一歩間違えれば転落死「庚申山と鋸山」
- GPS
- 11:32
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 1,857m
- 下り
- 1,849m
コースタイム
- 山行
- 9:37
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 11:27
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鋸山直下の登山道は、腕力が無いと通過できない。1っ歩間違えれば奈落の底 |
その他周辺情報 | 登山口に日帰り温泉「庚申の湯がある」 |
写真
感想
そろそろ寒くなって来たので、紅葉の視察を兼ねて程よく標高の高い庚申山へやって来た。
仕事が忙しく、この山のリサーチをまともにすることが出来ないまま、行き当たりばったりでの庚申山。朝4時に家を出て、6時に登山を開始する事ができたが、来る前からロングな工程になるだろうとは、薄々分かっていた。
登山用の駐車スペースを調べてこなかったので、銀山平公園駐車場に車を停めてのスタート。公園の駐車場はキャンプ場も兼ねているので、家族連れでテントを張り、キャンプをしている方が沢山。そんな中、わずかな駐車スペースに車を停めて、スタートする。すぐに「かじか荘」を通過する。ここは日帰り温泉を行っているので時間があれば寄りたいものだ!その後少し歩いたところにあるゲートを超えて、1時間程の林道歩きが始まった。この林道を歩いている最中には猿の群れや鹿の家族連れのなど、多くの野生動物の姿を見る事ができた。一の鳥居にたどり着くと、「この先100mで庚申七滝」の案内板があったので、立ち寄って見る事にした。滝自体はたいした事の無い滝だったが、滝下の河原に降りて、河原の様子見る事にした。沢沿いは沢歩きが出来そうな河原だったが、今日は余裕もないし、もう少し山歩きの修行してからこの沢を歩いてみたいな!と、思った。
登山道に戻って、緩やかな登山道をしばらく進んで行くと、庚申山荘に到着した。無人であったが素泊まりが出来そうな山小屋だ!近くには水場があるので休憩を取るのには良い場所だ。そして、この庚申山荘を過ぎると、岩場の急登が始まった。何処が登山道なのかが分からない場所が沢山あったが、目印を見失わなければ問題ないだろう。「小山巡りのみち」との合流地点を通り過ぎると、見晴らしが良くなってきた。この時、袈裟丸山の後方には、富士山を拝むことが出来た。
急登が終わり道が平坦になってきたら、庚申山山頂はもうすぐそこだ。しかし、展望が無い。だが、山頂を通り過ぎて鋸山方面に少し歩くと、とても展望の良い見晴らし台があった。日光連山や奥日光の山々が一望でき、しばし景色を堪能した。
次の目的地「鋸山」に歩き出すと、山と高原地図には点線となっていた上級者コースだ!不安になりながら歩いていると、別に何て事の無い一般登山道で、実線にしても良いくらいの歩きやすい登山道だった。しかし油断をしていると痛い目にあった。「白山」を過ぎると、急に「嘘だろ〜ウ、ここを進むのかい?」と、目を疑う光景が・・・。垂直にせせり立つ岩場を鎖を頼りに上り下りしていく。その斜面は鋸の歯の様な断面で、「なるほど〜ここから鋸山の名称がついたのかな〜」と、納得した。
わずかな隙間しかない鋸山山頂で昼食を取って、下山を開始する。ここから駐車場までは地図の中では実線で、楽ちんに下山できるだろうと思っていた。しかしそこは、永遠と続く藪漕ぎだった。低い所では膝上位、高い所では、頭の上くらいの、笹が立ちはだかっていた。この藪漕ぎでは多くの時間を取られてしまい、果たして明るいうちに下山できるのだろうか?と、不安になりながら、ひたすらと藪漕ぎを続けていた。一の鳥居に到着した頃には17時近くになっており、何とか明るいうちには車道にたどり着く事ができて一安心だ。周囲には不気味に聞こえる獣たちの鳴き声。少しビビりながら、急ぎ足で駐車場に到着する事ができた。
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