谷川岳1日目・一ノ倉沢ハイキング


- GPS
- 03:18
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 255m
- 下り
- 258m
コースタイム
- 山行
- 3:19
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:19
天候 | 曇時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
| 06:40 [4番線] | JR中央線快速・東京行 | 07:10 [2番線] 東京 | 07:18 [7番線] | JR上野東京ライン・高崎行 | 07:29 [2番線] 尾久 | 07:37 [2番線] | JR高崎線・前橋行 | 09:37 [3番線] 新前橋 | 09:44 [3・4番線] | JR上越線・水上行 | 10:38 水上 水上駅から関越バス10:45[3番のりば]→ロープウェイ駅11:05 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはなかったです。 |
写真
装備
個人装備 |
帽子
Tシャツ
レインウェア
ハーフパンツ
レギンス
膝サポーター
クライミングパンツ
リュック26L
手袋
トレッキングポール
靴下
シューズ
着替え
行動食
水
エマージェンシーシート
ファーストエイドキット
リュックカバー
タオル
アイゼン
ヘッドライト
セフライト
ゴープロ
モバイルバッテリー
マスク
|
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感想
今回、馬蹄形縦走の前乗りも兼ねて谷川岳に乗り込みました。
ただ宿を取っての『のんびり温泉』も良かったのですが、それじゃあ折角の谷川岳が勿体無いので
"上から"だけでなく"下から"も"一ノ倉沢"を見に行きたいと思いプラン立てしました♪
今回のコースは10km未満&4時間以内ということで少し余裕を持って出発。
中央線→上野東京ライン→高崎線→上越線→関越バス
と乗り継ぎ"土合口駅(谷川岳ロープウェイ駅)"に到着。
宿がチェックイン前の時間だったので、明日の縦走のための装備を一旦ロッカーに預けてハイキング軽装に。
ゴープロの調子など気にし過ぎてスタート地点の写真撮り損ねたりとフワフワな歩き出し、てへのペロです。
登山口の門番おじさんにも挨拶、「楽しんできてね!」的な言葉をいただき、やっぱ山の人たちはイイなぁと、空気も気持ち良く美味しウマシ。
それにしてもさきからやけにヒグラシが鳴いてます。
耳障りじゃないタイプなので頭の中でカタカナに変換しながら進みます。
キリリリ、キリキリ、チリリリ、ゥィキリリ。
そうこうしてるうちに"西黒尾根登山口"に到着。
今回はここから登りません、次回の主脈縦走のために取っておくことにします。
三大急登なのでちょこっとだけチャレンジしてみたかったですが…明日に響かせるわけにはいかないので写真だけパチリ。
道も舗装されていてとても歩きやすかったです。
そろそろ"マチガ沢"かな、ちょっと木々の間から見えたよねー、ほらほらー!と顔出してきました、マ・チ・ガ・沢!
うーん、デケーのー、これはすごい、嬉しくなるのー!
写真撮るよ、撮る撮る、パンでもいっちゃうよー!
てな感じで興奮してパチリパチリ。
あー、イイモンミタ!、振り返った景色も素敵(白毛門あたり?)、パノラマですなぁー!
しばらく満喫した後に、"一ノ倉沢"はもっとすごいんでしょ?、ね?、ね?と自然と自然と期待が高まります♪
沢の脇に「安全登山」と記した6月の"マチガ沢"の様子を彫った石台(?)や"西黒尾根・ラクダのコル"に繋がる"厳剛新道登山口"の標識がありました、名前からしてキツそうな登山道ですよね。
さて先を急がねばと出発、湯檜曽川の脇の新道に繋がる連絡路(帰路のショートカット)を通り過ぎ、山のことを書いたコラム的立札をパチリしながら進みます。
中でも「クマの出没に注意して下さい」の張り紙?、張りナイロン?には悩まされました。
言いたいことや普段認識は存分に承知の上で、山では考える時間が豊富なので思うのですが…"出没"に関しては文字通り注意しはしますが、"出没したら"どうしましょうってことです。
出会ったら出会っちゃいますよね、目を合わせたままジリジリ後退りが一般的ですが、そもそも向こうもこっちに気付いてるか分からないのにワラワラ見つめてもどうかと思いますし、こちらもガサガサしてくれないと視野外からでは気付けないですし…要は距離感というか、歩道上に「バッチ来い!」って事前にいてくれたら近眼の自分でも注意出来て助かるんですけども…ところで何の話でしたっけ?
途中かわいい電気バスが対向…なるほど、そういうサービスもあるんですね、なので舗装なのかー。
しばらく道に沿って歩きますと…おいおい、なんてこった、ちくしょー、これは壁だぜー!、チョー威圧&存在感パネーんですけども恐れ入りました、鳥肌!
今まで見た写真の100倍は超えてくる迫力…どうぞどうぞ"一ノ倉沢"様です!
もー、嬉し過ぎて笑える、感動し過ぎてここに住みたいとさえ思ってしまいましたたたたたたっ!
縦、横、パン、映像、360°、どんだけ写真撮ったでしょう、陽射しも出てきてチョー綺麗っす!
今度は忘れない…前回の縦走でポイントになった"七代の滝"のありがたき清流に触れなかった大ドジを取り戻すかの様に沢水ジャブジャブしたったりました!
タオル付けて首とかヒヤッとさせたったぜー、幸せすぎるーっ!
