記録ID: 1877627
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無雪期ピークハント／縦走
谷川・武尊
稜線はようやく花の季節 谷川連峰主脈縦走
2019年06月02日(日) [日帰り]
はなたれ
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 10:22
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,753m
- 下り
- 2,590m
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日帰り
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 10:20
12:54
ゴール地点
| 天候 | 晴れのち曇り&ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
・JR上越線 長岡行き最終列車 水上発 20:50 土合着20:59 復路: ・南越後観光バス 越後湯沢行き 二居田代スキー場前発 14:20 越後湯沢駅着 14:52 ・JR上越線 水上行き 越後湯沢発 15:08 水上着15:46 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・西黒尾根: 夏道上に一部残雪あり。樹林帯の残雪は夏道をよく見て経路を確認。ザンゲ岩手前のスラブにも残雪あり。夏道が覆われているので、残雪の端の地面が露出しているところを進む。肩の小屋直下の雪壁は不安なら軽アイゼン装着を。トマの手前まで残雪あるが、オキまでは夏道で行ける。 ・肩の小屋〜平標山 オジカ沢の頭の直下など、鎖場の急な岩場あり。またいくつかヤセ尾根を通る箇所があるので、滑らないように要注意。 ・松手山〜二居 マイナーコースだが明瞭な登山道。途中から林道と交錯するが、本来の登山道が不明なので、そのまま林道をつたって下山する。人気がないので熊鈴必要。滑りやすい急登が多いので、雨の日や雨上がりは避けた方が無難。 |
| その他周辺情報 | ・宿場の湯 http://www.yuzawaonsen.com/05shuku.html 最寄りバス停は二居田代スキー場前 |
写真
ようやく谷川連峰主脈縦走のチャンスが回ってきました！午後になるほど天気が悪そうなので、スタートを早めに設定しました。まだクマの活動時間前⁈
3
6/2 2:56
ようやく谷川連峰主脈縦走のチャンスが回ってきました！午後になるほど天気が悪そうなので、スタートを早めに設定しました。まだクマの活動時間前⁈
樹林帯で残雪が出てくるが、歩き慣れた西黒尾根だけに油断して夏道をロスト。冬道と同じく残雪の尾根を直登すると、残雪が切れた箇所は笹と灌木の藪。夏道との合流地点まで藪漕ぎを強いられて時間と労力を浪費。。。
2
6/2 3:50
樹林帯で残雪が出てくるが、歩き慣れた西黒尾根だけに油断して夏道をロスト。冬道と同じく残雪の尾根を直登すると、残雪が切れた箇所は笹と灌木の藪。夏道との合流地点まで藪漕ぎを強いられて時間と労力を浪費。。。
トマ直下の雪壁は踏み跡をたどるのがベター。不安なら軽アイゼン装着を！
肩の小屋とこれから進む稜線。その前にトマとオキに寄り道します。
オキに向かうとまだまだ残雪がしっかりありますが、夏道は全部出ています。
笠・朝日の馬蹄形の山並みと巻機。
その奥は・・・越駒？自信ない。。。
その奥は・・・越駒？自信ない。。。
主脈の稜線に進むと、次から次へと色々な花が現れました！
これはショウジョウバカマ？
これはショウジョウバカマ？
ハクサンコザクラかと思いきや、ユキワリソウ?
調べても差が良く分かりませんでした^^;
調べても差が良く分かりませんでした^^;
自分の知っているハクサンコザクラよりも花が大きい感じがしますが、生息地によっても違うので何とも。。。
オジカ沢の頭の手前にはすでにガスが群馬県側から上がり始めています。
オジカ沢の頭に到着。直下は意外と急な岩場で鎖も掛かっていました。登りだから気にはなりませんでしたが。
万太郎山への道はまだ遠い。
標高もガクンと下がります。主脈のアップダウンがボディブローのように聞いてくるのはこの後・・・
標高もガクンと下がります。主脈のアップダウンがボディブローのように聞いてくるのはこの後・・・
俎��山稜への踏み跡がはっきり分かります。雪解け直後なら笹薮をあまり気にせず行けるかも？
オジカ沢の頭の避難小屋。典型的なおにぎり型なのでスノコがないと寝られない。。。
大障子ノ頭。万太郎山方面はガスがどんどん濃くなってきました。。。
万太郎山に到着。ガスガス。そういえば万二郎山は近辺にはないですね。。。
昔はよくある名前だったのでしょうか。
余談ですが、万太郎によく合う苗字は「谷川」と「売虎」ですね。
4
6/2 8:02
万太郎山に到着。ガスガス。
そういえば万二郎山は近辺にはないですね。。。
昔はよくある名前だったのでしょうか。
余談ですが、万太郎によく合う苗字は「谷川」と「売虎」ですね。
そういえば万二郎山は近辺にはないですね。。。
昔はよくある名前だったのでしょうか。
余談ですが、万太郎によく合う苗字は「谷川」と「売虎」ですね。
ミネザクラは平標山に至るまで稜線を彩っていました。ホッとする瞬間。
シラネアオイは花びらが綺麗に開いているのがなかなかなくて、良い写真が撮れない。。。
