イロジカル・ヒストリー・ツアー(御土居)
- GPS
- 04:26
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 79m
- 下り
- 115m
コースタイム
天候 | 晴一時にわか雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
「ブラタモリ」でも全国的に有名になった御土居、豊臣秀吉が洛中を囲むようにして作った土堤で、荒神口、鞍馬口といった○○口という地名が生じる原因にもなった大規模な構築物であり、「土木工事の秀吉」を代表する遺構です。その後の開発により、その多くは崩されて住宅地などに姿を変えてしまっていますが、その場まで足を運ぶと、明らかな姿を今なお留めているところもあります。そして、現在もなお当時の面影を残す箇所については、史跡に指定されています。特に、大宮と鷹峯については御土居を保存するためにフェンスで囲まれており、内部を見学するためには鍵を借りる必要があります。鷹峯は和菓子店光悦堂で鍵をお借りできるという情報もありますが、大宮の見学もしたければ、まっとうに京都市の文化財保護課で鍵をお借りすることをお勧めします(この件については写真のキャプションをご覧下さい)。
なお、今回気をつけて歩いたつもりですが、あっちこっちで道を間違ったりしていますので、京都市考古資料館のガイドをご覧いただき、あらかじめルートをご覧になり、きちんとルートをひいてからおいでになるのがいいと思います。ただ、この地図では御土居が黄色い太線で表示されていますが、現在はその上に家が建っていたりして、現在の地図には相当する道が存在しない箇所が少なからずあります。ご注意下さい。
https://www.kyoto-arc.or.jp/museum/map/8odoi.pdf
さて、しばらく寒い日が続いていたし、雪も降るという予報が出ていたため、雪が積もれば金閣寺というオプションでしたが、どうも積もる気配がないため、予定通り御土居へ。本当は北大路スタートの筈だったのに、Facebookの誕生日メッセージの返事を書いていたら、うっかり北山まで乗り過ごしてしまいました。結局北山駅からスタートすることに。まずは加茂川中学の御土居跡を見てから、ガイドのルートに従ってまずは大宮交通公園へ。しかし、年末年始は入場できないようです。その後まもなく、大宮御土居に到着。市役所で借りた鍵で南京錠を開けて中に入ります。ここに残されている御土居は予想以上に高く、立派です。上に登ると比叡山などが綺麗に見えます。しかも、土居の頂上をしばらく歩いて楽しむことができます。ここに登れただけでも、鍵を借りてきた甲斐があるというもの。出る時には鍵をかけておくことを忘れないように。
その後間もなく、鷹峯の御土居に到着。ここも鍵がかかっていますが、同じ鍵で開けることができます。ただ、大宮に比べると距離は短くボリューム的にはもの足りませんでした。出てきたところには光悦堂があるので、ここで御土居餅を購入。その次は御土居史跡公園を経て、紙屋川沿いを歩いて平野神社、北野天満宮に到着。
天満宮では、待ち合わせた方にカレンダーを手渡し、参詣してから梅園に回ると、既に何輪かの梅が咲いていました。天満宮の西側には、紙屋川との高低差が見事な御土居が残されているのですが、一番見事な部分は立ち入れないのが残念。その後、初めて大将軍社に参詣。考古資料館のガイドでは、「史跡に指定されていないが貴重な土塁が残る」箇所を探しに行きましたが、北野中学の敷地内で近くには寄れず。
最後は市五郎稲荷の御土居を見てから、考古資料館に行くつもりでしたが、年末は休館だそうなので、二条駅でゴール。
今回は北側と西側を歩いただけです。ガイドには東側のルートも紹介されていますが、西側に比べると多くの箇所が破壊されてしまっているので、どれだけ楽しめるかは不詳。1日しかないのなら、北・西を歩くのがよいかと思います。また、私も充分予習して行ったわけではありませんが、上記のガイドに加え、「ブラタモリ」でおなじみ梅林秀行さんの著作を読んでおいた方が楽しめるかと思います。
このレポートはYAMAPにミラーしてあります。
https://yamap.co.jp/activity/2899479
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