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Yamareco

記録ID: 2037080
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

乳頭山-秋田駒ケ岳

2019年09月25日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
03:24
距離
9.3km
登り
985m
下り
377m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:14
休憩
0:57
合計
7:11
5:44
8
5:52
5:57
53
6:50
6:52
17
7:09
7:09
8
7:17
7:27
27
7:54
7:54
17
8:11
8:21
24
8:45
8:45
23
9:08
9:08
32
9:40
9:40
5
焼森
9:45
9:55
30
横岳
10:25
10:30
20
男岳
10:50
11:00
65
男女岳
12:05
12:10
45
八合目駐車場
12:55
駒ケ岳登山口
天候 晴れ(強風)
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス 黒湯温泉駐車場利用
アルパこまくさ〜蟹場温泉間はバス利用
コース状況/
危険箇所等
●区間別状況
[孫六温泉-田代平]
傾斜の緩いブナ林の登り。少々やぶっぽい

[田代平-乳頭山]
岩場が増えてくる。乳頭山山頂付近は崖になっているため注意。

[乳頭山-笊森山]
鞍部までの道、一部分かりづらいがマーキングあり。
鞍部につくとしばらく腰くらいまでの藪が続く。

[笊森山-湯森山]
笊森山からしばらくは藪が薄くなだらかで見通しの良い尾根が続く。
熊見平が近づくと再び藪っぽくなる。湯森山手前、南斜面の登りは滑落しないように注意。

[湯森山-焼森]
湯森山から鞍部にかけて、深い溝の登山道になる。加えて藪で足元が見えにくくなるため、足を踏み外さないように注意。焼森への登り返しからザレっぽい足元になる。

[焼森〜男岳]
馬の背は岩場のやせ尾根。特に南斜面への滑落に注意が必要。
男岳への登りも岩場の登り。

[[男岳-男女岳-八合目]
男女岳への登りは階段整備されている。
八合目までの下りは歩きやすく展望に優れている。

●その他状況
登山者数(すれ違い数) 
孫六温泉〜横岳 1組
以降、数十組

●グレーディング  5D
沿面距離 23.4km(カシミール3D)
累積標高+ 1441m(カシミール3D)
累積標高- 1626m(カシミール3D)
C/T : 10.2h(山と高原地図)