あの戦慄を覚えるようなトンガリ具合は、きっと足拍子岳ですね。ヤマレコおススメルートになっていましたが、行く人が信じられない。。。https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/guide_detail.php?route_id=1139
6/2 8:47
あの戦慄を覚えるようなトンガリ具合は、きっと足拍子岳ですね。ヤマレコおススメルートになっていましたが、行く人が信じられない。。。
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/guide_detail.php?route_id=1139
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/guide_detail.php?route_id=1139
そして大源太山がようやく姿を見せてくれました。夏から秋くらいにU氏ことウッチーとEndooooさんと一緒に行くはず。。。
仙ノ倉山に続くミネザクラの稜線をひたすら登ります。緩めとはいえ、これまでのダメージで瀕死状態。ホイミ掛けて欲しい。。。
仙ノ倉山に到着。やはりガスガス。
休むと冷たい風で身体が冷えるので、諦めて先に進みます。
休むと冷たい風で身体が冷えるので、諦めて先に進みます。
平標山に到着。相変わらず真っ白な世界で長居は無用。温泉モードに突入へ。
平標山の山頂までの稜線はみなさん花を楽しんでいました。でも今年は開花が遅め？
二居への道は人気がないものの、道は明瞭。最初はブナの原生林の中を気持ちよく進みますが、そのうち急登の連続で苦行モードに。
もう急登の下りは勘弁して！という頃に林道に合流。足に優しい道でホッとしました。
舗装路の林道との合流点を振り返る。右側の砂利道が松手尾根に続く林道。登りで使うことはないかな。。。
撮影機器：
感想
とうとうこの日がやって来ました。。。
昨年の馬蹄形縦走に続き、稜線上の雪が消えるタイミングで計画していた主脈縦走に挑みました。
午後は天気が良くないとのことだったので、土合のスタート時間を早めに設定したところ、予期せぬ西黒尾根樹林帯の残雪に惑わされて夏道をロストするという失態を犯すものの、藪漕ぎで何とか夏道に復帰。暗いうちのスタートが裏目に出ましたが、稜線の視界が開ける頃には気持ちも落ち着いて、夜明けの谷川連峰を堪能することができました。
稜線に花が咲き始めるこの時期の主脈縦走路を楽しみにしていましたが、咲き誇るまではいかないものの、色とりどりの花が楽しましてくれたおかげで、辛いアップダウンも乗り切ることができました！
馬蹄形縦走路と主脈縦走路のどちらが辛いかという話題はあちこちでありますが、個人的にはどちらも同じくらい辛い！というのが結論です（笑）
もうどちらもワンデイ縦走には行くまいと決意を新たにしました。。。
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上越国境主脈には、こんなに美しい花の季節があるとは知りませんでした。6月は雨にたたられると思って敬遠していたからです。私が知っているのは、三国山から三国峠に向かう西斜面のニッコウキスゲの群落くらいのものです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1652186.html
別の山行
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1652168.html
当時は上越新幹線は当然のこと、国道17号線も未開通で(三国トンネルの工事中)で、上越線の夜行列車を大いに活用したものです。土合駅に3時前に到着するので谷川岳には6時頃に登頂でき、そこから北へ向かうか、西へ向かうか・・・・余裕を持って夜行日帰りが可能でした。
素晴らしい写真を有り難うございます。谷川岳連峰の美しい花々、この年ではもう現地に見に行くことはできないので、写真をゆっくりと拝見します。
また、皆さんの谷川岳方面のレコを拝見すると、指導標や避難小屋など素晴らしく整備されたものですね！
tama-takeshiさん
コメントありがとうございます。
6月でも気圧配置によっては好天に恵まれるので、初夏（稜線は「春」ですね）の花を楽しむ機会も決して少なくないと思います。
ロープウェイで登れる天神平でもお花畑を楽しめるようですので、機会があればぜひとも上越国境の初夏を楽しみにいらしてください！
http://www.tanigawadake-rw.com/item/181
また、貴重な昔の山行記録もご紹介頂きありがとうございます！平標山も国境稜線も雰囲気は変わっていないように見えます。
その他の記録もゆっくり拝見させていただきますね。私の両親が登山をしていた頃の雰囲気が良く分かって、大変ありがたいです！
ご両親も山をやってらっしゃたのですか！
色々とアドバイスを貰えていいですね。
単独行がお好みのようで、今後も張り切って下さい。
コメントありがとうございます！
すでに父が他界しているので、父が登った山の詳しい話は聞かなかったのが残念です。父も単独行中心だったので、きっと血ですね。
母はハイキング中心で、北アルプスなどは父に連れて行かれた程度で、思い出話しに付き合う程度です。
tama-takeshiさんも単独行中心だったのですね。加藤文太郎の「単独行」は自分も愛読書として、小説とは違う彼の単独行を想像しながら繰り返し読んでいます。
無理をせず、身の丈に合った山で単独行をこれからも楽しんでいきたいと思います。
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