荒川登山口〜縄文杉
- GPS
- 08:48
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,677m
- 下り
- 1,733m
コースタイム
天候 | 曇、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
7/21
前日、淀川登山口までの通行止めは解除されている事は確認してあるので、昨日と同じく、4時半に出発。途中屋久杉自然館から大型バスが出発するところを見たので、今日は山頂に到達できるか、と淡い期待を抱きつつ6時、淀川登山口に到着。車から降りるとすぐに登山指導員さんが近寄って来て、山行予定を確認されました。宮之浦岳にピストン予定と告げると、「ここも風が強いが、八合目からはもっと強風に煽られる。視界も全く無い」との情報から、今回は縁が無かったという事にし、引き返しプランCを練ります。
レンタカーもゲットしてることだし、島内一周ドライブかな、と提案するとT部員から荒川登山口から縄文杉まで挑戦してみたい、と。但し、荒川登山口迄はバスかタクシーしか入っていけないので、急いで屋久杉自然館に戻ったのは7時。バスの時刻表をチェックすると、6時のあとは14時。タクシー会社さんに電話すると10分で来てくれるというので、宿で作ってもらった朝弁当を半分食べて待つことに。
7時10分屋久杉自然館を出発。親切なタクシー運転手さんに、途中、ヤクザルの親子の写真撮影をさせてもらったり、一度は大阪に働きに島を出たけど、やっぱり屋久島に戻ってきて、今は週に3、4日は小中学校時代の友達の家で三岳を飲みながら夕飯を食べている等、楽しい話を聞かせて頂いている内に7時45分、登山口に到着。
待っていたかのように強い雨が降り出してきたので待合室に逃げ込み、雨支度を整えて小ぶりになるのを待ちます。
すると、ここでも係員さんの方から今日の行程を聞かれたので、縄文杉迄行って17時台のバスに間に合うよう戻ってくる旨を伝えました。係員さんから「雨は午後には回復する、何かあればガイドさんに聞けば良い」等、色々と助言を頂きました。聞けば、東京から夫婦で屋久島に移住されたと言うことで、たった15分ですが、とても興味深いお話を伺いました。もっと話を聞きたかったのですが、「是非、続きは戻って来た時!」と固い握手をし、記念撮影をして別れました。
8時、係員さんに見送られ出発!トロッコ歩道を辿り、トンネル、大きな橋を幾つか渡ると小杉谷小・中学跡に到着。小雨なのでレインウェアを脱ぎ、ここからは傘で凌ぐことにしました。
10時40分、トロッコ歩道から急な登山道を20分登るとウィルソン株が待っています。なかなか上手くハート型に撮れなく難儀しました。
元気だったT部員はシャリバテしたようなので、朝弁当のおむすび半分とウィダインゼリーを渡し、何とか縄文杉まで頑張ってもらいます。
ここから縄文杉までが辛く長かった。しかし、すれ違う登山客からは「あと10分くらい。頑張って」と拍手で元気付けられたり、7、8人のパーティーとは全員と握手したり、ハイタッチしたり、兎に角縄文杉を見た登山客がハイテンションなのに驚きました。
未だか、未だか、と心の中で言いながら登りつめると縄文杉をぐるりと囲う階段が見え、やっと縄文杉に出会える事ができました。
樹齢4000年、あるいは7000年。感慨深く、もしかすればもう二度と来ないだろうと思うと中々その場を去ることが出来ません。
13時には下山開始と決め、残された10分間、飽きもせず縄文杉を眺めました。
13時、踵を返し、濡れた登山道に足を滑らさないよう気を付けながら、只管下ります。
途中、登山靴の中がびっしょりなので、処置をしたいと言うT部員が靴を脱ぐと、まぁこれがたっぷりと水を絞れた程でした。ゴアテックスといえども下山後はきちんと手入れをしないと痛い目に合います。
トロッコ歩道では何度も足を滑らせましたが、転倒する事もなく無事に16時45分、荒川登山口に戻って来ました。生憎と朝会った係員さんとの再会は果たせませんでした。
17時のバスに揺られ、屋久杉自然館から安房地区方面行きのバスに乗り換え、盛久神社で降りると電話で連絡してあったM部員がレンタカーで迎えに来てくれ、2日目同様無事宿に戻る事が出来ました(^^)
7/22
フライトまで半日時間があるので、永田いなか浜、屋久島灯台を訪ねることに。
たった10分ほど浜辺を散歩するために、ビーチサンダルをザックに忍ばせていたM部員とT部員は流石です!
でも面倒くさがりのT部員はシューズのまま波打ち際で佇んでいるところを大波にやられ、ずぶ濡れになった後、ビーチサンダルに履き替える始末でした。。。
空港近くのイタリアンレストランで最後のランチを楽しむ間、レンタカーのボンネットの上で濡れたシューズを乾かせる!とナイスアイデアが閃いたT部員。
しかし、久しぶりのイタリアンに舌鼓を打っている間にザーッと降ってきた突然の降雨に慌ててレストランを飛び出すも再びズブ濡れのシューズを片手に途方に暮れるだけでした。
最後の最後まで雨に翻弄された屋久島での夏休みでした。
空港にて
初日からの3日間とは打って変わって真っ青な空に映える屋久島の山々を目に焼き付け、帰りの飛行機のタラップを踏みました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する