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Yamareco

記録ID: 1973418
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

盛夏の立山連峰・百高山父子ツアー(室堂〜立山三峰〜内蔵助山荘〜別山〜劔御前〜雷鳥沢〜室堂周回)

2019年08月13日(火) 〜 2019年08月14日(水)
 - 拍手
さとなお その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:16
距離
25.5km
登り
1,974m
下り
1,997m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:48
休憩
3:07
合計
8:55
7:20
65
8:25
8:35
66
9:41
9:52
6
9:58
10:06
24
雄山山頂神社
10:30
10:47
2
10:49
10:57
16
11:13
11:20
5
11:25
11:40
24
鞍部(軽食休)
12:04
12:04
22
内蔵助カール
12:26
12:35
7
12:42
13:58
32
内蔵助山荘
14:30
14:34
15
巻道分岐
14:49
14:52
7
14:59
15:08
9
15:17
15:27
48
16:15
内蔵助山荘
2日目
山行
3:53
休憩
1:50
合計
5:43
5:40
30
内蔵助山荘
6:10
6:15
25
稜線鞍部
6:40
6:49
10
小ピーク
6:59
7:11
9
7:20
7:25
19
7:44
7:53
15
8:14
8:32
55
9:27
9:38
6
9:44
9:54
22
10:16
10:39
14
10:53
10:57
3
エンマ台
11:00
11:00
2
11:02
11:05
18
11:23
室堂ターミナル
天候 (初日)快晴、のち時々曇り
(2日目)晴れ一時曇り
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(往路)マイカー規制の立山駅よりケーブルカーにて美女平、バスに乗り換え室堂へ(立山駅前の無料駐車場は13日午前0時時点でほぼ満車、ケーブルカー始発 [06:00発] の指定券は出札窓口にて05:20より発売〈午前5時時点で約100人強の待ち行列;代表者1名が列に並べば、グループ全員の指定券購入可能〉/窓口購入とは別にWeb予約も可能)
(復路)往路戻り(14日午前11時30分時点で、室堂ターミナル発のバスは臨時バス含め並んだ順に乗車可能、便指定等不要)
コース状況/
危険箇所等
・コース中、要所に案内標識・コースロープあり、特段の不明瞭箇所等ナシ
・一ノ越山荘〜雄山神社間は片側一車線の岩稜登り(登りは赤ペンキ、下りは黄色)、落石・スライド注意
・富士の折立ピークには岩稜左側をトラバース気味に薄い踏み跡あり。スリップ注意
・雷鳥沢〜ミクリが池間は有毒ガス噴出中の地獄谷を迂回するように歩行(風向き・ガス濃度により警報ランプ発動します)
その他周辺情報 立山駅周辺に旅館等多数(早立ち・弁当提供も可)
アルペンルートの富山側入口、立山ケーブル駅(指定券発売所)は朝5時過ぎでこの行列…
2019年08月13日 05:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/13 5:04
アルペンルートの富山側入口、立山ケーブル駅(指定券発売所)は朝5時過ぎでこの行列…
午前6時、始発便で立山駅出発。
2019年08月13日 05:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/13 5:56
午前6時、始発便で立山駅出発。
美女平駅でバスに乗り継ぎ。お盆休みのピーク時のため、06:20の臨時バスが複数台出るようです。有難や…。
2019年08月13日 06:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 6:13
美女平駅でバスに乗り継ぎ。お盆休みのピーク時のため、06:20の臨時バスが複数台出るようです。有難や…。
仙洞杉。樹齢1000年とも言われ、アルペンルート上で最古の樹だそう。
2019年08月13日 06:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 6:26
仙洞杉。樹齢1000年とも言われ、アルペンルート上で最古の樹だそう。
滝見台より、日本一の落差・称名滝の全貌が見えます。
2019年08月13日 06:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 6:30
滝見台より、日本一の落差・称名滝の全貌が見えます。
地獄谷の下に、ソーメン滝。
2019年08月13日 06:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 6:58
地獄谷の下に、ソーメン滝。
早くも、朝イチの剱岳バッチリ。
2019年08月13日 07:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/13 7:01
早くも、朝イチの剱岳バッチリ。
室堂より、いざ出発。快晴微風、理想のコンディションです。
2019年08月13日 07:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 7:20
室堂より、いざ出発。快晴微風、理想のコンディションです。
残雪がまだ少々。末っ子君は未だ観光客モード。
2019年08月13日 07:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 7:26
残雪がまだ少々。末っ子君は未だ観光客モード。
室堂山荘。ここは直進。
2019年08月13日 07:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 7:31
室堂山荘。ここは直進。
本場・スイスアルプスのような長閑な光景。
2019年08月13日 07:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
8/13 7:36
本場・スイスアルプスのような長閑な光景。
ハクサンチドリやウサギギクのお花畑。
2019年08月13日 07:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 7:38
ハクサンチドリやウサギギクのお花畑。
解け残った雪渓の上を慎重に通過。涼しくて気持ちイー…!