ルート定数 : 40.2
技術レベル : D(縦走路の藪と足元の不安定さ、秋田駒の馬の背付近の岩場)
黒湯温泉駐車場に駐車。
2019年09月25日 05:46撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 5:46
黒湯温泉駐車場に駐車。
駐車場脇の鳥居の前を通って孫六温泉を目指す。
2019年09月25日 05:46撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 5:46
駐車場脇の鳥居の前を通って孫六温泉を目指す。
5分ほどで孫六温泉
2019年09月25日 05:50撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 5:50
5分ほどで孫六温泉
温泉の左裏手より登山開始。
2019年09月25日 05:52撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 5:52
温泉の左裏手より登山開始。
終始ゆるやかで足元もしっかりしている。
2019年09月25日 05:56撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 5:56
終始ゆるやかで足元もしっかりしている。
階段もしっかりしてる。
2019年09月25日 05:58撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 5:58
階段もしっかりしてる。
ただ藪っぽいところも多々。
2019年09月25日 06:33撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:33
ただ藪っぽいところも多々。
乳頭山のシルエット。
2019年09月25日 06:43撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:43
乳頭山のシルエット。
樹林帯を抜けるとしばらく木道。
2019年09月25日 06:44撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:44
樹林帯を抜けるとしばらく木道。
2019年09月25日 06:45撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:45
贅沢な朝の散歩。
2019年09月25日 06:48撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:48
贅沢な朝の散歩。
2019年09月25日 06:50撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:50
木道だけど若干の藪っぽさ
2019年09月25日 06:54撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:54
木道だけど若干の藪っぽさ
木道が終わって岩も出てくる。
2019年09月25日 06:57撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:57
木道が終わって岩も出てくる。
目的地の秋田駒
2019年09月25日 06:57撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:57
目的地の秋田駒
森吉山はまだ行ったことがない。マタギの故郷、なのだろうか...
手前の大白森湿原も未踏。
2019年09月25日 06:59撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/25 6:59
森吉山はまだ行ったことがない。マタギの故郷、なのだろうか...
手前の大白森湿原も未踏。
2019年09月25日 07:03撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:03
2019年09月25日 07:05撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:05
これから歩く縦走路も見えてきた。心躍ります。
2019年09月25日 07:14撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:14
これから歩く縦走路も見えてきた。心躍ります。
乳頭山山頂付近、右側崖です。
2019年09月25日 07:15撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:15
乳頭山山頂付近、右側崖です。
乳頭山山頂。
2019年09月25日 07:16撮影 by  iPhone 6, Apple
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乳頭山山頂。
秋田駒が見えてきた。
2019年09月25日 07:24撮影 by  iPhone 6, Apple
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秋田駒が見えてきた。
反対側は岩手山方面です。立派だ。
2019年09月25日 07:25撮影 by  iPhone 6, Apple
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反対側は岩手山方面です。立派だ。
笊森山への鞍部付近から。カメラ下手です。
2019年09月25日 07:33撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:33
笊森山への鞍部付近から。カメラ下手です。
しばらく行くと藪が濃くなります。
2019年09月25日 07:36撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:36
しばらく行くと藪が濃くなります。
場所によっては腰まで。
2019年09月25日 07:40撮影 by  iPhone 6, Apple
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場所によっては腰まで。
それでも稜線は美しい。
2019年09月25日 07:44撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:44
それでも稜線は美しい。
信じて進むも藪
2019年09月25日 07:51撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:51
信じて進むも藪
2019年09月25日 08:05撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/25 8:05
藪が無くなってきた。
2019年09月25日 08:08撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 8:08
藪が無くなってきた。
笊森山
2019年09月25日 08:12撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 8:12
笊森山
笊森山からしばらくはなだらかで歩きやすい。
2019年09月25日 08:27撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 8:27
笊森山からしばらくはなだらかで歩きやすい。
しかし再び藪。
2019年09月25日 08:45撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 8:45
しかし再び藪。
熊見平。ここで人とすれ違う。
2019年09月25日 08:54撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 8:54
熊見平。ここで人とすれ違う。
湯森山手前。
2019年09月25日 09:06撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:06
湯森山手前。
湯森山の少し先、秋田駒、どっしりしてます。
2019年09月25日 09:12撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:12
湯森山の少し先、秋田駒、どっしりしてます。
2019年09月25日 09:28撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:28
焼森への登り返しはザレっぽい。
2019年09月25日 09:37撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:37
焼森への登り返しはザレっぽい。
焼森。
2019年09月25日 09:44撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:44
焼森。
横岳へ。
2019年09月25日 09:44撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:44
横岳へ。
横岳
2019年09月25日 09:50撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:50
横岳
ここまでくるとムーミン谷が見えてくる。
2019年09月25日 09:51撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/25 9:51
ここまでくるとムーミン谷が見えてくる。
2019年09月25日 09:59撮影 by  iPhone 6, Apple
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馬の背は岩多し。
2019年09月25日 10:07撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 10:07
馬の背は岩多し。
男岳
2019年09月25日 10:24撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 10:24
男岳
金十郎長根。4年前はこっちも藪と聞いたけど、今は少しはマシなんだろうか。
2019年09月25日 10:24撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 10:24
金十郎長根。4年前はこっちも藪と聞いたけど、今は少しはマシなんだろうか。
田沢湖。
2019年09月25日 10:24撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 10:24
田沢湖。
阿弥陀池
2019年09月25日 10:36撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 10:36
阿弥陀池
男女岳
2019年09月25日 10:44撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 10:44
男女岳
山頂。
2019年09月25日 10:57撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 10:57
山頂。
歩いてきた縦走路。
2019年09月25日 10:54撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/25 10:54
歩いてきた縦走路。
和賀山塊。こちらも未踏。
2019年09月25日 10:55撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 10:55
和賀山塊。こちらも未踏。
八合目へ
2019年09月25日 11:33撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 11:33
八合目へ
ここでも常に縦走路が見える。
2019年09月25日 11:46撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/25 11:46
ここでも常に縦走路が見える。
2019年09月25日 11:46撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 11:46
八合目。平日だが車数十台。
2019年09月25日 12:04撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 12:04
八合目。平日だが車数十台。
ロードを走る。
2019年09月25日 12:18撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 12:18
ロードを走る。
下山後に寄った黒湯温泉。
2019年09月25日 15:02撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 15:02
下山後に寄った黒湯温泉。
風流な。
2019年09月25日 15:12撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 15:12
風流な。
また来ます。
2019年09月25日 15:05撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 15:05
また来ます。
撮影機器:

