雲竜渓谷 雲竜瀑
- GPS
- 07:54
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 912m
- 下り
- 908m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 7:51
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
個人装備 |
60mダブル2本
スクリュー14本 |
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感想
近年の雲竜渓谷へのトレッキングされる登山者の数は凄まじく、あと数週間もすれば雲竜渓谷の氷も最盛期を迎え、多くの登山者を迎える前に少し氷の成長は早いように思えるもの、氷を楽しみに雲竜渓谷へ行ってきました。
辺りがすっかり明るくなってからアプローチ開始。アスファルトに整備された工事用道路より林道を詰めて行きます。 長い林道歩き、しかしクライマー道に比べれば快適そのもの。 洞門岩より渓谷内へ。治山工事からか以前とは若干ルートが変わり戸惑うものの、順調に進み広場前の階段より遡行開始。 明瞭なトレースに導かれ氷のカーテンの様な友知らずを過ぎ、燕岩の氷柱へ。氷柱は1本だけ下部まで繋がり登攀可。しかし本日の目的は雲竜瀑の為見送り、前衛滝へ。氷結はしているものの、氷は薄く不安定な為素直に巻き一般ルートより本瀑直下へ進みます。
取り付きより望む雲竜瀑は予想通り氷の成長が若干甘く、厳しい登攀が強いられるのを覚悟しながら準備を整え登攀開始。
1P
本瀑下部。中央よりラインを取る。本来なら綺麗なスカート状だが発達が甘くミカンの段ボール箱程の氷塊が逆層に構成され非常に登りずらい。ラインを中央左のバーチカルへ移し高度を上げる。
本瀑中間部。ルート上の核心区間。下部で左寄りへラインを取ったため中間部で中央へトラバース気味に高度を上げる。氷が発達すれば浅い凹角状だが発達が甘く、フェース状へラインを取る。氷質は非常に硬く、アックスを打ち込むと表面が鱗の様に剥がれ、難儀。アックステンションを交え抜ける。
本瀑上部。高度を上げるにつれ傾斜は緩むものの、氷質は軟質へ変化し薄くなる。氷を通し流水が目視出来る状態でアイゼンの蹴りこみには慎重に高度を上げ、60mいっぱい延ばし暖斜面でピッチを切る。
2P
2段構成の2P目。暖斜面より高度を上げる。正午近くともなり日差しが降り注ぐ2Pは、氷質は不安定。中間部の暖斜面まで高度を上げると大きな穴が開き、上部の氷質も不安定気味なので此処で登攀終了。
下降はV字スレッドにて高度を下げました。
上部までは抜けられませんでしたが、静かな雲竜瀑を楽しむ事が出来ました。
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