2019年08月13日 07:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 7:51
解け残った雪渓の上を慎重に通過。涼しくて気持ちイー…!
ミクリが池がキレイに見えてきました。
2019年08月13日 07:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 7:57
ミクリが池がキレイに見えてきました。
ここにも残雪。一ノ越山荘もすぐ眼前に。
2019年08月13日 08:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 8:10
ここにも残雪。一ノ越山荘もすぐ眼前に。
二つの池のバックに、ステキな山容の大日岳。
2019年08月13日 08:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 8:12
二つの池のバックに、ステキな山容の大日岳。
イワツメクサ?と黄色の花のプチお花畑。
2019年08月13日 08:16撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 8:16
イワツメクサ?と黄色の花のプチお花畑。
一ノ越山荘到着。槍〜水晶〜笠がドピーカン。南の方は台風の余波か、雲多し。
2019年08月13日 08:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 8:27
一ノ越山荘到着。槍〜水晶〜笠がドピーカン。南の方は台風の余波か、雲多し。
目指す立山山頂も眼前に。
2019年08月13日 08:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 8:28
目指す立山山頂も眼前に。
かなり登ってきて、笠ヶ岳の右に黒部五郎、そして巨大な薬師の全貌が現れました。その右の岩峰は龍王岳でしょうか。
2019年08月13日 09:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
8/13 9:01
かなり登ってきて、笠ヶ岳の右に黒部五郎、そして巨大な薬師の全貌が現れました。その右の岩峰は龍王岳でしょうか。
下から岩ガラガラの斜面を沢山のハイカーが登ってきます。登りと下りが別ルートに区切られており、安心です。
2019年08月13日 09:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 9:03
下から岩ガラガラの斜面を沢山のハイカーが登ってきます。登りと下りが別ルートに区切られており、安心です。
最後の急斜面、山頂神社も見えました。ムスコ君は酸素薄く、少々貧血・お疲れ気味…。
2019年08月13日 09:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/13 9:14
最後の急斜面、山頂神社も見えました。ムスコ君は酸素薄く、少々貧血・お疲れ気味…。
龍王岳の右後ろ、加賀白山も本日はバッチリ見えてます。
2019年08月13日 09:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 9:15
龍王岳の右後ろ、加賀白山も本日はバッチリ見えてます。
立山・雄山神社到着。山頂の右に、ド迫力の五竜〜鹿島槍ヶ岳(後立山オールスターズ)見えてきました!
2019年08月13日 09:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 9:46
立山・雄山神社到着。山頂の右に、ド迫力の五竜〜鹿島槍ヶ岳(後立山オールスターズ)見えてきました!
山頂カールの向こうに、鋭い山容の針ノ木岳。
2019年08月13日 09:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 9:52
山頂カールの向こうに、鋭い山容の針ノ木岳。
日本三霊山、立山(雄山)へ初の参詣。大人1人500円也、鈴とお札がもらえます。
2019年08月13日 09:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 9:56
日本三霊山、立山(雄山)へ初の参詣。大人1人500円也、鈴とお札がもらえます。
山頂神社でまとめてお祓い受けます。
2019年08月13日 09:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
8/13 9:59
山頂神社でまとめてお祓い受けます。
雄山山頂からは劔もバッチリ!
2019年08月13日 10:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 10:05
雄山山頂からは劔もバッチリ!
大汝山頂着。堂々の迫力、劔を入れて親子でパチリ。
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大汝山頂着。堂々の迫力、劔を入れて親子でパチリ。
3日ほど前に踏んだ白馬岳の絶頂がチラリと雲間から登場。
2019年08月13日 10:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 10:39
3日ほど前に踏んだ白馬岳の絶頂がチラリと雲間から登場。
大汝休憩所。ここでオニギリ+トイレ休憩。全てのメニューが魅力的に見えます…。
2019年08月13日 10:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 10:56
大汝休憩所。ここでオニギリ+トイレ休憩。全てのメニューが魅力的に見えます…。
ガスってきましたが、これはこれで幽玄枯淡の趣。。
2019年08月13日 10:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 10:59
ガスってきましたが、これはこれで幽玄枯淡の趣。。
ガスが増えましたが、劔&毛勝三山は頑張って見えてます!
2019年08月13日 11:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:05
ガスが増えましたが、劔&毛勝三山は頑張って見えてます!
末っ子君、富士の折立ピーク制覇。
2019年08月13日 11:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:14
末っ子君、富士の折立ピーク制覇。
小生もここは初登頂。記念に1枚撮ってもらいます。
2019年08月13日 11:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:15
小生もここは初登頂。記念に1枚撮ってもらいます。
黒部ダムの奥に、針ノ木岳が再登場!
2019年08月13日 11:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:18
黒部ダムの奥に、針ノ木岳が再登場!
