雪に翻弄された三ノ峰 (三ノ峰避難小屋泊)
- GPS
- 13:35
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,859m
- 下り
- 1,869m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:36
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:56
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
先日kiya99さんが願教寺山から三ノ峰避難小屋を経由するルートを歩かれて、結構車で入れるということで私も便乗して行ってきました。願教寺には寄らず、三ノ峰避難小屋泊まりで別山もという計画でした。
最初は上小池の駐車場までチャリで行こうとしましたが、この登り結局また明日歩いて登り返さないといけない・・・という訳で下の林道を進むことにしました。
山越邸跡地から先は雪がつながっているというkiyaさん情報は正しく、スキーを履いて歩けました。雪は時間とともにどんどん緩んで、斜度が強まると雪ごと滑りなかなか苦労します。しかし六本檜の下の斜面は素晴らしく、雪の斜面を見るのは初めてだったので六本檜に荷物をデポして六本ならぬ一本滑りました(笑)
そんな余裕をかまして六本檜に登り返した時点でもうお昼。ここから順調に行けば何とか別山にも・・・という思いを抱きながら稜線のアップダウンをスキーで進みます。
しかし雪が緩みすぎでやはり斜度が強まるとズルズルと滑ります。またあちこちにクラックがありスキーが半分落ちたりしてかなり慎重に進まざるを得なくなりました。そして極め付けは途中剣が岩の少し手前の痩せ尾根で、登ってはみたもののその先はかなりの斜度で落ちており、また両側の斜面もそれ以上に急です。このズルズル雪では絶対に滑り落ちるので引き返し、右側の斜面をトラバースするも行き詰まり。もう一度尾根に登って先ほどのところをよく観察するもやはりこれはリスク高すぎる・・・とまた戻って、右側の斜面をかなり下まで降りて大きく回り込んで登り返すという大きな迂回をすることにしました。それでもなかなか精神衛生上よくありませんでしたが・・・。これが日帰りならここで敗退していたはずです。kiyaさん何事もなく壁登ったみたいですがどういうこと?!(笑)
その後もズルズル雪と穴に翻弄され、三ノ峰避難小屋に着いたのは16時半前とすっかり夕方になりました。とはいえ今回は入口を掘り返す必要がなく、そのままチュルチュルに凍った玄関前を慎重に歩いて中に入りました。
夕飯の前に水作りをしていると、外がオレンジ色に変わってきたので夕焼けタイムです。雲がだいぶ出てましたが夕日をバッチリ撮影できてよかったです。ちなみに星空は雲に覆われてダメダメでした。
翌朝は当初ガスガスでしたが、帰る頃には視界が晴れました。雪はわずかに降雪があったようですが、斜面はカリカリ。滑落したらどこまでも落ちて死んでしまう恐怖、ものすごく慎重にそろりそろりと滑り、時にカニ歩きで下ります。
標高が下がると若干雪も緩みますが、例の難所は行きと同じく大きく巻きました。巻きの最後は怒涛のカニ登り。いくらカニ好きの私でも飽きました(笑)
難所を過ぎれば細かなアップダウンをスキーでこなしますが、六本檜が近づくとモナカ雪に変わってきて嫌な予感です。
六本檜からの滑りは昨日はザラメで快適でしたが、今朝は激しいモナカ。スーパーファットならまだ滑れそうですが今日は軽量スキー、もろ沈んでターン不能。しかも薮。泣く泣くカニ歩きで下らざるを得ませんでした。
それでも最後の方はモナカもマシになり、何とか滑れるようになったと思ったらもう山越邸跡地です。ここからはアプローチシューズに履き替え、スキーとブーツを背負って歩きます。
チャリデポ地点まで戻れば、あとは何度か登り返しをクリアすればダウンヒルで無事に下山です。
それにしても、今回の難易度は加賀禅定道から百四丈滝を見に行った時よりも高かったと思います。これも雪の状況次第で、暗いうちに登って雪が緩んでから滑ればまだ楽なのでしょう。私の場合は雪がゆるゆるの時に登りカリカリとモナカの時に滑るという変な趣味になってしまいました。
こんなとこ、来たらダメだな…と思い直した山行でした。
コメント
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momochannさんこんばんは。
コレはもう私に喰いつけと言っているレコ以外の何物でも無いでしょう(笑)
加賀禅定道同様全くスキー向きのコースじゃないと思いますが物好きですね(汗)
難所はよく覚えてます、モンキークライム気味に何とか登れました。と言うか私の場合それ以外選択の余地無かったですがスキーなら雪庇の下トラバースも出来るんですね、さすがです。
避難小屋〜三ノ峰のあんな短い区間にもクラックあったんですね、やっぱ行かんで正解でしたわ。
えー、加賀禅定道よりレベル低いでしょー?私はコッチの方が歩いてる回数多いので勝手にそう思ってるだけ??
しかし別山行こうとしてたのなら1本滑走はダメでしょう(^◇^;)
私もあそこはヒップソリで楽しみましたよ♪
キノコびっしりの木は写真撮ろうか散々迷って結局やめてしまいました(>_<)
kiyaさんコメントありがとうございます!
喰いついて頂かないとどうしようかと思ってましたよ
スキー向きじゃないところ大好きなので・・・いつものパターンです(笑)
難所はモンキー気味でしたか〜あれをズルズルの雪で下りたら歯止めが効かずそのまま転落すること必定でしたので大きく迂回したのですが、あそこで随分悩みました。雪庇の下のすぐ下はトラバースできず、かなり下まで回りましたので歩きでもOKだと思います。
避難小屋〜三ノ峰はスキーでもズボスボ落ちました(笑)
歩きなら落ちながら歩く、って感じだったかも??
そうですね〜私は加賀禅定道の方が圧倒的に回数多いので、慣れているという贔屓目はありますが 、それでも加賀禅はあんな難所で大迂回はなかったですから
別山はあそこで一本滑ってなくても無理でした(笑)
あそこの一本は翌朝は悲惨な状態だったので滑っておいて正解でした
キノコびっしり・・・撮るだけ撮ってあげてくださいよ〜(笑)
momochannさん、こんにちは。
お邪魔させていただきます。
今回はミラーネタが無いのね。
ホントつまんないじゃない。
それにしても何?
ここの凶悪な尾根は!
もう画像を見ているだけで大人用おむつが濡れちゃったわ。
ホントあなたたちは変態よ。
もう来年の冬までミラー峠は誰も訪れないんだろうな…。(哀)
ミラーさんこんばんは!
さすがに三ノ峰界隈にはミラー峠もミラー山も見つからなかったんですよ
あちこち出没して名所を作ってくださいな
凶悪でしょ?これをkiyaさんはレコで触れることなくシレッと日帰りしてますからねぇ。
私は怖くて怖くて仕方なかったですよ
そういやミラーさんなんかいいところに行ってたみたいですね
あすこはミラー谷とか言ってものすごい雪壁があるとか?
今年はミラー雪渓とかミラー氷河を滑ってミラー谷でテント泊したいもんです
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