白山加賀禅シカリ場(本日も激ラッセルなり)
- GPS
- 08:11
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,120m
- 下り
- 1,109m
コースタイム
天候 | 雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スキー客の邪魔にならないようにできるだけ隅に駐車させていただいた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆一里野ゲレンデ ・この日はこのところのドカ雪で激ラッセル。山よりもゲレンデのラッセルが一番ひどかった。腿〜腰ラッセル。 ・0時過ぎからラッセル車が動き始めるので邪魔にならないように気を付ける。 ◆加賀禅定道 ・アップダウンの痩せ尾根が多いのでルート取りに注意する。 ・東側に寄りすぎると雪庇が発達しているのであまり寄らないように。 ・基本的に風衝地なので防寒対策は万全に。 ◆スキー滑走 ・本来ならしかり場からハライ谷に滑り込むところだが豪雪すぎて雪崩と埋没のリスクが高いということで往復とした。 ・尾根上はシュカブラが多いのであまり滑りは楽しめない。 ・スキー場のゲレンデが一番楽しいという元も子もない話が・・・ |
写真
感想
土曜日、日曜日と豪雪が続き北陸道はほぼマヒ状態。
こうなったら地元の山で滑るしかない。
雪崩やスタックのリスクを考えると単独は危険すぎる、そこへ大魔人さんから声がかかった。
ええ是非行きますとも。
行き先は百四丈滝・・・北部白山の幻の滝だ。
以前12月にやはり大魔人さんと行ったことがあるが、厳冬期は未踏でこの時期の氷の滝つぼを見たいと思っていた。
だが心配なのはやはり積雪。
当日も朝まで雪が降り続くらしい。
とにかく行くしかない。
前日道の駅瀬女まで向かうと完璧に除雪されておりアスファルトはもちろん、車線もしっかり見えていた。
ここで車中泊して起きてから一里野に向かうことにする。
18時に就寝して23時に起床するとやけに静かだった。
この静けさはやばい奴じゃないのか・・・外を見ると真っ白!
夕方まで下地が見えていたアスファルトはすっかり雪で埋まっている。
ドアを開けると雪で開かない。どうやら5時間のうちに30センチ以上積もったらしい。
もちろん車にも激しい積雪。
慌てて雪下ろしをして一里野に向かうが道路も同じような状態で自分のデリカがラッセル車代わりになっていた。
雪を押していくとフロントガラスに粉雪が舞って前が見えない。
ライトもすぐに雪が着いてしまって前が暗くなる。
時折雪を落としながら30分程度かけてようやく一里野に到着。
すぐ後ろから大魔人さんの車も来ていた。
何とか駐車スペースを確保したら準備をして出発。
しかしこの雪では山も相当積もっているはずだ。
予感は的中。
まずは大魔人さんが先頭で一里野ゲレンデをせっせとラッセルしていく。
圧雪車が通っている場所はいいが不整地はモモラッセル。
雪が少なければ50分ほどでゴンドラ山頂駅まで到着するのに今日はなんと2時間15分もかかった!なんと3倍弱。
この時点で百四丈滝は厳しいだろうという雰囲気に。
その後の尾根歩きもラッセルラッセル・・・しかも湿気をたくさん含んだ沼ラッセルだ。
もう今日はトレーニングだと思って割り切ろう。
こんなラッセルトレーニングはめったにできるもんじゃない…と言いながら今季こんなんばっかだけど。
大魔人さんと短いスパンで交代しながら寒くならないようにペース配分にも気を付けた。
今回は2人だったのでちょうどよかったが3人以上だったら寒かったかも。
目的地をしかり場に変更。スタートしてから6時間ちょいでしかり場に到着した。
まだ少し暗かったので景色を見たりエネルギー補給をしながら時間をつぶす。
下弦の月が美しかった。
うっすらと明るくなったらヘッデンオンのままで滑走開始。
軽いパウダーじゃなくて沼パウダーでシュカブラもあるのでそこそこテクニカル。
コルまで滑り込んだら大魔人さん先頭に下りラッセルしながらシールでゴンドラ山頂駅まで散歩。
最後はゲレンデ滑走だ。
もしかしたらゲレンデが一番楽しいんじゃ・・・とうすうす思っていたがビンゴ。
ゲレンデパウダーと最後の圧雪バーンは滑りやすいのなんの。
久しくスキー場は滑ってなかったがゲレンデはやっぱりラクチンだった。
朝のうちに下山したが行動時間は8時間超。
うちラッセル6時間以上ということでかなりガッツリ山行となった。
少し雪が落ち着いたら加賀禅からピークを目指したい。
大雪の峠は朝方までなので山に行くしかない。しかし何処も豪雪の影響で移動さえままならないぞ。キーワードは県内、駐車スペース、そこそこ楽しめる…。一里野スキー場から百四丈滝にでも行こうかとガンちゃんと出かけた。
昨日も夕方寝て夜起きた、0時発の約束なので自宅を22時に出た。平野部の雪は小雪で新たな積雪もほとんど無かったけど山地に向かう途中からゴン降りになってきた。道路はガタガタで慎重に走って行く。吉野から奥は雪の壁で世界が違う、この辺りから道路にも新雪が積もりだしていた。瀬女辺りで40cm程の新雪か、これ夕方の除雪が終わってから積もったもので車のわだちが無かった。
ラッセル車のように進んで行くと道の駅から新しいわだちが…ガンちゃんだろう。4駆以外は絶対にスタックする積雪だった、ハイエース君もエンジンを唸りながら何とかスキー場の駐車場に到着、一度止まったらスタックした…マジですか頑張れハイエース君、何とか脱出成功した。
0時にスタート、雪はゴン降りでゲレンデから膝ラッセルとなる。視界がほとんど無いからルートが分からへん、雪が多すぎて何処がゲレンデか分からなかった。やっと樹林を見つけて正規ルートに戻りラッセルしていく。次第に腿ラッセルになる、2人で交代しながら登っていくが麓の明かりが遠ざからない…。いつも1時間かからずにゲレンデトップに着くはずが1時間過ぎてもまだゲレンデの半分、作戦会議をするまでもなく今日はシカリ場で終わりだなとガンちゃんも納得していた。
風がすんごい、地獄の風だ。顔が痛くてしょうがない。結局2時間15分かかってゲレンデトップに着いた。ここで初めての休憩をして防寒もした。風が轟轟と吹いている、尾根に上がるとラッセルが無いかもと期待したが甘かった。トラバースは腿ラッセルになるから忠実に尾根を歩く、膝ラッセル程か、しかしよっちゃんでは無かった、風に飛ばされない重たい雪のラッセルなので足が重すぎる、今日は筋トレ三昧だ。
寒いからラッセルの交代時間を短くして2人で回していく、凄く効率がいいけど中々進んで行かない。時間ばかりが進んでもうじき夜明けを迎えそうだ。スタートから6時間10分、時刻も6時10分シカリ場に到着、いつもなら美女坂登ってる時間だ。この先奥長倉まで行ってもいいけど帰りも難儀するから今日はここまで、ハライ谷を滑ればあっという間だけど雪に埋もれて遭難するからアップダウンの尾根を帰るしかない。
明るくなるまでしばらく待つ、地獄の風が収まってよかった。薄明るくなったのでヘッデン点けたまま鞍部まで滑降する。トレースから外れると沈む、今日も沼だ。鞍部からシールを貼ってゲレンデまで、ゲレンデは期待を裏切らないだろう。登ってきた未整地の斜面に飛び込む、沼だ…。急斜面なのにスピードが出ない。最後の整地ゲレンデは快適だった。スキー場の営業開始前に帰還、8時間の朝活でした。。。
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