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Yamareco

記録ID: 2522603
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊・梶川尾根のキツい洗礼

2020年08月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:38
距離
11.3km
登り
1,579m
下り
1,593m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:59
休憩
0:28
合計
10:27
8:18
8:19
175
11:14
11:15
66
12:21
12:43
24
13:07
13:09
18
13:27
13:28
34
14:02
14:03
197
天候 9時以降はガス。一つ向かいの尾根だけ見えるような。
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・梶川尾根・丸森尾根ともども、入り口がやや分かりにくいです。
・登山口(標高400m)〜梶川峰(1692m)まで、1300mほどず〜っと【急登】です。熱中症や脱水症状など体調管理を入念に。
・丸森尾根は最上部と下部がゴツゴツした岩場です。下りではゴムのついたストックが役に立ちました。
置賜を西に移動中の日の出。5時17分。いま振り返ると、この時間に登山を開始するくらいでないとダメだった。
2020年08月22日 05:17撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 5:17
置賜を西に移動中の日の出。5時17分。いま振り返ると、この時間に登山を開始するくらいでないとダメだった。
飯豊山荘の駐車場から目指す主稜線が見えた。
2020年08月22日 06:40撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 6:40
飯豊山荘の駐車場から目指す主稜線が見えた。
左手に登山届のポスト、右手に温泉用?の砂利道。梶川尾根の登山口は橋を渡ってすぐ右手。
2020年08月22日 06:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 6:51
左手に登山届のポスト、右手に温泉用?の砂利道。梶川尾根の登山口は橋を渡ってすぐ右手。
谷底の渓流のすぐそば、標高400mから主稜線の1900mまで登る。上手くイメージできなくて不安が募る。
2020年08月22日 06:52撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 6:52
谷底の渓流のすぐそば、標高400mから主稜線の1900mまで登る。上手くイメージできなくて不安が募る。
最初の1kmで標高800mくらいまで一気に登る。
2020年08月22日 06:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
8/22 6:55
最初の1kmで標高800mくらいまで一気に登る。
気温は25℃くらい? でも暑さで食べたものを戻してしまいそうな気持ち悪さを覚えた。
2020年08月22日 06:58撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 6:58
気温は25℃くらい? でも暑さで食べたものを戻してしまいそうな気持ち悪さを覚えた。
谷の向かいに倉手山(952m)があるので、目印にするといいかも。
2020年08月22日 07:02撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
8/22 7:02
谷の向かいに倉手山(952m)があるので、目印にするといいかも。
右手には下山予定の丸森尾根と一番奥にエブリ差岳。
2020年08月22日 07:34撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
4
8/22 7:34
右手には下山予定の丸森尾根と一番奥にエブリ差岳。
なだらかな部分では、ザックと背中の間に隙間を作って熱を逃がしながら進んだ。
2020年08月22日 07:49撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 7:49
なだらかな部分では、ザックと背中の間に隙間を作って熱を逃がしながら進んだ。
標高1000m付近の傾斜の緩い区間で、目指す高原部分が垣間見えた。
2020年08月22日 08:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 8:10
標高1000m付近の傾斜の緩い区間で、目指す高原部分が垣間見えた。
1時間半で湯沢峰(1021m)に到着。ここで山がガスに包まれ始め、気温も下がって暑さから解放された。
2020年08月22日 08:21撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 8:21
1時間半で湯沢峰(1021m)に到着。ここで山がガスに包まれ始め、気温も下がって暑さから解放された。
アキノキリンソウ。
2020年08月22日 08:31撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 8:31
アキノキリンソウ。
ミヤマママコナ。
2020年08月22日 08:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 8:46
ミヤマママコナ。
2時間強で滝見場(1145m)に到着。御覧の通りガスっているので、滝は音だけ感じて通過した。
2020年08月22日 09:01撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 9:01
2時間強で滝見場(1145m)に到着。御覧の通りガスっているので、滝は音だけ感じて通過した。
3時間で五郎清水(1360mくらい)に到着。水場はここから25mほど下るらしい。水は十分だったので、ゴウゴウという沢の音だけチェックした。
2020年08月22日 09:49撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 9:49
3時間で五郎清水(1360mくらい)に到着。水場はここから25mほど下るらしい。水は十分だったので、ゴウゴウという沢の音だけチェックした。
この頃から自分が自分でなくなったような意欲の減退を感じ始め、急坂の前で呆然と立ち止まるばかりになった。ハイペースすぎたのかも。
2020年08月22日 09:58撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 9:58
この頃から自分が自分でなくなったような意欲の減退を感じ始め、急坂の前で呆然と立ち止まるばかりになった。ハイペースすぎたのかも。
団体登山者に先に行ってもらった。注意力低下から落石騒ぎを起こす心配があったので。
2020年08月22日 10:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 10:11
団体登山者に先に行ってもらった。注意力低下から落石騒ぎを起こす心配があったので。
オヤマリンドウ。
