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Yamareco

記録ID: 3189353
全員に公開
講習/トレーニング
六甲・摩耶・有馬

20210516-人が少ない市街地散歩-東海道本線橋梁めぐり

2021年05月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:53
距離
8.1km
登り
56m
下り
76m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:43
休憩
0:11
合計
1:54
15:40
6
西国街道花松くび地蔵
15:46
15:48
5
天王川架道橋
15:53
15:58
2
鎌田川橋りょう
16:00
16:03
27
新五反田橋梁
16:30
16:30
7
16:37
16:37
7
谷商店
16:44
16:45
28
五反田架道橋
17:13
17:13
21
17:34
阪神電車青木駅
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス 徒歩
コース状況/
危険箇所等
すべて市街地の街路です。
西国街道の花松くび地蔵から今日の記録を始めます。
2021年05月16日 15:40撮影 by  H8296, Sony
6
5/16 15:40
西国街道の花松くび地蔵から今日の記録を始めます。
花松くび地蔵で西国街道と交差する南北の道を JR 神戸線まで来ました。この架道橋は、手洗架道橋。北を向いて撮影。
レンガの壁は、明治 7 年(1874 年)にここに鉄道が開通した時のものだそうです。

この南北の道は、昔、本山村大字野寄と魚崎村を結ぶ道筋だったようです。
20210221-人が少ない市街地散歩-西国街道浜街道-三宮神社-生田神社-西国街道 (4/71)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2944658&pid=0b5ad34139b9c67d9b1345806c5cd760
2021年05月16日 15:41撮影 by  H8296, Sony
5
5/16 15:41
花松くび地蔵で西国街道と交差する南北の道を JR 神戸線まで来ました。この架道橋は、手洗架道橋。北を向いて撮影。
レンガの壁は、明治 7 年(1874 年)にここに鉄道が開通した時のものだそうです。

この南北の道は、昔、本山村大字野寄と魚崎村を結ぶ道筋だったようです。
20210221-人が少ない市街地散歩-西国街道浜街道-三宮神社-生田神社-西国街道 (4/71)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2944658&pid=0b5ad34139b9c67d9b1345806c5cd760
橋梁の表示。
位置に 579K412M06 とあるのは、東京駅からの距離のようです。
手洗の由縁は、わかりませんでした。旧本山村の地区(字)の名前にもありません。
下記の資料の中に、手先架道橋という記載があって、東からの順番では住吉川の手前のようです。この場所の北側には、手崎、手崎ノ枝 という昔の地区(字)があり、手崎が手先になった可能性はあります。
2021年05月16日 15:42撮影 by  H8296, Sony
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5/16 15:42
橋梁の表示。
位置に 579K412M06 とあるのは、東京駅からの距離のようです。
手洗の由縁は、わかりませんでした。旧本山村の地区(字)の名前にもありません。
下記の資料の中に、手先架道橋という記載があって、東からの順番では住吉川の手前のようです。この場所の北側には、手崎、手崎ノ枝 という昔の地区(字)があり、手崎が手先になった可能性はあります。
JR 神戸線の線路沿いを東へ、次の架道橋は、天王川架道橋。北から南を向いて撮影。写真左前方、線路の向こう側は本山南中学校です。
天王とは、この線路の南側の昔の地区(字)の名前、この道は、以前調べましたように、昔は川が流れていたということです。天王川という名前だったと思われます。雨水マンホールが並んでいます。

本山村字別地區圖
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/18/%E6%9C%AC%E5%B1%B1%E6%9D%91%E5%AD%97-%E7%9D%80%E8%89%B2-.jpg
20200808-人が少ない市街地散歩-住吉川-西岡本の小川の痕 (16/20)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2481791&pid=67ce6cdac59119f56f3494c904180a60
2021年05月16日 15:47撮影 by  H8296, Sony
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5/16 15:47
JR 神戸線の線路沿いを東へ、次の架道橋は、天王川架道橋。北から南を向いて撮影。写真左前方、線路の向こう側は本山南中学校です。
天王とは、この線路の南側の昔の地区(字)の名前、この道は、以前調べましたように、昔は川が流れていたということです。天王川という名前だったと思われます。雨水マンホールが並んでいます。

