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Yamareco

記録ID: 1673714
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山滑走
白山

白山(12月の平瀬道〜地獄軍団集結)

2018年12月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
13:38
距離
41.2km
登り
2,754m
下り
2,753m

コースタイム

日帰り
山行
11:33
休憩
1:42
合計
13:15
0:01
100
スタート地点
1:41
2:02
155
4:37
4:39
4
4:43
5:15
162
8:53
9:17
17
10:55
11:04
4
11:08
11:13
80
12:33
12:42
34
13:16
ゴール地点
天候 地獄
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
マイカーで平瀬ゲート前まで。
林道は冬季通行止なので自転車で白水湖まで向かう。
12月なのに登山口までチャリが使えた。
コース状況/
危険箇所等
◆県道白山公園線(平瀬〜大白川)
・この日は1000mくらいまで積雪なし。それ以降もうっすらといった程度で自転車で登山口までいけた。
・ただしこの状況は12月としては異常なのであてにしない方がよい。

◆平瀬道
・丸太階段、道幅、藪等が多くスキー向きな登山道ではない。

◆山頂周辺
・この日は視界不良、強風、低温、吹雪のオンパレードで地獄の天気だった。
・ルートはその時の状況によって臨機応変に。
・地獄装備(地獄ゴーグル、GPS、ヘルメット、ビーコン、ダウン等)必須。
今日は平瀬〜白山を目指す。
12月に平瀬から白山に登るチャンスは滅多にない。
2018年12月08日 23:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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12/8 23:35
今日は平瀬〜白山を目指す。
12月に平瀬から白山に登るチャンスは滅多にない。
チャリで登山口まで漕いだらいつも通り白水湖からスタート。
2018年12月09日 01:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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12/9 1:42
チャリで登山口まで漕いだらいつも通り白水湖からスタート。
最初は雪が少ないのでシートラでいく。
歩いている最中も雪がしんしんと降り積もる。
2018年12月09日 03:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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12/9 3:22
最初は雪が少ないのでシートラでいく。
歩いている最中も雪がしんしんと降り積もる。
昨日まで雪がなかったようで藪との格闘が厳しかった。
2018年12月09日 05:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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12/9 5:19
昨日まで雪がなかったようで藪との格闘が厳しかった。
カンクラ雪渓のところで地獄装備に換装。
2018年12月09日 06:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 6:46
カンクラ雪渓のところで地獄装備に換装。
ナイフリッジを慎重に通過する。
2018年12月09日 06:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 6:58
ナイフリッジを慎重に通過する。
狭い尾根なのでスキーの切り返しも気を遣う。
2018年12月09日 07:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 7:06
狭い尾根なのでスキーの切り返しも気を遣う。
マジ、この藪勘弁してほしい;;
2018年12月09日 07:10撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/9 7:10
マジ、この藪勘弁してほしい;;
YSHR先生のラッセル
2018年12月09日 07:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 7:41
YSHR先生のラッセル
兄ちゃんも半年ぶりの山なのにラッセル頑張ってくれた。
2018年12月09日 08:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 8:19
兄ちゃんも半年ぶりの山なのにラッセル頑張ってくれた。
とその時、上から人影が!
2018年12月09日 08:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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とその時、上から人影が!
白峰から山頂を目指していた地獄軍団のもう1パーティでした。大魔人さんとなにわ君。
2018年12月09日 08:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 8:38
白峰から山頂を目指していた地獄軍団のもう1パーティでした。大魔人さんとなにわ君。
パクも白峰から。
2018年12月09日 08:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 8:38
パクも白峰から。
地獄軍団が地獄の中で談笑(笑)
2018年12月09日 08:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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地獄軍団が地獄の中で談笑(笑)
やはり山頂は地獄でした。
地獄3丁目くらいかな。
2018年12月09日 08:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 8:55
やはり山頂は地獄でした。
地獄3丁目くらいかな。
まずは奥宮へ
2018年12月09日 09:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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まずは奥宮へ
念入りにお参りします。
2018年12月09日 08:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 8:55
念入りにお参りします。
次はいよいよ山頂へ。
2018年12月09日 09:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 9:05
次はいよいよ山頂へ。
なんと登頂と同タイミングで晴れ間が!
2018年12月09日 08:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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なんと登頂と同タイミングで晴れ間が!
着いたぜベイビー
2018年12月09日 08:58撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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着いたぜベイビー
親子ショット
2018年12月09日 08:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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親子ショット
奇跡の晴れ間
2018年12月09日 08:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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奇跡の晴れ間
白い奥宮の建物と青空が良く似合う
2018年12月09日 09:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 9:02
白い奥宮の建物と青空が良く似合う
真っ白な剣が峰もうっすら
2018年12月09日 09:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 9:05
真っ白な剣が峰もうっすら
いつも通り奥宮の裏で滑走準備
2018年12月09日 09:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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いつも通り奥宮の裏で滑走準備
YSHR先生を先頭に視界はないけど行きます!
2018年12月09日 09:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 9:20
YSHR先生を先頭に視界はないけど行きます!
兄ちゃん
2018年12月09日 09:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 9:20
兄ちゃん
平瀬道へ抜けるためにハイマツの海を行く
2018年12月09日 09:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 9:40
平瀬道へ抜けるためにハイマツの海を行く
プチアイスモンスター。
今シーズンもでっかいのに会えるかな
2018年12月09日 10:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 10:00
プチアイスモンスター。
今シーズンもでっかいのに会えるかな
藪過ぎて滑走ルートを見極めるのが大変
2018年12月09日 10:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 10:03
藪過ぎて滑走ルートを見極めるのが大変
でもパウダーもあります
2018年12月09日 10:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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でもパウダーもあります
ナイフリッジの滑走
2018年12月09日 10:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 10:23
ナイフリッジの滑走
センセーもアグレッシブにいきます
2018年12月09日 10:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 10:16
センセーもアグレッシブにいきます
ナイフリッジが終わったところで小休止。
藪滑走に備えてダウンを脱いだり。
2018年12月09日 10:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 10:34
ナイフリッジが終わったところで小休止。
藪滑走に備えてダウンを脱いだり。
大倉山避難小屋まで戻ってきた。
2018年12月09日 10:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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12/9 10:53
大倉山避難小屋まで戻ってきた。
大倉山。
もう少し滑る。
2018年12月09日 11:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 11:10
大倉山。
もう少し滑る。
最後はシートラで。
登山口の小屋は冬季閉鎖中。
2018年12月09日 12:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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最後はシートラで。
登山口の小屋は冬季閉鎖中。
兄ちゃんもお疲れ様!
2018年12月09日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 12:37
兄ちゃんもお疲れ様!
最後はチャリでひとっ走り。
お疲れさまでした。
2018年12月09日 13:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/9 13:14
最後はチャリでひとっ走り。
お疲れさまでした。

