あわや撤退か!執念と恵まれた好天気で登頂できた霞沢岳(河童橋よりピストン)


- GPS
- 15:05
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 1,772m
- 下り
- 1,768m
コースタイム
- 山行
- 13:24
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 15:04
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
復:上高地 → 沢渡バスターミナル (*)往復バス代2300円(GOTOクーポン利用できました。残念ながら、駐車場は使えませんでした。なお、駐車券紛失してしまいましたが、支払機で「駐車券紛失」ボタンを押したら、正確に駐車日数分の料金が表示されました。カメラでナンバーを写ているのでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1)河童橋~徳本峠・霞沢岳分岐 ・梓川沿いを明神まで概ね平坦に進み、明神館の少し先の徳本峠入口で、徳本峠へ。 ・始めは平坦に、その後も緩やかな登り(急斜面の九十九折に登る)で徳本峠・霞沢岳分岐へ ・樹林帯の中を歩くのでほとんど展望は開けないが、一ヵ所穂高連峰を望めるスポットがある。 ・なお、葉が落ちているこの時期ならではの、木々越しの展望は数ヵ所ありました。 2)徳本峠・霞沢岳分岐~ジャンクションピーク ・概ね、緩やか→急登→九十九折の緩やかな登り→なだらか でジャンクションピークへ。 ・木々越しには穂高岳、西岳、大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳を望めました。 3)ジャンクションピーク~K1 ・概ね緩やかに200メートル弱ダウン後、2~3回、急登してピーク越えし、最後に長い急登の末にK1に至る。 ・なお、途中で短いですが気を抜けない岩場トラバースがあります。 ・K1は360度の眺望があり、特に穂高連峰の眺望は圧巻(詳細は、後掲写真及びパノラマ動画を参照下さい)。 4)K1~霞沢岳 ●稜線に残る残雪に悪戦苦闘しました。柔らかい雪でアイゼンは必要なかったものの(今後は凍り付いて必要になるかもしれません)、ハイマツで囲まれた凹状の登山道が雪の吹き溜まりになっていた部分ではラッセルを強いられました。 ・急降の後、概ねやや急登してK2へ。なお、途中で岩場ピークを超える。 ・K2でも360度の眺望あり。 ・K2からは緩やかにダウンアップし、最後は、トラバースして南側に回り込んで山頂に達する。 ・霞沢岳頂上の西側はハイマツがありますが、背丈は低く、ここでも360度の眺望が得られる。後掲写真とパノラマ動画を参照下さい。 ※ 平坦 < なだらか < 緩やか < やや急 < 急 < 激急 |
その他周辺情報 | 都合上、上高地に泊まりましたが、明神館もGOTOトラベル対象です。 |
写真
感想
・妻が古希を迎え、GOTOキャンペーンを利用した記念旅行に上高地を選ぶ。で、今年狙っていたがコロナで断念していた霞沢岳に登るチャンスが訪れる。が、2週間前の天気予報では雨で、半分諦めていたが、近づくにつれ好天に変わる。晴れ女の妻に感謝です。
・以前の計画では、明神館または徳本峠小屋に1泊の予定だったが、河童橋のホテルに宿泊することになり、往復で2時間余計必要で、標準コースタイムでは13時間半を要す、久さしぶりのロング山行、少々不安を抱えながら、朝3時に出発。
・所が、標高が高くなるにつれ、残雪の量が増す。そして、K1ピークの手前で、追い越して行った先行者が引き返してきた。K1まで登ったが、時間がないので撤退するとのこと。
・K1に着いた時、これから歩く稜線には雪溜りが所々にあることから、12時まで(明るい内に安全な所まで戻ることが出来る時間)進んで、駄目なら撤退すると決めて霞沢岳に向かった。K1までは登山道上の雪には余り苦労せずに登って来たが、これは、先行者がトレースを付けてくれたお蔭で、トレースのない稜線では3倍の時間がかかてしまった。しかし、何とか12時前に霞沢岳に着くことができた。終日の好天で素晴らしい景色がカンフル剤になりました。
・下山も想定範囲内で、ほぼ想定通りに河童橋に戻れて、やり切った感に浸りました。期せずして長ロング山行になった今回の山行は、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根日帰り、針ノ木岳(扇沢からの周回)、笠ヶ岳の笠新道日帰りなどに並ぶ山行になってしまいました。ときどき膝痛を感じるこの頃、もうこんなロング山行は無理だろうと思っていたが、まだ歩けることが分かって、来年もアルプスにチャレンジできる希望が出てきました。
・とは言え、脚はマジでガタガタ。二日経ってもまだ痛い。
(K1ピークより)霞沢岳&K2ピーク、焼岳、傘ヶ岳、穂高、横通岳、常念岳、蝶ヶ岳、大滝山。遠くには、浅間山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、恵那山、御嶽山、白山を望む。
(霞沢岳より)御嶽、乗鞍、焼岳、傘ヶ岳、穂高、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳。遠くには、浅間山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、恵那山、白山を望む。
コメント
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Gonpapaさん
こんばんは。
凄い山行ですね。
私なんか雪が無い時期にこのルートを歩くのを躊躇しています。
寒い時期に途中からトレース無しのラッセルで…気力と体力の賜物ですね。先週、将棋頭山で雪道を歩いたのでキツさは良く分かります。累積標高と歩行距離も半端じゃないです。
お疲れ様でした。
Zenjinさん、コメントありがとうございます。
私は脚が遅い分、持久力でカバーしている訳で、 Zenjinさんなら、今回のような雪さえ無ければ、十分日帰り可能だと思いますよ。レコでも、日帰りされている方、ちょこちょこいらしゃいます。
私も雪山はやらないため、今回期せずして初ラッセルを体験。急斜面だったこともあり、たった20メートル程でしたが、雪を切り崩して踏み固めるのにかなりの時間を費やしてしまいました。
好天であったこと、時間に追われていなかったことなどの好条件が無かったら、引き返さざるを得なかった所でした。
何はともあれ、圧巻の眺望に誘われた山行でもありました。お天気を睨んで是非チャレンジして下さい。以上
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