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Yamareco

記録ID: 2645350
全員に公開
沢登り
白山

【白山】中ノ川仙人谷(温泉探索)

2020年10月11日(日) 〜 2020年10月12日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
36.3km
登り
3,505m
下り
3,504m

コースタイム

1日目
山行
14:00
休憩
0:00
合計
14:00
4:00
290
新岩間温泉
8:50
8:50
250
見返坂の頭(ゾロ谷への下降点)
13:00
13:00
120
ゾロ谷・中ノ川本流出合
15:00
15:00
120
岩間噴泉塔手前の2段20m滝(ここまで下降し,引き返した)
17:00
17:00
60
仙人谷・地獄谷出合
18:00
幕営地(1500m付近)
2日目
山行
12:40
休憩
0:00
合計
12:40
5:40
120
幕営地(1500m付近)
7:40
7:40
200
1780m二俣
11:00
11:00
100
稜線(P2349m西側の鞍部)
12:40
12:40
340
18:20
新岩間温泉
天候 10/11 曇り時々小雨 10/12 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・新岩間温泉の駐車場に駐車。
・現在,岩間温泉元湯(岩間休憩舎)までの道路は法面工事継続中で立ち入り禁止のため,岩間噴泉塔から中ノ川に入渓するのは一般人には難しい状況。そのため,中ノ川支谷のゾロ谷を下降して中ノ川にアプローチした。
コース状況/
危険箇所等
【仙人谷の温泉について】
・仙人谷では,標高1500m〜1900m間の広い範囲に渡り両岸から温泉が湧き出している。1500m〜1690m二俣手前までは左岸側(地獄尾根側)から人肌程度のぬるい温泉が,1690m二俣手前以降は右岸側(中宮道のある尾根側)から適温〜やや熱めの温泉が湧いている。温泉が湧いているところで見られる白い石灰華や硫黄の臭いなどは中ノ川下流の岩間噴泉塔と共通しているため,岩間温泉と同じ泉質(塩化ナトリウム物泉)と思われる。ただし,ところどころ赤茶けた鉄サビの臭いのある温泉も湧いており,含鉄泉も含まれているようだ。
・特におすすめなのは,1690m二俣のすぐ手前に湧いている温泉で,温度は適温,湯量も多めで,しかも温泉の小滝のようになっており,湯船を作らなくても,(ちょっと窮屈ではあるが)小滝の前に立ったり座ったりしていれば源泉掛け流しの打たせ湯ができる。

【中ノ川(本流〜仙人谷)の遡行】
・今回,中ノ川支谷のゾロ谷(ゾロ谷の記録については,2020/10/2〜10/3の地獄尾根の記録を参照)を下降して中ノ川に降り立ち,ゾロ谷出合から下部は下降により,上部は遡行により探索した。
・中ノ川の仙人谷・地獄谷出合より下部は,時折小滝が出てくる程度で大半は河原状であり,通過は容易。それよりも,高くそびえ立った両岸の圧倒的な光景に魅力がある。しかし,もうすぐ岩間噴泉塔というところで出てくる美しい2段20m滝(地図に滝記号あり)は,両岸とも物凄いと言う他ない絶壁に鎧われており,岩間噴泉塔から入渓して下から遡行してきた場合は,突破に相当苦労しそう(日本登山体系にはごく簡単に「左岸を巻く」と書いてあるが,本当に巻けるのだろうか…。少なくとも,かなり登攀的な高巻きになるだろう)。
・仙人谷は,滝は少なく遡行自体はそれほど難しくないが,出てくる滝はゴルジュ状の中に掛かっていることが多く,すんなり通してもらえるわけではない(高巻きは急斜面で灌木の藪が濃く,結構大変)。前述の温泉の魅力に加え,上流部は地獄尾根の絶壁が屹立する物凄い光景の中を遡行していくことになる。特に,1780m二俣の右俣(滝記号のある箇所)は,地獄尾根のドテッ腹をえぐるようなゴルジュで,その奥には高い岩壁にぐるりと囲まれた中に滝が掛かる大空間が広がっており,印象的。
・仙人谷の源頭部の藪は灌木とハイマツ主体で,身動きが取れなくなるようなひどい藪。慎重に地図読みしてP2349m西側の鞍部に出ないと,藪漕ぎ距離が長くなってかなり難渋すると思われる。
先週と同じくゾロ谷を下降して中ノ川本流にアプローチ。写真はゾロ谷出合。
※ゾロ谷の記録については,2020/10/2〜10/3の地獄尾根の記録参照
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先週と同じくゾロ谷を下降して中ノ川本流にアプローチ。写真はゾロ谷出合。
※ゾロ谷の記録については,2020/10/2〜10/3の地獄尾根の記録参照
今日の目的は上流の仙人谷なのだが,せっかくなので中ノ川本流の下流側も行けるところまで下降して見物することにした。相変わらずの不気味なゴルジュ。水が触れる箇所の岩は赤く染まって,まるで腐食しているように見える。
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今日の目的は上流の仙人谷なのだが,せっかくなので中ノ川本流の下流側も行けるところまで下降して見物することにした。相変わらずの不気味なゴルジュ。水が触れる箇所の岩は赤く染まって,まるで腐食しているように見える。
時々,荒々しい小滝が掛かるが,容易に下降していくことができる。
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時々,荒々しい小滝が掛かるが,容易に下降していくことができる。
白い岩盤と青い水が美しいゴルジュ。
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白い岩盤と青い水が美しいゴルジュ。
こんな河原部分も多いが…
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こんな河原部分も多いが…
それでも両岸は終始険しく,支流はほとんど全て写真のような高い滝となって流れ込んでくる。
