白山9月参り 【平瀬から転法輪谷下降】
- GPS
- 07:35
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,779m
- 下り
- 1,771m
コースタイム
天候 | ガスのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
平瀬道 危険な箇所はありません。 転法輪谷 山頂から転法輪の窟まで道は不明瞭、登山道ではありません。 窟から岩稜、ガレ場の下りとなり落石に要注意。雪渓がまだ残っています。 滝は3か所ですべて懸垂下降で下ります、木があるので支点はどこでも作れます。 滝から下は水が流れています、出合から下は水量が多く難儀しました。 |
その他周辺情報 | 平瀬しらみずの湯700円 |
写真
装備
共同装備 |
30mロープ2本
捨て縄
ハーケン
ハンマー
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感想
今日は白山の9月参りに出かけた。天気はイマイチで朝方に一時晴れの予報なので沢を下って帰ろう。
沢の下降にはロープが2本いるので若者を誘って荷物を分担する作戦で転法輪谷を下降する。
深夜3時15分、平瀬道登山口からスタートする。今日も2時間切りに挑戦しよう。100m進んで時計を忘れた事に気づいて取りに戻った、5分のロスです。
蒸し涼しい夜、階段を駆け上がるも汗が出ない、しかしそんなわけがないべ。しばらくして大汗をかきだした、もちろんペースも下がった。うーん苦しい、今日もダメか。若者は遥か下でした。
それでも標高1900m辺りから雲の上になると空気が変わり足が進む、再加速をして登って行く。薄明るくなってくる、東の空はオレンジ色だが白山山頂部はガスの中だった。
頑張って登山者の多い山頂に到着、2時間10分でした…。時計忘れと大汗が悔やまれる、また頑張ってみよう。念入りにお参りして休憩した、若者は20分遅れで到着、直ぐに山頂から転法輪の窟に向かった。3年ぶりだろうか、ルートを探しながら下降し見つけました。窟の中のお地蔵様にお参りした。
さて周りはガスで何も見えない、沢を下降せずに登山道で帰る絶好の言い訳ができる。しかし重い登攀具を担いで2時間切りにチャレンジしてきた苦労が水の泡になってしう、男なら視界のないガスの中を下降するべ。GPSを見ても岩マークしかないので五感を研ぎ澄まし感で藪を漕ぎながら下降していく。
ドンピシャここしか下りれない岩峰の出口に着いた、これは経験というかやっぱり山ヤの感なのでしょうか。際どく降りてガレ場に出る、するとガスが晴れてきたではないか。ありがとう神様、お地蔵様。。
落石に気を付けてガレを下り安全地帯に着いた、いやいや、でっかい熊の糞があるので安全地帯ではないです。更に下りると雪渓が現れた、まだ残っていたんですか。雪渓から水が流れていたけど直ぐに消えていた。転法輪谷はカラカラの枯れ沢なのです。
1600m辺りで水のない大滝が出てきた。30m懸垂の滝です。下が見えない、安定の空中懸垂でした。サックっと下りてまた滝だ。ここは6mほどだけど登りの核心部。人工で登らないと突破が出来ない所です。
さて最後の滝は20m懸垂、ここも安定の空中懸垂でした。懸垂祭りはこれで終了、すぐ下から水が流れていた。
転法輪谷の水はメチャ冷たいのは分かっていたのでネオプレーンソックスに履き替えて下降するが水量が多く足がメチャ冷たくて痛かった、拷問です。痛みに耐えて出合に到着した、出合から先は水量が増し右に左にとルートを変えながら下降していく。暗闇でこの水量なら絶対に入渓していないだろう。
さあ何とか下降出来ました、道路に出る踏み跡も直ぐに見つけられた、明るいって素晴らしい、いつも取りつきは難儀していたから。
終わってみれば5時間の転法輪谷下降、心も足もしびれる9月参りでした。。。
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