槍ヶ岳・北鎌ワンディ(新穂から)
- GPS
- 08:00
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 3,576m
- 下り
- 3,570m
コースタイム
- 山行
- 15:44
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 17:22
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂から槍平まで倒木はあるが整備されて歩きやすい 水俣乗越から天上沢は踏み跡も有り 北鎌沢は水は豊富水は一旦切れても稜線直下まで水は取れた 北鎌尾根は踏み跡はたくさんあるが行き詰まる箇所も多く難儀 |
その他周辺情報 | 荒神の湯 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
北鎌ワンディは過去に上高地から2度行っているが、今日は最初で最後の新穂から挑戦した。小窓尾根ワンディに同行したなにわ君に声をかけたら是非と言うことで行くしかない。深夜0時に新穂発と約束してある。僕もなにわ君もほとんどまともな睡眠も取らずに自宅を出て深夜0時発に合わせてきた。前日2700mより上では吹雪だったと言うことでアイゼンを含めて雪対応の装備も持った。
さあなにわ君スタートだ。ガシガシ進んで1時間で白出沢に着いた。この先もペースを上げて歩く。できればご来光と25年ぶりの朝焼けの槍を見てみたい。槍平小屋まで2時間半、飛騨沢に入ると先行者のライトが見えた。この人は僕たちより先に新穂を出た人だ。追いつきそうで中々追いつかない、どこを狙っているのだろう。2700m 辺りで追いついた。抜きざまにYSHRさんですかと?読者の方でした。聞くと槍から西穂まで縦走するらしい、頑張って下さい。
飛騨乗越に5時前に着いた。日の出まで40分ほどある。ご来光はバッチリだ。肩の小屋に着くとすでに多くのライトが穂先に向かっていた。僕たちは東鎌尾根を水俣乗越まで530m下る。下降中にご来光が更に朝焼けの槍が圧巻だった。これをマンダムと言わずになんと言おうか、何度も立ち止まり写真を取りすぎて1時間半かけてようやく水俣乗越に着いた。ここから天上沢を下る。踏み跡はしっかりしていた。下りの苦手ななにわ君は早々に見えなくなったが北鎌沢出合まで先に降りてなにわ君を待った。肩の小屋から1200m下ったことになる。もったいないと言えばもったいない。
ここがようやくスタートライン頑張って北鎌沢を登ろう。快晴で暑そうだから水をたっぷり汲んだ、とたんにザックは重くなった。おかげでコルまで1時間40分もかかった。この先暑さと寝不足でガクッとペースは落ちた。おまけに頭の回転も悪くなりコース取りの感が鈍くなり行き詰まって戻ることが増え時間は余計にかかる。先行する三人パーティに追いついてお先に、今日の北鎌は僕たちとこのパーティだけだった。
1週間前に白山で石にぶつけた右足のスネも調子が悪い、鎮痛剤を飲んできたがやはり腫れてズキズキする、それでもなにわ君と二人頑張っていくしかなかった。一人なら心も折れるが二人いるから大丈夫だ。ルートも外しまくり際どい場面もあったが何とか穂先の基部に着いた。最後のアタックもルートを外してしまい難儀した。ようやく着いた山頂は中国語で賑わっていた。
平日だが下りも渋滞しあきらめムード、おまけにストックを一本落としてしまう。登山道から大きくそれて落ちてこれの回収にまた難儀した。いいことなしの一日だったが素敵な槍が拝めたから良しとしよう。
さあダッシュで飛騨沢を降りたいところだが下りの苦手ななにわ君の後ろに付いて頑張れを繰り返す。なにわ君も根性でラストスパート、しかし滝谷からは先を行かせてもらいダッシュで下りて先に荒神の湯で汗を流すことにした。待つことしばらくなにわ君もやってきてお疲れ様でした。
今日は完全燃焼です。北鎌はもういいかな、、、
一日でこのルートをこなすとは、信じられません。この体力に脱帽。
ワンディは上高地からが定番ですが、意外と新穂からも行けるものです。新穂の場合は朝焼けに染まる槍の写真が撮れるので上高地よりもお勧めです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する