宝剣岳で滑落・止まれて命拾いした俺
- GPS
- 02:33
- 距離
- 2.1km
- 登り
- 312m
- 下り
- 318m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
カチンカチンのアイスバーン多数 過去一番最悪な状態 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
ハーネス
各種カラビナ
各種スリング
クイックドロー
アイスバイル
ザイル(20m)
スマホサブバッテリー
|
---|
感想
今回自己反省の意味を込めて
アップロードすることにしました。
金曜から日曜朝までカミサンは外出。
なのでさすけやあかねを長時間留守番させる
のも可哀相だなぁと近場の山に行こうと!
で、最近カミサンが年パス買った時に貰った
駐車券が5枚余っていて譲り受けた。
期限は4月末まで。
だったら毎度の宝剣にしようと計画するも
どうも天気が芳しくない。
少し前の三連休でどうやら宝剣岳で死亡事故が
あった模様↓↓
https://rindow33kai.grupo.jp/blog/2441510
事前にその情報は把握していて
取りあえずアイスバイルの刃をヤスリで
研いだものの、夜中の2時まで悩んで
諦め就寝。
朝珍しく目覚ましも掛けずに普段と同様の
時間くらいに目覚め、再度天気アプリで
天候確認すると晴れに変わってる!!
慌てて支度し朝3番目の菅の台BCからバス
に乗車。昼前には千畳敷に到着し登山開始。
相当の人数を想定していたものの実際は
殆ど登山者がいない。。。
てんくらだとC予報だからなのか目下の
中央アルプスの事故を知ってなのか
はたまた別の理由なのかはわからないが
登山者は両手で数えられるくらい。
兎にも角にも今回も八丁坂方面から上がり
乗越から宝剣北稜から南稜に縦走予定。
サギダル方面は雪も少なさそうだし
時間も遅いので前記の計画に。
乗越に上がり毎度のルーティーンの駒ケ岳
管理センター裏で小休止兼宝剣登山準備を
していると宝剣方面から来る一人の姿が。
話をさせてもらうとヤマレコユーザーの
rupmoさんでした。
今回は更新されたアイゼンやアイスバイル
のテストに来られたそうでまだ今日は
宝剣には登られていないとの事。
当初は宝剣北稜から南稜に縦走予定の私
でしたが、宝剣を眺めるに条件は悪そう。
それでも行ける所までは行こうと
rupmoさんもご一緒してくれることに。
ただ条件が悪そうなので何かあったら
いけないので、縦のラインには来ないように
お願いし一緒に宝剣岳へ向かう。
通常だと東側のギリ辺りから直登するのが
常ですが見るからにテッカテカ。
どこも同じような感じでしたが、少し登って
マシそうな西側に少しトラバースしてから
直登ラインで行こうと決め西へトラバース中
右足?の前爪の刺しが悪かったのか抜けて
しまったのか氷面から外れてしまった。
その勢いもあってか刺していた両手のアイス
バイルも両方外れ滑落。
それも絶対に落ちてはいけないと言われて
いる木曽側へ滑落。
記憶では慌てて両手のバイルを刺そうとした
けど1回目はアウト。
2回目で何とかやっと刺さり約5mくらいで
滑落停止。
この場所を知っている人も多分多いかと
思いますが、ここはかなり深い場所。
落ちたら基本助からないし過去何人も
亡くなっている場所。
今回山に正対した状態もあり、またその他
色んな複合要素がたまたま良い方向に
行ったので滑落停止出来たのではないかと
思われます。
滑落中に持っていたアイスバイルが手から
離れていたり、滑落時にアイゼンを変な風に
引っ掛けたりして背中から落ちていたら
確実に死んでいました。
今回の反省点は自分の横着さ。
アイスバーンで悪い状態と分かっていながら
ダブルアックスとはいえフリーで上がろうと
したこと。
決してナメていたつもりはないけど、今まで
何回と積雪期に宝剣に登っていることが
災いしたかもしれません。
今回もロープを持参しているので、先ずは
ロープを出すべきでした。
今までの宝剣登頂は自分単独の場合、
ロープを出さずに登れていることがロープを
出すことに躊躇したのかもしれません。
(過去一度宝剣でロープを出し撤退
しています)
結局自分に驕りがあったのかもしれません。
今回助かったのはきっと何百万分の1くらいの
確率で助かったのではないかと思われます。
今回の事を教訓にもっと安全意識を高めて
行動しようと思います。
ご覧頂き、どうもありがとうございました。
akanetouchanさん こんにちは。
宝剣岳はマジ焦りましたよね。
いちばんいかん、木曽側の斜面で見ては行けない光景を目撃した瞬間は、目を疑いましたよ(笑)
マジか〜って感じで、今だからこそ、笑い話で済みますが、条件が悪い時は、めんどくさがらずロープ出しましょうね。
私も手が冷たいとか言って、横着しないようにします。
ですが、リカバリーは見事でした。
反射的に2発目が入った時は、さすが!とも思いましたよ。申し訳ありませんが、YouTubeの臨場感ない訓練画像しか見たことなく、実戦の生は貴重な経験もさせていただけましたよ(笑)。2度と見たくはありませんが。。
恐らく、直ぐにリベンジすると思います。
お互い安全第一で登りましょうね。
(そんな危険なところ行かなきゃいいんてすけどムリと思いますので)
話は変わりますが、木曽駒のバスのアナウンス耳に残りません?