感想

12月も中旬に差し掛かろうとしているが一向に雪が降らない。天気図が縦縞模様にならない。
だがようやくこの週末は強い寒波がやってくるということでスーパーファットの準備をしながらその日を待った。
今週の行先もやはり白山。
これだけ雪が少ないと本州では白山以外厳しいのではないだろうか。
YSHR先生から「平瀬からピークを狙わないか」との連絡があった。
そういえば12月の平瀬から白山のピークを踏んだという話は聞いたことがない。(もしかするとあるのかもしれないけど…少なくとも日帰りスキーはないのでは?)

平瀬道自体は途中に大倉山避難小屋もあって12月でも行けそうな気がしないでもないが、問題は登山口までの林道だ。
この林道は全区間雪崩の巣で、春先はバカでかいデブリで埋め尽くされている。
通常12月というと既にドカ雪が降っている時期なので平瀬から白山を目指したくても林道が危なすぎてアプローチそもそもできないというわけだ。

だが今年は違う。
林道にもほとんど雪はなく、寒波が来るという割にそれほどドカ雪にはならなさそうだ。
ならば「12月の平瀬を滑ろうじゃないか」ってことでYSHR先生と久々登場の兄ちゃんと3人でピークを目指すことになった。

いつも通り夜中23時30分にフライングスタート。順次兄ちゃんも追従してくる。
YSHR先生はハンディなしということで0時スタートだ。
2個目のトンネルで休憩しようと話していたが風が吹き抜けていて寒かったのでスルー、結局林道にはほとんど雪がなくて白水湖の登山口までチャリで行けてしまった。
やはり今年は何かおかしい。

さあ12月の平瀬道はどうなっているのか、それほど雪は降らなさそうだということでポンツーンは使わずにファットを持参してきた。
取付きはスキーハイクするほど雪は付いていなかったので1800mくらいまでシートラで高度を上げてからシールハイクに切り替えた。
平瀬道は丸太の階段が多いので直登が難しい…更に道幅も狭いので山スキーヤーにはなかなか厳しい登山道だった。
登りも滑りもルートファインディングもこの時期の山スキーが一番技術的には難しいと思う。

兄ちゃんは6月の滑り納め以降まともに山へ登っていないらしく辛そうだった。
だがさすが若いだけのことはあって大倉山避難小屋で追いつくとそこからのラッセルを人一倍頑張ってくれた。

カンクラ雪渓の標識のところで地獄装備を整えてピークを獲りに行く。
上部の雪はそこそこ多かったがまだ藪が隠れるほどではなく登山道の至る所で藪が立ちふさがっていた。
上から乗り越えたり左右に避けたりしながら相当時間をかけてようやく御前峰の取付きまできた。
室堂はショートカットして直接谷を詰めていくと上に人影が見えた!…大魔人さん、パク、なにわ君だった。
3人は我々とは別行動で白峰〜白山を目指していたのだ。
先にピークを獲られてしまったが同じ地獄軍団同士ということで再会を喜んだ。
まあこんな地獄の日に白山へ登ろうとする人は文字通り地獄軍団以外いないだろう。

さあピークまであと少し、上に行けば行くほど地獄の風は強くなり視界も悪くなっていった。
そして登頂!今年もやりました。しかも念願の平瀬から。
しかも我々が登頂したタイミングで神様が微笑んでくれた・・・先ほどまで吹いていた風も弱まり青空が顔を見せてくれたのだ。
なんという奇跡!今日も来てよかった。

さあ下山、まだ地雷だらけなので気を付けて滑らなければならない。
ハイマツが埋まり切っていないのでハイマツの海をスキーで滑っていく。
平瀬道は砂防新道より滑走の難易度は高く斜度も急だった。
1900mくらいまで滑ったら丸太階段になるのでここでシートラに切り替える。
あとはスタコラ降りるだけだ。
登山口からはチャリで飛ばしたいところだが雪道なので滑って転ばないように慎重に走ってゴール!
完全燃焼でした。

多分12月の平瀬道を滑走するなんていう経験は人生で二度とできないかもしれないのでとても貴重な経験となった。

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技術レベル
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体力レベル
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