雪渓の向こうに、今晩のお宿・内蔵助山荘。
2019年08月13日 11:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:19
雪渓の向こうに、今晩のお宿・内蔵助山荘。
富士の折立、手前から見るとこんな感じ。とても登れそうに見えませんが、左から回り込むと比較的ラクに登れます。
2019年08月13日 11:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:23
富士の折立、手前から見るとこんな感じ。とても登れそうに見えませんが、左から回り込むと比較的ラクに登れます。
ライチョウの親子いました!
2019年08月13日 11:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 11:31
ライチョウの親子いました!
ムスコ君スマホ撮影。親鳥がヒナちゃんを心配そうに呼んでいる様子がバッチリ。
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ムスコ君スマホ撮影。親鳥がヒナちゃんを心配そうに呼んでいる様子がバッチリ。
同じくムスコ君撮影。分かりにくいですが、中央の鉄柱の左後ろにカワイイ雛鳥が…。
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同じくムスコ君撮影。分かりにくいですが、中央の鉄柱の左後ろにカワイイ雛鳥が…。
真砂岳まで、結構険しい斜面を下っていきます。
2019年08月13日 11:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 11:47
真砂岳まで、結構険しい斜面を下っていきます。
カールの雪渓で雪山訓練?中。
2019年08月13日 12:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:01
カールの雪渓で雪山訓練?中。
急斜面を下り、真砂岳のダラダラ登りへ。
2019年08月13日 12:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:05
急斜面を下り、真砂岳のダラダラ登りへ。
富士の折立、振り返ると堂々の迫力!
2019年08月13日 12:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:06
富士の折立、振り返ると堂々の迫力!
内蔵助カールの雪山訓練、本日は終了したようです。
2019年08月13日 12:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 12:08
内蔵助カールの雪山訓練、本日は終了したようです。
真砂岳への稜線は強風ゾーン。思わぬ寒さに、朝以来久し振りにカッターシャツ着用。
2019年08月13日 12:22撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:22
真砂岳への稜線は強風ゾーン。思わぬ寒さに、朝以来久し振りにカッターシャツ着用。
真砂岳到着。針ノ木と富士の折立バックにパチリ。
2019年08月13日 12:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:27
真砂岳到着。針ノ木と富士の折立バックにパチリ。
小生も真砂岳の山頂標識で記念に1枚。
2019年08月13日 12:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/13 12:28
小生も真砂岳の山頂標識で記念に1枚。
室堂〜大日岳方面は終日平和で良い天気です。
2019年08月13日 12:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 12:29
室堂〜大日岳方面は終日平和で良い天気です。
別山〜劔の要塞のような山々が眼前に。
2019年08月13日 12:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 12:30
別山〜劔の要塞のような山々が眼前に。
今夜のお宿、内蔵助山荘に間もなく到着です。
2019年08月13日 12:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 12:38
今夜のお宿、内蔵助山荘に間もなく到着です。
内蔵助山荘到着。まずは休憩。。
2019年08月13日 12:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 12:42
内蔵助山荘到着。まずは休憩。。
午後のお散歩、まずは真砂岳への登り返し。手前の雪渓からガスが湧いてます。
2019年08月13日 14:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 14:03
午後のお散歩、まずは真砂岳への登り返し。手前の雪渓からガスが湧いてます。
分岐到着。別山の尾根へ向かいます。
2019年08月13日 14:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 14:06
分岐到着。別山の尾根へ向かいます。
大日岳の山腹に雲が押し寄せてます!
2019年08月13日 14:16撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 14:16
大日岳の山腹に雲が押し寄せてます!
こちらも見事な圏谷地形。
2019年08月13日 14:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 14:17
こちらも見事な圏谷地形。
別山南峰着。標識割れちゃってますが…
2019年08月13日 14:48撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 14:48
別山南峰着。標識割れちゃってますが…
北峰を往復。途中に池と雪渓。
2019年08月13日 14:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 14:50
北峰を往復。途中に池と雪渓。
劔もさすがに午後のガスに隠れましたが、再登場!
2019年08月13日 14:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 14:52
劔もさすがに午後のガスに隠れましたが、再登場!
絶妙のバランスでケルン立ってます…
2019年08月13日 14:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 14:53
絶妙のバランスでケルン立ってます…
別山北峰到着。眼前の劔がド迫力!
2019年08月13日 14:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
8/13 14:58
別山北峰到着。眼前の劔がド迫力!
