北ノ俣岳
- GPS
- 15:35
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,001m
- 下り
- 1,997m
コースタイム
02:20 飛越トンネル
06:50 寺地山
09:50 北ノ俣岳
13:50 飛越トンネル
15:40 除雪終点
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後の温泉は割石温泉。 湯船しかないが410円と安い。サッと汗を流すには十分。 |
写真
感想
天気が良い。飛越新道から薬師岳まで行けるんじゃないかと挑戦したが届かなかった。
昨晩は山之村の有峰林道入り口で車中泊。6時間たっぷり熟睡。元気いっぱいで出発。
昨日一日中振り続けた雪が深い。深すぎる。出だしから膝下ラッセルで悶絶。
初っ端からフルスロットルで雪を蹴散らしてゆく。飛越トンネルまで2時間半。
まだまだ先は長い。先生から「トンネルは右から行く」と教えてもらった通り右から。
尾根に出ても膝ラッセルは続く。
細かいアップダウンを巻いていくとラッセルの距離が伸びるし、
暗くて埋まっていない藪も多いため巻きの難易度はめちゃ高い。
「帰りは寺地山-飛越トンネル間はシールで歩く」と決め込んで最短距離を行く。
深雪を払いのけて前へ。前へ。脚が、肺が、心臓が疲れてきても前へ。
まだ10kmそこらしか歩いていないのにものすごく消耗した。気温も下がってきて-14度。
そろそろ太陽登ってこないかなあと西の空を見えると星は消え、頂上が見えていた。
空は明るくなっても日の光は当たらず気温は低い。
寺地山を越え標高は2,300mを越えた。
そろそろ雪が硬くなってきてもいいんじゃないかと思ってもラッセルは続く。
結局頂上直下の100mくらいはシュカブラ化していたが、
そこまでの間はフルラッセルだった。久々にマジで疲れた。
頑張ったご褒美に展望は素晴らしい。
後ろに日本海と白山、右に槍穂、左に劔立山、奥に後立山。最高だ!
薬師なんてカスリもしなかったが、北ノ俣まで頑張ってよかった。
しばし絶景を楽しんだ。
さあシールを剥がしてさっさと帰ろう。寺地山の鞍部まで一気に滑り込む。
雪質は申し分無い。最高。春に来た時はガリガリだったからなあ。
鞍部でシールを貼ったら飛越トンネルまでシールウォーク。
尾根の気温は2度。昨日積もった新雪はシールにべたべた張り付く。
最初は丁寧に剥がしていたが途中からそのまま歩いて帰ってきた。
+2,000m, 30kmほどの行程だが15時間半に及ぶ激闘だった。完全燃焼。
真冬の薬師は遠かった。天気がよけりゃいいってもんじゃない。
様々な条件が揃わないと厳しい。
久々に雪山に打ちのめされてスッキリした気分になった。
もっと体力をつければ行けるとかそういう問題じゃないが
技術と経験の無い僕は少しでもみんなとの差を埋められるように
身体を鍛えて体力だけは負けないように頑張っていこう。そう思った敗退山行だった。
☆降雪翌日の晴れは下駄不可避。速攻下山ルートか、北面、西面、北西面を選ぶ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人