大満足の雪倉岳(春パウダー当たる!)
- GPS
- 16:22
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,819m
- 下り
- 2,928m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 3:47
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:31
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:49
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
瀬戸川は上流は沢割れするも渡渉点は当面は問題なさそうに見えた |
写真
感想
山スキーのための山と言われる雪倉岳に行ってきました。これまでにも何回か企画したのですが天候が悪そうだったりスノーブリッジが落ちていたりで数年越しにようやく実施できました。
(day1)
ゴンドラとリフトを乗り継いでスキー場トップへ。スキー場下部はうっすら雪化粧しているが全然雪がなかった。林道をショートカット交えて自然園入口に向かう。
天気は快晴!白馬乗鞍が朝日を受けてキレイ。テン泊装備でザックはずっしり重いが気分よく歩を進める。
もうすぐ天狗原というころ急にガスが湧いてきて視界がなくなった。ちょっと遠回りでもハクノリの斜面裾が広い振子沢入口になっているはずなので適当に進む。滑走準備をしていると視界が少し良くなった。下手なのに(下手だから?)一番乗りさせてもらう。固い斜面上にうっすら新雪が乗っているだけで変化が激しい。僕の技術だと安全に降りるのがやっとだが楽しい滑走だった。
振子沢は一部沢割れもあったが概ね良好。テープも沢山あって左に乗り越すところをうっかり通過することはなさそう。ゆっくり滑ってもすぐに蓮華温泉に着いた。
この時期のテン場は夏季駐車場になるがまだトイレも水も小屋の施設を借りることになりイチイチ面倒です。風が強いので倉庫脇にテントとツェルト設営した。コロナまん延防止を考慮し今回は各自ソロです。寒いので早々にお家に退散。夜は結構雪が降った。はじめてツェルトを実戦投入したのですが結露は想定内でした。今後出番増えそう。
(day2)
明るくなってから起きる。7時出発の予定だったけどモタモタして20分遅れ。天気は快晴!前日の雪は5cm、吹き溜まりで20〜30cm位。渡渉点までは森の中をトレースを追って徘徊。いくつも小さな沢をまたぐので意外に面倒くさい。渡渉点までは1時間くらいかかった。
心配していた瀬戸川渡渉点はまだ全然大丈夫だった。ブリッジというより埋まっていた。右股を登る。ある程度登ったところで右に乗り越し、滝上に出るがトレースがなければうっかり見過ごしそう。地形図をよく観察して注意する必要があるでしょう。その後は登りやすいところをひたすら詰めていく。ところどころクトーが欲しいところもあるが雪が柔らかいので何とかシールだけで登って行けた。
空は終始青く気分がいい。気分はいいけど体が全然ついてこない。頑張って登っていたが遅れ気味になってきた。途中から足が攣る兆候も出てきたので少し登っては立ち止まっていた。腕に頼りすぎて後半雪原に出たところで右手が攣った。肘がまっすぐになって曲がらず焦る。少しずつ強引に曲げて復活した。
天候と雪質に助けられ何とかヘロヘロになりつつも山頂着。W氏とA氏を大分待たせさせてしまいました。それでも雪倉来ましたよ!大展望!いい日に来た。
写真を撮ったら早速滑走準備。遅くて下手なくせにまたまた最初に滑らせてもらう。ワガママな奴だと思う。登ってきた尾根を滑るが固い。右を見ると快適そうなシュプールがある。先に出発した3人組のものだろう。我々も続く。
めちゃくちゃよかった!浅いけど重めのパウダーで滑りやすい。上手くなったと錯覚する雪質。ウヒョ〜です。滑ってウハウハ、振り返ってシュプールを見てニンマリ。いつの間にか日本海側から雲が上がってきていて雲海に向かって滑る感じもタマラナイ。
その後、沢に入るところ辺りはその雲海で視界が悪い。楽しい滑走もここまでだった。スピードを抑え気味に高度を落とす。雪質はザラメになってきていて滑りやすい。休憩しながらもあっという間に渡渉点まで戻ってきた。
そこから蓮華温泉までの道のりは長くしんどかった。飲料水も底をつき、コーラのことを考えながら歩いた。甘くてショワっとしたあの味。今はビールじゃない。
蓮華温泉着。まずコーラで乾杯、テン場に戻ってちょっと一服して露天風呂にいって今度はビールで乾杯。実に美味しかった。この日の晩は前日に比べ暖かく快適だった。
(day3)
最終日。振子沢を登って栂池に戻る。昨日でお腹いっぱいなので金山沢を滑って帰るとか荷物をデポしてハクノリ登るとか口先だけで言っていたが全然その気はなかった。天狗原に登るところは右斜面をトラバースしながら高度を上げていつの間にか着いている作戦に出たが最後固くて急で何度も落ちると思った。W氏は途中でアイゼンに履き替えていた。疲れも吹き飛んで目が覚めた。ここは一旦雪原を横切り左の樹林から登るのが正解ですね。
天狗原からはザラメが超快適。テン泊装備でも快適にターンできる。こんな雪質ならテン泊縦走で快適なツアーができそうだ。
下山後の食事はオオシモへ行ったら閉まっていた。最近ほとんどやってないのでは?途方にくれて適当に蕎麦屋に入った。A松さんの影響か歳のせいなのか最近下山後に食べる蕎麦がメチャメチャ美味い。かやぶきの雰囲気のある店で高かったけど美味しかった。
ということですごい大満足です。また行きましょう。今回分かったことはお金がかかっても小屋泊が楽ってこと。当然ですね。でももう少しヨレヨレでも山屋で頑張ろう。
神戸山スキークラブでは一緒に楽しめる仲間を募集しています。雪が無い期間には登山や沢登り、サイクリングなどオールラウンドな活動を行っています。「まず安全、仲間と楽しく」興味のある方は →
http://kobeyamaski.sakura.ne.jp/kainosyoukai.html
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