小生も記念にパチリ。
2019年08月13日 14:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 14:59
小生も記念にパチリ。
山頂にある標識は、この「危険通行止め」のカンバンのみ…
2019年08月13日 15:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 15:01
山頂にある標識は、この「危険通行止め」のカンバンのみ…
見えそうで見えない劔をパチリ、山頂を辞します。
2019年08月13日 15:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 15:08
見えそうで見えない劔をパチリ、山頂を辞します。
アンコールに応え、劔再登場…。
2019年08月13日 15:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/13 15:11
アンコールに応え、劔再登場…。
内蔵助山荘もスゴいところに建ってますね。
2019年08月13日 15:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 15:19
内蔵助山荘もスゴいところに建ってますね。
下山途中、別山を振り返ると、どこかの世界遺産の神殿のよう…
2019年08月13日 15:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/13 15:32
下山途中、別山を振り返ると、どこかの世界遺産の神殿のよう…
登山道脇に、ステキなトウヤクリンドウ。
2019年08月13日 15:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/13 15:42
登山道脇に、ステキなトウヤクリンドウ。
午後4時過ぎ、内蔵助山荘帰着。さすがにムスコ君もそろそろお疲れモード…。
2019年08月13日 16:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 16:11
午後4時過ぎ、内蔵助山荘帰着。さすがにムスコ君もそろそろお疲れモード…。
午後5時前より、楽しい夕食。おかずも一杯、ご飯&味噌汁お替わり自由。
2019年08月13日 16:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 16:54
午後5時前より、楽しい夕食。おかずも一杯、ご飯&味噌汁お替わり自由。
山荘の部屋の窓から、立山主稜がド迫力で仰げます。くたびれたので、夕食後まだ明るいうちにオヤスミナサイ…。
2019年08月13日 17:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/13 17:34
山荘の部屋の窓から、立山主稜がド迫力で仰げます。くたびれたので、夕食後まだ明るいうちにオヤスミナサイ…。
2日目朝、風が強く寒いので、カレーうどん食べながら日の出を待ちます。
2019年08月14日 04:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/14 4:59
2日目朝、風が強く寒いので、カレーうどん食べながら日の出を待ちます。
早くも日の出を待つ沢山のハイカー各氏。
2019年08月14日 05:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 5:00
早くも日の出を待つ沢山のハイカー各氏。
鹿島槍方面から日が昇るようですが、雲が多いですね…
2019年08月14日 05:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 5:05
鹿島槍方面から日が昇るようですが、雲が多いですね…
富士の折立はもう日の出!
2019年08月14日 05:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 5:08
富士の折立はもう日の出!
雲の隙間からご来光…
2019年08月14日 05:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/14 5:10
雲の隙間からご来光…
今度こそ、雲の上にご来光!
2019年08月14日 05:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
8/14 5:15
今度こそ、雲の上にご来光!
午前5時40分過ぎ、小屋出発。風が強いです…
2019年08月14日 05:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/14 5:41
午前5時40分過ぎ、小屋出発。風が強いです…
富山湾と、その先の能登半島もよく見えてます!
2019年08月14日 05:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 5:43
富山湾と、その先の能登半島もよく見えてます!
雲が飛び、白馬三山・五竜の絶頂がしっかり見えてきました!
2019年08月14日 05:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
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雲が飛び、白馬三山・五竜の絶頂がしっかり見えてきました!
今日は白山も全貌バッチリ!
2019年08月14日 05:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
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今日は白山も全貌バッチリ!
地獄谷は朝から元気に噴気中。雷鳥沢のテン場は昨日より少なめ…
2019年08月14日 05:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
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地獄谷は朝から元気に噴気中。雷鳥沢のテン場は昨日より少なめ…
昨日午後のお散歩で別山往復しといたので、本日はトラバース路へ。
2019年08月14日 06:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
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昨日午後のお散歩で別山往復しといたので、本日はトラバース路へ。
巻き道より。薬師岳&笠ヶ岳降臨。
2019年08月14日 06:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
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巻き道より。薬師岳&笠ヶ岳降臨。
巻き道トラバース完了。ここから稜線に戻ります。
2019年08月14日 06:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
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巻き道トラバース完了。ここから稜線に戻ります。
小生も立山バックにパチリ。
2019年08月14日 06:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
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小生も立山バックにパチリ。
劔御前小屋着。ここに荷物デポ、劔御前へ向かいます。
2019年08月14日 07:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
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劔御前小屋着。ここに荷物デポ、劔御前へ向かいます。
小屋の前には立派な雪渓。
2019年08月14日 07:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
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小屋の前には立派な雪渓。
手前の2,792mピーク。劔ご本尊がグッと近づきます。
2019年08月14日 07:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
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手前の2,792mピーク。劔ご本尊がグッと近づきます。
“ニセ劔御前” で1枚。
2019年08月14日 07:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
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“ニセ劔御前” で1枚。
劔御前の稜線も岩ゴリゴリです…
2019年08月14日 07:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
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劔御前の稜線も岩ゴリゴリです…
ゴール地点・室堂の向こうに堂々の薬師岳。
2019年08月14日 07:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
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ゴール地点・室堂の向こうに堂々の薬師岳。
お花畑の向こうに、峻険な劔ご本尊。
2019年08月14日 07:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
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お花畑の向こうに、峻険な劔ご本尊。
ここにもプチお花畑あり。
2019年08月14日 07:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
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ここにもプチお花畑あり。
劔御前山頂到着。山名標識はナシ、三角点のみ。
2019年08月14日 07:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
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劔御前山頂到着。山名標識はナシ、三角点のみ。
小生日本百高山90座目です。昔は山名が書いてあったのでしょうか…。
2019年08月14日 07:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
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小生日本百高山90座目です。昔は山名が書いてあったのでしょうか…。
立山も何とかガスの上。右に笠ヶ岳、黒部五郎、薬師の北ア北部オールスターズ。
2019年08月14日 07:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
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立山も何とかガスの上。右に笠ヶ岳、黒部五郎、薬師の北ア北部オールスターズ。
白馬三山に続き、五竜、唐松、鹿島槍とゴタテオールスターズも。
2019年08月14日 07:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
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白馬三山に続き、五竜、唐松、鹿島槍とゴタテオールスターズも。
思わず寝転がりたくなる長閑な平原&ステキな展望。
2019年08月14日 08:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
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思わず寝転がりたくなる長閑な平原&ステキな展望。
さて、そろそろ雷鳥沢〜室堂目指して下っていきます。
2019年08月14日 08:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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さて、そろそろ雷鳥沢〜室堂目指して下っていきます。
雷鳥沢のテン場がグッと近づきました。
2019年08月14日 09:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
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雷鳥沢のテン場がグッと近づきました。
雷鳥沢到着。ムスコは腕が日焼けで火照り、ここで少しクーリングダウン…!
