白山(地獄の予定が天国だった…白峰ゲートから)
- GPS
- 13:05
- 距離
- 47.3km
- 登り
- 2,546m
- 下り
- 2,533m
コースタイム
- 山行
- 11:01
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 13:06
天候 | みぞれのち雪、時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
・風嵐ゲート前に5台程度は駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆白峰ゲート〜別当出合 ・自転車利用。 ・今回は市ノ瀬の先のS字カーブ手前まで自転車が利用できた。その先は雪が深くなったためスキーハイク。 ・別当出合の冬季小屋は利用可能。 ◆別当出合〜甚之助避難小屋 ・吊橋の板はもちろん外されている。 ・最初から積雪はあったがスキーを使うほど積もっていなかったため石畳の上までツボ足。その後は全行程スキーが利用可能だった。 ・甚之助避難小屋も普通に利用可能だった。 ◆甚之助避難小屋〜黒ボコ岩 ・夏道をそのまま利用可能。 ◆黒ボコ岩〜御前峰 ・五葉坂ではなく弥陀ヶ原から左側に入った水屋尻雪渓方面へ入って谷を詰める。 ・この時期はハイマツがまだまだ多いので歩けるルートは限られる。 ◆御前峰〜黒ボコ岩(スキー滑走) ・室堂経由で五葉坂〜弥陀ヶ原を滑走した。 ・上部はモナカで地雷多数。五葉坂も地雷はあるが雪は良かった。 ・弥陀ヶ原も木道が少し出ているが滑走可能。 ◆黒ボコ岩〜砂防新道(スキー滑走) ・黒ボコ岩〜少し観光新道方面に移動してドロップする。 ・まだまだ夏道は外せないので黒ボコしたの夏道に合流。 ・その後は忠実に登山道を滑走する。 ・登山道の滑走技術は難易度が高いが今回は良質のパウダーが詰まっていた。 ・砂防新道のランドマークのダケカンバまで滑走。 |
写真
感想
今日は待ちに待った初滑り、行先はもちろん白山だ。
YSHR先生は既に2回ほど滑っているが自分はタイミングが合わず今回が初滑りとなる。
ただ天気予報は最悪。
下界は雨で山上は吹雪・・・濡れた体で風に吹かれるという最悪コンボだ。
まあでも地獄だとわかっていれば怖くない。
白峰〜別当までチャリで漕いで、別当出合で着替えてリセットしよう。
手袋もインナー、テムレス共にこれでもかというくらい持っていく。
そしてもちろん極めつけは地獄ゴーグル。これがあるだけで地獄が天国に変わる素晴らしいアイテムだ。
YSHR先生とは2時スタートの約束をしているが、自分はチャリが苦手なのでお先にスタートします。
丁度出発するタイミングでYSHR先生がやってきたので挨拶して出発。
それでも市ノ瀬発電所のところでぶち抜かれた。まあ想定内だけど。
チャリは市ノ瀬の先のS字カーブ手前まで使うことができた。
そこから先は雪が深くなり効率が悪いので徒歩&スキーで行く。
微妙に路面が濡れている個所があるのでシールが濡れないように気を付けよう。
別当出合まで来たら予定通り着替えてエネルギー補給。
ここまで来れば後は普通に登るだけ。
一本橋を渡って石畳までツボ足で登ったら早くもシールハイク開始。
ほんの2日前まで全く雪がなかったのに一気に雪が積もってくれたようで嬉しい。
先生と交代でラッセルしながら高度を上げていくが、毎年のことながらシーズン初めはラッセルの脚ができていないので辛く感じる。
甚之助避難小屋で水を飲もうとしたら山専ボトルがないことに気付いた。
どうやらどこかで落としてきたようだ・・・やばい、水がない。
雪を口に含んでなんとかやり過ごすが、十二曲り手前の沢で水を補給しないとまずい。
しかし沢はすっかり雪で隠れてしまっていた。
ウィペットで掘っていくと沢の音が聞こえてきた。
やった!命の水ゲット。
雪山の不注意は命に関わるので慎重に行動する必要がある、と改めて気を引き締めなおした。
黒ボコまで来るとなんと晴れ間が見えるではないか。
地獄どころか天国だ。
YSHR先生とマンダム連発で写真を撮りまくる。
冬の白山ももちろん好きだが、緑と白と青のコラボはこの時期しか見られないので貴重だと思う。
水屋尻雪渓を詰めて山頂を目指すが天国過ぎて暑い!
地獄のつもりでダウンジャケットや地獄ゴーグルを装着してきたが今日は不要だったようだ。
山頂に至るくの字谷もまだまだ地雷が多くラッセルもあるので苦労したが何とか御前峰登頂!
山頂では晴れ間を見ることはできなかったが大満足だ。
奥宮の脇でいつものように滑走準備をしたら地雷を避けながら滑走開始。
弥陀ヶ原までの下山は水屋尻ではなく五葉坂を滑走した。
自分は五葉坂を滑走したことはなかったので新鮮だったが、急斜面ながらパウダーが詰まっていて楽しかった。
黒ボコからは観光新道側の斜面を滑走し夏道に復帰。
そこからは忠実に登山道のパウダーを楽しみながら砂防新道のランドマークであるダケカンバまで滑走。
霧氷を眺めながらツボ足で別当出合まで下山した。
別当出合からはスキーとチャリで速攻下山。
この時期はまだチャリが使えるので楽ですね。
その分どこでも滑れないので別の意味で難易度は高いと思う。
ともあれ、今シーズンの初滑りも無事完了。
完全燃焼で幸先の良いシーズンを迎えることができた。
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