本山村字別地區圖
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/18/%E6%9C%AC%E5%B1%B1%E6%9D%91%E5%AD%97-%E7%9D%80%E8%89%B2-.jpg
20200808-人が少ない市街地散歩-住吉川-西岡本の小川の痕 (16/20)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2481791&pid=67ce6cdac59119f56f3494c904180a60
橋梁の表示。579K166M とありました。
2021年05月16日 15:47撮影 by  H8296, Sony
2
5/16 15:47
橋梁の表示。579K166M とありました。
JR 神戸線の線路沿いの南側を東へ、本山南中学校の北東の角に甲南女子学園発祥之地。正面は手水公園です。
手水は、このあたりの古い地区(字)の名前、この線路の北側の本山中学校の所に赤松氏の古城(山路城)があり、その城の堀、池または手水があったあたりというのが由縁と聞いたことがあります。

20200520-人が少ない市街地散歩-住吉-芦屋 (8/56)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2352385&pid=4112c91df8ccad6854596d0e62518044
この場所で JR の線路の方を振り返りますと、
2021年05月16日 15:50撮影 by  H8296, Sony
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5/16 15:50
JR 神戸線の線路沿いの南側を東へ、本山南中学校の北東の角に甲南女子学園発祥之地。正面は手水公園です。
手水は、このあたりの古い地区(字)の名前、この線路の北側の本山中学校の所に赤松氏の古城(山路城)があり、その城の堀、池または手水があったあたりというのが由縁と聞いたことがあります。

20200520-人が少ない市街地散歩-住吉-芦屋 (8/56)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2352385&pid=4112c91df8ccad6854596d0e62518044
この場所で JR の線路の方を振り返りますと、
線路の北側からの水路がくぐっています。阪神淡路大震災前は、ここの壁は石垣でした。水路は、この高さの 2 倍少々の高さともう少し幅がありました。
私が子どものころ、くぐったらダメと言われたからくぐらない、しかしくぐった勇者がいたらしい、とやっていました。
その後、水路の入口は、南北両側とも鉄柵で閉鎖され、阪神淡路大震災で石垣が崩れ、コンクリート壁になりました。
2021年05月16日 15:50撮影 by  H8296, Sony
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5/16 15:50
線路の北側からの水路がくぐっています。阪神淡路大震災前は、ここの壁は石垣でした。水路は、この高さの 2 倍少々の高さともう少し幅がありました。
私が子どものころ、くぐったらダメと言われたからくぐらない、しかしくぐった勇者がいたらしい、とやっていました。
その後、水路の入口は、南北両側とも鉄柵で閉鎖され、阪神淡路大震災で石垣が崩れ、コンクリート壁になりました。
JR 神戸線の線路沿いの南側を東へ、十二間道路にかかる鎌田川橋りょう。北東を向いて撮影。
2021年05月16日 15:53撮影 by  H8296, Sony
3
5/16 15:53
JR 神戸線の線路沿いの南側を東へ、十二間道路にかかる鎌田川橋りょう。北東を向いて撮影。
北側から南東を向いて撮影。道路は橋脚の両側に避け、中央に通り道があります。この通り道は、以前紹介しましたように、現在はコンクリートで蓋をされ、だんじり祭の時にだんじり(山車)の通り道になってますが、私が子どものころは、川が露出していました。
2021年05月16日 15:54撮影 by  H8296, Sony
3
5/16 15:54
北側から南東を向いて撮影。道路は橋脚の両側に避け、中央に通り道があります。この通り道は、以前紹介しましたように、現在はコンクリートで蓋をされ、だんじり祭の時にだんじり(山車)の通り道になってますが、私が子どものころは、川が露出していました。
中央の川が暗渠化した部分。南を向いて撮影。
以前調べた時は、大谷川の流れの続きと思っていましたが、昔、本山中学校の所は溜池で、そこからの流れがここに続いていたようです。その川の名前が鎌田川ということのようです。
本山中学校になる溜池があるところの昔の地区(字)は鎌田(大字岡本と大字田中それぞれに互いに接してありました)でした。
2021年05月16日 15:54撮影 by  H8296, Sony
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5/16 15:54
中央の川が暗渠化した部分。南を向いて撮影。
以前調べた時は、大谷川の流れの続きと思っていましたが、昔、本山中学校の所は溜池で、そこからの流れがここに続いていたようです。その川の名前が鎌田川ということのようです。
本山中学校になる溜池があるところの昔の地区(字)は鎌田(大字岡本と大字田中それぞれに互いに接してありました)でした。
表示は、鎌田川橋りょう、578K805M67 です。
下記に資料を挙げます。
2021年05月16日 15:57撮影 by  H8296, Sony
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5/16 15:57
表示は、鎌田川橋りょう、578K805M67 です。
下記に資料を挙げます。
JR 神戸線の線路の北側を東進、天上川に来ました。この橋梁は、新五反田橋梁。南東を向いて撮影、前方は摂津本山駅です。
2021年05月16日 16:00撮影 by  H8296, Sony
2
5/16 16:00
JR 神戸線の線路の北側を東進、天上川に来ました。この橋梁は、新五反田橋梁。南東を向いて撮影、前方は摂津本山駅です。
橋梁の表示、新五反田橋梁、578K590M14 とあります。
以下に資料を挙げますが、鎌田川橋りょうと新五反田橋梁には、わからないことが残っています。
2021年05月16日 16:02撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:02
橋梁の表示、新五反田橋梁、578K590M14 とあります。
以下に資料を挙げますが、鎌田川橋りょうと新五反田橋梁には、わからないことが残っています。
室ノ道という架道橋が摂津本山駅と天上川の間にあったらしいのですが、現状、そういうものはありません。
これは線路の南側、水路がありました。