2019年08月14日 09:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
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雷鳥沢到着。ムスコは腕が日焼けで火照り、ここで少しクーリングダウン…!
雷鳥沢、水も冷たくてサイコー!
2019年08月14日 09:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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雷鳥沢、水も冷たくてサイコー!
雷鳥沢キャンプ場。テントもだいぶ減り、スカスカです。ここからは少々登り返し、小屋でトイレ借りていきます。
2019年08月14日 09:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
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雷鳥沢キャンプ場。テントもだいぶ減り、スカスカです。ここからは少々登り返し、小屋でトイレ借りていきます。
雷鳥沢からの登り返し。ムスコ君、両腕の日焼けがヒリヒリ、濡れタオル巻いて傷病兵のよう…。路傍のチンさん群落に癒やされます。
2019年08月14日 09:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
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雷鳥沢からの登り返し。ムスコ君、両腕の日焼けがヒリヒリ、濡れタオル巻いて傷病兵のよう…。路傍のチンさん群落に癒やされます。
大日展望台より。地獄谷がド迫力!
2019年08月14日 10:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/14 10:05
大日展望台より。地獄谷がド迫力!
ここから見る大日岳は立派な山容。
2019年08月14日 10:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
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ここから見る大日岳は立派な山容。
雷鳥荘でジュース(250円:安い!)仕入れ、ここらで弁当昼食とします。
2019年08月14日 10:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
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雷鳥荘でジュース(250円:安い!)仕入れ、ここらで弁当昼食とします。
地獄谷の上流、不気味な色の池が…
2019年08月14日 10:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
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地獄谷の上流、不気味な色の池が…
登りつめると、こちらは一転してパラダイスのような湿原ゾーン。
2019年08月14日 10:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
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登りつめると、こちらは一転してパラダイスのような湿原ゾーン。
雷鳥荘は頑張って営業中。温泉も入れます。
2019年08月14日 10:48撮影 by  F-04K, FUJITSU
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雷鳥荘は頑張って営業中。温泉も入れます。
エンマ台到着。手前の地獄谷の荒涼と、バックの大日岳のたおやかな山容が対照的…
2019年08月14日 10:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
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エンマ台到着。手前の地獄谷の荒涼と、バックの大日岳のたおやかな山容が対照的…
本ツアー最後の観光スポット、ミクリが池。コバルトブルーの見事な湖面です。さあ、間もなくゴールの室堂!
2019年08月14日 11:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
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本ツアー最後の観光スポット、ミクリが池。コバルトブルーの見事な湖面です。さあ、間もなくゴールの室堂!
ミクリが池を上からパチリ。左奥の毛勝三山も見事な山容。
2019年08月14日 11:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
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ミクリが池を上からパチリ。左奥の毛勝三山も見事な山容。
小生も記念にムスコ君に撮ってもらいました。
2019年08月14日 11:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
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小生も記念にムスコ君に撮ってもらいました。
無事室堂にゴール!最後に、立山玉殿の湧水汲んで帰りまーす。
2019年08月14日 11:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
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無事室堂にゴール!最後に、立山玉殿の湧水汲んで帰りまーす。
美女平行き臨時バス乗車、車中より鍬崎山。300名山、黄金伝説あり。
2019年08月14日 11:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
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美女平行き臨時バス乗車、車中より鍬崎山。300名山、黄金伝説あり。
帰りの美女平からのケーブルカー、ザックは前のカゴに預けます。
2019年08月14日 12:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
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帰りの美女平からのケーブルカー、ザックは前のカゴに預けます。
上りのケーブルカーとすれ違い。なかなかシュールな光景です。。
2019年08月14日 12:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
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上りのケーブルカーとすれ違い。なかなかシュールな光景です。。
おまけ:称名滝観光の途中、暑さに負けてカキ氷休憩。小生は食欲に負けて肉そば…(これが体重リバウンドの元凶…?)