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それでも両岸は終始険しく,支流はほとんど全て写真のような高い滝となって流れ込んでくる。
そしてついに,岩間噴泉塔手前の大ゴルジュの滝記号の箇所に到着。2段20mほどのダイナミックな滝となっている。(写真は上から見下ろしたところ)
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そしてついに,岩間噴泉塔手前の大ゴルジュの滝記号の箇所に到着。2段20mほどのダイナミックな滝となっている。(写真は上から見下ろしたところ)
両岸は圧倒的な岩壁となっており,正直,上から眺めた分ではかなり厳しそう。下降する分には懸垂下降で一発だが,岩間噴泉塔から入渓して遡行してきた場合は,この滝の突破は苦労するのではないだろうか。
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両岸は圧倒的な岩壁となっており,正直,上から眺めた分ではかなり厳しそう。下降する分には懸垂下降で一発だが,岩間噴泉塔から入渓して遡行してきた場合は,この滝の突破は苦労するのではないだろうか。
1段目の滝と2段目の滝の間の白濁したゴルジュ。
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1段目の滝と2段目の滝の間の白濁したゴルジュ。
2段目の滝の落ち口から続く美しいナメ。
この大滝を見物したのを潮時にして,引き返すことにした。
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2段目の滝の落ち口から続く美しいナメ。
この大滝を見物したのを潮時にして,引き返すことにした。
中ノ川本流を引き返し,仙人谷と地獄谷の出合に戻ってきた。正面にうっすらガスの中に見えるのは,先週登った地獄尾根だ。今日は左手の仙人谷に入る。
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中ノ川本流を引き返し,仙人谷と地獄谷の出合に戻ってきた。正面にうっすらガスの中に見えるのは,先週登った地獄尾根だ。今日は左手の仙人谷に入る。
仙人谷は,序盤はひたすらガレ谷が続き,あまり面白くない。
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仙人谷は,序盤はひたすらガレ谷が続き,あまり面白くない。
右岸側が終始崩壊しており,ものすごいガレだ。
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右岸側が終始崩壊しており,ものすごいガレだ。
時折小滝が掛かるが,容易に通過。
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時折小滝が掛かるが,容易に通過。
と,硫黄の臭いが急に強まったため,周囲を見回すと,大岩の下にやけに白い箇所が。湯の花だ!
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と,硫黄の臭いが急に強まったため,周囲を見回すと,大岩の下にやけに白い箇所が。湯の花だ!
手でかきまぜると,やはり白い湯の花が水中に白く舞い上がった。しかし,残念ながら水は冷たく,冷泉のようだ。
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手でかきまぜると,やはり白い湯の花が水中に白く舞い上がった。しかし,残念ながら水は冷たく,冷泉のようだ。
水中に藻が茂っている箇所もある。普通の沢ではこんな藻は見られない。白山で言えば岩間噴泉塔など,温泉が湧いている箇所によく見られる藻だ。やはり温泉が湧いているものと思われる。
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水中に藻が茂っている箇所もある。普通の沢ではこんな藻は見られない。白山で言えば岩間噴泉塔など,温泉が湧いている箇所によく見られる藻だ。やはり温泉が湧いているものと思われる。
しばらく進むと,再び硫黄の臭いが強まる。この壁から臭いがするな…。壁の割れ目から硫黄が染み出ているらしく,岩が白く爛れたようになっている。
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しばらく進むと,再び硫黄の臭いが強まる。この壁から臭いがするな…。壁の割れ目から硫黄が染み出ているらしく,岩が白く爛れたようになっている。
壁に近寄って見ると,何と岩の割れ目に虫の死骸がたくさん…。(虫が苦手な方,すみません…)
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壁に近寄って見ると,何と岩の割れ目に虫の死骸がたくさん…。(虫が苦手な方,すみません…)
ここにも虫の死骸が…。どうやら,ある種の昆虫は硫黄(もしくは,それに類する温泉成分)に惹きつけられるようだ。そして,温泉由来の有害な気体(硫化水素?二酸化炭素?)に触れて死んでしまうらしい。神戸の有馬温泉でも恐らく同じ現象である「虫地獄」というのを見たことがある。まさか,こんなところでリアル虫地獄を見ることになるとは…。
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ここにも虫の死骸が…。どうやら,ある種の昆虫は硫黄(もしくは,それに類する温泉成分)に惹きつけられるようだ。そして,温泉由来の有害な気体(硫化水素?二酸化炭素?)に触れて死んでしまうらしい。神戸の有馬温泉でも恐らく同じ現象である「虫地獄」というのを見たことがある。まさか,こんなところでリアル虫地獄を見ることになるとは…。
小滝を越え,さらに上部へ。
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小滝を越え,さらに上部へ。
再び硫黄の臭いが漂ってきたので,周囲を観察すると,左岸側に白く湯の花らしきものが流れ出ている箇所を発見。ついに温泉か?
