花は終わってしまった それでも人が集まる礼文岳
- GPS
- 03:15
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 526m
- 下り
- 524m
コースタイム
天候 | 晴れ、北海道の晴れは微妙に薄いような気がしている。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
船
〈行き〉 フェリー 6時30分発香深行き 8時30分ごろ到着 礼文タクシー 内館にある礼文岳登山口までタクシー(3500円) 〈帰り〉 宗谷バス 内館→香深フェリーターミナル(620円) フェリー 14時20分発、16時15分ごろ到着。 |
その他周辺情報 | 島内の飲食店には寄らず。 稚内に戻ってから昼食。 |
写真
感想
結局、道の駅「わっかない」で車中泊した私は利尻島ではなく礼文島に渡ることとしたのである。もちろん、いけるものならと利尻島への予約などを調査してみることとしたのだ、概してこうであった。
前日にソロで宿泊させてくれる宿はあまりない、これは月曜日くらいから調べたり電話をしたりしていたところである。2人組以上であれば予約は取れやすいようだ。
じゃあ、ai車を利尻島に航送するか、すれば車中泊で登ってまた稚内に航送してもらえれば良い。行きのフェリーは自動車も積めそうだ、でも帰りの便はもういっぱいであった。12日夕方の便で車を積むと、帰ってくるフェリーの最短は16日朝だった。すると、16日昼ごろから19日までで神奈川まで運転して帰って来なければならない。北海道から本州もフェリーに乗らなければならないのだ。もし、混んでいて待ち時間が長かったら、ゾッとする。天気も芳しくないし、その間に東北道の通行止めがあったりしたら、ゾッとする。
20日に会議があり、その後また4連休なのだが、その20日の会議がなかったらそれで決めていただろうと思われる。
結局、今回は日帰りで行ける礼文に行こうと思ったのだ。礼文に行くことで次回利尻富士へのモチベーションも上がるだろう。利尻については北麓野営場でテントを張って朝から登るというレコがいくつか上がっていた、次回利尻を狙うときはそれがいいなあと思っている。
さて、礼文岳だが,登山口は「内館」というバス停沿いにある。横綱審議委員をかつて務めた内館牧子さんとは関係はない。ここには駐車場もあるし自動販売機もある。しかし、問題はここにどうやって辿り着き、どうやってフェリーターミナルに戻るのかが問題なのだ。レンタカーやレンタサイクルを使うのであれば一番簡単だ。11kmの道、バスで20分だ。
一番フェリーを降りるのが8時25分ごろ、バスは9時25分だ。戻りのバスは12時32分があるがそれを逃すと16時までない。
9時25分のバスに乗ったならば、9時50分ごろ着くとして2時間半で戻ってこなければならない。それができる人はそうしている、そういう記録もある。あえて12時35分のバスを諦めて16時台のバスに乗っても稚内に向かう最終フェリーには間に合うっぽい。
私はタクシーを使った、ターミナルで待っているタクシー運転手に話しかけると、「俺が3500円で行ってあげるよ。次の客9時半だからさぁ。」ということで、9時丁度くらいにスタートすることができた。それだったら3時間半の時間がある。2時間で登り1時間半で戻って来ればバスに間に合う。
こういう算段で登って行った。最初海岸段丘みたいなところに取り付くために100mほど標高を一気に上げるが、それが終わればしばらくはのんびりした歩行だ。といってものんびりしてもいられない、タイムリミットがある山行なのだ。
タクシーの運転手さんも言っていたが、今年は「花が早かった」そうだ。もうほとんど残っていないということだそうだ。それでも、いくつかの植物を撮影できたのは僥倖だったと思うし、よかったなあと思った。
中間地点からは若干のアップダウンがあり、その後一気に登っていく。この頃からデジカメの調子が変になってきた。電源を入れるとズーム拡大が始まりデジタル160倍ズームで固定されてしまう。後ろの液晶に映る画像が逆さまになる。そしてとうとう、デジカメのレンズがぽろっと取れてしまった。仕方がないので、それ以後は携帯電話撮影に変更する。
サンドイッチを一気に食べ腹を満たしてから山頂からのさまざまな方角への風景を携帯電話撮影となった。そして、タイムリミットである11時に下山を開始した。
コースタイムは1時間30分、コースタイム通りに降って来れば間に合うという算段である。最初は急な下りで足を取られそうにもなりながらスピードをコントロールしていく。中間地点まで45分、そこを32分で通過した。後半は緩やかな下りで土のグリップが効く道だった。クジャクチョウがいる、ミドリヒョウモンがいる、アゲハ蝶がいる、ああ、撮影したい!と思うが時間のことと撮影機材が携帯電話であるということでどんどん通過してしまう。
そして、とうとうゴールにたどり着いた。バスまで18分の余裕があった。バスを待っているハイカーにいろいろ話を聞いてみる。前日に礼文島入りして、6時台のバスでここにやってきて取りついたという人。車を航送して余裕を持って登った人、この人は午後のフェリーで利尻島に車を移動させるそうだ。宿からの送迎車でやってきて登り、送迎車でフェリーターミナルまで送ってもらう人、この人たちも次の日は利尻島だそうで。利尻島に2泊して礼文に移動しここに登りまた利尻に戻り2回目の利尻岳に挑戦(野営場にテント張りっぱなし)という人もいた。
私は無事にバスに乗り込むことができた。うつらうつらしながらフェリーターミナルまでのり、昼食を食べようとしたが、店は13時で終わるからと断られたり、満員で待ち時間があるため14時20分のフェリーに間に合うかどうか疑問だったりした。
仕方がないので買ってきたゼリーを一つ食べて腹を満たす。朝食にバナナゼリー、山頂でサンドウィッチ、フェリーターミナルでプロテインゼリーという食事、礼文島で何か食べたかったなあ。
フェリー上ではずっと携帯電話が繋がるため、前日にレコの写真コメントを入れたり、利尻島や礼文島の写真を撮影したりしていた。携帯電話や、タブレットで色々撮影したがやはりデジカメが懐かしい。
これは、早々にデジカメを買いに行かなければならないなあと思った。
次の日にはデジカメを買いに行くため、フェリーから降りたら自家用車を走らせ、そこそこの距離を走って車中泊となった。ベンダーやゴミ箱が設置されている道の駅で、缶やペットボトル、鼻をかんだ紙など全部捨てることができた。
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