【蓼科山】登山再開は蓼科山から。残念に思ったこと。
- GPS
- 07:48
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,273m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 7:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※注意※ 大河原峠は現在は国道141側からしかアクセスできません。春日、望月側からは通行止めのためとなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【大河原峠〜双子山】 特に無し。やや笹が深くなっているため、朝露で濡れる可能性大です。 【双子山〜双子池】 特に無し。 【双子池〜大岳】 巨大なゴーロ帯のようなところ歩くことになります。フリクションが弱い、または岩が濡れているとかなりキツくなります。 【大岳〜北横岳】 岩は少しなりを潜めますが、油断大敵です。 【北横岳〜天祥寺原】 特に無し。 【天祥寺原〜将軍平】 涸れ沢があり、岩や砂礫に足をとられやすいです。特に浮いている石には要注意です。 【将軍平〜蓼科山】 岩の上を歩くことになり、また頂上直下は急登になります。頭上は日光を防ぐものがないため、暑さでばてると危険です。きついと思ったらゆっくり進むと良いと思います。また、場所柄かなりの確率で渋滞します。時間計算も重要になると思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
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感想
4月を最後に長い間、登山は自粛してました。その間、アウトドアといえばロードバイクで近隣をソロで走り回り、山は見るだけという生活です。もともとは長野で入院患者が0人、新規0人達成した時点で再開ってことだったんですが、そうなると死ぬまで登れなくなりそうだったので、以下のガイドラインに従って再開しました。
【「自粛」要請解除後の登山・スポーツクライミング活動ガイドライン
感染させない、感染しないために】
https://jac1.or.jp/event-list/event-guide/202005268165.html
久々の登山というところで手ごろなコースのところが良いかなと思い、四阿山と蓼科山が思い浮かびました。どちらも名山ゆえ人が多いかなと思い、であれば自宅最寄りで最速で駐車場入りできそうな蓼科山を選択。大河原峠入りしたのは5時頃でしたが、車はまばらでした。
大河原峠から蓼科山だけというのは少しもったいない山域ですので、双子山、大岳、北横岳を含めたピークハントをしました。自粛明けにしては少し盛りすぎかなとも思いましたが体力はむしろ自粛前より増強しているので決行。
大河原峠〜双子山〜大岳までは静かな山行を楽しむことができました。特に双子と大岳は展望も良く、この日は結構強い風が吹いてましたが少し肌寒いほどで、登りで火照った体を気持ちよく冷やしてくれました。
大岳を過ぎてからは気温もガンガン上がり始め、北横岳に着くころには汗だくになるような感じだったかと。しかし決して不快に感じることはなく、久々の登山で思った以上に歩けていることと、何よりも好天に恵まれて歩く山は、ああ来て良かった、心の底から思いました。
ところが天祥寺原から将軍平への登りに差し掛かってから少しずつ違和感を感じるように。すれ違う人が多くなりはじめ、口元にマスク(バンダナ)を引き上げる回数が増えたのですが、対抗する人のほとんどがマスクをしていないことに気が付きました。また、挨拶もされるのですが、特に距離があるわけでないところで、こちらを直視しながら元気よく挨拶されます。
「これはどういうことだ。」
もしかするとガイドラインを守っている人というのはかなりの少人数なのではないか...そんな不安を強く感じるようになり、将軍平に到着し、沢山の人で賑わう最後の登りにさしかかったところで確信に変わりました。
正直に言えば、登山再開にあたり、ガイドラインは20%も守られていない、10%も守られていれば良い方だろうと考えてました。そもそもまだまだ浸透されていないのもしょうがないかとも思います。ここら辺は各方面の山の麓で啓発が始まったころなので、時間が経てば増えていくかなと考えてました。しかし現実は無情にもほとんど守られていないことが判明し、あまりの光景に愕然とし、呆れるばかりか悔しさを感じるほどでした。
結局のところ、この日は200人近い方とすれ違うことになりましたが、すれ違いざま、接近時に口元を何かしらで覆う方は2〜3人程度だったかと思います。1%前後と、あまりにも情けない数字です。今まさに、家庭の事情でまだ自粛を強いられている人、ガイドラインを確りと守っている人たちに対する裏切りでしかないかなと思います。
私が考えすぎかもしれませんが、もう少し危機感を持った方がよいのではないかと思います。万が一陽性者だった人が、せっかく来たのだからと登山をした結果、感染が拡大し発覚した場合、我々登山者からすれば「なんという登山者だ」で済みますが、世間の大多数からすれば「登山者とはなんという人たちだ」となりかねません。この違いは余りにも大きく、将来に渡って登山というスポーツに昏いイメージを残すことになるかと思います。ただでさえ最近は遭難に対しても風当たりが強く、世間一般からすれば登山者とはルールやマナーを守らない集団と思われているふしがあります。
他のガイドラインを確りと守っている方はどうお考えになっているかは不明ですが...登山再開にあたって来て良かったなと思う反面、強く残念だなと思う、そんな山行になってしまいました。
コメント
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私も残念な思いを、今日、高尾山でしました。 ほぼマスクはしていますが、それよりも、あちこちにマスクが落ちていました。ゴミですね…何かマスク正義に疑問がわきます。
ossyo_san様
コメントありがとうございます。
山問わずですが、路上に落ちているマスクのゴミは確かに増えましたね。
使い捨てマスクというのも良くないのではと思います。ふと落とした時に「まぁ使い捨てだからいいや」ということになりやすいのではと...。
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