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再び硫黄の臭いが漂ってきたので,周囲を観察すると,左岸側に白く湯の花らしきものが流れ出ている箇所を発見。ついに温泉か?
かなりの量の白濁した液体が湧き出ている。手を触れてみると…ほんのりあったかい! ついに温泉を確認した。
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かなりの量の白濁した液体が湧き出ている。手を触れてみると…ほんのりあったかい! ついに温泉を確認した。
温泉が湧いている箇所は白い湯の花(正確に言うと,石灰華と言うらしいが)が分厚く付着しており,緑色の藻も生えている。中ノ川の下流の岩間噴泉塔でも見られる光景だ。
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温泉が湧いている箇所は白い湯の花(正確に言うと,石灰華と言うらしいが)が分厚く付着しており,緑色の藻も生えている。中ノ川の下流の岩間噴泉塔でも見られる光景だ。
付近には,かなりの量の温泉が斜面を流れ下っている箇所があり,白い湯の花の滝のようになっている。
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付近には,かなりの量の温泉が斜面を流れ下っている箇所があり,白い湯の花の滝のようになっている。
これが温泉の湧出口。岩壁に開いた穴から,結構な量の温泉が滔々と湧き出ている。
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これが温泉の湧出口。岩壁に開いた穴から,結構な量の温泉が滔々と湧き出ている。
温泉が湧いている箇所の壁は,湯の花がうず高く重なって,独特の景観となっている。壁の頂点からも湯が少しずつ湧いているようで,ほんのり湯気が立っている。
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温泉が湧いている箇所の壁は,湯の花がうず高く重なって,独特の景観となっている。壁の頂点からも湯が少しずつ湧いているようで,ほんのり湯気が立っている。
壁の基部にはこんな穴が開いており,手を差し入れると,温かい蒸気が立ち上ってくるのを感じた。覗き込んでも底が見えない。この穴の暗闇は,温泉が生まれる地中の深いところにつながっているに違いない。不気味だが,神秘的な光景だ。
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壁の基部にはこんな穴が開いており,手を差し入れると,温かい蒸気が立ち上ってくるのを感じた。覗き込んでも底が見えない。この穴の暗闇は,温泉が生まれる地中の深いところにつながっているに違いない。不気味だが,神秘的な光景だ。
石灰華が作る不思議な造形。この箇所から湧いている温泉は少し温度が高く,手湯をして楽しんだ。しかし,裸になって浸かるには,いささか生ぬるいのが残念。もっと熱い温泉が湧いている箇所はないだろうか…。
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石灰華が作る不思議な造形。この箇所から湧いている温泉は少し温度が高く,手湯をして楽しんだ。しかし,裸になって浸かるには,いささか生ぬるいのが残念。もっと熱い温泉が湧いている箇所はないだろうか…。
遡行を再開。両岸の紅葉が美しい。
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遡行を再開。両岸の紅葉が美しい。
この後も温泉が湧いている箇所は何か所か見つけた。概ね左岸側(地獄尾根側)から湧いている。しかし,いかんせん温度が低いなぁ…。
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この後も温泉が湧いている箇所は何か所か見つけた。概ね左岸側(地獄尾根側)から湧いている。しかし,いかんせん温度が低いなぁ…。
この箇所はなかなかの湯量で,岩の隙間からコンコンと温泉が湧出していた。しかしここも人肌程度で,生ぬるい。
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この箇所はなかなかの湯量で,岩の隙間からコンコンと温泉が湧出していた。しかしここも人肌程度で,生ぬるい。
ここも,ぬるかった。温泉,ホットでください…。
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ここも,ぬるかった。温泉,ホットでください…。
アツアツの温泉に嫌というほど浸かりながら豪華な一夜を過ごすという野望を果たせぬまま,夜のとばりが降りてしまった。小さな河原にタープを張り,断続的に降り続いた小雨でぐっしょり濡れた薪で苦労して焚火を起こし,秋の冷たい沢で冷え切ってしまった体を温める。しかし,シュラフに入るころには空は驚くほど晴れ上がり,天の川を眺めながらの素晴らしい夜になった。
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アツアツの温泉に嫌というほど浸かりながら豪華な一夜を過ごすという野望を果たせぬまま,夜のとばりが降りてしまった。小さな河原にタープを張り,断続的に降り続いた小雨でぐっしょり濡れた薪で苦労して焚火を起こし,秋の冷たい沢で冷え切ってしまった体を温める。しかし,シュラフに入るころには空は驚くほど晴れ上がり,天の川を眺めながらの素晴らしい夜になった。
仙人谷の朝。お茶漬けで朝食を済ませ,冷え切った沢用ウェアを焚火で温めながら何とか着替え,遡行を再開。
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仙人谷の朝。お茶漬けで朝食を済ませ,冷え切った沢用ウェアを焚火で温めながら何とか着替え,遡行を再開。
沢にはやはり断続的にべったりと湯の花が付いている。本当によく温泉が湧いている谷だ。
2
沢にはやはり断続的にべったりと湯の花が付いている。本当によく温泉が湧いている谷だ。
この箇所も湯量は豊富なのだが,やはりぬるい。でも,昨日の箇所よりは温度が上がってきている気がする。これは期待できるか…?