小野田滋.阪神間 ・京阪間鉄道における煉瓦 ・石積み構造物とその特徴.土木史研究 第20号2000年5月
https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalhs1990/20/0/20_0_269/_pdf/-char/ja
272 ページ(4 ページ目)の表の一番上にあります。
2021年05月16日 16:02撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:02
室ノ道という架道橋が摂津本山駅と天上川の間にあったらしいのですが、現状、そういうものはありません。
これは線路の南側、水路がありました。

小野田滋.阪神間 ・京阪間鉄道における煉瓦 ・石積み構造物とその特徴.土木史研究 第20号2000年5月
https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalhs1990/20/0/20_0_269/_pdf/-char/ja
272 ページ(4 ページ目)の表の一番上にあります。
一つ前の写真の反対側、何かの施設がありますが、地面にはコンクリートの段々になった構造があります。
現在の何かの施設か、過去の施設の名残か、はたまた架道橋がくぐっていたのを埋めたのでしょうか。

以下の資料にある室ノ道架道橋は、天王川架道橋のことで、何かの誤りがあるのかもしれません。
東海道本線歴史的痕跡探訪記 〜西宮-灘間編 明治頌歌〜 2019/03/23
https://4travel.jp/travelogue/11321266
2021年05月16日 16:04撮影 by  H8296, Sony
2
5/16 16:04
一つ前の写真の反対側、何かの施設がありますが、地面にはコンクリートの段々になった構造があります。
現在の何かの施設か、過去の施設の名残か、はたまた架道橋がくぐっていたのを埋めたのでしょうか。