2020年08月22日 10:32撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 10:32
オヤマリンドウ。
このザレ場はさっきまで晴天だったみたいで、気温・体温の上昇を感じ、また食べ物を戻しそうになった。
2020年08月22日 10:40撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 10:40
このザレ場はさっきまで晴天だったみたいで、気温・体温の上昇を感じ、また食べ物を戻しそうになった。
ミヤマコゴメグサなんだけど、いつものように接写に集中できずピンぼけになってしまった。
2020年08月22日 10:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
8/22 10:46
ミヤマコゴメグサなんだけど、いつものように接写に集中できずピンぼけになってしまった。
やがて笹竹地帯に入った。
2020年08月22日 10:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/22 10:54
やがて笹竹地帯に入った。
4時間半ほどで梶川峰(1692m)に到着した。グループが休んでいたので休まず通過。
2020年08月22日 11:17撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 11:17
4時間半ほどで梶川峰(1692m)に到着した。グループが休んでいたので休まず通過。
池塘。
2020年08月22日 11:26撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 11:26
池塘。
そのそばのイワショウブ。
2020年08月22日 11:27撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/22 11:27
そのそばのイワショウブ。
タカネマツムシソウ。
2020年08月22日 11:35撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 11:35
タカネマツムシソウ。
花の形が整っているので、このように真上から大きく撮ってみたかった。これは上手くいったかも。
2020年08月22日 11:36撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
6
8/22 11:36
花の形が整っているので、このように真上から大きく撮ってみたかった。これは上手くいったかも。
補修作業中という道。緑化のネットを踏まないように通った。
2020年08月22日 11:41撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 11:41
補修作業中という道。緑化のネットを踏まないように通った。
「今日はどこまで行けばいいんだろう?」と上手く判断がつかず、フラフラと主稜線に向かう。
2020年08月22日 11:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 11:57
「今日はどこまで行けばいいんだろう?」と上手く判断がつかず、フラフラと主稜線に向かう。
左手の北股岳方面。今日は手前の門内岳にも辿りつけない。
2020年08月22日 11:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 11:57
左手の北股岳方面。今日は手前の門内岳にも辿りつけない。
右手の丸森尾根。ここを周回して帰る? その場合の水は!?判断がつかない。
2020年08月22日 12:04撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 12:04
右手の丸森尾根。ここを周回して帰る? その場合の水は!?判断がつかない。
もう一度、北股岳方面の図。今度は梅花皮小屋も見える。一日であそこまで辿りつける人、スゴいなぁ…。
2020年08月22日 12:12撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 12:12
もう一度、北股岳方面の図。今度は梅花皮小屋も見える。一日であそこまで辿りつける人、スゴいなぁ…。
主稜線との合流地点(扇の地紙:1889m)の広場に到着した。ここで休憩した。
2020年08月22日 12:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 12:14
主稜線との合流地点(扇の地紙:1889m)の広場に到着した。ここで休憩した。
辿って来た梶川尾根。今いるところから最短で帰るとするとこの道。
2020年08月22日 12:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 12:15
辿って来た梶川尾根。今いるところから最短で帰るとするとこの道。
その右手の谷。ガスってて付近の風景しか見えないけど、飯豊らしさは確かに感じた。
2020年08月22日 12:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 12:15
その右手の谷。ガスってて付近の風景しか見えないけど、飯豊らしさは確かに感じた。
ミヤマコウゾリナ。
2020年08月22日 12:35撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 12:35
ミヤマコウゾリナ。
咲き残りのニッコウキスゲとその奥の白いのは、、、
2020年08月22日 12:35撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 12:35
咲き残りのニッコウキスゲとその奥の白いのは、、、
チングルマっぽい。
2020年08月22日 12:36撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 12:36
チングルマっぽい。
ミヤマリンドウ。
2020年08月22日 12:40撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
8/22 12:40
ミヤマリンドウ。
30分ほど休んだらいつもの判断力が戻ってきたので、丸森尾根を周って帰ることにした。
2020年08月22日 12:31撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 12:31
30分ほど休んだらいつもの判断力が戻ってきたので、丸森尾根を周って帰ることにした。
正面に地神山。
2020年08月22日 12:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 12:56
正面に地神山。
ヤマハハコとクルマバナっぽい花。
2020年08月22日 13:04撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 13:04
ヤマハハコとクルマバナっぽい花。
登山道上にヤマカガシ。高山地帯で小動物を見かけると、「どうやってここまで来たんだろう?」 「どうやって生きてるんだろう(冬とか)? 」と不思議になる。
2020年08月22日 13:05撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/22 13:05