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この箇所も湯量は豊富なのだが,やはりぬるい。でも,昨日の箇所よりは温度が上がってきている気がする。これは期待できるか…?
と,両岸を見事な岩壁に固められた美しい5mほどの滝に阻まれる。あ,ああ,そういえば,温泉探しじゃなくて,沢登りに来ていたんだった…。現実に急に引き戻されながらも,高巻きルートを探る。
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と,両岸を見事な岩壁に固められた美しい5mほどの滝に阻まれる。あ,ああ,そういえば,温泉探しじゃなくて,沢登りに来ていたんだった…。現実に急に引き戻されながらも,高巻きルートを探る。
5m滝の両岸は険しく,少し戻った右岸側から大きめに高巻いて谷に戻った。この谷の高巻きは,灌木の藪がひどくて結構手こずらされる。
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5m滝の両岸は険しく,少し戻った右岸側から大きめに高巻いて谷に戻った。この谷の高巻きは,灌木の藪がひどくて結構手こずらされる。
高度が上がるほどに紅葉が美しくなっていく谷を遡っていく。
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高度が上がるほどに紅葉が美しくなっていく谷を遡っていく。
と,前方がかなり険しくなってきた…。1690m二俣が近づいてきたのだ。地形図からも険しさは感じていたが,それ以上の険しさだ。
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と,前方がかなり険しくなってきた…。1690m二俣が近づいてきたのだ。地形図からも険しさは感じていたが,それ以上の険しさだ。
二俣の奥には,雲をまとった岩峰が威圧的に聳えている。地獄尾根の扇ノ御峰のあたりだろうか。どこのヨーロッパアルプスですか?と言いたくなる風景だ。
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二俣の奥には,雲をまとった岩峰が威圧的に聳えている。地獄尾根の扇ノ御峰のあたりだろうか。どこのヨーロッパアルプスですか?と言いたくなる風景だ。
と,目の前に視線を戻すと,右岸側からもうもうと湯気が上がっている! これはまさか…。
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と,目の前に視線を戻すと,右岸側からもうもうと湯気が上がっている! これはまさか…。
間違いない,温泉だ。しかも温度高そうだ。
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間違いない,温泉だ。しかも温度高そうだ。
手で触れてみると…。こ,これは適温。白山の神様が湯加減を見てくれたとしか思えない,絶妙な温度だ。
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手で触れてみると…。こ,これは適温。白山の神様が湯加減を見てくれたとしか思えない,絶妙な温度だ。
これは滝の登攀の画像ではありません。温泉の滝に打たれているところです。ああ…あったまる…。遡行意欲が萎えていく…。
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これは滝の登攀の画像ではありません。温泉の滝に打たれているところです。ああ…あったまる…。遡行意欲が萎えていく…。
この温泉の湯の花は赤茶色をしており,どうやら含鉄泉のようだ。実際,口に含んでみると,少し錆びた鉄のような味がする。
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この温泉の湯の花は赤茶色をしており,どうやら含鉄泉のようだ。実際,口に含んでみると,少し錆びた鉄のような味がする。
温泉は斜面の上のほうから流れてきており,斜面を登って温泉の湧き口を確かめてみた。
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温泉は斜面の上のほうから流れてきており,斜面を登って温泉の湧き口を確かめてみた。
ここが源泉。斜面の地中からコンコンと湧き出ている。結構な湯量だ。
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ここが源泉。斜面の地中からコンコンと湧き出ている。結構な湯量だ。
ここのありがたいところは,温泉が小滝のようになっており,その下に立ったり座ったりしているだけで温泉を浴びることができることだ。最初からこの場所のことを知っていれば,昨日這ってでもここまで来て泊まったのに…。本当に悔やまれる…。
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ここのありがたいところは,温泉が小滝のようになっており,その下に立ったり座ったりしているだけで温泉を浴びることができることだ。最初からこの場所のことを知っていれば,昨日這ってでもここまで来て泊まったのに…。本当に悔やまれる…。
目の前の紅葉も素晴らしい。紅葉を眺めながら秘湯で打たせ湯…最高である。
しかし,このままここに留まっていると,遡行終了(理由:遡行意欲減退のため)→緊急温泉ビバーク→無断欠勤ということになりかねない。身を引きはがすようにして温泉から離れ,後ろ髪ひかれつつも遡行再開。沢の水が余計に冷たく感じる…。
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目の前の紅葉も素晴らしい。紅葉を眺めながら秘湯で打たせ湯…最高である。
しかし,このままここに留まっていると,遡行終了(理由:遡行意欲減退のため)→緊急温泉ビバーク→無断欠勤ということになりかねない。身を引きはがすようにして温泉から離れ,後ろ髪ひかれつつも遡行再開。沢の水が余計に冷たく感じる…。
1690m二俣は当然,本流側の左俣を進む。左岸側の壁が凄すぎる…。露出した地層が壮観。