以下の資料にある室ノ道架道橋は、天王川架道橋のことで、何かの誤りがあるのかもしれません。
東海道本線歴史的痕跡探訪記 〜西宮-灘間編 明治頌歌〜 2019/03/23
https://4travel.jp/travelogue/11321266
天上川を少し遡って東岸側にヘボソ塚古墳の跡の駐車場。
2021年05月16日 16:08撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:08
天上川を少し遡って東岸側にヘボソ塚古墳の跡の駐車場。
天上川の榮田橋まで来ました。向かって右端が天上川、中央正面の少し明るく細く見えるのが背谷川、左の暗いところをよく見ますと、川が 2 本流入しています。西天上川の地上部分と暗渠部分です。
2021年05月16日 16:11撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:11
天上川の榮田橋まで来ました。向かって右端が天上川、中央正面の少し明るく細く見えるのが背谷川、左の暗いところをよく見ますと、川が 2 本流入しています。西天上川の地上部分と暗渠部分です。
西天上川に沿って、西に戻ってみました。写真向かって右が西天上川、足下の河川マンホールが西天上川の暗渠。
河川マンホールが 5 基並んでいました。
2021年05月16日 16:13撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:13
西天上川に沿って、西に戻ってみました。写真向かって右が西天上川、足下の河川マンホールが西天上川の暗渠。
河川マンホールが 5 基並んでいました。
岡本七丁目交差点の河川マンホール。
2021年05月16日 16:16撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:16
岡本七丁目交差点の河川マンホール。
十二間道路を南下、雨水マンホール。
2021年05月16日 16:18撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:18
十二間道路を南下、雨水マンホール。
再び天上川沿いを昇って、岡本八幡神社、禊橋に来ました。
2021年05月16日 16:30撮影 by  H8296, Sony
2
5/16 16:30
再び天上川沿いを昇って、岡本八幡神社、禊橋に来ました。
禊橋を東に渡って少し南下、向かって左に田邊墓地、その下に南東に入る路地があります。昨日も辿りました北畑の旧集落の山裾をまわる道です。
2021年05月16日 16:31撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:31
禊橋を東に渡って少し南下、向かって左に田邊墓地、その下に南東に入る路地があります。昨日も辿りました北畑の旧集落の山裾をまわる道です。
北畑の道端からの眺め。
2021年05月16日 22:54撮影
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5/16 22:54
北畑の道端からの眺め。
保久良神社表参道の谷商店の前から南下しますと、昨日もくぐりました五反田架道橋。南を向いて撮影。
2021年05月16日 16:44撮影 by  H8296, Sony
2
5/16 16:44
保久良神社表参道の谷商店の前から南下しますと、昨日もくぐりました五反田架道橋。南を向いて撮影。
五反田架道橋の表示。578K044M。
2021年05月16日 16:44撮影 by  H8296, Sony
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5/16 16:44
五反田架道橋の表示。578K044M。
味泥川、要玄寺川と流れに沿って下って、東流する要玄寺川にかかる白鴎橋に来ました。この先で要玄寺川は南にカーブしています。
2021年05月16日 17:08撮影 by  H8296, Sony
1
5/16 17:08
味泥川、要玄寺川と流れに沿って下って、東流する要玄寺川にかかる白鴎橋に来ました。この先で要玄寺川は南にカーブしています。
要玄寺川の南カーブ箇所、向かって左(北)からの高橋川に合流。
2021年05月16日 17:10撮影 by  H8296, Sony
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5/16 17:10
要玄寺川の南カーブ箇所、向かって左(北)からの高橋川に合流。
高橋川は逆流防止ゲート工事をしていました。
2021年05月16日 17:11撮影 by  H8296, Sony
1
5/16 17:11
高橋川は逆流防止ゲート工事をしていました。
高橋川逆流防止ゲート工事の現場。
2021年05月16日 17:11撮影 by  H8296, Sony
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5/16 17:11
高橋川逆流防止ゲート工事の現場。
高橋川要玄寺川の合流箇所の南側から撮影。
2021年05月16日 17:15撮影 by  H8296, Sony
2
5/16 17:15
高橋川要玄寺川の合流箇所の南側から撮影。
本庄小学校の南東の角、浜街道なごりの松に来ました。水準点があります。標高 1.9017m の一等水準点。
この後、西国街道浜街道を西に、阪神電車青木駅まで戻りました。

国土地理院 水準点(高さを求める)
https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/suijun-top.html
基準点成果等閲覧サービス
https://sokuseikagis1.gsi.go.jp/top.html
2021年05月16日 17:20撮影 by  H8296, Sony
4
5/16 17:20
本庄小学校の南東の角、浜街道なごりの松に来ました。水準点があります。標高 1.9017m の一等水準点。
この後、西国街道浜街道を西に、阪神電車青木駅まで戻りました。

国土地理院 水準点(高さを求める)
https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/suijun-top.html
基準点成果等閲覧サービス
https://sokuseikagis1.gsi.go.jp/top.html

装備

個人装備
不織布マスク装用 半袖ポロシャツ ズボン(ランニング用ジャージスラックス) 靴(Salomon XA COLLIDER) 靴下(安全靴作業用) レインスーツ(サウスフィールド上) 携帯型情報通信端末(スマホ)

