荒川岳・赤石岳 1989年8月11日〜14日
コースタイム
天候 | 晴れ |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
ご訪問ありがとうございます。
ヤマレコを始める以前の過去レコです、めざしたのは南アルプスの盟主赤石岳。
登山口のある椹島には宿泊施設があり、そこの宿泊者に限りダムからバスで送迎してくれますが、お金がもったいないと林道を片道18キロ往復することに。これが自分にとって一段と記憶に残る山行きとなった理由です。
あわよくば初日に千枚小屋までたどり着こう!という無謀な計画は早々に頓挫、でも若かった事もあり一晩休めば翌朝は元気いっぱい、憧れの南アルプス盟主の登頂が叶い満足して下山。帰りにどこかで食事をしながら山行を振り返ろうと考えていたのですが、最後にドラマが待っていたのでした…
最終日は早朝スタートで大倉尾根を駆け下り、午前中には余裕で椹島に着いてゆっくり腹ごしらえ。後は林道を戻るだけでしたが、この後がマズかった…
同じ林道を延々と歩いて畑薙ダムまで戻るのがいやで、どうせなら往きと違う道を歩こうと考えた。山と高原地図を見てみると、鳥森山東麓の大井川沿いに登山道が描かれているではありませんか、「よし、この道で行こう!」これがそもそもの間違いだったのです。(注)現在の地図に登山道はありません。
序盤の藪を過ぎると崩落で道が寸断されている地点が数ヶ所、怖い思いをしながらも必死に進んで行くと、最終的に川を渡る橋が無かった!Σ( ̄□ ̄!) とっくの昔に廃道だったのです…
もう崩落した山腹道を戻るのは怖いから大井川を歩いて戻ろうと、必死にガケを降りて川原を上流へ向かったのですが、蛇行する川は何度も渡渉しなくてはなりません。上流域とは言ってもそこは「越すに越されぬ大井川」、膝下の水位でも足がすくわれそうな勢い、しかも川の中の石はツルツルで、とても貧弱装備の素人が渡渉できるような甘い川ではありませんでした(´Д`)。
結局往きに歩いた恐ろしいルートで椹島まで戻ることに。もう満身創痍でほとんど遭難状態。再び椹島に戻った頃にはすでに夕方、そこから大人しく林道をトボトボと18キロ。途中で日が暮れて真っ暗になり、畑薙ダムに着いたのは午後9時をとうに過ぎた頃でした… その時身をもって悟りました、「登山道が整備された高山より、麓の低山がいかに危険か!」と言う事を…
それにしてもよく歩いたもんです、現在のteppanでは考えられません。今となっては懐かしい思い出です^^;
若すぎちゃって、わかりませんわ
青春っていいな〜
そん時は、わたし、仕事ばかりで、仕事終わりに飲み歩いてたな〜 だらしない時間を費やしていました
そんな風なアンテナの宣伝があったっけなあ…(古過ぎる?)
こんにちはitooさん、
この当時teppanは関東の会社を辞めて愛知へ戻ってきて2〜3年の頃です。会社勤めの時は毎週居酒屋でホッピーやチューハイの一気飲みばかりヤッテマシタ
当時は若杉晋作で、山も怖い物知らず?メチャクチャでしたね、ホント(^^;
こんばんは teppanさん
偶然にも本日は私と同じ山行のレコではないですか。すごくいいところですよね。富士を見ながら歩く稜線や高山植物の豊富さには驚かされます。
昔はすごい体力を持ってましたね。それだけの体力があるのなら少しずつトレーニングすれば以前のようにはなりませんが持久力は戻ってくるかも。
それにしても椹島まで歩くとは恐れ入りました。
PS しかられたそうで。その日記を読んだ後、ヤマレコからのメール案内で、プレミアム会は公開順で表示できる機能が使えるそうです。
こんにちはsireotokoさん
同じタイミングで赤石レコ、ほんと偶然でしたね。
当時ちょくちょく山へ出かけている友人に影響され、夏休みになるとアルプスへテント泊しに行ってました。この当時から北アルプスは人が多かったので、比較的少ない南アルプスへ。
林道を往復するなんて若気の至りでしたね、今はとても無理です。北岳はヤマレコを始めてから二度目を歩きましたが、赤石はこの時以来行ってません。久しぶりに行ってみたいですが遠いですね〜。
プレミアム会員は公開順で表示出来るんですね、会費を払ってないくせに偉そうに文句を言ってはいけませんね(^^;
てっぱんさんこんばんは(^o^)
私が歩いた時と同じ周りのルート、当時も今も変わらない箇所がたくさんあって、ありありと歩いた道を思い出して嬉しくなりました😊
変わらない自然と、刻々と変わっていく自然、どちらもあるのが山の魅力なのかもですね😁
それにしても若い!エネルギーが満ち溢れてますね!
しっかりしたてっぱんさんからは想像もできないエピソードが、新鮮でした( ^ω^ )
私の失敗と経験もいつか成長につながるといいなぁ。
こんにちはmakoさん
昨年のhattoズ大縦走はすごかったですね、それに比べればこの林道歩きなんて大したことないですね。
しかし最後のアドベンチャーは余計でした。椹島に電力会社の施設があって、そこの人に行けるかどうか聞いたら、”たぶん行けると思う”との事だったので突入したんですが、見事にハマってしまいました😁
人って追い込まれると色んな事を考えるんですね。でも3人居たことで「文殊の知恵」ではありませんが、無茶な行動は控える事になったと思います。ソロやペアだと突進しがちになるので、気をつけなくてはいけませんね。
自然環境は刻々と変化していますが、山の大きさはずっと変わらないままです。今世界中が窮地に立たされていますが、きっと頭脳明晰な人が克服できる方法を編み出してくれると信じています。今自分にできる最大限の注意をして、また時が来たら山々の大きな懐に抱かれに行きたいですね😊
78才になった私ですが、興味津々で拝読させて頂きました。
ズバリ ケチるところを完全に見誤りましたね(笑) これぞ
若気の至りの真骨頂! あらためて遭難事故が起こらなかった
のが不思議です。無謀と勇敢の違いでしょうか!
teppan2013さんが今あるのもこうした経験があったからだと
思います。生まれつき慎重居士の私にはとても真似できません!
(笑)
inisieさん初めまして、御年78歳の大先輩の方からコメントを頂き恐縮です。
林道を18キロ往復するなんて、今振り返ると馬鹿げていますが、この時は大真面目でした。確かに若気の至りで勇敢と無謀は表裏一体でしたが、今よりずっと生き生きしていたと思います。そしてこの教訓のおかげで、これまで遭難を起こさずに過ごして来られました。
真面目に書いたつもりでしたが、inisieさんには滑稽に映ったようですね。面識のない方からこの様なコメントをもらったのは初めてですが、自粛ムードで窮屈な中、少しでも笑って頂けたなら、過去の失敗をレコにした甲斐があったということでしょう。
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