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1690m二俣は当然,本流側の左俣を進む。左岸側の壁が凄すぎる…。露出した地層が壮観。
二俣を過ぎたあとも,右岸側に熱めの温泉が湧いているところが何か所かあった。湯気が立ち上っており,強い硫黄の臭いがするので,すぐわかる。
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二俣を過ぎたあとも,右岸側に熱めの温泉が湧いているところが何か所かあった。湯気が立ち上っており,強い硫黄の臭いがするので,すぐわかる。
温泉に浸食されたらしく,大岩が樋のように細く削られており,そこから温泉が流れ出ている箇所もあった。
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温泉に浸食されたらしく,大岩が樋のように細く削られており,そこから温泉が流れ出ている箇所もあった。
この箇所の温泉はかなり温度が高めで,熱くて触れないくらいだった。高度が上がるほど,温泉の温度が高くなっていくのが不思議だ。
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この箇所の温泉はかなり温度が高めで,熱くて触れないくらいだった。高度が上がるほど,温泉の温度が高くなっていくのが不思議だ。
斜面からもうもうと湯気が上がっている。
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斜面からもうもうと湯気が上がっている。
ここもアツアツだった。岩に厚く付着した石灰華の造形が素敵。ちなみに,緑色の部分は藍藻だそうです。温泉と共生しているらしい。
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ここもアツアツだった。岩に厚く付着した石灰華の造形が素敵。ちなみに,緑色の部分は藍藻だそうです。温泉と共生しているらしい。
地獄尾根側の岩壁が圧倒的。
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地獄尾根側の岩壁が圧倒的。
その中に7mほどの滝が掛かる。滝身すぐ左手の壁が直登できる。
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その中に7mほどの滝が掛かる。滝身すぐ左手の壁が直登できる。
落ち口から。
小滝が続く。
振り返れば圧倒的な側壁と,そこに張り付く紅葉の美しさ。
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振り返れば圧倒的な側壁と,そこに張り付く紅葉の美しさ。
また温泉の湧出箇所。石灰華の乳白色と藍藻の緑がサイケデリック。
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また温泉の湧出箇所。石灰華の乳白色と藍藻の緑がサイケデリック。
岩の隙間から湧き出る温泉。
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岩の隙間から湧き出る温泉。
ここも温泉が。高い壁が続く中,温泉が断続的に湧き出る不思議なゴルジュ。
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ここも温泉が。高い壁が続く中,温泉が断続的に湧き出る不思議なゴルジュ。
側壁の上の稜線は紅葉の盛り。
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側壁の上の稜線は紅葉の盛り。
美しいなぁ。
と,前方の風景がすごいことになり始めた…。両岸がさらにそそり立ち,その中に滝が断続的に掛かっている。
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と,前方の風景がすごいことになり始めた…。両岸がさらにそそり立ち,その中に滝が断続的に掛かっている。
小滝を越えていく。
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小滝を越えていく。
左岸の岩壁が,すごい。城塞のようだ。
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左岸の岩壁が,すごい。城塞のようだ。
1780m二俣に到着。進むのは本流の左俣なのだが,地獄尾根に突き上げている右俣の風景があまりに物凄いので,少し覗いてみることにした。
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1780m二俣に到着。進むのは本流の左俣なのだが,地獄尾根に突き上げている右俣の風景があまりに物凄いので,少し覗いてみることにした。
右俣に,歩を進める。圧倒的ゴルジュが迫ってくる。
3
右俣に,歩を進める。圧倒的ゴルジュが迫ってくる。
両岸は見上げると首が痛くなるような絶壁。
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両岸は見上げると首が痛くなるような絶壁。
押しつぶされそうな圧迫感の中,前衛の小滝を越えると…
2
押しつぶされそうな圧迫感の中,前衛の小滝を越えると…
眼前に,圧倒的な岩のシアターが広がる。ここは地獄尾根のドテッ腹,四方を絶壁に囲まれ逃げ場はない。白い糸のような滝が左右二手に分かれて上へ上へと遙かに続いているのが見え,あんぐり口を開けてそれを見上げていた。
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眼前に,圧倒的な岩のシアターが広がる。ここは地獄尾根のドテッ腹,四方を絶壁に囲まれ逃げ場はない。白い糸のような滝が左右二手に分かれて上へ上へと遙かに続いているのが見え,あんぐり口を開けてそれを見上げていた。
左手の滝。2段60m以上はあるだろうか。その上にも滝が続いていると思われるが,それ以上は見えない。
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左手の滝。2段60m以上はあるだろうか。その上にも滝が続いていると思われるが,それ以上は見えない。