感想

夕方の用事のついでの散歩。

JR 神戸線(東海道本線)の橋梁名が、昔の地名、または越えている川の名前を示していますので、いくつか辿って、昔の東灘区の川の探索の続きをしました。

少々肌寒かったので、レインスーツの上を羽織りました。

++++++++++

十二間道路にかかる JR 神戸線の鎌田川橋りょう

現在、十二間道路の下の暗渠を流れている川の上流が、この鎌田川橋りょうのすぐ北側までということで、そこから北には流れが描かれた地図はなさそうです。

神戸・昼から散歩 深江生活文化資料館 2016-10-30
https://hirukarasanpo.blog.fc2.com/blog-entry-1543.html
本庄村史にある明治 12 年の本庄と山路の山地境界条約絵図の集落部分の図。本山中学校の所に溜池があり、北西から流れが流入して、鎌田川の方へ流出している様子がわかります。
https://blog-imgs-96.fc2.com/h/i/r/hirukarasanpo/201610302057537e6.jpg

今昔マップ、明治 43 年の地図ということですが、これにも同様の溜池とそこから鎌田川に流出する流れが描かれています。
https://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=34.723595&lng=135.273119&zoom=17&dataset=keihansin&age=0&screen=2&scr1tile=k_cj4&scr2tile=k_cj4&scr3tile=k_cj4&scr4tile=k_cj4&mapOpacity=10&overGSItile=no&altitudeOpacity=2

明治 18 年の地図では、鎌田川が東海道本線のすぐ北側から南に流下していることがわかります。溜池はわかりません。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/79/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E2%80%90%E4%BD%8F%E5%90%89%E5%B7%9D%EF%BC%88%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%8D%81%E5%85%AB%E5%B9%B4%EF%BC%89.jpg
天上川の新五反田橋梁、十二間道路鎌田川の鎌田川橋りょう、本山南中学校の西側の天王川架道橋、住吉川の手前の手洗架道橋の 4 箇所が橋梁らしいと読めます。

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これまでの大谷川の調査には、誤りと不足があるようです。訂正することにします。

20200711-人が少ない市街地散歩-昔の大谷川 (69/69)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2429410&pid=1a50e579711b3934d22c4f18ea49709f

20200614-人が少ない市街地自転車散歩-B29のおとしもの-旧大谷川 (9/9)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2393303&pid=4585c0ceb85484b590354bffde0d53e7

++++++++++

西天上川

西岡本の西天上谷からの流れ、西天上川は、地上部分と暗渠部分が併走して、榮田橋で天上川に流れ込んでいます。

高橋川水系河川整備計画 平成24年4月 兵庫県
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks13/documents/110ktakahashi.pdf

西天上川の流量を確保するため、併走する地下河川を通したということのようです。

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西天上川と大谷川に関するウェブページ

神戸・昼から散歩 近所で見つけた河川マンホール 2016-01-05
https://hirukarasanpo.blog.fc2.com/blog-entry-1250.html

HILLS BEHIND KOBE 2019.03.17
岡本 大谷川(西天上谷)遡行。新池を経て打越山まで。
https://muscleturtle.jp/2019/03/17/okamoto/

++++++++++

大谷川と鎌田川の混同と、十二間道路の下の雨水路

天上川
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%B8%8A%E5%B7%9D
この記事で、天上川の付け替えで大谷川に接続したとありますので、岡本七丁目交差点から福井池公園の西側までの間の暗渠に大谷川が流れていると思って、これまで調べてきました。

大谷川は、西天上谷からの流れを指し、西天上川として岡本の榮田橋で天上川に流れ込んでいる川と解釈しています。その分流があって、十二間道路の下を南流しているのではないか、Wikipedia は、それを大谷川としていると思っていました。

このWikipedia の記事で大谷川としている川は、鎌田川を指しているのだと思われます。

明治時代の地図では、JR 神戸線の北側からの鎌田川は描かれていますが、岡本七丁目交差点から JR 神戸線鎌田川橋りょうまでの間の水路の存在は確認できませんでした。

東海道本線が開通した明治時代は鎌田川と呼んでいて天上川の付け替えの昭和には大谷川と呼んでいた、岡本七丁目交差点から南流する川か水路があってそれを大谷川と呼んでいた、ということなのかもしれません。

