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Yamareco

記録ID: 2540699
全員に公開
アルパインクライミング
御在所・鎌ヶ岳

御在所・藤内壁・前尾根

2020年08月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
bamboo_izumi その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:11
距離
7.2km
登り
935m
下り
942m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:15
休憩
1:51
合計
10:06
6:56
6:57
33
7:30
7:42
50
8:32
9:49
254
14:03
14:04
62
15:06
15:18
29
15:47
15:55
25
16:28
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り、一時雨。
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
道の駅・菰野・ふるさと館の駐車場に、23時30分到着。ここで、テント泊。駐車場なので、アイドリングしている車のエンジン音が煩く、なかなか熟睡できませんでした。気温が30度以上あったこともあり、とても寝苦しかったです。
2020年08月30日 04:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 4:59
道の駅・菰野・ふるさと館の駐車場に、23時30分到着。ここで、テント泊。駐車場なので、アイドリングしている車のエンジン音が煩く、なかなか熟睡できませんでした。気温が30度以上あったこともあり、とても寝苦しかったです。
5時に起床して、撤収・朝食、ゆっくりと身支度して、6時に出発。
2020年08月30日 05:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 5:20
5時に起床して、撤収・朝食、ゆっくりと身支度して、6時に出発。
蒼滝トンネルの上の駐車場に止めて、身支度を整えます。
2020年08月30日 06:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 6:17
蒼滝トンネルの上の駐車場に止めて、身支度を整えます。
やっと新調した、アプローチシューズです。男性ものはサイズがなくて、女性ものです。23.5センチくらいだから、いつも靴探しは難儀します。
2020年08月30日 06:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/30 6:19
やっと新調した、アプローチシューズです。男性ものはサイズがなくて、女性ものです。23.5センチくらいだから、いつも靴探しは難儀します。
トンネルをくぐっていきます。
2020年08月30日 06:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 6:20
トンネルをくぐっていきます。
流石止の堰堤です。
大きいんですよ。
2020年08月30日 06:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 6:28
流石止の堰堤です。
大きいんですよ。
ほら!!
2020年08月30日 06:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 6:30
ほら!!
藤内小屋です。
2020年08月30日 06:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 6:53
藤内小屋です。
前尾根に向かいます。
2020年08月30日 06:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 6:57
前尾根に向かいます。
昨年、初めて来た時、この警告と追悼の看板を見て、やばい所に来たなと、身震いしたのを覚えています。
2020年08月30日 07:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 7:29
昨年、初めて来た時、この警告と追悼の看板を見て、やばい所に来たなと、身震いしたのを覚えています。
左から、一の壁、中尾根、前尾根。右の小さ目のが、前尾根。これは、初級者コースです。
2020年08月30日 07:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 7:34
左から、一の壁、中尾根、前尾根。右の小さ目のが、前尾根。これは、初級者コースです。
取りつき口まで到着。4人が、2パーティーに分かれて、スタート。私は、達人のY田さんとペア。
2020年08月30日 08:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 8:20
取りつき口まで到着。4人が、2パーティーに分かれて、スタート。私は、達人のY田さんとペア。
2ピッチ目、ここから、リードをしました。
外岩での初リード。近場のゲレンデで、システム構築やロープワークを色々教えて頂きましたが、実際に登るのは初めて。緊張感が身を走ります。
2020年08月30日 09:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 9:03
2ピッチ目、ここから、リードをしました。
外岩での初リード。近場のゲレンデで、システム構築やロープワークを色々教えて頂きましたが、実際に登るのは初めて。緊張感が身を走ります。
昨年、セカンドで登った時に、怖かったカンテを越えて、やっと一息ついた所。でも、ロープワークが悪く、2本のロープが交差しているのです。
2020年08月30日 09:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 9:05
昨年、セカンドで登った時に、怖かったカンテを越えて、やっと一息ついた所。でも、ロープワークが悪く、2本のロープが交差しているのです。
3ピッチ目、Y田さんがするりと登ります。準備も登りも早いから、この方とのペアは休む間がないんですよね(笑)
2020年08月30日 09:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 9:40
3ピッチ目、Y田さんがするりと登ります。準備も登りも早いから、この方とのペアは休む間がないんですよね(笑)
何故に撮った写真なのか覚えていませんが、なんとなくやった感があって撮ったのだと思います。
2020年08月30日 09:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 9:47
何故に撮った写真なのか覚えていませんが、なんとなくやった感があって撮ったのだと思います。
ちょっとした、乗越え部分なのですが、リードで登るにはとても怖い所です。私は、セカンドで登りましたが。
2020年08月30日 09:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 9:54
ちょっとした、乗越え部分なのですが、リードで登るにはとても怖い所です。私は、セカンドで登りましたが。
先行隊にやっと追いつきました。
2020年08月30日 10:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 10:51
先行隊にやっと追いつきました。
フォローをして頂いているY田さん。本当に私がリードをしているんですよ。
2020年08月30日 10:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 10:53
フォローをして頂いているY田さん。本当に私がリードをしているんですよ。
今日は、簡単なルートは、私が行かせて頂きました。
2020年08月30日 10:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 10:59
今日は、簡単なルートは、私が行かせて頂きました。
前を登った、M月さんの登りをよく見るようにと言われましたが、ロープアップや何やらで、全く見れませんでした。
2020年08月30日 11:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 11:14
前を登った、M月さんの登りをよく見るようにと言われましたが、ロープアップや何やらで、全く見れませんでした。
登りを見ておけよということは、ここからも私がリードで登ります。リードを一人でするのって、かなり疲れるんですね。初めて実感しました。
2020年08月30日 11:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 11:14
登りを見ておけよということは、ここからも私がリードで登ります。リードを一人でするのって、かなり疲れるんですね。初めて実感しました。
このピッチは、簡単なルートでしたが、かなり疲れ気味の私にとっては、かなりしんどい登りとなりました。
2020年08月30日 11:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/30 11:40
このピッチは、簡単なルートでしたが、かなり疲れ気味の私にとっては、かなりしんどい登りとなりました。
やっと登ってきました。疲労困憊の気味の私を見て、余裕に笑っているY田さんです。余裕しゃくしゃく。