右手の滝。滝そのものよりも,天を摩するような岩壁が圧倒的だ。恐らく,地獄尾根に直接つながっていると思われる。
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右手の滝。滝そのものよりも,天を摩するような岩壁が圧倒的だ。恐らく,地獄尾根に直接つながっていると思われる。
2段60m滝の上の紅葉が美しい。
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2段60m滝の上の紅葉が美しい。
この右俣を登れるところまで登ってみたい,この先の風景を見てみたいという誘惑に駆られたが,それをすると本当に死んでしまうかもしれない。右俣の非日常的空間を後にして,地獄の門のようなゴルジュを二俣に戻る。
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この右俣を登れるところまで登ってみたい,この先の風景を見てみたいという誘惑に駆られたが,それをすると本当に死んでしまうかもしれない。右俣の非日常的空間を後にして,地獄の門のようなゴルジュを二俣に戻る。
地獄尾根の前衛壁と,その上の島のような紅葉。
2
地獄尾根の前衛壁と,その上の島のような紅葉。
本流の左俣を進む。
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本流の左俣を進む。
霧に煙る稜線。まだまだ遠いな…。
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霧に煙る稜線。まだまだ遠いな…。
15mほどの滝が出現。
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15mほどの滝が出現。
右岸を巻いていくが,谷に戻ろうとしたところ,谷中にさらに滝があるのに気づき,高巻きを続行。
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右岸を巻いていくが,谷に戻ろうとしたところ,谷中にさらに滝があるのに気づき,高巻きを続行。
槍衾のような灌木漕ぎが大変。谷をのぞき込んで滝を越えたのを確認し,急斜面を灌木にぶらさがるようにして谷に戻った。
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槍衾のような灌木漕ぎが大変。谷をのぞき込んで滝を越えたのを確認し,急斜面を灌木にぶらさがるようにして谷に戻った。
やっと目指す中宮道の稜線が近づいてきた。
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やっと目指す中宮道の稜線が近づいてきた。
右手には紅葉の尾根の向こうに,地獄尾根の稜線。
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右手には紅葉の尾根の向こうに,地獄尾根の稜線。
青空に紅葉が冴える。
4
青空に紅葉が冴える。
わずかに温泉が湧いているところがあり,そのぬくもりを指先で楽しんだ。この湧出箇所が,この谷で見た最後の温泉だった。
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わずかに温泉が湧いているところがあり,そのぬくもりを指先で楽しんだ。この湧出箇所が,この谷で見た最後の温泉だった。
このまま谷を直進してしまうと,岩壁帯にぶつかることになり,なかなかやっかいそうだ。
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このまま谷を直進してしまうと,岩壁帯にぶつかることになり,なかなかやっかいそうだ。
2000mの小さな二俣で,左俣に入る(滝になって出合っているのが左俣)。最短経路でP2349m西側の鞍部を目指す。中宮道の稜線はハイマツの藪が濃そうなので,藪漕ぎを最小限に抑えてなるべく早く登山道に出るには,ルート取りを慎重に考えなければいけない。
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2000mの小さな二俣で,左俣に入る(滝になって出合っているのが左俣)。最短経路でP2349m西側の鞍部を目指す。中宮道の稜線はハイマツの藪が濃そうなので,藪漕ぎを最小限に抑えてなるべく早く登山道に出るには,ルート取りを慎重に考えなければいけない。
左俣の出合は滝になっているので,右岸を高巻いていくが,その先にもさらに滝が見える。それもまとめてかわすため,思ったより長い高巻きとなった。
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左俣の出合は滝になっているので,右岸を高巻いていくが,その先にもさらに滝が見える。それもまとめてかわすため,思ったより長い高巻きとなった。
高巻き中に紅葉の谷を見下ろす。
2
高巻き中に紅葉の谷を見下ろす。
次第に水が細くなり,ついに源頭の様相。細かく枝分かれする沢筋を慎重に選び,最低鞍部を目指す。
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次第に水が細くなり,ついに源頭の様相。細かく枝分かれする沢筋を慎重に選び,最低鞍部を目指す。
紅葉の仙人谷を見下ろす。
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紅葉の仙人谷を見下ろす。
特に仙人谷の右岸側斜面の紅葉が素晴らしい。
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特に仙人谷の右岸側斜面の紅葉が素晴らしい。
地獄尾根も美しい姿を現した。
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地獄尾根も美しい姿を現した。
火の御子峰と,先週登った火の御子峰北峰も見えた。あんな所に立ってたのか…。
