憧れはさらに強く 試練はもう一度 剱岳早月尾根 2800m撤退
風吹ニャンコ
体力度について
- GPS
- 11:49
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 2,201m
- 下り
- 2,186m
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| 天候 | 6日は晴れだが強風、7日はガス・雨（午後は不明） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
キャンプ場があるため、トイレ（和式水洗）及び手洗い場（飲用不可）あり |
| コース状況／ 危険箇所等 |
早月小屋までは有名な急登だが、危険度は少ない 小屋より上は自己責任です |
| その他周辺情報 | 馬場島キャンプ場で汗を拭ってきました 立山インター直近の丸紅エネルギーのガソリンスタンドは安い 7日時点では高速のSAより18円/ℓも安いのでここでの満タンをお勧めします。 |
写真
名にしおう急登が続きます
ただし、1400から1600の間は短かった気がします。
小屋の向こうの鋭鋒は剣御前、その向こうは立山
頂上付近の稜線上の風が気になりますが
もう少し行くことにしました
とりあえず風の当たらないところで腹に補給
しばらく思案しましたあと700m、標高差で200m
カニのハサミの難所があるとはいえ、1時間もあれば十分着ける。
しかし台風の影響で風はますます強く、ここまでも下から吹き上げる風に煽られる感覚があった。
そして、決定的には薬師方面の雲から時雨るような雨が見られたこと。
ここで撤退を決断しました。
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あと700m、標高差で200m
カニのハサミの難所があるとはいえ、1時間もあれば十分着ける。
しかし台風の影響で風はますます強く、ここまでも下から吹き上げる風に煽られる感覚があった。
そして、決定的には薬師方面の雲から時雨るような雨が見られたこと。
ここで撤退を決断しました。
夕食この日が最終営業日
野菜を使うために豚汁だそうですが、おいしいです
写真にはありませんが、このあとインゲンのゴマ和えとカボチャの煮つけをサービスで出していただきました。
思わず、ビール2缶営業協力してしまいました。
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この日が最終営業日
野菜を使うために豚汁だそうですが、おいしいです
写真にはありませんが、このあとインゲンのゴマ和えとカボチャの煮つけをサービスで出していただきました。
思わず、ビール2缶営業協力してしまいました。
二つ前の写真と比べると、どれだけ焼けているかがわかると思います。
写真には取れませんでしたが、小屋が揺れていました。
今シーズン最後の朝食です
昨夜の暴風で雪囲いの一部は飛んだとか
気温は8℃
下山するので カッパは羽織らないで降りることにしました
小屋スタッフの話では、この場所でクマに遭遇したことがあるとのこと
感想
台風直撃も予想される中で、今年最後の遠征チャンスはダメか？と思っていました。
しかし当初の予想以上に大回りで日本海に向かうこととなり、連休初日は風は強いものの晴天が期待できることになり、急遽 長年温め続けていた「試練と憧れ」に挑戦することにしました。
暗いうちの登行開始だったため、初めのうちの約1時間はヘッデン頼り。足元しか見えなかったのですが、急登加減が見えなくてよかったかもしれません。
6時頃になると日の出を迎えますが、早月尾根に陽が当たるのはまだまだ先です。それでも谷越しに見える猫又山は朝日を浴びて赤く輝いていました。また眼下の富山平野も心地よい日の出を迎えたことが見てとれました。
早月小屋までは 若干「シャリバテ」気味で4時間半程度。もう少し早めの補給が悔やまれます。
遅ればせながらオニギリ休憩ののちヘルメットに被り替えて再スタート。
しかしペースが上がらない。
さらに小さなコルを通過するたびに下から吹き上げてくる風が強く、身が振られるような感じがします。コルは風の息を見計らいながら慎重に通過。
上から下りてくる方たちから山頂稜線上の風情報を伺ったものの、あまりいい感触なし。
2800m地点ですれ違った方が、西から近寄る雲から雨脚が下りていると伺い視線を向けると、確かに雨が降り始めている。
雨中の山行が嫌いなことに加え、これからが早月尾根の核心部になるので、悩んだ末撤退を決意。
小屋まで下りたあと、風が弱まる時間もあり、ちょっと「チキン」だったかとも思いましたが、これも山。
ご褒美は夕焼け。
全山真っ赤に燃え、頂上部の岩稜までもが赤く染まり、こんな夕焼けはいままで見たことのないもの。撤退の失意を補って余るものがありました。
この日は早月小屋の最終営業日であり、宿泊客は全部で7名。同部屋のうち4人の方は地元富山の山仲間のようで、楽しい話に時間を忘れそうでした。ありがとうございます。
今年は夏の猛暑、8月後半以降の相次ぐ台風などで利用客が少なかった模様です。
また、小屋の規模として、35名程度までに予約を抑えているとか、水場がなく天水頼りのご苦労なども伺いました。
6日の夜は日本海を通過する台風の影響で暴風が吹き荒れ、2階にある宿泊室は揺れていました。朝方伺うと、雪囲いの一部が風で飛んだとのこと。
朝食をいただいた後は早々に下山。馬場島のキャンプ場で全身の汗を拭ってから帰途につきました。
もう一度来るために、小屋でTシャツを買い求めました。3500円でした。
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grane さん
以前剣岳に登った時、剣沢小屋で停帯を強いられました。すごい風で寝られませんでした。結局撤退して、翌年念願を果たしました。
無理して登ることありません。来年に期待します。雲切新道を体験したいです。
早月尾根は初めてで、核心部と言われる「カニのハサミ」は未経験でした。経験があれば違った判断もあったと思います。
「あと少し」での撤退は２度目ですね。以前三峰から雲取山に向かったとき、白岩山山頂まで来ていながら、雷鳴におののいて撤退して以来です。
よく言いますが「山は逃げない」ので。
二度目の挑戦で山頂を踏んだ時の感慨は一入ですよね。自分にとって 思いの強い山になります。それが剱なら、「チキン」だったかもしれませんが、本望です。
私も3年ほど前に全く同じところで撤退というより自分の場合は敗退して、今年リベンジを果たした口です。
リベンジ果たした際にはおめでとうコメントを書かせていただきます！
強風に身の危険を感じたために撤退したのですが、反省もあります。
それはレコにもちょっと書きましたが、若干シャリバテ気味だったこと。
その結果、早月小屋近くになってから急激にペースが落ちていました。
次にリベンジする場合は、mataryさんと同じように、1日目に早月小屋に宿泊し、翌日の登頂・下山を考えています。
同部屋のうち4人の方は地元富山の山仲間
↑これ、私の仲間です。私はその日、行きませんでしたが。
賑やかで楽しい仲間達です(o^^o)
そんな仲間達も含め、あの日の剱岳に向かう方がいたことに驚きでしたが、
台風といってる割に、比較的穏やかだったそうですね。
台風前の山焼けも素晴らしいですね！
早月尾根は初めてとのことで、今回の判断は賢明だと思いますョ。
きっとその内、チャレンジの機会がまたあります。
そのときまでのお楽しみに…♪ですね(o^^o)
コメントありがとうございます
私も実家は富山なんすが、高校卒業後ずっと離れてしまったので、富山の山はあまり登っていません
剱岳は改めて登りなおします
もしそこで お会いしたら、よろしく!
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