この頃には、既に心に決めてました。。。最終ピッチのやぐらには登らない!と。12時過ぎから雨のよほうだったので、早く雨よふれと!!
2020年08月30日 11:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 11:52
やっと登ってきました。疲労困憊の気味の私を見て、余裕に笑っているY田さんです。余裕しゃくしゃく。

この頃には、既に心に決めてました。。。最終ピッチのやぐらには登らない!と。12時過ぎから雨のよほうだったので、早く雨よふれと!!
右に、はるかに難易度が高い、壁が続きます。
改めて、今日のルートは初級コースです。
雨雲が迫ってきました。早く、雨よ降れー:;
2020年08月30日 12:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 12:37
右に、はるかに難易度が高い、壁が続きます。
改めて、今日のルートは初級コースです。
雨雲が迫ってきました。早く、雨よ降れー:;
やぐらに到着。
雨のため撤退ということにしました。小雨は降っていたのですが、頑張れば登れる天候でした。Y田さんは、平気な顔をしていましたが、残り3人はお腹一杯。岩も湿り気味だったので、無理せず撤退することにしました。
2020年08月30日 13:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 13:42
やぐらに到着。
雨のため撤退ということにしました。小雨は降っていたのですが、頑張れば登れる天候でした。Y田さんは、平気な顔をしていましたが、残り3人はお腹一杯。岩も湿り気味だったので、無理せず撤退することにしました。
地味に、帰り道もつらいんです。
2020年08月30日 13:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 13:52
地味に、帰り道もつらいんです。
やっと、登山道に出ました。やぐらから、ここまでの道の歩きが、熱中症に拍車をかけたかな。
2020年08月30日 13:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 13:55
やっと、登山道に出ました。やぐらから、ここまでの道の歩きが、熱中症に拍車をかけたかな。
国見峠。
2020年08月30日 14:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 14:03
国見峠。
ここから沢に入って、大量の水を浴びました。
少しは復調できたかな。
2020年08月30日 15:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 15:17
ここから沢に入って、大量の水を浴びました。
少しは復調できたかな。
この3人の先輩のお陰です。
ありがとうございました。
2020年08月30日 16:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 16:19
この3人の先輩のお陰です。
ありがとうございました。
やっとの思いで、駐車場に辿り着いたって感じでした。
それにしても、転ばず無事に戻れて良かったです。
2020年08月30日 16:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/30 16:25
やっとの思いで、駐車場に辿り着いたって感じでした。
それにしても、転ばず無事に戻れて良かったです。