こまのやま〜。とか、停留所なんば〜。とか、私時々口ずさんでしまいます。
また一緒にお願いしますね。
改めまして、お疲れ様でした。
馬の形が現れる山、
すなわち駒の山〜〜
ふとした時につい思い出してしまい
もうソラでいえるくらい通ってますね
(*´▽`)
いや書き出しが前後しちゃいますが
rupmoさん、お疲れ様でした。
また色々有難うございました。
横着しちゃいけませんね!
自己反省です。
安全のために横着すると命取りに繋がる
というのが今更ながら身に染みました。
今回は撤退した先も同様の条件以上と
思われたので最初っからロープを
出すべきでした。
滑落中はバンザイ状態での滑落でしたので
一回目に止まれなかった時は流石に肝を
潰しました。
あのときはホントに無我夢中で二回目で
止まれた時は『生きててよかった』では
なく、ただ止まれてよかった…
それだけでした。
あそこだけは落ちちゃいけない所なので
落ちていく自分を想像すると怖くて
たまりませんが、実際のその場面では
停止するだけで精一杯でした。
あの時、多分一人でも同様の行動をして
いたと考えられ、誰もいない所で止まれ
なかったとすると((( ;゚Д゚)))
いやはや考えたくないですね!
滑落は余分でしたが、rupmoさんのお陰で
楽しく過ごすことができました。
ありがとうございます。
次のリベンジ時には最低今回+30mの
ロープを持参し状況に応じて使おうと
思います。
またお会いできると嬉しいです。
自分が言えたギりじゃないですが、安全
第一でいきましょうね(^o^;)
どうもありがとうございました。
akanetochanさん、こんにちは!
もうこのタイトル見た瞬間からドキドキしました💦
写真とコメント読んでいてもハラハラ💦
九死に一生を得ましたね…ホントご無事でよかったです☺️
でも、滑落した所からrupmoさんを写してるakanetochanさん流石です。ここで撮るの?と突っ込んでました笑
これからもくれぐれも気をつけて楽しんでくださいね😊
piiko3さま
piiko3さん こんにちは
コメントありがとうございます(*´∇`)
兎にも角にもセーフでした。
文中でも書いていますが、この滑落した
場所は落ちたら限りなく助かる可能性の
ない所だったんです。
辺りの雪質はアイスバーンばかりだった
んで、自分なりには注意していたつもり
だったんです。
なので滑落した瞬間(アイゼンの前爪が
抜けた?)はなんで???でした。
でもきっと宝剣岳にはきっと好かれて
いる私(笑)。
まだまだこいつは修行が足らないから
生かしておいてもっともっと修行せい!
という意味で生かされたのかもです。
なーんて冗談を言えるのも生きてこそ。
過去に別の場所で滑落経験はありますが
今回が一番やばかったので、今後はこの
失敗を次に繋げられるようにしたいと
思います。
これからはあかねを連れて
低山中心で行こうかな(笑)
ありがとうございます(*^-^*)へ
akanetouchanさま
私のレコに楽しいコメントを頂いていたので、いつものakanetouchanさんだと思っていました。先程、このレコが上がっているのに気付いてドキドキしながら拝見しました。
本当に間一髪のところでしたね。
奥さまや、アカネちゃん、サスケくんが父ちゃんさんの帰りを待っています。
みんなに愛されているから、きっと神さまが生かしてくれたんですね〜!
このレコを拝見して、お山は危険と背中合わせの趣味と言うことを改めて実感させて頂きました。
お互いに今まで以上に安全登山を心掛けて、楽しみましょう!
kiyohisaさん こんにちは
いつもコメントどうも有難うございます。
意外に安全だったりする宝剣岳なのですが
今回はちょっとご機嫌斜めだったようです
_(^^;)ゞ
丁寧にしているつもりでも現実何が
起こるかわからないですね(^o^;)
危機管理意識をもっと高めなくてはと
反省です。
今回命拾いしたので翌日はいそいそと
あかねを連れて地元の低山に行きました。
まだ自分には運があるようで、この山に
車で向かう道中にも超運が良い事が
ありました。
昨年は余り良くない事が多かったのですが
今年はついてるかも!!( ≧∀≦)ノ
調子に乗らずに自重します。
ありがとうございます
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