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Yamareco

記録ID: 1931971
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

朳差岳(丸森尾根-頼母木小屋-朳差岳)

2019年07月13日(土) 〜 2019年07月14日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
15:14
距離
21.3km
登り
2,492m
下り
2,487m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:12
休憩
0:36
合計
5:48
9:07
9:09
56
10:05
10:06
23
10:29
11:00
14
11:14
11:14
27
11:41
11:43
13
2日目
山行
8:02
休憩
0:38
合計
8:40
5:10
21
5:31
5:32
6
5:38
5:42
34
6:16
6:20
59
7:19
7:20
2
7:22
7:37
9
7:46
7:46
19
8:05
8:09
29
8:38
8:38
9
8:47
8:47
46
9:33
9:38
19
9:57
9:57
19
10:16
10:17
19
10:36
10:36
27
11:03
11:04
40
11:44
11:45
124
13:49
13:50
0
13:50
ゴール地点
天候 13日 曇りのち晴れ
14日 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
●区間別状況
[丸森尾根]
 尾根前半からやせ尾根の急登。序盤は岩場が多い印象だった。
800m付近は樹林帯のアップダウンが多い。夫婦清水までは獣跡多数。
丸森峰以降は樹高が低くなりなだらかだが、雪渓を2、3か所通過。1630m付近の雪渓トラバースは傾斜があったので最低でも軽アイゼン欲しい。ガレ場の急登を超えれば地神北峰。

[地神北峰-地神山-頼母木小屋]
特に危険個所なし。

[頼母木小屋-朳差岳]
 土が滑りやすい箇所がいくつかあった。鉾立峰への登りが急だった。

●水場、山小屋状況
夫婦清水 : 〇
頼母木小屋 : 〇

どちらも豊富。
頼母木小屋の小屋横の水場は清水、小屋から離れた水場は沢水とのこと。

頼母木小屋
利用料金:テン場 1000円/張
管理人:〇

●その他状況
登山者数 
30人くらい(すべて稜線上。丸森尾根では誰とも会わず。)


●グレーディング  7C
沿面距離 22.2km(GPSログ)
累積標高+ 2660m(GPSログ)
累積標高- 2660m(GPSログ)
C/T : 17.3h(山と高原地図)

ルート定数 : 65.3
技術レベル : C(雪渓通過箇所あり、ミスをすると滑落する個所も多いため)
2019年07月13日 06:04撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 6:04
2019年07月13日 06:05撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 6:05
丸森尾根
2019年07月13日 06:11撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 6:11
丸森尾根
丸森尾根
2019年07月13日 06:32撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 6:32
丸森尾根
丸森尾根
2019年07月13日 06:53撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 6:53
丸森尾根
丸森尾根 夫婦清水
2019年07月13日 07:35撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 7:35
丸森尾根 夫婦清水
丸森尾根
2019年07月13日 08:10撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 8:10
丸森尾根
丸森尾根 丸森峰
2019年07月13日 08:55撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 8:55
丸森尾根 丸森峰
丸森尾根
2019年07月13日 09:19撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 9:19
丸森尾根
丸森尾根
雪渓トラバース
2019年07月13日 09:36撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 9:36
丸森尾根
雪渓トラバース
丸森尾根
2019年07月13日 09:59撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 9:59
丸森尾根
2019年07月13日 10:06撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/13 10:06
地神北峰-地神山
空身でゆっくり20分程度。
2019年07月13日 10:27撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 10:27
地神北峰-地神山
空身でゆっくり20分程度。
2019年07月13日 10:29撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/13 10:29
地神北峰-頼母木山
2019年07月13日 11:23撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 11:23
地神北峰-頼母木山
2019年07月13日 11:41撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/13 11:41
頼母木小屋手前
2019年07月13日 11:54撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 11:54
頼母木小屋手前
夕方晴れてきて。
2019年07月13日 18:07撮影 by  iPhone 6, Apple
3
7/13 18:07
夕方晴れてきて。
2019年07月13日 18:07撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 18:07
2019年07月13日 18:07撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 18:07
2019年07月13日 18:07撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 18:07
2019年07月13日 18:11撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 18:11
二王子岳
2019年07月13日 18:12撮影 by  iPhone 6, Apple
2
7/13 18:12
二王子岳
朳差岳
2019年07月13日 18:23撮影 by  iPhone 6, Apple
2
7/13 18:23
朳差岳
絶景...
2019年07月13日 18:57撮影 by  iPhone 6, Apple
4
7/13 18:57
絶景...
翌朝。大石山へ。
2019年07月14日 05:20撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/14 5:20
翌朝。大石山へ。
鉾立峰への登り途中。
2019年07月14日 05:58撮影 by  iPhone 6, Apple
7/14 5:58
鉾立峰への登り途中。
2019年07月14日 06:16撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/14 6:16
鉾立峰-朳差岳 鞍部
2019年07月14日 06:28撮影 by  iPhone 6, Apple
7/14 6:28
鉾立峰-朳差岳 鞍部
朳差岳登り途中から、頼母木山方面
2019年07月14日 06:40撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/14 6:40
朳差岳登り途中から、頼母木山方面
朳差岳手前
2019年07月14日 06:41撮影 by  iPhone 6, Apple
3
7/14 6:41
朳差岳手前
2019年07月14日 07:22撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/14 7:22
頼母木山手前より、朳差岳方面
2019年07月14日 09:43撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/14 9:43
頼母木山手前より、朳差岳方面
飲まれる朳差岳
2019年07月14日 09:44撮影 by  iPhone 6, Apple
2
7/14 9:44
飲まれる朳差岳
地神北方より、北飯豊方面
2019年07月14日 10:52撮影 by  iPhone 6, Apple
7/14 10:52
地神北方より、北飯豊方面
下山後、マタギの館で食べたひっぱりうどん
2019年07月14日 15:07撮影 by  iPhone 6, Apple
2
7/14 15:07
下山後、マタギの館で食べたひっぱりうどん
撮影機器:

感想

 今年のメイン山行予定を眺めていた。7月末に南アルプス、8月に槍穂縦走、そして9月に飯豊のオンベ松-ダイグラ。これからますます体力増強に努めないといけないわけだが、技術的な課題としてテン泊スキルが挙げられた。去年初めてテントを購入して笠銀座3泊4日に臨んだものの、天候に恵まれずテン泊は内1日のみであった。しかも、初めてのテン泊で勝手も分らず、テントでの時間をなんとなーく過ごしてしまった。今シーズンを乗り越えるのにこれではまずいと感じ。テントの練習を、と近場の手ごろな山を探し始めた。
 東北でオフィシャルでテン泊できる山と言えば飯豊朝日くらいであり、ちょうど山渓で頼母木小屋のテン場が紹介されていたということもあったので、頼母木小屋でテン泊練習して、ついでに二百名山の朳差岳を目指そう、ということで今回の山行が実現した。

 飯豊は2年前に梶川尾根-主稜線-大日杉縦走して以来であった。2年前は梶川尾根の登りでふらふらになったのをよく覚えている。今回の丸森尾根は当時ほどの疲労感は感じず、当時怖がっていた雪渓通過も心のゆとり(油断...?)を持って通過できた気がする。着々と経験値が稼げていることを実感できた。

 とはいえ丸森尾根は、想像以上の急登に加えて痩せた尾根が延々と続きかなりハードだった。またやせ尾根にもかかわらず動物が多いのか、登山道に多数糞が落ちていた。何度か獣臭もしたので、いるのだろう。意外なのが登りも下りの完全単独だったこと。丸森尾根は飯豊の中ではメジャーな登路の印象であったが、3連休でこれでは普段もあまり登山者はいないのではないだろうか。心身共に辛い尾根だった。あまりの辛さに、飯豊は登山者の山への想いを試しているのだ...と思った。けど本当にそんな気がしている。後述するリピート山中さんも言っていたが、初めて山に登るひとがこんな尾根を歩いたら「もう二度と山になんかくるか!」と思うだろう。山の厳しさもたっぷり味わえる。だからそれでも飯豊に登る人たちは本当に山を愛しているんだろうなぁと思う。

 この日の頼母木小屋では音楽祭が開催されており、リピート山中さんという方が演奏されていた。ヨーデル食べ放題を作った人、すごいひとじゃん...。ここ数年は北アルプスの山小屋で演奏されているということだったが、今回縁があり飯豊で演奏することになったという。オリジナルから往年の名曲まで聴くことができ、苦労して登ってきてよかった。個人的には加藤文太郎の歌が染みた。

音楽祭が終わり夕方、それまではっきりしなかった空模様が急変、ガスが晴れて日本海の上に夕日が輝いていた。こんなにもきれいな夕焼けは生まれて初めてかもしれない。

 翌日もはっきりしない天気だったが、幸い雨にはほとんど当たらず。
朳差小屋で仲間と合流して、早朝から本格的なお茶とお菓子をご馳走に。有り難い。
お茶菓子パワーで朳差岳に一気に登頂。あいにくガスで展望はなかったが目的地を踏めた達成感は大きい。

 復路の頼母木山あたりから青空が見え始め、北飯豊の全貌が望めた。これまで飯豊と言えば本山、北股、石転びというイメージで主稜線ばかりに目を向けていたが、北飯豊もすごい。テン泊練習のつもりで臨んだ今回の山行であったが、テン泊以上に北飯豊の美しさが印象に残り、いい山行になったと思う。次の飯豊は9月の連休。オンベ松尾根、ダイグラ尾根ということで、今回以上にハードな山行になると思うが、ハードな中にも飯豊ならではの自然の美しさを感じられたらと思う。

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