感想

今回は、山行部のロッククライミング・スタッフトレーニングで、御在所・藤内壁・前尾根に向かう。このルートは、初級コースで、入門編。すぐ近くには、より厳しい岩壁が並んでおり、そこをスイスイと登るクライマーを見ていると、自身の経験値と能力の無さを突きつけられる、何とも情けなく、心が沈む場所である。

去年の8月にセカンド(リードが登った後を、上からのロープにつながりサポートされながら進む。失敗しても落下距離は短く、比較的安全。)で登って以来、1年ぶり。今春に、山行部のリード(岩壁にロープを通す支点を自ら設置しながら登る。セカンドが持つロープが支点を通して命綱となるが、リード自身が設置する支点ポイントと登攀に失敗した際の落下ポイントによっては、落下距離が長く危険を伴う。)検定には何とか合格させて頂き、それ以来、支点構築を中心に安全に登るためのシステム習得に勤しんできた。山行部の皆さん、M月さん、Y田さん、Y本さんを中心に、とても多くの事を教えて頂く。ただ、自己鍛錬でしか習得できない登攀力は、サボリ気味でほとんど向上せず、反省。

今回の山行、そもそも準備段階でリードを目指すクライマーの自覚があるのかと、猛喝が入ってもおかしくない心持ちで、登りはじめる。というもの、実はリードではなくセカンドで登るつもり。昨年登ったし、難易度としてはそんなに高くないし、ルートをしっかり覚えておこう〜!くらいのモチベーション、大喝!!

ところが2ピッチ目で、Y田さんが、「よし、次行ってみようか!」と言われ、??!。意外にすぐ気が付く、「そりゃリードだよな」って心の声。今まで、わざわざ自分のために時間を作って教えて頂いてきたのに、ここでお断りは出来ない。しかしこの2ピッチ目のカンテ、セカンドで登っていても随分怖かったのを思い出す。準備をしながら、どっと汗が噴き出す。その後は、断片的な記憶で、詳しくは覚えていない。ただ、後半に私がやっと登ったピッチで、この疲労具合では下山時に迷惑が掛かると思い、最終のやぐらへの登攀は断ろうと心に決めたあと、Y田さんがセカンドで軽々と登ってきて、そよ風が吹く岩の上で、「あー気持ちいい!」て言われたことは、よく覚えている。

もちろん、核心部であったり難しい所はY田さんがサクサクっと済ませてしまう。と言う事で、今回は初級コースのお手軽ルートをリードさせて頂いた。昨年は、M月さんとY田さんの2パーティーで、この2人が常にリードをされた訳で、まだまだ鍛錬が足りないなと痛感した山行だった。

でも、今回の収穫はあった。それは、セカンドで後をついて行くよりも、リードでルート選択をしながら進むことが、圧倒的に楽しい事。正直、RCが苦手な私にとって、試験勉強に対する苦手科目と同じこと。険しい山に挑戦するための課題として、習得する技術がRC。これから更に研鑽を重ねて、高みを目指したいと強く思った山行だった。

あと、今回初めて、軽い熱中症になる。気温は、30度前後。水は、3リットル。塩タブレット沢山。十分注意していたが、12時頃から倦怠感の症状があったが、リードで気が張っていたからか頑張れた。下山途中に体に力が入らず、シャリバテと思い補給。(というのも、5時におにぎり2つ食べて、その後は溶けかけたアイス2個と、プチパン2個で、14時30分まで食欲無く補給なし。)それでも回復せず、気温は高いのに、寒気がしてきたため、熱中症と自覚。すぐに、沢で水を大量に浴び、何とか復調できた。

前夜の車のエンジンによる睡眠不足、初リードの緊張感による多汗、補給不足、あと荷物重量過多15kg程度、等が重なり熱中症になる。お陰で、今までで最高負荷の山行となった。軽量化も改めて反省材料となる。

今回のメンバーの3人の先輩方を初めとして、山行部で今までご教授頂いたみなさまに感謝の思いが強くなった山行であった。ありがとうございました。

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