2019年08月14日 13:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
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おまけ:称名滝観光の途中、暑さに負けてカキ氷休憩。小生は食欲に負けて肉そば…(これが体重リバウンドの元凶…?)
おまけ2:称名滝遊歩道より、滝の上部がチラリと見えてます。登りの車道が何気にキツい…。
2019年08月14日 14:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
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おまけ2:称名滝遊歩道より、滝の上部がチラリと見えてます。登りの車道が何気にキツい…。
遊歩道沿いに大日岳登山口。30年以上前、学生時代にツルタテ〜大日連山縦走テント山行の後、ここまで歩いてきました。あの頃は元気だった…と実感。
2019年08月14日 14:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
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遊歩道沿いに大日岳登山口。30年以上前、学生時代にツルタテ〜大日連山縦走テント山行の後、ここまで歩いてきました。あの頃は元気だった…と実感。
称名滝到着。水量も多くド迫力。スゴい量のミストが飛んできます…
2019年08月14日 14:16撮影 by  F-04K, FUJITSU
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称名滝到着。水量も多くド迫力。スゴい量のミストが飛んできます…
何回来てもスゴい滝です…。
2019年08月14日 14:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
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何回来てもスゴい滝です…。
滝の下部、二重に虹が懸かってます。
2019年08月14日 14:25撮影 by  F-04K, FUJITSU
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滝の下部、二重に虹が懸かってます。
帰り道、称名橋の上より。風が弱くなり、少しミストの量が減ったような…。それでも涼しい…!
2019年08月14日 14:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
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帰り道、称名橋の上より。風が弱くなり、少しミストの量が減ったような…。それでも涼しい…!
本日のお泊まりは、立山駅至近の旅館・立山館。ここで体勢立て直し、明日は家内実家の秋田までロングドライブです…。
2019年08月14日 15:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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本日のお泊まりは、立山駅至近の旅館・立山館。ここで体勢立て直し、明日は家内実家の秋田までロングドライブです…。
撮影機器:

感想

 夏休みの北ア名山巡りの旅後半戦は、日頃運動不足・自称インドア派の末っ子君を連れ出し、メジャーかつ交通至便な立山連山プチ周回ツアー。長男との白馬ツアーから帰宅して翌日夕刻には出発という強行日程と、南海上の超大型ノロノロ台風の動きの2点が出発前の大きな懸念材料ながら、前者はムスコ殿の山靴損壊トラブルで行程がハードな白馬三山周回から大雪渓往復に短縮となり身体的負荷が幾分緩和、後者も台風の速度があまり上がらず、かえって北陸方面をカバーする太平洋高気圧が強まるパターンとなり、いずれも結果オーライで予定通り出発します。
 次なる大きなチャレンジは、超メジャーな立山黒部アルペンルート起点、しかも夏の観光シーズン・ピーク時の入山ということで、マイカー規制起点の立山駅近くの駐車場確保と、朝イチのケーブルカー他の座席確保です。昨夏の中ア・千畳敷ロープウェイ攻略時の経験・教訓を活かし、都内の自宅を夕方6時に出発、関越→上信越→北陸と高速400km余を快調に飛ばし、夜12時前立山駅前に到着すると、運良く駅至近の駐車場に数台分のスペースあり。首尾良く車を入れ、数時間の仮眠後、朝4時前には行動開始、アルペンルート当日券売場を偵察すると、午前5時20分の発売開始に向け、早くも指定券購入待ちの列が出来ています。取り急ぎザックで順番を確保、車との間をせっせと往復してムスコ殿に持参のコンビニ朝食を取らせ、小生自身も指定券売場に戻って何とか始発便の06:00発のケーブルカー指定券をゲット。美女平からのバスも臨時便が複数出てスムーズに乗継ぎでき、車中より称名滝や弥陀ヶ原などプチ観光を楽しみつつ、当初の目算よりかなり早く午前7時過ぎには室堂ターミナル到着です。天候も快晴微風、Tシャツで歩けるコンディションという幸先良さ、満を持して父子でいざ出発。