登山道上にヤマカガシ。高山地帯で小動物を見かけると、「どうやってここまで来たんだろう?」 「どうやって生きてるんだろう(冬とか)? 」と不思議になる。
岩場を通って地神山(1850m)に到着。
2020年08月22日 13:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 13:07
岩場を通って地神山(1850m)に到着。
この周辺はお花畑だった。トモエシオガマとか、
2020年08月22日 13:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/22 13:11
この周辺はお花畑だった。トモエシオガマとか、
ミヤマトリカブト、
2020年08月22日 13:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/22 13:11
ミヤマトリカブト、
マルバコゴメグサの奥にハクサンシャジンなど、この日初めての花が多くあった。他ウメバチソウやハクサンフウロも。
2020年08月22日 13:12撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 13:12
マルバコゴメグサの奥にハクサンシャジンなど、この日初めての花が多くあった。他ウメバチソウやハクサンフウロも。
この辺は8月上旬ころにイイデリンドウが咲くらしいのだが、もしかしたらこれがそうかも。
2020年08月22日 13:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
4
8/22 13:18
この辺は8月上旬ころにイイデリンドウが咲くらしいのだが、もしかしたらこれがそうかも。
地神北峰(1783m)に到着。ここから丸森尾根に下る。水場のある頼母木小屋はもう1時間ほど先らしい。
2020年08月22日 13:23撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 13:23
地神北峰(1783m)に到着。ここから丸森尾根に下る。水場のある頼母木小屋はもう1時間ほど先らしい。
朝日連峰でも8月に見たこの植物が分からない。コスモスみたいな葉っぱの。
2020年08月22日 13:29撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 13:29
朝日連峰でも8月に見たこの植物が分からない。コスモスみたいな葉っぱの。
終盤といった感じのキンコウカ。
2020年08月22日 13:34撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 13:34
終盤といった感じのキンコウカ。
丸森尾根の最上部はゴツゴツしたガレ場だった。
2020年08月22日 13:39撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 13:39
丸森尾根の最上部はゴツゴツしたガレ場だった。
向かいの梶川尾根部分は晴れていてよく見えた。
2020年08月22日 13:50撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 13:50
向かいの梶川尾根部分は晴れていてよく見えた。
200mほど下ったら笹の道に変わった。
2020年08月22日 13:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 13:56
200mほど下ったら笹の道に変わった。
砂地にはこういう溝・穴があるので、転倒せぬよう気を使った。
2020年08月22日 13:58撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 13:58
砂地にはこういう溝・穴があるので、転倒せぬよう気を使った。
丸森峰(1540mくらい)に到着。たぶん登ってくるとき景色が開けるんだと思う。
2020年08月22日 14:03撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 14:03
丸森峰(1540mくらい)に到着。たぶん登ってくるとき景色が開けるんだと思う。
急峻な梶川尾根には滝がいくつか見られた。
2020年08月22日 14:52撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 14:52
急峻な梶川尾根には滝がいくつか見られた。
エゾシオガマ。この直後、広角ズームレンズをカバンから落としてしまった。
2020年08月22日 14:58撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/22 14:58
エゾシオガマ。この直後、広角ズームレンズをカバンから落としてしまった。
レンズはこのような砂地をキレイに転がり、奥の斜面にスキーのジャンプのように突っ込んで消えていった。あっけないお別れだった。
2020年08月22日 15:53撮影 by  iPhone 7, Apple
8/22 15:53
レンズはこのような砂地をキレイに転がり、奥の斜面にスキーのジャンプのように突っ込んで消えていった。あっけないお別れだった。
夫婦清水(1060mくらい)に到着。
2020年08月22日 15:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 15:20
夫婦清水(1060mくらい)に到着。
水場がすぐ近くでありがたかった。草むらからの湧き水だった。
2020年08月22日 15:22撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 15:22
水場がすぐ近くでありがたかった。草むらからの湧き水だった。
アカヤマドリの幼菌。この大きさだと、投稿時点で人間の顔くらいに大きくなっているかも。
2020年08月22日 16:21撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 16:21
アカヤマドリの幼菌。この大きさだと、投稿時点で人間の顔くらいに大きくなっているかも。
丸森尾根の下部は急角度の岩場で、向かいの梶川尾根がよく見えた。
2020年08月22日 16:33撮影 by  iPhone 7, Apple
2
8/22 16:33
丸森尾根の下部は急角度の岩場で、向かいの梶川尾根がよく見えた。
樹林帯の梶川尾根とは対照的である。どっちも傾斜が凄まじいけど、どちらかというと梶川の方が角度がキツいかも。800m付近までの傾斜が。
2020年08月22日 16:39撮影 by  iPhone 7, Apple
1
8/22 16:39
樹林帯の梶川尾根とは対照的である。どっちも傾斜が凄まじいけど、どちらかというと梶川の方が角度がキツいかも。800m付近までの傾斜が。
時間調整して、暑すぎず暗くなりすぎずの時間帯に下山した。
2020年08月22日 17:20撮影 by  iPhone 7, Apple
2
8/22 17:20
時間調整して、暑すぎず暗くなりすぎずの時間帯に下山した。
駐車場から見える主稜線部分。高度差1500m…。いろいろ反省点の多い一日だった。
2020年08月22日 17:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/22 17:48
駐車場から見える主稜線部分。高度差1500m…。いろいろ反省点の多い一日だった。

