳方面。晴れたら絶景間違いなし,のポテンシャルを感じることは出来ました。
こちらもポテンシャルの高さが感じられる小蓮華山方面の稜線。
2018年08月12日 09:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8
8/12 9:04
こちらもポテンシャルの高さが感じられる小蓮華山方面の稜線。
小蓮華山(これんげさん)。本当の山頂は崩落リスクが高く入れないようで,ちょっと手前に山頂標があります。
2018年08月12日 09:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/12 9:45
小蓮華山(これんげさん)。本当の山頂は崩落リスクが高く入れないようで,ちょっと手前に山頂標があります。
ゴージャスな出で立ちのタカネナデシコ。自分的にはハサミを縦に入れて開いたイワカガミって感じがしましたが。
2018年08月12日 10:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
8/12 10:06
ゴージャスな出で立ちのタカネナデシコ。自分的にはハサミを縦に入れて開いたイワカガミって感じがしましたが。
白馬岳から白馬大池まではとても歩きやすいコースでした。
2018年08月12日 10:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
8/12 10:37
白馬岳から白馬大池まではとても歩きやすいコースでした。
青空の瞬間を逃さず,チューリップで良く見る構図をチングルマで。
2018年08月12日 10:51撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
13
8/12 10:51
青空の瞬間を逃さず,チューリップで良く見る構図をチングルマで。
湖面には逆さ雪渓。
2018年08月12日 11:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/12 11:04
湖面には逆さ雪渓。
雪渓のトラバース。きっちりキックすればわざわざアイゼンを出さなくても大丈夫です。
2018年08月12日 11:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/12 11:55
雪渓のトラバース。きっちりキックすればわざわざアイゼンを出さなくても大丈夫です。
大池から続くゴーロ帯はバランスを取って飛び石を飛ぶ要領で。とはいえ,怪我しがちな所なので慎重に。
2018年08月12日 12:11撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/12 12:11
大池から続くゴーロ帯はバランスを取って飛び石を飛ぶ要領で。とはいえ,怪我しがちな所なので慎重に。
カラマツソウ。カラマツの葉に似ているから?と思って調べたらやはりそうでした。
2018年08月12日 12:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/12 12:37
カラマツソウ。カラマツの葉に似ているから?と思って調べたらやはりそうでした。
湿原の天狗原の木道を超えてもまだゴーロ帯が続きます。単に下山と舐めていたら結構大変な下山ルートでした。
2018年08月12日 12:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/12 12:39
湿原の天狗原の木道を超えてもまだゴーロ帯が続きます。単に下山と舐めていたら結構大変な下山ルートでした。
栂池ビジターセンターに無事到着です。予想以上に時間が掛かりましたが,どうにか温泉に入る時間を確保。
2018年08月12日 13:51撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/12 13:51
栂池ビジターセンターに無事到着です。予想以上に時間が掛かりましたが,どうにか温泉に入る時間を確保。
おやきとビールで反省会開催。みなさん,お疲れ様でした!
2018年08月12日 15:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5
8/12 15:44
おやきとビールで反省会開催。みなさん,お疲れ様でした!

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ フリース ズボン タイツ 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 スマホ ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め サングラス タオル ツェルト ストック ウエットタオル チェーンスパイク

感想

今回は後立山のメジャールートである、白馬岳大雪渓を経て、後立山連峰の最高峰、白馬岳に登り、栂池高原に抜ける周回ルートを歩きました。とても魅力的なルートなのですが、今回は天気に恵まれず、その魅力の半分も楽しめたかどうか…とはいえ、このルートの稜線の美しさと、その眼下に広がる実にアルプスらしいお花畑の美しさの一端を感じとることが出来たと思います。

いつものソロ計画だったら即延期を決めるようなイマイチな天気予報でしたが、今回は会社の仲間と数ヵ月前に立てたの計画というのがちとややこしい。例え雨でも行きたいというアツい人たちが優勢の状況で、今回の予報程度の雨風では今回のコースなら大きな問題となりそうな所はなさそうと判断し、意を決して行くことにしました。

で、実際行ってみると、ガスガスの大雪渓って、残雪の汚い雪しか目に入らずちっとも気分が躍らないし、暑くて湿度100%の状況でレインウェアを着るってこんなに不快なものなのかと心が折れそうでした。ただ、こんな所はチーム登山の素晴らしい所で「キッツいよねー」と言い合いながらも何とか乗り切る事が出来ました。

このまま終わっていたら,高いところで宴会してきました,でレコにも載せことなく夏休みの思い出の一つにして終わりでしたが,神様が修行の成果を認めてくれたのか、午後からは一気に晴れ渡ってベールに包まれていた絶景が目の前に現れ一同大感激。風も変わり、それまでのベタベタぐちょぐちょな状況が嘘のように乾いた涼しい風に吹かれてこれぞ高原、という気分を味わうことができました。その後はまた全てがガスというベールに包まれてしまいましたが,一瞬でも素晴らしい風景を見ることが出来たということがとっても重要で,また来たいな,という気になれました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1217人

コメント

憧れの大雪渓、天気は残念でしたね
大雪渓は涼しく登れるのが醍醐味なのに残念でしたね。仲間がいると良いも悪いも価値が共有できますね。後々ずっと酒のネタで語りつげます(^^;
12日は私も猿倉でウロウロしてましたのでニヤミスです(笑)
私もいつしかチャレンジしてみたいです。
2018/8/19 16:26
Re: 憧れの大雪渓、天気は残念でしたね
またもやニアミスだったとは!

仰る通り、みんなと一緒の時は山に登る事自体は目的と言うより、みんなとワイワイやるための手段みたいなものですからね。

多少の悪条件は大事なネタの一つみたいなものかも😅。
2018/8/20 6:55
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
白馬岳(猿倉から栂池)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら