僧ヶ岳(今日も朝活、導水管尾根から)
- GPS
- 07:45
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,676m
- 下り
- 1,670m
コースタイム
天候 | ホワイトアウトのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
除雪終了点から片貝別又発電所までの林道は安心安全。 導水管尾根の激登は雪が多かったので登れた、少ないとムズイかも。 標高1000mから山頂までは巻きルートを完璧に作らないと帰りが大変。雪庇には気を付けよう。 |
写真
感想
今日は東京出張だが貴重な2月の休みを棒に振るわけにはいかない。
午前中のうちに降りてこれるところ…ということで僧ヶ岳に目的地を定めた。
前日仕事を終えてから高速を飛ばして現地へ向かう。
21時過ぎに到着して4時間睡眠、1時過ぎに起きるとYSHRセンセーと大魔人サンはすでに到着、出発しようとしていた。
2時スタートの約束なのに1時半前に出発って聞いてナイス。
焦ってもろくなことがないのでしっかり準備をしてから2人の後を追う。
下部は重雪ラッセルだったが大魔人サンを先頭にガシガシ導水管を登っていくのが見える。速いな。
頑張って登って導水管を登り切ったところでようやく追いついた。
そこからは3人でラッセルを回しながら山頂を目指す。
このルートはただラッセルすればいいというわけではなく、地形図とにらめっこしながらアップダウンを作らないように慎重にルート工作しなければならない。
2週連続の白山は体力勝負であまり頭を使っていなかったので久しぶりに脳トレができて楽しい。
ルート工作を失敗すると悲しいが成功すると独特の達成感があるのだ笑
一番むずいのは1000m〜1150mの巻き。
そこを過ぎればあとは単純にポコを巻くだけで済むのだが、今日は上部の視界がなくて巻くことができなかった。
前回の白山に続いてまたもホワイトアウト。
そんな中事件が起きた。
YSHRセンセーが突然目の前から消えたのだ・・・なんと雪庇から落ちたのだった。
結果的に巻いてルートに復帰できたので問題なし、一瞬ヒヤッとした。
毎週のホワイトアウトでなんとなく慣れてきた。特に気持ちが。
やっぱり好天の時にしか山に登らないというスタンスではいざという時にパニックになってしまう。
何が起きても当たり前の状態にしておいた方がいい。孫悟空がスーパーサイヤ人でいることを普通の状態にしたように。
山頂付近では一瞬だけ晴れてテンションアップ。
それなりに幻想的な写真が撮れた。
ピクッたら準備をして滑走開始。
ルート工作は完璧なので下山は速かった。
樹林帯でパウダーを楽しんだ後、下部は湿雪をこなしてゴール。
8時間弱の朝活でした。
今日は祝日、参加者はYSHR 大魔人 ガンの3名、ガンは午後から東京出張なので近場で朝活できる僧ヶ岳をピクることにした。片貝・別又谷林道発2時と約束していた。いつものごとく気合が入っているから眠れない、自宅を22時に出て魚津へ向かう、時間があるので魚津の吉牛で夜食を食べて片貝へ、ガンは車中泊、大魔人号もすでにスタンバイ、安定のフライイングで1時半にはスタート、ガンはまだ寝てたらしい、甘い!
YSHR先頭で別又谷林道へしばらくで闇夜の中導水管が見えた。登るしかない、それにしても急登だ。ガシガシ登り大魔人にバトンタッチ、急な場所は一体何度あるのか?すんごい急!標高差で300m上げてようやく林道に合流、寝てて遅れたガンもようやく合流、この先交代でラッセルしてガンガン高度を上げ巻の連続、完璧に巻けば帰りは一切シールはいらない、皆の力量が試される。
少し甘い巻もあったが核心部は任してもらおう、ここさえ作り込めれば帰りは楽だ。ほぼ完璧に作り込んで主稜線に出た。しかし天気は悪い、安定のホワイトアウト、神の御加護は今日も無いのか、ピーク手前のポコを右巻しようとしたがガスで足元見えず雪庇を踏んで5mくらいぶっ飛んで落ちた。まあ地形は熟知しているので止まるだろう、止まった。落ちた場所から水平に進んでポコ先の鞍部へ、おかげで一番乗りでピクれた。
何も見えないピークでシールを剥いでさあパウろう。太陽が出ないので雪は生きていた。帰りは一切シールを使わずガンガン落ちていく。雪は生きていてめちゃ楽しかった。パウパウ三昧、こんな楽しい遊びはない、皆そう思ってただろう。ルート工作が完璧なら帰りはメチャ楽である。
あっという間に導水管まで落ちて最後消化試合で急な斜面を落ちて林道合流、駐車地点まで雪は生きていてマンダムだった。時間は9時過ぎ厳冬期僧ヶ岳朝活終了、ガンも余裕で東京へ行けるだろう。僧ヶ岳は今日も期待を裏切らない!