岡本七丁目交差点から十二間道路に雨水マンホールが並んでいること、国道 2 号より南では、十二間道路の東側歩道が暗渠の蓋のコンクリート舗装になっていること、十二間道路の南端には海への流出口があることから、十二間道路の下には、雨水路、川だった暗渠があるようです。

++++++++++

旧五反田川橋梁、鎌田川橋梁

東海道本線歴史的痕跡探訪記 〜西宮-灘間編 明治頌歌〜 2019/03/23
https://4travel.jp/travelogue/11321266

この資料では、鎌田川橋梁は旧五反田川橋梁として架けられた、昭和 13 年の大水害のあと、新五反田川が開路し、旧五反田川は廃路となった、その後、廃路となった旧五反田川の跡地は埋立られ生活道路になったとあります。
この資料の元の資料はどうなっているのか、どう書かれた資料があるのかはわかりません。

現在天上川といっている流路は、明治 43 年の地図と昭和 22 年ごろの地図とでは異なっていて、明治 43 年の地図では曲がって流れて福井池の北側で横川になっていた天上川が、昭和 22 年ごろの地図では現在と同じまっすぐな流れになっています。
この明治時代の天上川が、昭和になってまっすぐになり、当時は新五反田川と(も)呼ばれていた、それで現在天上川にかかる橋梁が新五反田橋梁という名前になっているのでしょうか。

鎌田川橋梁は、以下の資料では煉瓦アーチ、暗渠、現状×とあります。
小野田滋.阪神間 ・京阪間鉄道における煉瓦 ・石積み構造物とその特徴.土木史研究 第20号2000年5月
https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalhs1990/20/0/20_0_269/_pdf/-char/ja
272 ページ(4 ページ目)の表の上から 3 つ目。

現在の鎌田川橋梁の下には、流れがありました。この記事の記述はよくわかりません。ウェブ上では限界ですので、いずれ図書館で調べてみましょう。

なお、五反田という昔の地区は、現在の摂津本山駅の東の五反田架道橋の南側と、もう一箇所、十二間道路にかかる鎌田川橋りょうの南側の一帯も五反田でした。

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東海道本線(JR 神戸線)の歴史と橋梁の資料

川上幸義の東海道線創業史
http://ktymtskz.my.coocan.jp/kawakami/tokai.htm
神戸大阪間の鉄道建設は明治 3 年に始まり、芦屋川、住吉川、石屋川の川の下の鉄道トンネル(隧道)を通し、明治 7 年 5 月 11 日に開通したということです。

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中日本建設コンサルタント

PDF版 橋の情報と資料 リンク目録
https://www.nakanihon.co.jp/gijyutsu/Shimada/BridgeData/BridgeData.html
f28 兵庫県
https://www.nakanihon.co.jp/gijyutsu/Shimada/BridgeData/f28HG.pdf

橋名索引 (日本)
https://www.nakanihon.co.jp/gijyutsu/Shimada/BridgeData/BrdIndexJapan.pdf

藤井資料 ID 番号
西暦年月日
橋名
(読み)
所在地市区町村名
橋長L(m)
幅員b(m)
形式
スパン長l(m)
径間数(n)
など
特記事項
路線名
架橋対象
出典資料番号
というデータが並んだ CSV ファイルの PDF 化のようです。
並び方は、東から順番のようです。

五反田架道橋
(東から順番で室ノ道架道橋より前に並んでいることから、現在もある五反田架道橋の可能性が高いと思います)
fuji03450,1880‐,五反田架道橋,,神戸市東灘区,,単線,錬鉄鈑桁、l=4.6,架け替え,国鉄東海道本線西宮~住吉間,,*153
1880 年とは 明治 13 年。当時はまだ単線で、スパン長は 4.6m、架け替えということです。

室ノ道架道橋
(今回の調査では不明の橋)
fuji03451,1880‐,室ノ道架道橋,,,,単線,錬鉄鈑桁、l=4.6,架け替え,国鉄東海道本線西宮~住吉間,,*153
1880 年とは 明治 13 年、単線で、スパン長は 4.6m、架け替え。

手先架道橋
(手洗架道橋のことでしょうか)
fuji03452,1880‐,手先架道橋,,,,単線,錬鉄鈑桁、l=4.6,架け替え,国鉄東海道本線西宮~住吉間,,*153
1880 年とは 明治 13 年、単線で、スパン長は 4.6m、架け替え。