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火の御子峰と,先週登った火の御子峰北峰も見えた。あんな所に立ってたのか…。
ついに沢形が消え,気を抜くと滑り落ちそうな急斜面を枯れた雑草をつまみながら騙し騙しよじ登り…
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ついに沢形が消え,気を抜くと滑り落ちそうな急斜面を枯れた雑草をつまみながら騙し騙しよじ登り…
猛烈な灌木の藪に突入。ザックを絡めとられて身動きが取れなくなるような藪で,ひどいときは一歩進むのに30秒かかる感じ。藪の中で無様にもがきまわる人間に興味を持ったらしく,一羽のルリビタキのメスがしきりに様子を見に来た。ルリビタキさん,もう秋なのに,まだこんな高いところにいるのかい…。
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猛烈な灌木の藪に突入。ザックを絡めとられて身動きが取れなくなるような藪で,ひどいときは一歩進むのに30秒かかる感じ。藪の中で無様にもがきまわる人間に興味を持ったらしく,一羽のルリビタキのメスがしきりに様子を見に来た。ルリビタキさん,もう秋なのに,まだこんな高いところにいるのかい…。
稜線が近づくと,今度は猛烈なハイマツの藪。空が…見えない…。
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稜線が近づくと,今度は猛烈なハイマツの藪。空が…見えない…。
ハイマツの枝に乗っかってようやく頭を出すと,目指していた鞍部にほぼドンピシャで到達していた。
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ハイマツの枝に乗っかってようやく頭を出すと,目指していた鞍部にほぼドンピシャで到達していた。
そこから少しのハイマツ漕ぎで,登山道にぽっかり飛び出した。沢装備を解除。
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そこから少しのハイマツ漕ぎで,登山道にぽっかり飛び出した。沢装備を解除。
青空の下,御前峰,剣ヶ峰,大汝峰がそろい踏み。
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青空の下,御前峰,剣ヶ峰,大汝峰がそろい踏み。
もうお花のないお花松原を経由して,大汝峰下分岐を目指す。
この界隈は山スキーで何度か来ているが,無雪期に改めて見ると見覚えがあるようなないような,既視感と違和感が面白い。
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もうお花のないお花松原を経由して,大汝峰下分岐を目指す。
この界隈は山スキーで何度か来ているが,無雪期に改めて見ると見覚えがあるようなないような,既視感と違和感が面白い。
翠ヶ池。相変わらず青いなぁ。
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翠ヶ池。相変わらず青いなぁ。
大汝峰に到着。
御前峰も好きだが,大汝は静かで好きだ。
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大汝峰に到着。
御前峰も好きだが,大汝は静かで好きだ。
素晴らしい御前峰方面の景色。
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素晴らしい御前峰方面の景色。
遡ってきた仙人谷も見下ろせるかな,と思ったが,なぜかそちら側の斜面だけガスってしまっていた。残念。
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遡ってきた仙人谷も見下ろせるかな,と思ったが,なぜかそちら側の斜面だけガスってしまっていた。残念。
眼下に広がる雲海。
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眼下に広がる雲海。
下山は楽々新道へ。
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下山は楽々新道へ。
御手水鉢から火の御子峰が見えるかな,と思ったが,残念ながらやはりガス。
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御手水鉢から火の御子峰が見えるかな,と思ったが,残念ながらやはりガス。
大汝峰よ,さらば。ぬかるんだ楽々新道を時々滑って転びそうになりながら,下山。
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大汝峰よ,さらば。ぬかるんだ楽々新道を時々滑って転びそうになりながら,下山。
【おまけ】昔撮った岩間噴泉塔の写真。この噴き出しぶり,さすがの国指定特別天然記念物。同じ中ノ川の下流でこれだけ温泉が湧いているのだから,上流の仙人谷で湧いていても不思議ではないのだろう。もちろん,こんなに勢いはすごくないが…。
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【おまけ】昔撮った岩間噴泉塔の写真。この噴き出しぶり,さすがの国指定特別天然記念物。同じ中ノ川の下流でこれだけ温泉が湧いているのだから,上流の仙人谷で湧いていても不思議ではないのだろう。もちろん,こんなに勢いはすごくないが…。

装備

備考 ・40mロープを携行したが不使用
・中ノ川のフリクションは概ね良好なため,ラバーの沢靴がおすすめ(ただし,アプローチで下降したゾロ谷はかなりぬめるので注意。)

感想

 先週,地獄尾根に登った際,仙人谷と地獄谷の出合で登路を探っていた際に,仙人谷のほうに入るたびにかすかな硫黄の臭いが漂ってくるのに気が付いた。確かに仙人谷の水は仄かに白みを帯びて温泉成分が溶け込んでいるように見えるし,中ノ川の下流には有名な岩間噴泉塔もあるから,谷の中に温泉が湧いていてもおかしくないかもな,と思っていた。
