大日岳(神はお見捨てにならなかった!)
- GPS
- 10:49
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,728m
- 下り
- 2,726m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
称名道路5km地点まで除雪済み(自転車利用) 夏の登山口付近から牛の首まで尾根沿いに進む。下は緩いが牛の首付近ではクラストの為アイゼンに換装。 大日平は程よいザラメでシール歩行。 大日平山荘方面には行かず、沢の中のフラットになったところを歩く。1950mからクトー、2150mから山頂までアイゼン使用。山頂付近はホワイトアウトで雪庇に近寄らないように注意。ヒドンクレバスのクラックがうっすらわかる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
半袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
日よけ帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ウィペット
ナイフ
カメラ
スキー板
シール
アイゼン
クトー
自転車
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感想
今日は水曜友の会、当初三人で予定していたが一人急用が入り、YSHR コーエーでガチ山行となった。目指すは大日岳、先日髭男とパイセンが人津谷からピクってたのでうちらは称名からピクろう。深夜2時藤橋ゲート発と約束、深夜0時半に自宅を出てぶっ飛ばして立山町へ、ちょうど2時チャリリンスタートとなった。
今年初チャリリン、一粒で二度美味しいとなる。問題はどこまで除雪されているかだ。ガシガシ漕いで行くと予想通り凍結道となった。コーエーすってんころり、脇が甘い、チャリを押して歩くとすぐに除雪は終了、ゲートから5.3km使えてお得だった。駐車場の手前500mくらいかここから時折片斜面を登山口まで、さあ行きまっせ、ガンガン高度を上げるとカチカチにアイゼンに変えて牛首まで登り上げた。
今日は大日平からピクって周回して牛首に降りるアドベンチャーコースを予定、しかしガスガス、聞いてません。大日平山荘手前で少し青空が、むむ期待できるか、後はガンガン高度を上げるのみしかしガスは晴れることなくどんどんホワイトになるじゃないか、上部で安定のカチンコチン、たまらずアイゼンに変えた。大日小屋の鞍部を目指すが安定のホワイト、鞍部から山頂までマジ緊張した。劔は見えるはずもなく予定していた周回コースも行けるはずもなくアイゼンを履いて安全地帯まで降りよう。
しかし神はお見捨てにならなかった。鞍部手前で青空がドン、おまけに視界ドン、オーマイゴッド、すぐにシールを剥いで滑走体制、視界があればカチンコチンだろうがコチンカチンだろうが問題ない。二人で写真を取り合いマンダムガチガチ滑走、スンバラシイ弥陀ヶ原を眼下に落としていく。
今日も来て良かった、大日平まで降りて核心を過ぎて安堵した途端にまたホワイト、ついてるね、もう白だろうが黒だろうが問題ない、牛首まで滑って後は急な斜面をあっという間に遊歩道まで林道も一気に降りてチャリリンデポまで到着、これで無事チャリリンの人となり正午には無事ミッション終了、いい日でしたね、神はお見捨てにならない、これに尽きる水曜であった。神様万歳!
今回の水曜友の会は大日岳と決まった。ルートは称名滝からの周回ルートだった。これは先生が10年前に開拓されたルートで、その時の記録を見返してみた。1700m以下は滝も出てきてなかなかデンジャラスはルートを単独で行かれている。天気は曇りから晴れてくる予報、ワクワク、ドキドキしながら藤橋ゲートを2時に出発する。
久しぶりにチャリに乗ってスタート。薬師岳以来なので3か月ぶりだ。昨年は雪不足で高いところにしか積もらなかったので、アプローチとしてチャリをよく使った。2月以外は全部使ったが今シーズンは里山でも楽しめるくらい積もったのでこれが続けばいいなと思う。標高が800mを超えると路面も凍結しているので危ない。押し歩いていると除雪最終地点となった。
自転車をデポしてシール歩行。雪は初めはグサグサだったが次第にカチカチになってきてレストランを過ぎるとデブリ片斜面ゾーンなのでクトーをつけて慎重に通過。尾根に取りつこうとすると対岸からガラガラと大きな雪崩の音が鳴り響いた。この時間でも雪崩が起きるのだと気を引き締めた。
下部はどこからでも取り付けるくらい雪はあるが、尾根になるとやはり南向きなので雪切れが始まっていて、クラックも多かったのでルート取りには難儀した。雪が滑り落ちた斜面は固くデコボコしているのでクトーも効きづらい。
牛の首手前でアイゼンに換装。最後の尾根に登り上げるところがデコボコで壁のようなのでここはスキーではかなり困難だろう。そのまま牛の首のヤセ尾根も通過し、沢筋に入るところでスキーに換装。大日平で素敵な朝を迎えられると思っていたがガスガス…残念。しかし風が強いので時折晴れ間も覗く。
大日平は快適なザラメで歩きやすかったが、だんだんカチカチになって急斜面になってくるのでクトーをつけてガシガシ登る。2150mの岩陰で休憩したついでにアイゼンに換装し残り350m登る。だんだんホワイトアウトになってきて足元しか見えなくなってきた。山頂付近には木立がないので本当に真っ白で平衡感覚がなくなりそうになった。先生が前にいるのでなんとか歩けるが、先頭だったら気分が悪くなっていたかもしれない…。
コルからの稜線はでかい雪庇があり、ヒドンクレバスもあるので近寄らないよう注意しながら歩いた。山頂ではクラックがはっきりわかりずっと続いていたので不気味だった。視界がないので予定していたルートはやめ、来た道を戻る。だいぶ高度を落し滑走準備していると一気に視界が晴れてきた。神はお見捨てにならなかった。
ホワイトアウト滑走を覚悟していたのでこの晴れ間は貴重だった。写真を撮りあいながら一気に滑り降りて大日平を過ぎるころにはもうガスに包まれていた。今日はすっきり晴れる日ではなかったようだ。しかしいい時間帯に下山出来て幸運だった。
最後は慎重に滑り無事林道に合流。あとは快適に滑りチャリを回収したら自動運転でゲートまでたどり着いて無事帰還。予定していたルートは行けなかったが、充実した山行となった。これからはチャリの出番が多くなるのでしっかりトレーニングしよう。
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