+++++

土木学会附属土木図書館 橋梁史年表
http://www.jsce.or.jp/library/page/h_bridge.shtml
橋梁史年表(キーワードによる検索)
http://library.jsce.or.jp/cgi-hbr/namazu.cgi

芦屋川と住吉川の間にありそうなものは、次のとおりで、上記中日本建設コンサルタントと同じです。

五反田架道橋
(現在もある五反田架道橋か、上記東海道本線歴史的痕跡探訪記にあるように、現在の天上川に架かる新五反田架道橋に替えられて廃止されたものか、不明)
http://library.jsce.or.jp/jscelib/h_bridge/03355.htm
開通年月日:1880−
幅員(m):単線
形式:錬鉄プレートガーダー l=1x4.6
特記事項:架替え
場所:国鉄東海道本線西宮〜住吉間 兵庫県 神戸市  東灘区
出典:日本国有鉄道 「日本国有鉄道百年史」 東京 昭和50年

室ノ道架道橋
(上記同様、今日の調査では不明)
http://library.jsce.or.jp/jscelib/h_bridge/03356.htm
開通年月日:1880−
幅員(m):単線
形式:錬鉄プレートガーダー l=1x4.6
特記事項:架替え
場所:国鉄東海道本線西宮〜住吉間 兵庫県
出典:日本国有鉄道 「日本国有鉄道百年史」 東京 昭和50年

手先架道橋
(上記同様、手洗架道橋のことでしょうか)
http://library.jsce.or.jp/jscelib/h_bridge/03357.htm
開通年月日:1880−
幅員(m): 単線
形式:錬鉄プレートガーダー l=1x4.6
特記事項:架替え
場所:国鉄東海道本線西宮〜住吉間 兵庫県
出典:日本国有鉄道 「日本国有鉄道百年史」 東京 昭和50年

五反田架道橋
(上記の同名の橋の架け替え後の永久橋、時代が下って単線から 3 線になっているのでしょうか)
http://library.jsce.or.jp/jscelib/h_bridge/17927.htm
開通年月日:1925−
幅員(m):3線
形式:永久橋
場所:国鉄東海道本線摂津本山〜住吉間 兵庫県 神戸市 東灘区
出典:兵庫県教育委員会『兵庫県の近代化遺産』平成18年3月

鎌田川架道橋
(現在の鎌田川橋りょうのようです)
http://library.jsce.or.jp/jscelib/h_bridge/14909.htm
開通年月日:1919−
幅員(m):鉄道
形式:永久橋
場所:国鉄東海道本線 兵庫県 神戸市  東灘区
出典:兵庫県教育委員会『兵庫県の近代化遺産』平成18年3月

天王川架道橋
(現在の天王川架道橋のようです)
http://library.jsce.or.jp/jscelib/h_bridge/06986.htm
開通年月日:1894−
幅員(m): 鉄道
場所:国鉄東海道本線  兵庫県 神戸市  東灘区
出典:兵庫県教育委員会『兵庫県の近代化遺産』平成18年3月

++++++++++

ヘボソ塚古墳

morikita.com ヘボソ塚古墳出土品(東京国立博物館所蔵) 2016年9月13日
https://www.morikita.com/%E3%83%98%E3%83%9C%E3%82%BD%E5%A1%9A%E5%8F%A4%E5%A2%B3%E5%87%BA%E5%9C%9F%E5%93%81%EF%BC%88%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%E6%89%80%E8%94%B5%EF%BC%89/

本山北町まちづくりBlog 2019年08月22日(木)
扁保曽古墳(へぼそのこふん)〜消滅した3世紀中葉の塚〜
https://ameblo.jp/motoyamakitamachi/entry-12510301488.html

ヘボソ塚古墳
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%9C%E3%82%BD%E5%A1%9A%E5%8F%A4%E5%A2%B3

神戸・昼から散歩 ヘボソ塚 2013-10-31
https://hirukarasanpo.blog.fc2.com/blog-entry-455.html

図説 尼崎の歴史 古墳の築造と展開
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/chronicles/visual/01kodai/kodai1-2.html

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