もう、振り返っては何度も見上げてるのに飽きないねー、凄い存在感だわー♡
夢中で自撮り棒撮影してたら係員の方が近付いてきたので慌てて避けたら、「スタンプ台のところの温度計見に来ただけだから気にしないでー」と朗らか。
道中にある谷川岳関係の案内板もなんとも言えない『ほのぼの感』があって、ここの土地の方々は皆んな良い人ばかりだなぁと、こんなところでも心洗われました♪
まー、しばらくいて、そろそろお暇しないととのことで進路にもどりました、名残惜しいわね。
ここからは未舗装の道になり、歩いてすぐ岩壁に鉄板が打ち込まれているのに気付きました。
なんかの記念ですかねーと近付いて見てみると、慰霊レリーフでした。
かなり前のものですね、滑落された方々でしょうか…亡くなられた方々を忘れない、好きだった一ノ倉沢に、とのことなんでしょう。
山系スポーツは他のスポーツより死が近いというか、得るものも多いんですけど、こういうリスクも考えてしっかり動かなきゃダメなんだなぁと思わされました。
しばらく歩いた後、多分ですけど、"幽ノ沢"に到着。
先の2つの沢に比べると控えめだったので気付きはしたものの認識には至らなかったというか…歩道の上に沢水が流れ出していて印象的でした。
先の歩道の説明板にもありましたが、"幽ノ沢"の「幽」の字の意味は「岩穴」の意味なんだそうな。
「幽閉」とか「幽霊」とかもそんな漢字由来なんでしょうか、今度しらべてみましょう、そうしましょ。
多分歩道近くの穴っぽいところのことを指しているのかな?、どうなのかな?
"幽ノ沢"を過ぎてすぐのところに"幽泉・ブナのしずく"がありました。
今思います、なんで、なんで触れなかったんだろうと。
また"七代の滝"と同じことをしてしまったのかも…先の"一ノ倉沢"の沢水に触れて舞い上がってました、当時は何も考えずスルーでした、いかんですね、遺憾、幽泉ですよ、許せんですな。
そこからしばらく行き、折り返し地点の"新道連絡路"に到着…よし折り返し!
急登と注意されてたからなのか、標識に枝の杖が立てかけてありました。
誰かが使って登ったのでしょうか、やけに絵になる角度です、変でしょってぐらいハマってる…。
そんなアーティスト作品を眺めながら気合い入れてトレッキングポールを装着、これはなかなか良い下り案件ですよ、と。
前回の"七代の滝"の痛みから成長した俺を見てくれ!、
今回はコンプレッション+膝サポーターだぜ、だぜ、だぜ…。
…おかしい、何故だろう、かなり丁寧に下っているのに早くも違和感…。
うーん、良くないね、前回の半分の歩幅&ペースなのに…脳内BGMはすっかりスティングの"シェイプ・オブ・マイハート"のイントロです。
気になる時にストレッチ、少しマシになりましたが、やっぱ良くないなぁ、不満足、明日大丈夫なのかしら?・汗
下に降り切り、少し歩くとすぐに"JR巡視小屋"へ到着。
谷川岳の下を通る"清水トンネル"の電源関係の巡視小屋なんだそうな。
因みに"清水トンネル"は川端康成の"雪国"の冒頭「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」のあのトンネルなんです、ね、物知りでしょ?、バスのアナウンス。
サラッとパチリ後、再び折り返し開始。
これからは平路が多めになりサクサクと進みます、出合に出くわすと河原状態なのでせせらぎを楽しんだり、パチリパチリ。
沢も順番的に逆、"幽ノ沢"→"一ノ倉沢"→"マチガ沢"と越えていきます、時には道がないので岩間をジャンプしたり、失敗してジャブジャブしたり。
こうやって長い間かけて自然が磨き上げた数々の石に囲まれてるのを眺めてると、自分のひと人生で磨き上げられる石って何個あるのかなって思わされます…自然って凄いな、パイセン、流石っす!
沢を越えて続く道が岩で隠れて分かりにくかったり、道の両脇から草が覆い被さってて先が見え難いところもあったり、それもまた味わいという感じで楽しめました、山開き前ですもんね。
新道の終わりの方で広場に出ました、夏にはバーベキューやキャンプに良さそうなスペースです。
そんな広場の片隅に見たことのない装置発見。
僕ら世代は"セーブポイント"と言ってしまう、いや、言わせたいでしょ的な近未来的なデザイン的な"一ノ倉雨量観測所"でした。
観測所って、この機械一つだけなのに?…一人バンド的な?、「コーネリアス」みたいなスタイルとってますなと。
どんな仕組みなんだろとしばらく覗き込んだりしてましたが、触って壊してもいけないので程々に退散。
最後の"田尻沢&西黒沢"の合流した出合を抜けて"新道分岐"に到着。
側にある橋の下に「土木學會選奨土木遺産」の"土合砂防堰堤"…もう何言ってるか分からないものがありました。
見た目は小さなダムです、砂利でも堰き止めてるのかな?
そこから綺麗に流れ落ちる水流と陽の光、底で磨かれる大きな岩の光沢がとても綺麗でした…そこまでしか言えない浅い感想、あざーす。
ここからまた坂登ってベースプラザに戻って荷物背負わなきゃ、と…それなりに疲れました、道路の脇に裏道があったのでそちらから少しショートカット。
"土合霊園地"を通過、数々の碑が置かれていてここもまた複雑な気持ちになりました…明日の縦走、心して楽しまなければ!
なんとか強い陽射しの中ベースプラザに到着、ゴールイン!
バスがすぐに出発してしまうので慌てて荷造り、そして出発。
今回の宿は"湯の陣"、明日も縦走後に夕食ビュッフェ&温泉楽しむつもりで連泊しました、さぁ明日も頑張るぞー♪
…そんな甘い計画を容易くぶっ壊してしまう事態が次の日に待ち構えているだなんてこの時は知る由もありませんでした、ホント山を舐めたらあかんぜよ…。
苦行の2&3日編へ続く。
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