感想

2年前に倉手山に登って向かいの梶川・丸森尾根を見たとき、これが一般の登山道だとは信じられない思いでした(急すぎて)。
それからいろいろ経験を積んだので、「今の自分なら大丈夫かな〜?」とチャレンジしてみました。

■ 梶川尾根について
登山口〜梶川峰まで1300mの標高差があります。
これほどの標高差の登山は初めてでした。これまでの私にとって、「急登」とは移動距離が約3km、標高差も最高で1000m、時間にして数時間で終わるものでした。
でも今回の梶川尾根は移動距離が4.1km、標高差1300m、時間にして4時間半ほどになりました。

■ 登山中に生じた自問自答
当然に愚痴や弱音がこぼれました。
最初。「どうして400mから登るの? ロープウェイとかないの? 吾妻とか蔵王みたいに?」
GPSが標高を読み上げるたびに、「ドコソコの山だったら、ここまでクルマで来ることができて、当然に涼しい状況から登山を開始できるのに…」
…などなどです。

これらの愚痴を「置賜の地に生まれ置賜の山を眺めて暮らしていながら、飯豊や朝日の尾根登りを嫌がってどうする!? 吾妻や蔵王と違うのは当然のことではないか? 今日は何としても主稜線までは辿り着くんだ!」という言い聞かせによって封じ込めながら登っていました。


■ 補足:飯豊と朝日の厳しさの理由
飯豊と朝日にロープウェイや山岳道路がないのは、山の成り立ちから言って当然のことです。火山じゃないからです。

吾妻や蔵王にロープウェイがあるのは、これらが火山で、大きな温泉街があってスキー場もあって、集客が見込めるからです。さらに山岳道路があって1000〜1600mまでクルマで行けるのも、これらが火山で、大きな裾野を持った山だからです。遠くから見ると分かります。ヘアピンカーブの連続で上に行けます。
これは月山や鳥海山もそうです。

飯豊と朝日は隆起山脈であるため、地面から急にそそり立つようにそびえています。加えて豪雪地帯のため、長年の雪食作用によって斜面が削られ、さらに険しさを際立たせています。
ロープウェイの建設や維持は地元の経済力では永遠に不可能だと思います。立山黒部アルペンルートのような大工事になってしまいます。
このように山岳道路やロープウェイが建設されない以上、飯豊の稜線に立ちたければ、自分の足で登るしかありません。


■ 心身の不調について
…長々と語ってしまいましたが、このような理解、言い聞かせと共に登っていたということです。

でもそれが通用したのも1300mくらいまででした。つまり自分が経験してきた標高差900mくらいまでで、それ以降、次第に思考が停滞していきました。
たぶん序盤の登りの影響で軽い熱中症になったんだと思います。一日を通して意識はしっかりしていて、足取りがふらつくこともなかったのですが、なにか、自分が自分でなくなったような意欲の減退、判断力の低下を感じました。

背丈を超える上り坂が現れるたびに思考が止まって、自分が何をしていいかの判断がつかなくなりました。意識はハッキリとあり体力も残っているのに、どうしても足を進める気になれないみたいな…。


■ レンズの紛失について
あとは写真で綴ったとおりです。扇の地紙で休憩したら少し判断力が回復しました。

道中、風景と植物とでレンズを交換して撮影していましたが、いま思うと、これは厳しすぎでした。
急峻な尾根を登り下りする以上、どの山よりもレンズの扱いには慎重でなければならないのに、注意が通常の範囲でした。一度も言い聞かせることがありませんでした。
マクロレンズによる接写も失敗続きでした。

結果、レンズが斜面を転がっていきました。新品だと数万円くらいになる損失です。買ってからまだ一年も経っていないのに…。


■ まとめ
以上、不可解な心身の不調とレンズの紛失が大きな反省点です。
1300〜1500mにもなる標高差、季節、気温、出発時間…、いろいろ考えることがあります。
今回は自分が無事に帰ってこれたことをよしとして、またチャレンジしてみたいと思います。

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