庚申山荘泊から三山駆け!皇海山クラシックルート
- GPS
- 10:55
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,346m
- 下り
- 2,339m
コースタイム
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:02
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
MYアイテム |
hanya
重量:0.42kg
|
---|
感想
以前から行ってみたかった皇海山クラシックルート、
群馬側の林道が事実上の廃道になった事で皇海山のメインルートに返り咲いた格好だけど、とにかく長く険しい修験の道でした。
登山口の銀山平までは電車とバスではアクセスできないので、
レンタカー借りることも考えたけど試しにバイクで行ってみようかなと。
バイクのヘルメットとかプロテクター付きのライディングウェアなんかを
山行中に入れておくリアボックスをポチリ、
前日に届いたので土曜日の朝から取り付けて、
取付完了次第出発です(笑)
10時頃出発して銀山平に13時半頃着くかなーって思っていたのですが、
結局14時になっちゃいました(^^;
まあ、初日は庚申山荘まで2時間程度なのでいいでしょう。
銀山平のかじか荘で庚申山荘の受付をして、
まずは林道歩きからスタートです。
長い林道歩き約4キロ、ソロだと退屈(´・ω・)
一の鳥居からやっと登山道・・、
沢沿いの登山道でゆっくりと標高を上げて、
1時間ちょっとで庚申山荘に到着、16時20分です。
ちょっと急いだので銀山平から2時間くらいで着きました。
山荘にはすでに10人位の方がいて、
この後も続々と到着されたので最終的に20人位は泊まったのかな。
おでんとモツ煮で夕食を済ませてさっさと寝ます、
4時半頃に日の出なので4時から歩こうと考えていましたが、
午後は大気の状態不安定って予報だったので30分前倒して3時半出発にします。
あまりよく眠れず、1時間毎に目が覚める・・・、酒が足りなかった?
今更仕方ないので目を閉じてじっとしてるとまた眠って1時間で目が覚める。
そうこうしているうちに2時になったのでもう起きるかと思い起床。
朝食はお握りなので特に準備も無く、コーヒーを淹れて目覚めの一杯。
時間を持て余し気味だったけどコーヒーを2杯飲んで3時半に出発です。
前日の夕方、登山道の取り付きは偵察しておいたので迷わず進みます。
日光界隈でお馴染みの黄色と赤の登山道マーク、
反射素材なのでヘッデンの明かりによく目立って助かります。
周りの様子がほとんど分からないまま庚申山の山頂に着いた頃に日の出です。
庚申山から先は登山道の整備がワンランク落ちます、
件の黄色と赤の登山道マークも古いものは光を反射しないのであまり目立たず。
結果的には日の出の1時間前出発は正解でした。
険しい岩場は鋸山の直前まで出てこないので、
しばらくはひたすらに樹林帯のアップダウンです。
皇海山のメインルートに返り咲いた事で踏み跡は結構あるので、
迷うような所は無さそうでした。
薬師岳、白山と越えるといよいよ核心部です、
まずは長い鎖場の下降から。
バリルート扱いの為、そんなに頻繁に手入れされていないのかな。
綺麗な鎖も有るけど錆びだらけの鎖も有るので、
なるべく補助で使います。
ロープも同様です、新しいものも有るけど古いのも有ります。
よくよく見ると微妙なやつも有りました。
営業小屋があるわけでは無いのでまあこんなもんでしょう。
鋸山を越えて不動沢のコルへと降る部分もなかなか険しいです、
白山を越えたら核心部の登下降なのでストックを仕舞い、
不動沢のコルの手前で明らかに傾斜が緩くなるところまでは仕舞っておきましょう。
不動沢のコルから先は以前は群馬県側からの一般ルートだったので、
よく踏まれています。険しいところも特に有りません。
眺望も無いので特に印象に残らない道でした。
青銅の剣が見えたら山頂は間近、ようやく山頂に到着です。
山荘からここまで誰にも会いませんでした。
他の方は結構遅めの出発みたいですね。
引き返して不動沢のコル手前で登ってきた方と会いました、
この先はそこそこすれ違いが有ります。
難路なのですれ違いで待つこともしばしば、気長に待ちます。
核心部は帰りの方が簡単に思えました、帰り道は軽快に進めます。
とは言ってもなかなかに長い道のりなので疲労も出てきます、
朝は真っ暗だったので分からなかったけど庚申山からの降りは結構険しくて、
こんな所を歩いてきたの?って感じでした。
ようやく庚申山荘まで戻ってきて、
デポした荷物を回収、ちょっと休憩して行動食を食べます。
アタックザックを仕舞って48Lのザックを背負うとやっぱり重たいなぁ。
この先は険しいところは皆無なのでボチボチ降って行きます、
一の鳥居まで戻ると後は林道歩きなので気が楽ですね。
自宅までの帰りもバイクなので、夕立に降られるのは勘弁願いたい。
夏空のような雲が浮かんでいたので銀山平まで急ぎました。
その甲斐あって、帰り道も雨に降られず帰宅出来ました、
ツーリング登山、楽しいんだけど下山してからの帰路が半端なく疲れました。
もう少し軽めの行程ならまたバイク走らせてもいいかな(笑)
ここから備忘録
クロージングはいつも通り
長袖ハーフジップシャツにトレッキングパンツ
小屋で就寝時は長袖ハーフジップシャツに七分丈ジオラインLWタイツ
ダウン上下持って行ったけど特に寒さを感じなかったので着なかった。
シュラフはポリゴンネスト4×3をチョイス、7℃まで対応。
朝方は7℃位まで下がったのかな?
寒いって感覚は無かったけどお尻が冷えて冷たかった、
熟睡できなかったのはそれが原因かも。
だったらダウン履けよって気付いたのが1時頃だったので時すでに遅し(笑)
おでんとモツ煮温め、コーヒーを三回淹れてパワーガス28g消費
行動中の飲み物、初日は無し(爆)2時間くらいだから我慢しちゃった。
2日目の飲み物はザックの中に有ったけど2時間なら平気でした。
2日目はポカリ500mlと麦茶500ml、予備にミネラルウォーター330mlでアタック
ポカリは全部飲んで麦茶が100mlくらい余った、バイクで帰宅中に飲んだけど。
行きたかったクラシックルート、
雪が融けて陽が長い5月中旬以降、梅雨入りまでがベストシーズンだと思います。
濡れている岩場はリスクが増すし梅雨明けすると暑いだろうし。
すごく疲れましたが心地よい疲労感でした。
皇海山クラッシックルート走破お疲れ様です!
単独で見事に歩かれましたね。
今の私には絶対に不可能に思える行程です。
ただ途中の鎖場のわきに見えるクラックに興味が湧きました(爆)
ツーリング登山という新たな方法もされてさらに選択肢が増えた様子で
すごい行動力だとレコみながらひたすら感心ばかりです。
コメントありがとうございます。
クラック課題、撃ちに行くならお供してビレーしますよ。
アプローチで5時間くらい掛かりそうなので小屋泊まりがよろしいかとww
バイク移動は単純にレンタカー代を節約したかったのと、
下山が遅れたらレンタカー返却時刻に間に合わなくなるんじゃないかとビビったからです。
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