 次なるカベは小生自身の筋肉痛と、日頃山歩きとは無縁の末っ子君の高山順応です。前者は少々太腿の張りがある程度で何とかクリア、後者は本人から程なく「頭が少し痛い、すぐ息が切れる」と高山病の典型症状の申し立てがあるも、頻繁に休憩を取り、歩幅も小さくゆっくり進むことで次第に調子が出てきます (若さって素晴らしい…!)。何ヵ所かの雪渓横断のお楽しみもあり、何とかほぼコースタイム通りのペースでハイカーの溢れる一ノ越山荘に辿り着き、ここでカロリー補給、岩混じりのザクザクした急斜面に取り付きます。ムスコ君も少しキツそうですが、幸いスライド待ちで頻繁にプチ休憩が取れるのと、ルート沿いの花々に薬師、笠、黒部源流の山々、そして加賀の名峰・白山と次々現れるステキで個性的な名山たち(ムスコにとってはどれがどれやら、ですが…)に力を得て、順調に高度を稼いでいきます。
 やがてすぐ頭上に立派な建物が迫り、槍穂や後立山の大展望も楽しめる雄山神社本殿に到着。ここにザックを置き、入山料500円也を奉納して、少々の順番待ちの後に山頂の祠に参詣。素晴らしい展望に加え、日本三霊山の一つ、立山神社の霊験あらたかなお札や鈴も貰えて、大いに力を得た気分です(鈴の方はちょうど愛用のクマ鈴が白馬ツアーで壊れたため、小生ザックにしっかり装着。″目的外使用″ですが…)。神社本殿にてフルーツ缶を食しリフレッシュ、いよいよ初日の核心部・立山連山のプチ縦走に向かいます。
 多数のハイカーとスライドしつつ、20分強で最高峰の大汝山頂に到着。末っ子君にとっては久々の百名山踏破です。富士山は家族で7年ほど前に登頂済みのため、ムスコに「これで日本3大霊山も残るは白山のみ。いい山だよー」と現物を指し示しながら水を向けるも、およそ興味なしの様子…。気を取り直し、大汝山の立派な休憩所でトイレを借り、直下の鞍部に荷物を置いて連山最後の富士ノ折立へ。これが意外な難関で、岩場をヘズり、岩稜に付いた細い踏み跡を辿る形で何とか山頂到着。ムスコにとっては結構なアドベンチャー・アトラクション感覚だったようで、珍しく「スゲー」を連発しながら自分のスマホで周囲の山々をパシャパシャ撮っています。ここまで来ると、ラスボス感溢れる劔の雄姿が素晴らしい山岳景観の主役ですが、小生にとっては初日の「隠れミッション」である別山往復が可能かどうか、ムスコの疲れ具合とこの日のお宿、内蔵助山荘到着時間が気になるところ…。
 幸い、次のピークである真砂岳へ向かう途中、登山道のすぐ脇に雷鳥の親子が登場。ヒナ鳥がエサ探ししながらヨチヨチ歩く愛らしい姿を、警戒の鳴き声を発しつつ遠巻きに見守る親鳥の健気な様子に、ムスコや居合わせたハイカー揃って感激の面持ちで見守ります。この思いがけない雷鳥ショーにすっかり力を得て、お腹がすいてきたのも忘れて次なるピーク、強風の真砂岳をあっさりクリア。内蔵助カールの大きな雪渓で雪山訓練中のパーティーを横目で見ながら、雪渓を吹き上がる心地良い涼風を感じつつ、午後1時過ぎに無事初日のお宿・内蔵助山荘に到着です。
 ジュース(400円也)買いオニギリ昼食済ませた後、部屋に入り少々ヒルネ。元気回復したところで、どうやら夕立の心配もなさそうなので小生自身の本ツアー第1ターゲット、別山へ午後のお散歩に出かけます。稜線上の夏の日射しはキツく、ムスコ君は「暑い〜、腕が焼ける〜」を連発。時折現れる雪渓からの涼風を心地良く感じながら、いくつかのアップダウンを経て別山南峰到着です。ここには立派な神社の祠が建ってますが、山名標識は割れて地面に転がっており、何とか復元してパチリ。劔も午後のガスに見え隠れする中、往復15分の別山北峰へ。ここは日本百高山にカウントされる立派なピークながら、三角点や山名標識も一切なく、石積みの山頂らしきポイントでガスに没しかけた劔をバックに ″証拠写真″ 撮ってもらい、小休止の後、帰路につきます。ムスコ君の関心は専らスマホ電波の入り具合で、南峰では何とか3G(Yモバイル)が繋がったものの、結局タイムアウト。「明日もこの道を歩くんだよね。意味分かんない…」などとブツブツ言いながらも、ガスに煙る尾根道を快調に辿り、午後4時過ぎには小屋に戻ります。よく冷えたチューハイとジュースを買い、初日の上首尾と収穫に乾杯。改めて人気の山域では早め早めの行動が肝要であることを実感です。シンプルながらも山菜などを多く盛り込んだステキな夕食を済ませ、疲れもあって午後7時前には早くもバタンキュー…。