装備

備考 GPSログ 湯森山以降不調で取得できず。

感想

 秋田駒ケ岳は私が山を始めたばかりのころ、国見温泉から登頂したことがあった。当時はムーミン谷のチングルマが目当てで登ったものの、既にほとんどの花が散っていて残念な思いをしたのが印象に残っている。
 あれから4年が経った。紅葉も素晴らしいといわれるこの山を今度は未踏の乳頭山から縦走して目指したいと思った。ただ計画する上で最後まで悩ましかったのが、平日だと八合目から登山口のバスがないことと、縦走路は人が少なく熊が多いと言われていること。それでもやはり歩きたい気持ちが勝り、今回計画を立てた。それだけ歩いたい登山道だっただけあり、前日までの緊張感や思い入れは他の山行前よりも大きかったと思う。

 名秘湯である乳頭温泉郷、多くの宿は裏手に稜線へ続く登山道を持っており、今回私も孫六温泉の裏手の登山道を利用して稜線を目指した。
稜線までの登りは緩やかなブナ林。加えて今回、最後にロードを歩くということで、足元をトレラン装備で臨んだ。そのため足さばきが抜群によく、どんどん標高を上げることができた。しかし、終始藪っぽく、朝露に濡れて前半のうちに靴下までびしょ濡れになった。
 稜線に出ると期待を超えた絶景。紅葉の田代平と乳頭山、遠く岩手山と八幡平、そして今回の目的地秋田駒ケ岳。この角度から見る秋田駒は火山らしい荒々しい様相を楽しめる。そこまで続く稜線も気持ちいいほど高く伸びていて、樹林帯の中で滅入りかけてた縦走意欲は掻き立てられた。

 しかし、この山の縦走の厳しさは乳頭山を過ぎてからであった。鞍部からいきなり藪が濃くなり足元が全く見えなくなる。ところによっては腰くらいまでの藪漕ぎ。先が見えないストレスはもちろんだが、足元の段差や岩が見えず注意が必要なところも多数ありなかなか足が進まなかった。またこの日は風も強く、風に擦れる笹の大きな音が単独行の私の不安を増大させた。不安で笛を吹き続けている一方で、たびたび飛び込んでくる絶景に足を止めて感動。両極端な感情に揺さぶられているうちに、ひと組のパーティとすれ違う。人と会えて少し安心したのか足が軽くなり、そこから登りも下りも駆け足で歩くことができた。

 焼森まで来ると足元が火山みたいにザレっぽくなってきて、目的地までもう少しという気持ちにさせてくれる。横岳から先、馬の背は4年前は通らなかった道だが、やせ尾根で岩が多く油断できない登山道だった。それでも左手のムーミン谷方面の紅葉美に目が行ってしまう。これが秋田駒ケ岳の紅葉かと...景色を目に焼き付けながら足を進める。あと4年前はガスっていてわからなかったが、男岳からは田沢湖が目の前だった。なんとも贅沢続きの縦走であった。

 男女岳の山頂から縦走路を振り返る。藪っぽさが嘘のようなきれいな稜線。稜線上では乳頭山がひときわ目を惹き、一番奥には岩手山がそびえる。歩いている間はいろんな気持ちに揺さぶられたけど、こうやって自分の歩いた道を振り返ると大きな達成感と充実感に包まれた。それは今回に限らずだが...山ってこれだからやめられない。

 紅葉を堪能して八合目まで下山。ここからラストスパートのロード疾走。標高差700mを駆け下る。最後の最後にロードなんて...しんどいかと思ったけど、ブナ林に囲まれながら駆け下るのは意外と気持ちよかった。終盤は再び田沢湖が姿を見せてくれて最後まで楽しく走ることができた。トレラン装備で臨んで正解だった。

 下山後はバスで乳頭温泉まで戻る。帰りに寄った黒湯温泉は次回はぜひ宿泊で。
久々の秋田駒は冒険要素満載で私の中の名山行になった。前回の飯豊といい今回といい最近インパクトの強い山行が多い。去年までひとつひとつの山行がおざなりになりつつあったので、これも成長と言えるか。

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