 さらに,日本登山体系の中に興味深い記述を見つけた。中ノ川の仙人谷の項に,ごく短い記述だが,「温泉が湧いているところがある」旨が書いてあるのである。しかし詳細は不明。本当に温泉が湧いているのか,もし湧いているとしたらどんな湧きぶりなのか,これは自分の目で確かめなければ。手ぬぐいも一本しっかりザックに忍ばせて,お盆休みの代休の最後の一日を消化して,仙人谷を訪れた。
 結論から言うと,確かに仙人谷には温泉がコンコンと湧いていた。湧出箇所は大体標高1500mくらいから1900mくらいの谷筋の広い範囲に分布しているが,特に入浴的観点からおすすめなのは,1690m二俣のすぐ手前右岸側から湧出している温泉である。素晴らしい適温(私はぬるめが好きなので,体感差はご容赦ください)であることに加え,温泉が小滝のようになっており,頑張って湯船を作らなくてもその小滝の下に座っているだけで、ちょっと窮屈ではあるが打たせ湯を楽しめる。この湧出箇所の前でビバークを張ろうものなら,素晴らしい源泉掛け流しの一夜が約束されること請け合いである。私も今回,一日目にこの場所までたどり着けなかったことに大変後悔している。
 しかし,この温泉のネックは,全ての秘湯と呼ばれる温泉が抱えているであろう問題,つまりアクセスの悪さを最も先鋭的に体現していることである。この温泉にたどり着くには,仙人谷を遡行するにしても下降するにしても,いいかげん長いアプローチを経た後に,2,3のややこしい滝を直登するなり懸垂下降するなり高巻くなりしなければいけない。まさに白山の秘湯である。
 しかし,こういう山中に湧く温泉を見るにつけても,白山は生きているのだな,と思う。もともとこの中ノ川の源頭部(正確に言うと,火の御子峰から地獄谷の源頭のあたり)に古白山火山の火口があったというし,今回出会ったこれらの温泉も,このいにしえの白山火山のマグマの残り火に温められ,地表に噴き出したものなのかもしれない。そう思うと,何だか太古からの白山の体温に直接触れることができたようで,感慨深い。
 また,温泉を抜きにしても,仙人谷は特に上部で日常離れした風景を見せてくれる谷だった。特に,1780m二俣の右俣(地図で滝記号があるところ)に入ると,絶壁の円形劇場に囲まれた中に滝が掛かる,物凄い光景を見ることができる。やはりこの界隈は何かと異世界だった。
 

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コメント

もしやお心当たりあるのでは、と思いコメント致します。
こんにちは、kurudonと申します。
以前、いちどコメント致しました。いつも独創的な山行記録、今回も目からウロコの思いで拝見しました。
さて、10/11早朝に楽々新道から入山したソロ男性がトレラン中に遭難した件、ご存知でしょうか?10/16現在、ヘリ捜索は打ち切られ、民間での捜索が継続されているようです。男性のお嬢様が情報提供を呼び掛けており、詳細は、https://yamap.com/communities/16890
をご覧いただきたいですが、その日「5:50頃楽々新道に入り、9:00頃室堂で仲間と合流する計画だったが、到着せず」とのこと。
hillwandererさんが「4:00頃楽々新道に入り、8:50頃見返坂頭」までの区間で、その男性を見かけているのではないでしょうか?通常なら、追い抜いていくことになるかと思うのですが…
私も白山が好きで、10/14白山北縦走路からゴマ平へ向かい、上空を捜索ヘリが飛ぶ音が耳に残っています。遭難者のことが気懸りで、hillwandererさんが、もしやお心当たりがあるのではと思い、コメントしました。
2020/10/17 6:58
Re: もしやお心当たりあるのでは、と思いコメント致します。
kurudonさん、こんばんは。yamapの記事も拝見いたしました。本当に残念な結果となり、悲しくてなりません。ご家族のお気持ちを思うと…言葉がありません。
11日ですが、残念ながら私は遭難された方らしき方は楽々新道に入ってからはお見かけしませんでした。楽々新道でお見かけしていれば、もっと早い段階で有益な情報提供ができたと思うのですが…。本当に残念です。
2020/10/17 17:55
Re[2]: もしやお心当たりあるのでは、と思いコメント致します。
hillwandererさん、こんばんは。
私も一人の白山好きとして、残念でなりません。
時間との闘いと考え、hillwandererさんの承諾を得ず、ご家族に情報提供しましたこと、どうかご容赦ください。
ご返信ありがとうございました。
2020/10/17 21:24
Re[3]: もしやお心当たりあるのでは、と思いコメント致します。
いえ、むしろkurudonさんの御配慮に頭が下がります。ご家族の無念さを思うにつけても、胸の詰まる思いです。遭難された方の御冥福をお祈りします。
2020/10/17 22:50
もうすぐ岩間噴泉塔というところで出てくる美しい2段20m滝(地図に滝記号あり)
もうすぐ岩間噴泉塔というところで出てくる美しい2段20m滝(地図に滝記号あり)
というのがあるなんて、、、予習不足でしたw ってゆうか予習拒否でしたけど。

もっかい入ってみるかなぁ。。。

いい遡行記?のシェア、いつも有難うございます!!
2020/10/20 14:52
法面工事
10/17の話ですが、法面工事 のところは、工事中に歩行する時は、きちんと配慮して通して下さるようです。わざわざ先導してもらって通してもらいました。
2020/10/20 14:54
Re: 法面工事
 chukiさんも捜索に入られたのですね。頭が下がります。
 中ノ川の岩間噴泉塔より下流を下降されるとは…すごいですね。自分も気になっていたのですが,堰堤を越えるのが大変だろうな…と思って敬遠してしまっていました。
 岩間噴泉塔の少し上流の2段20m滝は,周りが凄いゴルジュで,左岸側のちょっと壁が下がったところが弱点に見えますが,ロープの確保が要りそうな感じです。chukiさんなら行けると思いますが…。
 岩間休憩舎までの道路,普通に通してもらえるんですね!今度はそっちを通ろうかな…。重要な情報ありがとうございます。もちろん,記録に書くときは「熊が出る」の一言も忘れないようにします。
2020/10/20 22:39
プロフィール画像
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