 夜9時頃までは結構な雨降りと濃いガス、夜半過ぎからは強風も吹き始め、すわ台風の遠い影響か、とビビリますが、予報によればこれは一過性の気圧の谷のようで、明け方には一応風も収まり、富山の夜景や星も見えてまずは一安心。ここは小屋の目の前からゴタテに昇る雄大なご来光が楽しめる手軽さで、この日も雲は多めながら、何とか日の出を拝むことができました。カレーうどんの朝食を済ませ、午前6時前には早々に小屋を出発。しっかり寝たお陰で疲労もまずまず回復、今日も朝から良いペースです。別山への登りの途中からトラバース道に入り、途中の名もないピークから遮るもののないツルタテ〜北アの主脈やゴタテの名だたる山々、そして富山湾の向こうの能登半島、白山まで望める素晴らしいパノラマを楽しみます。
 程なく、登山者で溢れるツルタテ交通の要衝、劔御前小屋に到着。ここからは劔沢や大日岳コース含め、計6本のルートが伸びていますが、我々は小屋の前にザックを置き、最もマイナーと思われる劔御前へのルートへ。最初の2,790mピーク(なぜか「劔御前山」の手書き標識あり)前後までは岩ゴリゴリのマッチョな道ながら、暫く進むと周囲に草原とお花畑が広がる牧歌的なルートとなります。ムスコ君も「なんて平和なんだ!ここで昼寝したい…」などと喜んでいますが、小生の目は眼前に迫る大迫力の劔の雄姿に釘付けです。「6時間あれば往復できるんだけど…」と独りごちますが、ムスコには黙殺され、午前8時前にはお目当ての劔御前山頂にアッサリ到着。
 ここには立派な三角点があるものの、やはり山名標識はナシ。年賀状にも使えそうな立派な劔をバックに、居合わせた男性ソロの方と記念写真を撮り合って、次の女性2人組が到着したところで山頂を辞します。劔御前小屋でフルーツ缶+チョコを補給し体勢を立て直し、室堂に向け下山開始です。雷鳥坂の下りは浮石も多く、登り下りの大勢のハイカーもいてスライドや抜きつ抜かれつに苦労しながら、石を落とさぬよう慎重に下っていきます。この頃からは日も高く昇って気温上昇、暑さに堪らず上着を脱いだムスコ君、今度は日焼けした両腕が悲鳴を上げている様子。日陰を選ぶように急な斜面を下り、ようやく雷鳥沢に辿り着くとそこは文字通りのオアシス。雪解けの冷たい水を頭からかぶり、両腕を濡らしたタオルでクールダウンしながら、シンドい室堂への登り返しにかかります。雷鳥荘に登り着く頃にはさすがに2人揃ってゾンビ化(ムスコは両腕にタオル巻いているので尚更リアル…)、ここで1本250円の程よく冷えたジュースに感動、少し早めですが小屋で作ってもらった弁当昼食とします。(内蔵助山荘の弁当は内容充実、1人1本のペットボトルお茶詰めサービスもあって、大変グッドでした!)
 ここから室堂まではほんの一登り、地獄谷の荒涼たる景観と背後の大日岳のたおやかな山容のコントラストを楽しみながら、石畳の整備されたコースを歩いていくうち、次第に夥しい数の軽装の観光客が押し寄せます。この辺りはもはや下界の延長、小さいお子さん連れやハイヒール・サンダル履きの軽装の人々ばかりで、ガッツリ山装備のこちらが浮き立っている感じ。それでも、鮮やかなエメラルドブルーのミクリが池や背後の立山連峰のスケール感は、さすがに日本を代表する観光地、ステキな眺めにウットリします。午前11時半前、室堂ターミナルに帰着、手の切れるくらい冷たく美味しい「玉殿の湧水」を味わった後ペットボトルに詰め、2日間のプチ周回縦走も無事完了、父子でガッチリ握手。
 バス〜ケーブルカーの乗り継ぎもほとんど待ち時間ナシでスムーズに立山駅到着。この日の宿は駅近くの旅館で、まだチェックインには早いため、おまけツアーで称名滝へ。炎天下・舗装道の登りは疲れた心身にはこたえますが、レストハウスでカキ氷食べて元気回復。日本一の落差、称名滝のウォーターミストは火照った親子の身体をしっかりクールダウンしてくれました。駅前旅館で山の汗を流して地元料理に舌鼓、1泊した後翌日は通常の帰省モードに戻り、台風余波の酷暑の中を長駆・秋田まで500km余の大移動です。
 この夏休みの北ア父子ツアー2連チャン、交通機関や小屋の混雑もほぼピークの上、日程的にも身体的にもかなりの強行軍でしたが、幸い台風の直接の影響もなく、素晴らしい天候・展望にも恵まれてほぼ当初計画通り完遂。2人の息子それぞれに北ア夏山の醍醐味を満喫、父子でステキな思い出を作ることができました。願わくは、彼らがこの先の人生で今回の体験を活かし、いずれは彼らのパートナーや家族を引き連れて北アのメジャーな山域を再訪してくれることを期待するばかりです。(お邪魔でなければ、ジイちゃんも特別ゲストで参加しますよー!)
〔※毎度ながらの駄文・長文の山行記録、失礼しました…。〕

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