今日は祝日、珍しく休みなので祝日友の会に参加して僧ヶ岳に行ってきた。メンバーは僕、YSHRさん、ガンちゃんの3人、深夜1時に除雪終了点に到着、2時発の予定なのでガンちゃんはまだ寝ていた。YSHRさんも到着して1時24分にスタート、ガンちゃんは起き出した。先ラッセルしとくよ。
林道を歩き発電所から導水管尾根に取付く、重い雪のブーツラッセル、中々の激坂、これ雪が多い時しか登れないな。ガシガシラッセルしていく、ガンちゃんも追いついてきた、3人仲良く同時に導水管上に到着、よい筋トレでした。ここから交代しながらラッセル開始、この尾根は巻きルートが鍵の尾根で失敗は許されない。まあでも地図を見る限り僕たちにはよっちゃんですな。
標高1000mから巻きの連続になる、今日はガンちゃんも上手いルートを作っていくので帰りは早そうだ。いいペースで高度が上がっていく、地獄でないから早いが落とし穴がいくつもあるので注意が必要だ。稜線手前の1500mで明るくなった、もうこっちのもの視界があればよっちゃんだ。しかし甘くはない、樹林帯を超えると安定のホワイトアウトになった。今日も真っ白で苦労する、痩せた尾根は突然崖が現れたり雪庇が現れたり…落ちないように注意しよう。その時事件が起きた、横並びで歩いていたYSHRさんが突然消えた。雪庇から落ちたのだった。
とりあえず安否を確認して現場検証の写真を撮った、5m以上落ちたが無事だった。そしてそのままトラバースしていった。鬼です…。
山頂手前で視界が開けてきた、風も弱くなりラッキーだ。雪庇から落ちてトラバースしていったYSHRさんが先にいた。そしてラッセルありの僧ヶ岳にあっさり着いたぜベイビー。今日もオジンは元気だった。
写真を撮ったら帰ろう、北面はカリカリなのでトラバースしながら滑降できる、あっという間に樹林帯に滑り込むと後はパウダー祭りだった。さすがに下部は重雪だったが無事に発電所に到着、まだ雪が緩んでいないトレースに乗っかり快適に車まで到着、前代未聞の僧ヶ岳朝活でした。夕方には仕事で東京に行くガンちゃんも余裕です。朝活バンザイ。。。
コメント
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先日の白山に続き、ホワイトアウトの中での山行は拝見しているこちらとしてはとてもドキドキしてしまいます。
しかし、雪庇から落ちられてもトップで山頂とは恐れいります。
本山行とは関係ありませんが、森会長の辞任は本当に残念ですね。元総理であり、これ程貢献されておられた方を袋叩きにしてしまうとは。いつから日本はこんな国になってしまったのかと悲しくなってしまいます。
今から45年前自分が高校入学時当時文部大臣に就任された森先生は講堂で新入生に対して立派な大人になるように講演された日が昨日の事のように思い出されます。近隣の医師が叙勲を受けた際にもわざわざお祝いのパーティに駆けつけられ今日東京から金沢まで二往復しましたよと話されていました。随分男気のある方だと感じました。今も透析を続けながら病と闘っておられ、身を削り満身創痍で国益のために頑張って来られました。今回のバッシングはあまりにも理不尽だと感じています。
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